記憶を呼び覚ます“直系”の味 【小金井大勝軒】
2020.03.03
いまのようにどこにでもあるものでもなかった時代から存在した「大勝軒」の一つが「小金井大勝軒」。…という自分の中での位置づけだったが、調べてみると2005年オープン。
あれー? おかしいなぁ。
20年くらい前に1回入ったことがあるって書こうと思ってたんだけど… 「(ーヘー;) ウーム
というわけで、通算2回目の来店。

新小金井街道 貫井大橋から国分寺崖線を望む
新小金井街道 貫井トンネル下に位置する「小金井大勝軒」は、いつ通っても車・人の出入りの絶えない人気店である。
幹線道路沿いではあるが野川のほとりののどかな環境で、そば屋の居抜きという重厚感ある外観も、古くからあるという錯覚の原因と思われる。

人気店なので時間をずらして14:20入店。
風除室の券売機で中華そば720円を購入して中に入ると、そこは昔入ったときの記憶というかイメージとはまるで違っていた。なぜかオール座敷と思い込んでいたが、メインは普通のたたきのホールで、川に面した窓際が小上がり席になっている。
こんな時間でも先客・後客ともに少なくないが、店内が広いので混雑感はない。

「大勝軒」といえば“ラーメンの神様”こと故 山岸一雄氏を思い浮かべるが、このブログで取り上げてきた「大勝軒」のほとんどが“永福町系”という別系統で、山岸氏の“東池袋系”は1店もない。
…と思ったら、ひばりが丘の「サニー」店主が山岸氏の一番弟子であり、今回の「小金井大勝軒」はそれに続く2店目の山岸氏直系のお店となる。
ちなみにブログ以前に入ったことのある東池袋系としては、小金井のほか所沢、吉祥寺、武蔵村山となる。

この系統はもりそば(つけ麺)が有名で、注文の半数以上がそうだと思うが、僕はつけ麺はあまり好きではないので東池袋系でもラーメンしか頼んだことがない。

少し角張ったストレートの太麺。煮干しの効いた、やや酸味のあるスープ。大判で厚みもあるしっかりした歯応えのチャーシュー。軟らかでよく味の染みたメンマ。ナルト、ノリ、ネギ…。
こういう濁りのあるしょうゆスープとうどんを思わせるモチモチした食感の太麺の組み合わせに妙に懐かしさを感じるのは、「中野大勝軒」の記憶が呼び覚まされるから? そこは山岸氏の原点となるお店だ。

器は普通のサイズだが、麺の量はやはり相当多い。
“とにかく安く、おいしく、おなかいっぱいに”という山岸イズムは脈々と継承されている。

[DATA]
小金井大勝軒
東京都小金井市貫井南町2-16-12
[Today's recommendation]



https://youtu.be/o10AM5-NpMk


桃の節句♪(野川 / 小金井市貫井南町)
いまのようにどこにでもあるものでもなかった時代から存在した「大勝軒」の一つが「小金井大勝軒」。…という自分の中での位置づけだったが、調べてみると2005年オープン。
あれー? おかしいなぁ。
20年くらい前に1回入ったことがあるって書こうと思ってたんだけど… 「(ーヘー;) ウーム
というわけで、通算2回目の来店。

新小金井街道 貫井大橋から国分寺崖線を望む
新小金井街道 貫井トンネル下に位置する「小金井大勝軒」は、いつ通っても車・人の出入りの絶えない人気店である。
幹線道路沿いではあるが野川のほとりののどかな環境で、そば屋の居抜きという重厚感ある外観も、古くからあるという錯覚の原因と思われる。

人気店なので時間をずらして14:20入店。
![]() | ![]() |
風除室の券売機で中華そば720円を購入して中に入ると、そこは昔入ったときの記憶というかイメージとはまるで違っていた。なぜかオール座敷と思い込んでいたが、メインは普通のたたきのホールで、川に面した窓際が小上がり席になっている。
こんな時間でも先客・後客ともに少なくないが、店内が広いので混雑感はない。

「大勝軒」といえば“ラーメンの神様”こと故 山岸一雄氏を思い浮かべるが、このブログで取り上げてきた「大勝軒」のほとんどが“永福町系”という別系統で、山岸氏の“東池袋系”は1店もない。
…と思ったら、ひばりが丘の「サニー」店主が山岸氏の一番弟子であり、今回の「小金井大勝軒」はそれに続く2店目の山岸氏直系のお店となる。
ちなみにブログ以前に入ったことのある東池袋系としては、小金井のほか所沢、吉祥寺、武蔵村山となる。

この系統はもりそば(つけ麺)が有名で、注文の半数以上がそうだと思うが、僕はつけ麺はあまり好きではないので東池袋系でもラーメンしか頼んだことがない。

少し角張ったストレートの太麺。煮干しの効いた、やや酸味のあるスープ。大判で厚みもあるしっかりした歯応えのチャーシュー。軟らかでよく味の染みたメンマ。ナルト、ノリ、ネギ…。
こういう濁りのあるしょうゆスープとうどんを思わせるモチモチした食感の太麺の組み合わせに妙に懐かしさを感じるのは、「中野大勝軒」の記憶が呼び覚まされるから? そこは山岸氏の原点となるお店だ。

器は普通のサイズだが、麺の量はやはり相当多い。
“とにかく安く、おいしく、おなかいっぱいに”という山岸イズムは脈々と継承されている。

[DATA]
小金井大勝軒
東京都小金井市貫井南町2-16-12
[Today's recommendation]



https://youtu.be/o10AM5-NpMk


桃の節句♪(野川 / 小金井市貫井南町)
- 関連記事
-
-
身も心もリカバリー 【小金井大勝軒】
-
記憶を呼び覚ます“直系”の味 【小金井大勝軒】
-
サイコーの一杯🍜 【小金井大勝軒】
-
Sponsored Link
コメントの投稿
Re: No title
carmencさま
「小金井大勝軒」は昔(といってもせいぜい20年前)からあったように錯覚してました。
でも、どう見てもおそば屋さんですね(笑)。
野川沿いのいい雰囲気のお店です。
「小金井大勝軒」は昔(といってもせいぜい20年前)からあったように錯覚してました。
でも、どう見てもおそば屋さんですね(笑)。
野川沿いのいい雰囲気のお店です。
No title
昔、96年までのこと、よくここを通っていたのですが、
たしかお蕎麦屋さんがありましたね
車なので通り過ぎちゃう場所で、ついに入らないうちに閉店になったんですね
たしかお蕎麦屋さんがありましたね
車なので通り過ぎちゃう場所で、ついに入らないうちに閉店になったんですね
Re: No title
鍵コメさま
元そば屋らしいです。
立派な建物なので、そのまま使うという選択は正しいと思います。
元そば屋らしいです。
立派な建物なので、そのまま使うという選択は正しいと思います。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます