“カレーの街”の選手層の厚さ 【ラーメンハウスたなか】

2019.02.14

 石神井公園駅周辺はカレーの街だそうだ。
毎年文化の日を挟んで「パークロード石神井カレーDay」が開催される(since 2014 ?)

カレーの街を名乗るからには何か根拠があるはず。
たとえば単純にカレー店が多いというだけでも要件を満たすと思うので、とりあえず食べログで調べてみた。カレーといってもさまざまであり、基準をそろえるためインド系・タイ系に絞って沿線の大泉学園、ひばりヶ丘と比較した。結果、3駅とも5店。石神井公園が特に多いわけではない。

なぜカレーの街か?
石神井公園には、カレーという検索ワードには引っかからないカレー人気のお店が多い。つまり、いまや主流のインドカレーやおしゃれなカフェカレー以外の部分が突出しており、それだけでカレーの街といううたい文句に十分な説得力を与える。
たとえば公園通りの大衆食堂「ほかり食堂」「辰巳軒」は、ともに“坂口安吾ライスカレー100人前事件”に関係するといわれ、いまもカレーは人気メニュー。石神井川のほとりのそば・とんかつのお店「たつみ庵」はジャンボかつカレーが有名。石神井公園内の茶屋「豊島屋」は『孤独のグルメ』(原作)登場店で、五郎さんはカレー丼を食べている。


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そんな“味のある”カレーのお店がもう1店。
銀座通りいちばん奥の二股に位置する「ラーメンハウスたなか」。


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外観は典型的な街の中華食堂だが、通るたびに目に付いて強く印象付けられているメニューがチキンカツカレー。
“特別サービス品”600円と激安である。


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予想と違ってこぎれい、そして広い店内。
座敷席がメインで、見える範囲で座卓が6卓ある。テーブル席は4×2、2×1。カウンターは9席。
注文は予定どおりチキンカツカレー600円。


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またこれも予想外にアクティブな営業姿勢が感じられ、たとえば店先に出ている“本日のサービス品”(本日はタンメンととんかつ定食)が店内にも張り出してある。これを毎日と考えたら、けっこう手間だと思う。ともかくいろいろ人手をかけていることは確か。


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そのスタッフだが、さっきまでもっとたくさんいたようだが、2時を過ぎているためか、気が付けば店主ご夫婦? くらいしか見当たらない。


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チキンかつカレーは値段から想像していたよりずっとボリューミーだ。


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皿の半分にご飯、もう半分には千切りキャベツが敷かれその上にカツ、カツの上からカレーという構成。
カレーはポークカレーで、肉がけっこうごろごろしてる。ほかの具はほぼ煮崩れておりマイルドな味わいだが、甘すぎることはなく好みの真ん中に近い味。
中華食堂だけにスープがラーメンスープというのがうれしい。


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支払いのとき、おかみさんの姿も見当たらずご主人が対応。
600円ちょうど差し出そうとすると、「600円と消費税で、615円になります」と、すまなそうにご主人。「3%いただいてまして」
消費税が3%から5%に上がったのは1997年のことなので、20年以上据え置きということ(しかも端数切り捨て)。こっちがすまない気持ちになる。
615円ちょうど払うと、「はい、これ」と何かくれる。見ればキットカットだ。


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「ん…? バレンタイン?」
「あ、そうそう(笑)」
今年唯一のチョコを親のようなおやじさんに手渡されることになろうとは、世の中何が起きるかわかったもんじゃない。


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[DATA]
ラーメンハウスたなか
東京都練馬区石神井町6-9-1



[Today's recommendation]

wachat190214.jpg 
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/OY2A3scN2QQ


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Re: No title

ツキさま

活力があり活性化されている印象でした。
街の食堂としての現役感いっぱいというか。
レンゲはタイ料理屋でよく使われているアルミ製の薄いやつで、陶器やプラスチック製はヘリが厚いため特にチャーハンの最後の数粒がすくいにくくてモヤモヤしている人にはちょうどよいです。
厨房には若い人の姿もあったように思うので、たなかはこの先、頼もしい存在とみています。

No title

当日のサービス品よりも安いなんて、侮りがたし、たなか(汗)
敢えて3%に抑えた消費税にも気を配る謙虚な姿勢が、街に愛されている理由ではないでしょうか。たなかの書体が昔のたばこの文字に似ていることも、懐かしさを誘って親しみやすい感じです。
煮込んだカレーを金属製のレンゲで食べるあたりもユニークで、テイクアウトの窓口まである。手入れも行き届いているようだし、店員さんの数も揃っている。個人店でありながらも活力のあるお店って、食べた後に元気をもらえそうです!
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