白菜か? キャベツか? 【四つ角飯店】
2020.03.06
タンメンにおける白菜vsキャベツ論争というものがある。
僕のタンメン選定基準は別のところにあるのでメイン野菜がハクサイでもキャベツでもそれはどっちでもいいんだが、でもじっくり考えてみると、子どものころ田舎の人気ラーメン屋で食べていたものが自分的タンメンの原点であり、それはハクサイ仕様だった。いまでもハクサイのタンメンが出てくると懐かしさがこみ上げる。
なので正しくは、“どっちでも”いいのではなく“キャベツでも”いい。
ハクサイのタンメンを正統と考えるが、キャベツタイプを否定するものではない、と。

いまの地に居を構えたのち、田舎で食べていたのとよく似たタンメンに出会って感動したのが、立川・昭和記念公園通りの中華店「四つ角飯店」。
前記事に続き、“あのころ食べてたラーメン”シリーズである。

あのころ「四つ角飯店」は文字どおり四つ角にあった。
「あら井鮨」から斜めに入って西地下道へ続く道と昭和記念公園通りの交わる角地。
創業1927(昭和2)年、もうすぐ100年企業へ! という老舗である。第一デパート→立川タクロスの再開発事業に伴い、100mほど西の現在地に移転した。

ここも混むので、ピーク時間を外して14:25入店。
注文は“おすすめ”マークのタンメン780円。

タンメンの具は、豚肉、モヤシ、チンゲン菜、ニンジン、キクラゲに、ハクサイ…。

さて驚くべきことに、ここまで書いてきて、いちおう確認のため以前のブログ記事を読み返して判明したことだが、前回食べたときハクサイがキャベツに置き換わっていたらしい。
ええー? ほんとにござるかぁ?
ぜんぜん覚えていない…。
さぞかしショックだったことだろう ゞ( ̄∇ ̄;) ヲイヲイ
何度も食べているが、ハクサイの記憶しかなかったが…。
そういうこともあるのか…。わしの記憶スカスカ…。

まあ、今回はハクサイに戻って? いて、結果オーライ…
かというとそうでもなく、材料構成は同じかもしれないが、昔の「四つ角飯店」のタンメンとはだいぶ印象が異なる。
理由はやはりハクサイで、大きめのカットもあるにはあるが、ハクサイの茎の大部分がピーラーで削いだような薄いスライスになっている。

ほとんど生の大量のハクサイの茎をシャクシャクやっつけるだけで顎が疲れるという以前のタンメンに比べ、ていねいな感じは受けるし、食べやすいのは確か。
しかし薄いとどうしても火が通り過ぎる。これは好みの問題で、ハクサイの茎はシャクシャクに限るという人間なので。

味のベースは変わっていないと思う、もちろん。鶏ガラに野菜のうま味の強いスープ。はっきりした強めの塩味。
結局、そのおいしさに満足させられるのだ。
具も麺もかなりの量で、後半やっぱり顎が疲れた(笑)。

昔ながらの味を守りつつダイナミックな変化もアリ…! という柔軟なスタンスが、100年近く続いてきた秘訣かもしれない。

[DATA]
四つ角飯店
東京都立川市曙町1-16-5
http://tachikawa.mypl.net/shop/00000341903/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/MtLhPeLB9bA


Crossroads now
タンメンにおける白菜vsキャベツ論争というものがある。
僕のタンメン選定基準は別のところにあるのでメイン野菜がハクサイでもキャベツでもそれはどっちでもいいんだが、でもじっくり考えてみると、子どものころ田舎の人気ラーメン屋で食べていたものが自分的タンメンの原点であり、それはハクサイ仕様だった。いまでもハクサイのタンメンが出てくると懐かしさがこみ上げる。
なので正しくは、“どっちでも”いいのではなく“キャベツでも”いい。
ハクサイのタンメンを正統と考えるが、キャベツタイプを否定するものではない、と。

いまの地に居を構えたのち、田舎で食べていたのとよく似たタンメンに出会って感動したのが、立川・昭和記念公園通りの中華店「四つ角飯店」。
前記事に続き、“あのころ食べてたラーメン”シリーズである。

あのころ「四つ角飯店」は文字どおり四つ角にあった。
「あら井鮨」から斜めに入って西地下道へ続く道と昭和記念公園通りの交わる角地。
創業1927(昭和2)年、もうすぐ100年企業へ! という老舗である。第一デパート→立川タクロスの再開発事業に伴い、100mほど西の現在地に移転した。

ここも混むので、ピーク時間を外して14:25入店。
注文は“おすすめ”マークのタンメン780円。

タンメンの具は、豚肉、モヤシ、チンゲン菜、ニンジン、キクラゲに、ハクサイ…。

さて驚くべきことに、ここまで書いてきて、いちおう確認のため以前のブログ記事を読み返して判明したことだが、前回食べたときハクサイがキャベツに置き換わっていたらしい。
ええー? ほんとにござるかぁ?
ぜんぜん覚えていない…。
さぞかしショックだったことだろう ゞ( ̄∇ ̄;) ヲイヲイ
何度も食べているが、ハクサイの記憶しかなかったが…。
そういうこともあるのか…。わしの記憶スカスカ…。

まあ、今回はハクサイに戻って? いて、結果オーライ…
かというとそうでもなく、材料構成は同じかもしれないが、昔の「四つ角飯店」のタンメンとはだいぶ印象が異なる。
理由はやはりハクサイで、大きめのカットもあるにはあるが、ハクサイの茎の大部分がピーラーで削いだような薄いスライスになっている。

ほとんど生の大量のハクサイの茎をシャクシャクやっつけるだけで顎が疲れるという以前のタンメンに比べ、ていねいな感じは受けるし、食べやすいのは確か。
しかし薄いとどうしても火が通り過ぎる。これは好みの問題で、ハクサイの茎はシャクシャクに限るという人間なので。

味のベースは変わっていないと思う、もちろん。鶏ガラに野菜のうま味の強いスープ。はっきりした強めの塩味。
結局、そのおいしさに満足させられるのだ。
具も麺もかなりの量で、後半やっぱり顎が疲れた(笑)。

昔ながらの味を守りつつダイナミックな変化もアリ…! という柔軟なスタンスが、100年近く続いてきた秘訣かもしれない。

[DATA]
四つ角飯店
東京都立川市曙町1-16-5
http://tachikawa.mypl.net/shop/00000341903/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/MtLhPeLB9bA


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コメントの投稿
Re: No title
鍵コメさま
うま煮系、そうですね。
中華丼にキャベツはありえない。
うま煮系、そうですね。
中華丼にキャベツはありえない。
Re: No title
makiさま
ここは何でもボリュームがすごいです。
体調がいいときしか入らないようにしてます(笑)。
ここは何でもボリュームがすごいです。
体調がいいときしか入らないようにしてます(笑)。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No title
とってもボリューミーで美味しそうですね^^
Re: No title
日が沈む前に飲む酒はウマい さま
立川の地域情報サイトによれば、年に4回はメニューを入れ替えるそうです。
それにしても2年前のことを覚えていないというのは問題で、読み返してみると「具が変わったかな?」などという当たり障りのない表現に失望感がにじんでいるような…(笑)
僕も以前のディープな雰囲気のほうが好きです。
いまほど混むことはなかったように記憶してるんですが、どうでしょう。。。
立川の地域情報サイトによれば、年に4回はメニューを入れ替えるそうです。
それにしても2年前のことを覚えていないというのは問題で、読み返してみると「具が変わったかな?」などという当たり障りのない表現に失望感がにじんでいるような…(笑)
僕も以前のディープな雰囲気のほうが好きです。
いまほど混むことはなかったように記憶してるんですが、どうでしょう。。。
No title
私もこちらのお店は数えきれないほど利用してます。
店主とも何回かお話しさせていただいたのですが、
「季節によって旬の食材に変える」と教えていただきまして。
なので冬場は白菜を…あれっ、前回の投稿も冬ですね(笑)。
「旧店舗時代より、原価をかけている」ともおっしゃってました。
場所が変わり、お店はキレイになりましたが、
以前の方が、店内外の雰囲気が怪しげで好きでした。
店主とも何回かお話しさせていただいたのですが、
「季節によって旬の食材に変える」と教えていただきまして。
なので冬場は白菜を…あれっ、前回の投稿も冬ですね(笑)。
「旧店舗時代より、原価をかけている」ともおっしゃってました。
場所が変わり、お店はキレイになりましたが、
以前の方が、店内外の雰囲気が怪しげで好きでした。