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入れる人、入れない人 【ひの食堂】

2017.04.27

 世の中には2種類の人間がいる。ひの食堂に入れる人間と入れない人間だ。

あるとき家族で「ひの食堂」に入ろうとしていたら、目を丸くしてこっちを見ている通行人がいる。妻の知り合いらしい。
「…ここ、入るの?」
体は斜めに、腰が引けてる。防御の構えだ。
「そう。入るの」
「えー…。お、おいしいの?」
「すごくおいしいの。今度入ってみたらいいよ」
「う、うん。今度入ってみるね」
そう言ってそそくさと立ち去った。

絶対入る気ないな、と思いました。


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この外観じゃな… とは思う。
家族と“グニャリ”の話になって(「しなの」 参照)、いちばんすごかったのはどこか聞いてみると、「やっぱり『ひの食堂』だよ」と子どもたちは口をそろえる。「入る前からゆがんでるし」
たしかに四隅が直角じゃない。ここの角を曲がっただけで方向感覚に狂いを生じる気がする。時空のひずみが店外にあふれ出しちゃってる感じ。


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入ってしまえばけっこう普通である。むしろ僕の入るような店の中では清潔なほうだ。
客層も普通、というか市内でも新陳代謝が活発なほうじゃないだろうか。


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今日も若めの男女が当たり前のようにポークソテー等を食べている。
そこに僕の肉野菜炒め定食750円が提供される。


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ジュージューとものすごい蒸気が立ち込め、ちょっとハラハラする。音も匂いもすごいから、何か近所迷惑をかけているような気になってしまう。
そのご近所さんは必ずこのものに気をひかれる。一様にうらやましそうな顔つきをする。自分がご近所の立場のときも、絶対うらやましそうに鉄板の人を見やっているはずだ。


hino3-14.jpg


野菜はキャベツ、モヤシ、ニラ、ニンジン。
そこでちょっと考えてしまったのだが、レバーニラ炒めはニラ、モヤシ、ニンジンのはずなので、違いはキャベツだ。
ここに「肉ニラ炒め」という、まだ食したことのないメニューがある。これがレバニラの肉バージョンだとすれば、つまりは肉野菜炒めのキャベツ抜きということになる。


hino3-23.jpg


どう違うんだろう? それほど違わない気もするが、ものすごく違うかも、とも思ってしまう。なんだか急に肉ニラが通っぽく思えてきた。これはぜひ真実を確かめなければなるまい。

まだまだ奥の深いひの食堂なのであった。


hino3-13.jpg


[DATA]
ひの食堂
東京都東村山市本町3-18-2






chat170427-2.jpg




https://youtu.be/cPTMf2sG1ww


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