壁を越え、時を超え 【桂花ラーメン 新宿ふぁんてん】

2019.04.22

 「桂花ラーメン」は約1年ぶり。
この間、ちょっとした変化があった。


190422 keikaramen-24


主力メニューの太肉麺(ターローメン)が980円から1000円へ。
ついに大台に乗った。
たかが20円、されど20円。この差は大きい。

――That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.


190422 keikaramen-20


12時すぎの入店で、先客4~5人と店内はまばらである。やはり値上げが影響してるんじゃないの? と一瞬心配になったが、僕のあとに続々とお客さんが入ってきた。


190422 keikaramen-12


で、注文は8割方、1000円の太肉麺。
このものはラーメン1000円時代への先鋒か?


190422 keikaramen-13


中心年代50~60代とみられる桂花ラーメンファンの多くは、若いころ太肉麺に魅了され通い続けている人たちとも推察される。
その魔力にとらわれた人間にとって値段は関係ないかもしれない。


190422 keikaramen-16


そもそも太肉麺は高額商品だった。
ざっと普通のラーメン(トッピングにチャーシュー、メンマ、ネギを基本とするしょうゆ味ラーメン)の倍、というのが僕の感覚。


190422 keikaramen-19


ならば太肉麺1000円の今日、普通のラーメンが500円かというと(もちろんその価格帯も少なくないが)、700~800円のフツーのラーメンというものがざらにある。
そっちが1000円に迫ってきていることのほうが怖い。


190422 keikaramen-18


太肉(ターロー)とは豚バラ肉の角煮。
大きな角煮が2~3塊のるぜいたくさ、ごちそう感ゆえ、太肉麺は高価格帯で受け入れられた。


190422 keikaramen-21


トロトロの太肉とシャクシャクの生キャベツの絶妙なハーモニー。ほかにも硬ゆで中太ストレート麺の独特の食感、豚骨鶏ガラ白湯スープにマー油の香ばしさと、クセになる要素が満載。そして太肉・味付け玉子・メンマといった主力級にも負けずいい仕事をしているのが茎ワカメという2番打者だったりと、このラーメンは大技小技、攻め手が多彩だ。


190422 keikaramen-22 190422 keikaramen-23


3ケタの壁を越え、昭和~平成と時代を超え、かつて経営破綻も乗り越えたっけ… (-"- ; A アセアセ…
太肉麺は今日もおいしい。


190422 keikaramen-11


[DATA]
桂花ラーメン 新宿ふぁんてん
東京都新宿区新宿3-21-4 第2サンパークビルB1・B2
http://keika-raumen.co.jp/index.html
https://www.facebook.com/keikaraumen
https://www.instagram.com/keikaraumen/




[Today's recommendation]

wachat190422.jpg 
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/4IMEw2jM8_w


Sponsored Link

コメントの投稿

非公開コメント

Re: 時を超え

すずめ四季さま

狭いカウンターにらせん階段というのは東口店ですね。
僕も昔はあそこを使うことが多かったんですが、なにしろ荷物を置く場所もないくらい狭いので、外から見てすいているときしか入りませんでした。

渋谷はまずプライムの地下にでき、そのあとセンター街から一本折れた路地の2階で出直したと記憶してますが、どっちも何度か入ってますがキャベツの記憶がない…。ほかの部分の違和感は覚えてるんですけど。

たしかにお店ごとの違いは大きいと感じます。
あそことあそこは入るべきではない… というのは、実際あると思います。

時を超え

佳花ラーメン、懐かしいです!
10代の頃からファンですが、ここ10年以上はご無沙汰です。
初めて食べた時は驚きました。
獣臭くトロトロした汁に焦がしたネギを溶かし込んだドス黒い油、一目惚れです!
狭いカウンターに、さらに螺旋階段に圧迫され、身を捩りながらすすりました。
以来、足繁く通うようになりましたが、いつも迷うのは、ラーメンにするか太肉麺にするかでした。
ラーメンは只ひたすら麺とスープに没頭できますが、太肉麺はシャキシャキ生キャベツとトロンテロンの角煮とも格闘するので注意力が散漫になります。
若い胃袋でも両方というわけには行けません。
並んでいる間中その日の体調も考えて悩み、席に着くときも悩み、それが腰を下ろした瞬間、どちらかを頼んでいました。

何年かして渋谷に佳花ラーメンが開店し、渋谷は新宿より自宅から近かったので早速行きました。
幾分獣臭さが薄れています。
化調っぽい、塩分が強い、太肉が小さい…さらにキャベツは生ではなく茹でてありました。
その日はたまたまなのかもしれないと、もう一度行きましたが味は同じです。
もう佳花は変わってしまったのかと残念に思いました。

そんなことがあり、暫く佳花から足が遠のいておりましたが、ある日、新宿のヨドバシの帰りにウロウロしていると、あの強烈な獣臭さが道にまで漂っています。
そのまま引き込まれるように店に入り、太肉麺を頼みました。
初めて食べた昔のままの味です。
キャベツはシャキシャキ、角煮は大きくてトロンテロン、ネギ油は香ばしく、汁も昔のままで全部飲み干して大満足でした。
同じ看板でも、味は違うのだと悟りました。
私が通っていたのは、今調べると、東口店のようです。
満ち足りた気分のまま、そこで私の佳花ラーメンは10年以上ずっとそのままなのでした。
食べに行って味が変わっていたら嫌だな、そんな思いに縛られていたのかもしれません。
記事を拝読して、これはもう食べに行かないと!そんな気持ちで一杯になりました^^
ありがとうございます!
お写真を見る限り、キャベツはまだ生のようですね^^
Latest Articles
甘味処の軽食は…? 【あづま】 Oct 12, 2019
20数年ぶり? の価格改定 【九州ラーメン いし】 Oct 10, 2019
立ち食いそば屋で、あの天ぷら! 【木曽路】 Oct 09, 2019
ここにも歴史の生き証人が… 【とき】 Oct 08, 2019
ボリューム感にビビらされ… 【一翆】 Oct 07, 2019
漆塗りの付け台でいただく1CLにぎり! 【寿司金】 Oct 05, 2019
懐かしの屋台ラーメンを彷彿させる… 【ラーメン えどっこ】 Oct 04, 2019
あのグループの本家本元! 【丸長中華そば店】 Oct 03, 2019
ラーメンの消えた日 【ラーメン一二三】 Oct 02, 2019
1CLシリーズ、まとめてみた Sep 30, 2019
ふらっと大内宿 ――後編 【浅沼食堂】 Sep 29, 2019
ふらっと大内宿 ――前編 【大内宿】 Sep 27, 2019
Category
Ranking
          
          
Category-2