ガラパゴス化する? 都会の洋食文化 【タカセ 池袋本店】

2019.08.11

 カレンダーはあまり関係ない仕事の仕方をしているので直前まで気づかなかったが、3連休である。それどころか、お盆休みとつなげて9連休というケースも珍しくないらしい。どうりで先週やけに忙しいわけだ(笑)。

子どもも大人も夏休みということで、休みっぽいことをしてみたい。
相方さん情報によると西武池袋本店で「菓子博」というイベントを開催中。
デパートの催事というものは、僕の中ではきわめて夏休みっぽい。


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昼ごはんにとテレビでよく見る街中華に行ってみたが休み。
池袋には疎いので、第二候補が浮かばない。


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「さっき通った『タカセ』でいいじゃない」と相方。「誰でも知ってる有名なお店だよ」
そんなに有名なの? と、サンシャイン中央通りを引き返す。
戻ってみても、この店、僕は知らないなぁ…。


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外観写真を撮っていると、「表口を撮ったほうがいいんじゃない?」と相方。
あ、こっちは裏口なのね、と表に回り込む。


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「あ、この店だったの? よく知ってるわ(笑)」
ようやくいろいろ結び付いたのでした。


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以前同じビルの9階にあった「レコファン」によく来ていた。
そういえばエレベーターに乗るのにも表口と裏口があった気がする。


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1920(大正9)年創業の老舗洋菓子店。
1階がパン・洋菓子販売、2階が喫茶室、3階がグリル。


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階段で3階へ。
これはこれで裏口っぽい雰囲気で、建物の古さがよくわかる(もちろんエレベーターあります)。


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「窓際は眺めがいいけど暑いかも…」と、親切なベテランウエイトレスさん。でも個室チックでよさげなので奥の窓際の張り出しに通してもらう。
いや、ちゃんと涼しいですよ。


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日曜日は日替わりランチ870円はお休みということで、肉・魚料理はライス付きのセットにすると最低1230円と一気に予算案が跳ね上がる。


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ふと目に留まった洋食弁当(料理3品・サラダ・スープ付き)1200円がお得そうで、一応ご飯付きであることを確認のうえで注文。
もう1品はエビドリア(サラダ付き)920円に。


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サラダに続いてやって来た弁当のスープが、とにかく懐かしい。
キャ◯ベ◯スープを思わせる昭和というか1960’sテイストなポタージュスープ。


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ドリアというものを食べるのは35年ぶり… いや、38年くらい…?


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で、ドリアってこんなおいしかったのかと、いま初めてわかった気がする(笑)。
デミライスとホワイトソースのバランスが絶妙。熱々のびるチーズにはタバスコ必須 (^-^)ゝ


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洋食弁当の3品は、ハンバーグ・エビフライ・サーモンフライで、これも懐かしい味がする。
ウインナーとハムも付いて、なんか得した気分も。
缶詰フルーツミックスがまた、なんというか… (;^_^A


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池袋という大都会の真ん中にあって、逆に周囲から孤立して取り残され、はやりの洋食スタイルとは無縁な独自の進化を遂げてきたかのようだ。
手厚く保護すべき希少種というか、守り伝えられるべき街の財産だと思う。


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[DATA]
タカセ 池袋本店
東京都豊島区東池袋1-1-4 タカセセントラルビル1~3、9F
https://takase-yogashi.com/



[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3



 
https://youtu.be/04nfZ4eWmHk







 わらび粉100%の宗純餅
2019.08.11 元祖キリン堂/愛媛県宇和島市吉田町立間2-1050


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宗純餅(むねずみもち)というわらび餅(600円/300g)。


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国立クオリティを村山プライスで 【アジアン酒場 アビマーニ】

2019.08.10

 こういうブログをやっていながら近場に入ったことのないお店がいくつもあるというのはちょっとマズいかなぁ… と思うことがある。
サッカーに例えれば海外リーグの話題は気にかけるがJのクラブの動向がさっぱりわからなくなってしまっていることに対する自己嫌悪みたいなもので、きわめて個人的な問題であり、ほかの人にすればどうでもいい話であるとは思うが…。


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東村山本町・鷹の道沿いの「アジアン酒場 アビマーニ」は2017年4月オープン。


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以前この場所で営業していたうどんが人気の居酒屋という業態から勝手に想像していたよりかなり狭いお店で、少し面食らった。
見える範囲では4人掛けテーブル2卓、カウンター4席の計12席。2階も客席になっているもよう。


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こちらのランチはおもしろいシステムで、A~Eの5パターンを日替わりで回している。各パターン7種類から選べ、人気No.1のガパオライスなど3品は共通のようだ。


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E dayの本日、まずランチメニューから赤豚の黒カレーガパオライス、もう1品は“夏special”トムヤム冷麺を注文。
全品ドリンク付きで、自家製ジンジャーエール(相方)と高知産柚子のスカッシュ(僕)に。


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すぐにドリンクが出てきたが、これがどちらも驚きのおいしさである。
ジンジャーエールはショウガをスライスして砂糖でもみ込んで煮出して… と、ご主人がていねいに作り方を教えてくれる。


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柚子などのスカッシュには店内で販売しているシロップが使われていて、そのシロップ製造にもご主人が関わっているとのこと(各シロップは久米川辻近くの「つむじ」でも常設販売)。


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続いて前菜2種、生春巻きと海老トースト。
ちゃんと品書きを見ていないので前菜が出てきただけで驚いたという(笑)。
海老トーストはスイートチリソース味、生春巻きはナンプラーベースのタレでいただく。海老トーストの甘くかつ刺激的な味付けに食欲をそそられる。


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トムヤム冷麺は野菜たっぷり、ぷりぷりエビがごろごろ。麺はセンレックかな?
甘味と酸味のバランスが絶妙で、あとから辛さがくる。じわりと汗ばむ夏らしいメニューだ。


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赤豚の黒カレーガパオライスの見た目、香りには心当たりがある。聞けば思ったとおりポールスタアの黒焼きそばソースを使っているとのこと。
「ポールスタアさんとは国立時代からのお付き合いなんです」とご主人。


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以前は国立の富士見通りで8年間営業していたということで、あとでネットで調べてみるとかなりの人気店だったようだ(e.g. 女優・石井めぐみさんのブログより)。
ご家庭の事情により実家に近い現在地に移転したという。


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「どうりで東村山っぽくないですもんね(笑)」と相方。
たしかにランチに前菜って、このへんではあまり見ない (*・ω・)) コクコク
「いやいや、同じ多摩地区ですから(笑)」と謙虚なご主人。
でも目も舌も肥えた国立マダム相手に8年のキャリアはすごいと思うのだ。


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ところで、偶然にも前々報に続いて“黒焼きそば食べ歩きキャンペーン”の指定メニューとなった。
こういうライス方面へのアプローチもありだなぁ… と黒焼きそばソースのフトコロの深さとご主人のセンスに感心させられる。
ただし記事はあくまでも偶然であり、当方はポールスタアの回し者ではありません(でござる)。


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[DATA]
アジアン酒場 アビマーニ(ABHIMANI)
東京都東村山市本町3-6-14
https://abhimani.net/



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https://youtu.be/YXnjy5YlDwk





灼熱のカツカレー 【太丸食堂】

2019.08.08

 昼ごはんはいつも店を決めずに出かけ、行き先でビビッときたお店に入る… といったら聞こえはいいが…。
そもそも“決めずに出かける”というより“出かけるまでに決めきれない”というほうが正しい。
要するに、家を出る前にお店選びは始まっている。漠たるままにフラッと出かけ、あてもなく灼熱の惑星をさまよう日々…。

ちなみに字ヅラ的に暑そうな惑星“火星”であるが、その平均表面温度はマイナス63℃。“涼し”と同様に用いられる夏の季語である(ウソです (*_ _)


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目的もなくフラフラするのが命に関わるくらいに危険なことはさすがに理解できるほどに暑いので、いくらなんでも昼ごはんのお店は決めてから出かけることにした。


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食べたいもの=カツカレー
カツカレー=… えーと「太丸食堂」


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東久留米卸売市場(得得市場)内の「太丸食堂」は、2018年6月に「市場のおばちゃん食堂」から改称した。


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しかし経営母体が変わったわけではないのでそのへんはユルく、看板はいまだにおばちゃん食堂、会計のレシートもおばちゃん食堂。
「おばちゃん食堂」と思って使い続けている常連客も一定数いるのではないかと…(笑)。


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「太丸食堂」は市場の隣ブース「のりの大丸」(東村山市富士見町)直営の食堂であり、“のりと米”に関してはいわば本職。
系列のおにぎり・弁当店の店名が「魚沼の庄」であるように、食堂で提供するお米もこだわりの魚沼コシヒカリである。


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「かつを揚げるのに15分くらいかかりますが?」と、前回と同じように聞かれる。
シロート感覚ではそれくらいは当たり前なのでわざわざ聞かれるほうが不思議に感じるが、やっちゃ場ノリではいかにもまだるっこしいのかもしれない。


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それだけに、このカツカレーは世間一般にあるものより、少しスペシャル感が高いのかもしれない。
ゆっくり食事ができるのは、市場の人にとって特別なシチュエーション。


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実際、揚げ時間がかかりそうな肉厚のとんかつ。肉厚だが軟らかい。
カレーは甘味とコクのあるビーフカレー。
ご飯は魚沼コシヒカリ。


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カツカレーとは…
灼熱の惑星を生き延びる活力を与えてくれるたべものである。


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[DATA]
太丸(だいまる)食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885



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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3



 
https://youtu.be/AGGlL1wexQk





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