第二の定番メニュー 【滝乃家】
2017.05.12
「ミニ・カツ・カレー・セット」と、意外に言いにくいので発声練習のように口を縦・横きちんと開いてゆっくり告げると、店主は「ミニカッ、カルァ… セットですね」とごまかした。
やっぱり言いにくいんじゃん。
「滝乃家」は店主のふるさと福井名物ソースカツ丼800円が人気で、これに冷しおろしまたは温たぬきそば/うどんのセットが970円、セットの丼をミニにすると900円と、まあこのへんを押さえておけば間違いない。
個人的にはミニのセットで冷しおろしそばにするのがベスト。甘く油っこいソースカツ丼とさっぱりおろしそばという好カップリングで、量的にも多すぎずちょうどよい。

そのほかにもセットメニューは充実しており、なかでも壁に張ってある「おすすめミニシリーズ」は魅力的だ。
ミニのラインアップは、カレー、玉丼、牛玉丼、カツ丼、ソースカツ丼、親子丼で、番外編的にカツカレー。セットにはもりまたはたぬきが付く。

前回、妻のカレーを横からいただき、かなり好みのタイプであることを確認。そしてここのカツは定評がある。
となれば次はもうカツカレー食べてみるしかないでしょう。

この店はとにかく出前の注文が多いようで、客がいなくても厨房が修羅場化していることがある。
本日も、いま現在食堂で配膳を待っている客は僕1人という段階において、見ているとおかさんは大釜にどんどんそばを投入している。

運ばれてきたミニカツカレーセット900円は予想外のスタイルだった。
そばもカレーも平たい器に盛り付けるのが普通だが、これはどちらもどんぶり鉢だ。ちょっと考えればボリュームを確保しつつ一式トレーに収めるための工夫ということがわかるが、カレーはともかく、もりそばでこういうのはちょっと珍しいかも。

まあ、そばの下にはすのこが敷いてあり、盛りの高さも普通だから、そばの量は多くない。
そばつゆがかなりおいしい。だしもかえしもしっかり主張するがバランスもよい。この地域の人気店に全然負けていない。

カレーは小麦粉でとろみをつけた昔ながらのカレーだが、かなり煮込んであって、いわゆるそば屋のカレーとは一線を画す。いろいろな食材が煮崩れてゴタッとしている。そこに具としてジャガイモ、ニンジンをあらためて加えた感じだ。
具は薄く小さく、短冊切りを短くしたような形状。それで崩れず火の通りもちょうどよい。よほど丁寧に作られているということだと思う。

前述のミニソースカツセット(冷しおろしそば)はパッケージとしての完成度がきわめて高いが、このミニカツカレーセット(ざるそば)もひけをとらない。
大事なポイントは、丼もいいが、街そばとしてはそばのレベルが高いということ。ベースがしっかりしているからこそ、ほかのセットメニューへの期待もおのずと高まろうというもの。
次は天丼セットかな、と思ってよく見たらミニがない。うーむ…。
冷やしメニューにもひかれるなぁ…
お支払いでおかあさんは伝票と壁のメニューを見比べて、「ミニカッ…」と絶句。
「ミニ・カツ・カレー・セット」と自己申告。
「そうそう。900円ね」
外に出ると、ちょうどおとうさんがカブで出前に向かうところ。
どのへんまで行くんだろうと眺めていると、青葉町商店街を一直線に進んで、やがて見えなくなった。

[DATA]
滝乃家
東京都東村山市青葉町2-1-3
[Today's recommendation]

https://youtu.be/PgvZjefLQkA
「ミニ・カツ・カレー・セット」と、意外に言いにくいので発声練習のように口を縦・横きちんと開いてゆっくり告げると、店主は「ミニカッ、カルァ… セットですね」とごまかした。
やっぱり言いにくいんじゃん。
「滝乃家」は店主のふるさと福井名物ソースカツ丼800円が人気で、これに冷しおろしまたは温たぬきそば/うどんのセットが970円、セットの丼をミニにすると900円と、まあこのへんを押さえておけば間違いない。
個人的にはミニのセットで冷しおろしそばにするのがベスト。甘く油っこいソースカツ丼とさっぱりおろしそばという好カップリングで、量的にも多すぎずちょうどよい。

そのほかにもセットメニューは充実しており、なかでも壁に張ってある「おすすめミニシリーズ」は魅力的だ。
ミニのラインアップは、カレー、玉丼、牛玉丼、カツ丼、ソースカツ丼、親子丼で、番外編的にカツカレー。セットにはもりまたはたぬきが付く。

前回、妻のカレーを横からいただき、かなり好みのタイプであることを確認。そしてここのカツは定評がある。
となれば次はもうカツカレー食べてみるしかないでしょう。

この店はとにかく出前の注文が多いようで、客がいなくても厨房が修羅場化していることがある。
本日も、いま現在食堂で配膳を待っている客は僕1人という段階において、見ているとおかさんは大釜にどんどんそばを投入している。

運ばれてきたミニカツカレーセット900円は予想外のスタイルだった。
そばもカレーも平たい器に盛り付けるのが普通だが、これはどちらもどんぶり鉢だ。ちょっと考えればボリュームを確保しつつ一式トレーに収めるための工夫ということがわかるが、カレーはともかく、もりそばでこういうのはちょっと珍しいかも。

まあ、そばの下にはすのこが敷いてあり、盛りの高さも普通だから、そばの量は多くない。
そばつゆがかなりおいしい。だしもかえしもしっかり主張するがバランスもよい。この地域の人気店に全然負けていない。

カレーは小麦粉でとろみをつけた昔ながらのカレーだが、かなり煮込んであって、いわゆるそば屋のカレーとは一線を画す。いろいろな食材が煮崩れてゴタッとしている。そこに具としてジャガイモ、ニンジンをあらためて加えた感じだ。
具は薄く小さく、短冊切りを短くしたような形状。それで崩れず火の通りもちょうどよい。よほど丁寧に作られているということだと思う。

前述のミニソースカツセット(冷しおろしそば)はパッケージとしての完成度がきわめて高いが、このミニカツカレーセット(ざるそば)もひけをとらない。
大事なポイントは、丼もいいが、街そばとしてはそばのレベルが高いということ。ベースがしっかりしているからこそ、ほかのセットメニューへの期待もおのずと高まろうというもの。
次は天丼セットかな、と思ってよく見たらミニがない。うーむ…。
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お支払いでおかあさんは伝票と壁のメニューを見比べて、「ミニカッ…」と絶句。
「ミニ・カツ・カレー・セット」と自己申告。
「そうそう。900円ね」
外に出ると、ちょうどおとうさんがカブで出前に向かうところ。
どのへんまで行くんだろうと眺めていると、青葉町商店街を一直線に進んで、やがて見えなくなった。

[DATA]
滝乃家
東京都東村山市青葉町2-1-3
[Today's recommendation]

https://youtu.be/PgvZjefLQkA
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