人気うどん、2号店を街なかへ 【野口製麺所 本町店】
2018.07.24
東村山市野口町の「野口製麺所」は、市内屈指の人気うどん店であるが、アクセスに難がある。
それは、遠方からわざわざ訪れる人にとって、東村山自体がへんぴなので駅からちょっと遠かったりしても大差ないが、地元の人間から見たらその立地は不便なことこの上ない。有名だけれども、野口製麺所に入ったことがあるという人は、地元東村山市民には意外に多くないような気もするのである。
街なかにあったらいいな、というのは、市民の念願だったといえる。

念願、かないました。
7月18日、「野口製麺所 本町店」オープン。

場所は市役所のすぐ近く。今年2月に惜しくも閉店した「武蔵野うどん なつ丸」跡に居抜き。
実は「なつ丸」閉店から間もなくして、店舗物件に「野口製麺所」の求人広告が張ってあるのを見かけ、たしかに同業のうどん屋跡だけに訴求効果は高そうで、「野口製麺所、ぬかりないな…」 とみていた。
それが2号店出店と話が展開して、「あ、そういうことだったのね」と。

オープン当日、たまたま現場を通りかかった。
自転車の僕の前方を市役所側から道を横切ってきた若い男性が、お店をのぞいて「意外に混んでないじゃん」と。
通過するときに横目で見ると、いやいや、僕には無理なくらいには混んでましたから。

ということで、オープン特需が落ち着くまでしばらく待つ、あるいは、役所需要だけに昼の時間をずらせばなんとかなるかも、の2路線態勢を敷く。
本日、いろいろあって2時すぎに通りかかり、のぞいてみる。
お客さんはなし。楽勝で入店。

狭い店内に目いっぱい席をつくっている感じで、収容人数は15~16人。

左奥が厨房で、その前面に天ぷらとおでんの棚。
この自己申告制のセルフコーナーと、入り口右の酒類がよく冷えていそうな冷蔵ショーケース(これもセルフ)は、本店の独自システムの水平展開である。
野口製麺所は、武蔵野うどんの聖地ともいえる東村山において讃岐うどんを標榜して成功したユニークな存在。
しかし、武蔵野うどんが好きな自分にとっては縁遠い存在でもあった。
初めて入ったのは今年5月。お店唯一の武蔵野系メニュー「東村山地粉肉汁うどん」がどんぴしゃり好みの内容だっただけでなく、“白いうどん”も十分に満足のいくおいしさだった。
ということで、本日の注文は… やっぱり東村山地粉肉汁うどん ヾ(- -;)

「大盛りもできますけど」とおかみさん。
聞けば1.5倍というので、大盛りをお願いする。
実はこのやりとりで大盛り無料と解釈したんだが、会計のときに100円増しと知った。たしかに紛らわしい案内の仕方ではあったが、単純にたくさん食べさせたいという母心のようなものだと思えば、ネガティブな印象にはつながらない。
むしろこの年で(普通の体形で)たくさん食べそうに見えたとしたら、それは悪いことじゃない。
実際、大盛り450gは、僕にはびったしの量だった。

灰色がかったうどんは地粉の風味・甘味が強い。本店で食べたときよりコシが弱く感じられるが、まだオペレーションシステムが定まっていないのかもしれない。
しかし個人的にはこれくらいの硬さ、みっしり詰まって密度は高いが弾力がありすぎないほうが、断然好み。しっかり咀嚼できるので、麺そのものの味が楽しめる。

肉汁はけんちん汁風に具だくさん。根菜類のよく煮込まれた汁に豚肉を適宜追加、提供時に白菜と水菜、油揚げを加える、という感じ。
濃いめの甘辛味は太いうどんによく合う。
セルフコーナーからナス天をピックアップ。真っ赤な紅ショウガ天、すごく気になりつつもあまりの色合いに手が出ない。いつか食べてみたい。

営業時間は11:00~14:30。
昼のピーク時間を外せば比較的ゆったり食べられると思うので、立地のよさもあって非常に使い勝手がいいといえる。
うどん弁当をはじめ、天ぷら、おでんのテイクアウト店としても重宝しそうだ。

[DATA]
野口製麺所 本町店
東京都東村山市本町4-6-13
https://www.facebook.com/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E8%A3%BD%E9%BA%BA%E6%89%80-130454557067401/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/rnDEr9R0snU


東村山市野口町の「野口製麺所」は、市内屈指の人気うどん店であるが、アクセスに難がある。
それは、遠方からわざわざ訪れる人にとって、東村山自体がへんぴなので駅からちょっと遠かったりしても大差ないが、地元の人間から見たらその立地は不便なことこの上ない。有名だけれども、野口製麺所に入ったことがあるという人は、地元東村山市民には意外に多くないような気もするのである。
街なかにあったらいいな、というのは、市民の念願だったといえる。

念願、かないました。
7月18日、「野口製麺所 本町店」オープン。

場所は市役所のすぐ近く。今年2月に惜しくも閉店した「武蔵野うどん なつ丸」跡に居抜き。
実は「なつ丸」閉店から間もなくして、店舗物件に「野口製麺所」の求人広告が張ってあるのを見かけ、たしかに同業のうどん屋跡だけに訴求効果は高そうで、「野口製麺所、ぬかりないな…」 とみていた。
それが2号店出店と話が展開して、「あ、そういうことだったのね」と。

オープン当日、たまたま現場を通りかかった。
自転車の僕の前方を市役所側から道を横切ってきた若い男性が、お店をのぞいて「意外に混んでないじゃん」と。
通過するときに横目で見ると、いやいや、僕には無理なくらいには混んでましたから。

ということで、オープン特需が落ち着くまでしばらく待つ、あるいは、役所需要だけに昼の時間をずらせばなんとかなるかも、の2路線態勢を敷く。
本日、いろいろあって2時すぎに通りかかり、のぞいてみる。
お客さんはなし。楽勝で入店。

狭い店内に目いっぱい席をつくっている感じで、収容人数は15~16人。

左奥が厨房で、その前面に天ぷらとおでんの棚。
この自己申告制のセルフコーナーと、入り口右の酒類がよく冷えていそうな冷蔵ショーケース(これもセルフ)は、本店の独自システムの水平展開である。
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野口製麺所は、武蔵野うどんの聖地ともいえる東村山において讃岐うどんを標榜して成功したユニークな存在。
しかし、武蔵野うどんが好きな自分にとっては縁遠い存在でもあった。
初めて入ったのは今年5月。お店唯一の武蔵野系メニュー「東村山地粉肉汁うどん」がどんぴしゃり好みの内容だっただけでなく、“白いうどん”も十分に満足のいくおいしさだった。
ということで、本日の注文は… やっぱり東村山地粉肉汁うどん ヾ(- -;)

「大盛りもできますけど」とおかみさん。
聞けば1.5倍というので、大盛りをお願いする。
実はこのやりとりで大盛り無料と解釈したんだが、会計のときに100円増しと知った。たしかに紛らわしい案内の仕方ではあったが、単純にたくさん食べさせたいという母心のようなものだと思えば、ネガティブな印象にはつながらない。
むしろこの年で(普通の体形で)たくさん食べそうに見えたとしたら、それは悪いことじゃない。
実際、大盛り450gは、僕にはびったしの量だった。

灰色がかったうどんは地粉の風味・甘味が強い。本店で食べたときよりコシが弱く感じられるが、まだオペレーションシステムが定まっていないのかもしれない。
しかし個人的にはこれくらいの硬さ、みっしり詰まって密度は高いが弾力がありすぎないほうが、断然好み。しっかり咀嚼できるので、麺そのものの味が楽しめる。

肉汁はけんちん汁風に具だくさん。根菜類のよく煮込まれた汁に豚肉を適宜追加、提供時に白菜と水菜、油揚げを加える、という感じ。
濃いめの甘辛味は太いうどんによく合う。
セルフコーナーからナス天をピックアップ。真っ赤な紅ショウガ天、すごく気になりつつもあまりの色合いに手が出ない。いつか食べてみたい。

営業時間は11:00~14:30。
昼のピーク時間を外せば比較的ゆったり食べられると思うので、立地のよさもあって非常に使い勝手がいいといえる。
うどん弁当をはじめ、天ぷら、おでんのテイクアウト店としても重宝しそうだ。

[DATA]
野口製麺所 本町店
東京都東村山市本町4-6-13

[Today's recommendation]

https://youtu.be/rnDEr9R0snU


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コメントの投稿
No title
はい、地域の方々に愛されるお店作りをしていきたいと思います。
よろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
Re: No title
野口製麺所さま
コメントありがとうございます。
お店の方の目に留まるとは思わず、失礼いたしました。
また、お読みいただきたいへんうれしく思います。
本町店は使い勝手のよい場所なのでありがたいです。
テイクアウトも含めて利用させていただきたいと思います。
おいしいうどん、よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
お店の方の目に留まるとは思わず、失礼いたしました。
また、お読みいただきたいへんうれしく思います。
本町店は使い勝手のよい場所なのでありがたいです。
テイクアウトも含めて利用させていただきたいと思います。
おいしいうどん、よろしくお願いいたします。
No title
ご来店ありがとうございました。
また、愛情あるコメント誠にありがとうございます。
ご承知の通り、場所も違いますので、地元に合ったお店作りをしていきたいと思います。 今後とも、ご意見ご感想お聞かせください。
また、愛情あるコメント誠にありがとうございます。
ご承知の通り、場所も違いますので、地元に合ったお店作りをしていきたいと思います。 今後とも、ご意見ご感想お聞かせください。