桃の風呂の隣に素敵な眺め……? 【ベルビュー】
2018.10.21
国分寺南町2丁目、東元町1・2丁目と歩き(前記事参照)、お昼ごはんにする。

本日の目的のお店は、お風呂屋さん… じゃなく、コインランドリー… でもなく。
いや、お風呂屋さんでありコインランドリーでもあり…。
そうです。
国分寺街道沿いの銭湯「桃の湯」に併設されたコインランドリーに併設された洋食店「ベルビュー」。
それが本日のお昼ごはんのお店。

最近このエリアが気になって、下調べのようなことを何度かやって散歩コースを設定してみたわけだが(前報参照)、そのときに見つけたのがこちらの洋食店。

だいぶ前のことだがテレビのニュースショーで紹介されていたのを思い出した。
国分寺街道は道幅が狭いわりに交通量が多いので、自転車ではめったに通らない。このお店も気になりつつも意識に上ることが少なく、すっかり忘れていた。

緑のサンプルケースが昭和の洋食屋そのものといったデザインセンスで、コインランドリー併設というユニークな設定以上に強く訴えかけるものがある。
入り口は各施設共用のようだ。
「Salon de café BELLE VUE コインランドリー」という看板に、どっちやねーん! と一応突っ込みを入れつつ、右側のドアを開ける。
ベルビュー(belle vue)は、フランス語で「美しい景色」。
ちなみに「桃の湯」をフランス語にするとun bain de pêches.
“belle vue attenante au bain de pêches”とか言われたら、フランス人はどういう光景を思い浮かべるだろう。どうでもいいけど ゛(6 ̄  ̄) ポリポリ…

店内は意外に混み合っていて、カウンター席以外で1ブロックだけ空いていた席に通されつつ「お時間かかりますが、よろしいですか?」と接客係のおばさまに確認される。
われわれはたいがい、お時間は問題なし。
客層はファミリーの団体から近所のじいさん風、年配女性、若い男性… と幅広い。
こういう雰囲気の洋食屋で食べたくなるメニューが、チキングリルというやつ。学生時代によく食べていたことを、最近ある洋食店で思い出した。
このお店のラインアップなら鶏のモモステーキ(ニンニク醤油)が、まあ僕の思い出のドゥミグラスではないけど近いだろうか。
もう1品は目玉焼きのせハンバーグ。
どちらもライス、スープ、サラダ付きのセットで1280円。
着慣らした感じのウェイターシャツ姿のおばさまはとても感じがよく、途中「お待たせしてすみません」とわざわざ謝りに来てくれた。

しばらくして、また僕らの席にやって来たと思ったら、「申し訳ありません、ハンバーグにチーズのせてしまったんですけど、その上に目玉焼きをのせる感じでよろしいですか?」と。
「いや、ぜんぜんかまいません。っていうか、むしろお得ですよね(笑)」
「いえいえ(笑)」
と、こんな感じでお得な思いをすることが最近、多いような気がするなぁ… <( ̄∇ ̄)ゞ アリガト~♪
ほかのテーブルのパスタなどを見ていたので予想はしていたが、どちらの料理もボリューム満点である。

サラダドレッシングはサウザンドアイランド風、スープはかきたまコンソメ。
付け合わせのフライドポテトは、大きいジャガイモ1個分くらいありそうだ。

チーズ&目玉焼きのせの“スペシャルな”ハンバーグ
ビッグサイズのハンバーグはふわっとした食感で、いちばんの特徴はナツメグやセージのマスキングが強いこと。
こういうタイプは味覚的にも嫌いじゃないし、ボリュームがあってももたれない感じがする。

チキンソテーのソースは意外に具だくさんで、タマネギのほか、シイタケ、ブナシメジ、エノキ、マッシュルームとキノコが4種。
ニンニクと鷹の爪が味を引き締める。

壁に楽天ゴールデンイーグルスの戸村健次投手のコーナーがある。別の場所に貼ってある名前入りの御札? に戸村○○殿と入っているので関係者かな…?
お支払いのときに聞いてみた。

「お待たせしたうえに間違えちゃって、すみませんでした」とおばさま。
「いえいえ、むしろお得で(笑)」と僕。「ところでこちらの方は?」
「甥っ子なんです。よろしくお願いします」
戸村投手、来シーズン応援するぞ!

[DATA]
ベルビュー
東京都国分寺市東元町3-1-20
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=3ZsqnG0L86M


国分寺南町2丁目、東元町1・2丁目と歩き(前記事参照)、お昼ごはんにする。

本日の目的のお店は、お風呂屋さん… じゃなく、コインランドリー… でもなく。
いや、お風呂屋さんでありコインランドリーでもあり…。
そうです。
国分寺街道沿いの銭湯「桃の湯」に併設されたコインランドリーに併設された洋食店「ベルビュー」。
それが本日のお昼ごはんのお店。

最近このエリアが気になって、下調べのようなことを何度かやって散歩コースを設定してみたわけだが(前報参照)、そのときに見つけたのがこちらの洋食店。

だいぶ前のことだがテレビのニュースショーで紹介されていたのを思い出した。
国分寺街道は道幅が狭いわりに交通量が多いので、自転車ではめったに通らない。このお店も気になりつつも意識に上ることが少なく、すっかり忘れていた。

緑のサンプルケースが昭和の洋食屋そのものといったデザインセンスで、コインランドリー併設というユニークな設定以上に強く訴えかけるものがある。
入り口は各施設共用のようだ。
「Salon de café BELLE VUE コインランドリー」という看板に、どっちやねーん! と一応突っ込みを入れつつ、右側のドアを開ける。
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ベルビュー(belle vue)は、フランス語で「美しい景色」。
ちなみに「桃の湯」をフランス語にするとun bain de pêches.
“belle vue attenante au bain de pêches”とか言われたら、フランス人はどういう光景を思い浮かべるだろう。どうでもいいけど ゛(6 ̄  ̄) ポリポリ…

店内は意外に混み合っていて、カウンター席以外で1ブロックだけ空いていた席に通されつつ「お時間かかりますが、よろしいですか?」と接客係のおばさまに確認される。
われわれはたいがい、お時間は問題なし。
客層はファミリーの団体から近所のじいさん風、年配女性、若い男性… と幅広い。
![]() | ![]() |
こういう雰囲気の洋食屋で食べたくなるメニューが、チキングリルというやつ。学生時代によく食べていたことを、最近ある洋食店で思い出した。
このお店のラインアップなら鶏のモモステーキ(ニンニク醤油)が、まあ僕の思い出のドゥミグラスではないけど近いだろうか。
もう1品は目玉焼きのせハンバーグ。
どちらもライス、スープ、サラダ付きのセットで1280円。
![]() | ![]() |
着慣らした感じのウェイターシャツ姿のおばさまはとても感じがよく、途中「お待たせしてすみません」とわざわざ謝りに来てくれた。

しばらくして、また僕らの席にやって来たと思ったら、「申し訳ありません、ハンバーグにチーズのせてしまったんですけど、その上に目玉焼きをのせる感じでよろしいですか?」と。
「いや、ぜんぜんかまいません。っていうか、むしろお得ですよね(笑)」
「いえいえ(笑)」
と、こんな感じでお得な思いをすることが最近、多いような気がするなぁ… <( ̄∇ ̄)ゞ アリガト~♪
![]() | ![]() |
ほかのテーブルのパスタなどを見ていたので予想はしていたが、どちらの料理もボリューム満点である。

サラダドレッシングはサウザンドアイランド風、スープはかきたまコンソメ。
付け合わせのフライドポテトは、大きいジャガイモ1個分くらいありそうだ。

チーズ&目玉焼きのせの“スペシャルな”ハンバーグ
ビッグサイズのハンバーグはふわっとした食感で、いちばんの特徴はナツメグやセージのマスキングが強いこと。
こういうタイプは味覚的にも嫌いじゃないし、ボリュームがあってももたれない感じがする。

チキンソテーのソースは意外に具だくさんで、タマネギのほか、シイタケ、ブナシメジ、エノキ、マッシュルームとキノコが4種。
ニンニクと鷹の爪が味を引き締める。

壁に楽天ゴールデンイーグルスの戸村健次投手のコーナーがある。別の場所に貼ってある名前入りの御札? に戸村○○殿と入っているので関係者かな…?
お支払いのときに聞いてみた。

「お待たせしたうえに間違えちゃって、すみませんでした」とおばさま。
「いえいえ、むしろお得で(笑)」と僕。「ところでこちらの方は?」
「甥っ子なんです。よろしくお願いします」
戸村投手、来シーズン応援するぞ!

[DATA]
ベルビュー
東京都国分寺市東元町3-1-20
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=3ZsqnG0L86M


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Re: No title
carmencさま
駅からそう遠くないのに道が悪いので、ちょっとした穴場ですね。
> ピーチの湯って桃がいっぱい浮かんでそうで
> その向こうには桃畑が広がっている温泉と思うかも
↑桃畑というと福島の国見あたりが思い浮かぶので、飯坂温泉あたりの光景でしょうか…。
フランス語は… はったりです、もちろん(笑)。
たしかに第2外国語はフランス語でしたが、きれいさっぱり忘れました。
グラタンやパスタも、こういうお店では懐かしい味がして、いろんなことが思い出されそうですね。
駅からそう遠くないのに道が悪いので、ちょっとした穴場ですね。
> ピーチの湯って桃がいっぱい浮かんでそうで
> その向こうには桃畑が広がっている温泉と思うかも
↑桃畑というと福島の国見あたりが思い浮かぶので、飯坂温泉あたりの光景でしょうか…。
フランス語は… はったりです、もちろん(笑)。
たしかに第2外国語はフランス語でしたが、きれいさっぱり忘れました。
グラタンやパスタも、こういうお店では懐かしい味がして、いろんなことが思い出されそうですね。
No title
いいお店ですね
ハンバーグもチキンソテーもおいしそうです〜
ブロッコリーもノってて
こんな洋食屋さんがあるなんて気づきませんでした
コインランドリーで洗濯中に食事が出来るのもいいですね
“belle vue attenante au bain de pêches”
ピーチの湯って桃がいっぱい浮かんでそうで
その向こうには桃畑が広がっている温泉と思うかも
甘い香りがいっぱいの温泉
それにしてもフランス語もお得意なんですね
声を出して読んでみてますが合ってるのかなあ^^
ペーシュ?ペッシュ?
もし行けたらハンバーグとグラタン注文しそうです♪
ハンバーグもチキンソテーもおいしそうです〜
ブロッコリーもノってて
こんな洋食屋さんがあるなんて気づきませんでした
コインランドリーで洗濯中に食事が出来るのもいいですね
“belle vue attenante au bain de pêches”
ピーチの湯って桃がいっぱい浮かんでそうで
その向こうには桃畑が広がっている温泉と思うかも
甘い香りがいっぱいの温泉
それにしてもフランス語もお得意なんですね
声を出して読んでみてますが合ってるのかなあ^^
ペーシュ?ペッシュ?
もし行けたらハンバーグとグラタン注文しそうです♪
Re: こんちはー
つかりこさま
> 桃尻が見えそうな気がしますよね?(え、僕だけ?)
↑いえ、桃といえば尻とくるのは、橋本治世代? 共通の合言葉です(笑)。
車でもバイクでも自転車でも、気づきにくい立地ですね。
店内の雰囲気もよく、料理もおいしかったですよ。
そういえば武蔵国分寺跡から駅に向かういちばん崖寄りの道にそば屋がありますね。
あそこも気になってるんですよね…。
> 桃尻が見えそうな気がしますよね?(え、僕だけ?)
↑いえ、桃といえば尻とくるのは、橋本治世代? 共通の合言葉です(笑)。
車でもバイクでも自転車でも、気づきにくい立地ですね。
店内の雰囲気もよく、料理もおいしかったですよ。
そういえば武蔵国分寺跡から駅に向かういちばん崖寄りの道にそば屋がありますね。
あそこも気になってるんですよね…。
Re: No title
ツキさま
やはりご存知でしたか。
喫茶店もそうですが、こういう洋食屋も見なくなりました。
調べてみると銭湯直結の出入り口があるという話もあり、風呂と洋食を関連づけてどんな効果があるんだろう…? というような決して合理的とはいえない物件が、昔はいろいろあったと思います。
合理的とか生産性とか、そんなものばかり追い求めて、楽しいんですかね…。
やはりご存知でしたか。
喫茶店もそうですが、こういう洋食屋も見なくなりました。
調べてみると銭湯直結の出入り口があるという話もあり、風呂と洋食を関連づけてどんな効果があるんだろう…? というような決して合理的とはいえない物件が、昔はいろいろあったと思います。
合理的とか生産性とか、そんなものばかり追い求めて、楽しいんですかね…。
こんちはー
> “belle vue attenante au bain de pêches”
↑ お店のどこかのスキマから、入浴中の人の
桃尻が見えそうな気がしますよね?(え、僕だけ?)
あー、ここだったんですね。
おお、銭湯とコインランドリーとの複合施設だったとは
まったく気づいていませんでした。
当時はバイクで数えきれないほど通っていた道なのですが。
街道を通る車(人?)に見えやすいように、
メニューのサンプルケースが斜めに設えてあるのが、
意欲的ですよね。
料理姿、とってもうまそーです!
↑ お店のどこかのスキマから、入浴中の人の
桃尻が見えそうな気がしますよね?(え、僕だけ?)
あー、ここだったんですね。
おお、銭湯とコインランドリーとの複合施設だったとは
まったく気づいていませんでした。
当時はバイクで数えきれないほど通っていた道なのですが。
街道を通る車(人?)に見えやすいように、
メニューのサンプルケースが斜めに設えてあるのが、
意欲的ですよね。
料理姿、とってもうまそーです!
No title
前を通るたびに気になっているお店でした。横の駐車場が埋まっていたり、バスの窓から恨めしく見下ろす悔しさに唾を飲んだり。。(悔)
こういう本格洋食の個人店って、本当に見なくなってきましたね。たまに地方都市に行った時に残存兵を見つけることはあるのですが、自分の生活エリアではまず見ません。ここは貴重な生き残りだと思います。
個人店であるが故に後を取る後進も居なかったりして、どちらの砦も老練な手練れたちに守られている印相ですかね。こちらは内装も暖かな印象で、ホールを切り盛りする女性も素敵な感じですね。寒くなってくる頃合いを狙って、グラタンを食べに行きたいなぁ。。。
こういう本格洋食の個人店って、本当に見なくなってきましたね。たまに地方都市に行った時に残存兵を見つけることはあるのですが、自分の生活エリアではまず見ません。ここは貴重な生き残りだと思います。
個人店であるが故に後を取る後進も居なかったりして、どちらの砦も老練な手練れたちに守られている印相ですかね。こちらは内装も暖かな印象で、ホールを切り盛りする女性も素敵な感じですね。寒くなってくる頃合いを狙って、グラタンを食べに行きたいなぁ。。。