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忘れえぬ夕べの味玉 【阿佐谷ホープ軒】

2019.11.29

 知る限りでホープ軒というラーメン屋は、千駄ヶ谷の「ホープ軒」、吉祥寺の「ホープ軒本舗」とその分家「阿佐谷ホープ軒」、支店の「ホープ軒本舗 大塚店」、村山団地近くの「村山ホープ軒 本店」とその支店「村山ホープ軒 東大和店」とあるが、大塚という土地には縁がなさそうなのでとりあえず除外するとして、入ったことがないのは「阿佐谷ホープ軒」だけだった。


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ところで、杉並にはもう1軒ホープ軒があった。
環七通り高円寺陸橋たもとの「ホープ軒本舗 杉並店」は営業時間18:00~翌6:00という典型的なドライバー相手のラーメン屋だったが、20代のころ住んでいた新中野(住所は杉並区和田)の家から徒歩圏だったので、ときどき食べに行っていた。
若いころいちばん多く通ったホープ軒は、吉祥寺ではなく高円寺だったのだ(2017年12月閉店)


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そして同じ杉並ということもあって、お店の前を通ると高円寺のホープ軒が思い出され、入ったこともないのに懐かしさがこみ上げるという特異な存在が「阿佐谷ホープ軒」なのである。


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いろいろ重なっていたイレギュラーの仕事が11時半までに片付き、満を持して阿佐谷まで遠征することに。


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「阿佐谷ホープ軒」の場所は、阿佐ヶ谷駅東口から中杉通りを渡り、中央線すぐ南の線路沿いの路地を入って50m。
店頭に次のような張り紙がしてある。

――当店は1938年創業の元祖ホープ軒本舗の分家で、創設者 難波二三夫の末娘が営業させていただいております。

スタッフは、その店主かな? 思ったより若い女性を中心に、エキゾチックな容貌の若い女性店員2名を加えた3人体制。


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注文は、中華そば700円と味付け玉子50円。
普段、味玉を頼むことはあまりないが、高円寺のホープ軒となるとなぜか味玉が思い出される。デフォだったとか?
前金制(ラーメンと引き換え)は吉祥寺と同じ。


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提供までに3分ほどと超スピード。細縮れ麺は吉祥寺と一緒にしか見えないが、ゆで時間が大きく異なるのは謎である。


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味はあっさりめでとんこつ臭もきつくない。うま味は強いが吉祥寺に比べニンニクなどだしの香味野菜の効き具合がアッサリな気がする。
チャーシューの部位も違うようで、こちらはバラかな?


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分家だけに味のベースはよく似ているが、このようにいろいろ違いがあっておもしろい。工業製品じゃないんだから、それでいいのだ。


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現在形では吉祥寺との比較になるが、硬ゆでの味付け玉子をほお張れば、高円寺陸橋のお店と和田帝釈天通りの夕景が思い浮かぶようだ。


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[DATA]
阿佐谷ホープ軒
東京都杉並区阿佐谷南2-17-5





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/LuuVk4MYG7k


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