充実の定食と驚嘆の接客能力 【じろえもん】
2018.07.19
飲食店に入って悪印象を抱いて店を出ることはほとんどないというオメデタイ性格をしているので、それをそのままブログ記事にしているつもりだが、そうはいってもお店によって受ける印象度にはもちろん差異はある。
点数を付けている記事をよく見かけるが、同じような作業を自分も無意識のうちに行っていて、漠然とお店の位置づけを定めているような気がしないでもない。
“ややいい感じ”“すごくいい感じ”… とか(笑)。

好感度の高いお店は自然とリピートすると思うので、点数を付けなくとも訪問回数は一つのバロメーターになる。
しかしここ数年、いいお店を見つけるという目的意識が、知らないお店に入ること自体への好奇心に取って代わられているフシがある。
“とてもいい感じ”のお店なのでまた来ようと思っても、好奇心に阻まれてなかなか順番が回ってこないという、勝手にもどかしい思いをしているのである。

来よう来ようと思いつつ後回しになってしまっていたのが、萩山駅前の定食屋「じろえもん」。
このひと月に2回すべって(ライチタイム終了、ランチ営業なしの土曜)、ようやく入ることができた。

2016年7月のオープンからちょうど2周年。
店先の赤提灯と緑の暖簾が飲み屋チックだが、店内は明るく清潔、誰もが使える健全な街角の食堂である。

ランチタイム(平日11:30~14:00)と夜(月~土17:30~21:30)の営業で、閉店時間が早いことからもわかるように夜も定食メイン。
一方、ランチビール(250円)のサービスがあって昼飲みもでき、いろいろ使い勝手がよさそう。

狭い間口に対して奥のほうが広くなっているので、店先の印象より店内はゆったりしている。4人掛けテーブル×2、2人掛けテーブル×4、カウンター2席。
僕が入った時点でお客さんは4人組と単独客2人というまあまあの入りだったが、そのあともぽつぽつ入ってきて、最後はカウンターも含め満席となってしまった(計11人)。

注文は、〈本日の揚げ物〉ミックスフライ(コロッケ、とりから)定食720円(+税)。
こちらの定食は、メインも副菜も手づくり感いっぱいで、品数が多いのもうれしい。
揚げ物はアツアツの揚げたて。大きめのコロッケは、ほくほくジャガイモのつぶしが粗かったり、成形がややいびつだったりと家庭料理的。とりからは表面サクサクで中はジューシー。付け合わせはキャベツ千切りではなくレタス、水菜、にんじんなどのミックス野菜と手が込んでいる。
小鉢は2つ、卵入りマカロニサラダと春雨サラダ。お新香は大根、きゅうりのぬか漬け、みそ汁は豆腐と小松菜。

意外な混みようで、お店のおねえさんが忙しそうなので、手がすくまでしばらく待って会計に立つ。
「ブログ、書かれてますよね?」とおねえさん。
えっ…!?
「なぜそれを…?」とうろたえるワタクシ。
「いえ、なんとなく前にいらしたときに…」
ブログ記事の内容から、あの人がそうかな? と思い当たったという。
こういうことは初めて。
「勝手なことしてスイマセン…」と一応詫びを入れ、気恥ずかしいが、なんかうれしい。
それにしても、前というのは去年の8月。1年近くも前に1度入ったきりの客の顔を覚えていたということ。
客商売の鑑というか、ものすごい能力と言わざるを得ない。
遠目には相変わらず素人くさくギクシャクした接客のように映るが、一人一人には親密に相対していた気がする。
今日の混みようは偶然ではないのかもしれない。

前の記事には、ランチビールがやばいだの、夜も来ないわけにはいかないだのと書いておきながら、こんなに空いてしまってる。やばいやばい。
これからはちょくちょく伺いますから、今度行ったときにはとりあえず店名の由来を教えてください(笑)。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/nCBASt507WA


飲食店に入って悪印象を抱いて店を出ることはほとんどないというオメデタイ性格をしているので、それをそのままブログ記事にしているつもりだが、そうはいってもお店によって受ける印象度にはもちろん差異はある。
点数を付けている記事をよく見かけるが、同じような作業を自分も無意識のうちに行っていて、漠然とお店の位置づけを定めているような気がしないでもない。
“ややいい感じ”“すごくいい感じ”… とか(笑)。

好感度の高いお店は自然とリピートすると思うので、点数を付けなくとも訪問回数は一つのバロメーターになる。
しかしここ数年、いいお店を見つけるという目的意識が、知らないお店に入ること自体への好奇心に取って代わられているフシがある。
“とてもいい感じ”のお店なのでまた来ようと思っても、好奇心に阻まれてなかなか順番が回ってこないという、勝手にもどかしい思いをしているのである。

来よう来ようと思いつつ後回しになってしまっていたのが、萩山駅前の定食屋「じろえもん」。
このひと月に2回すべって(ライチタイム終了、ランチ営業なしの土曜)、ようやく入ることができた。

2016年7月のオープンからちょうど2周年。
店先の赤提灯と緑の暖簾が飲み屋チックだが、店内は明るく清潔、誰もが使える健全な街角の食堂である。

ランチタイム(平日11:30~14:00)と夜(月~土17:30~21:30)の営業で、閉店時間が早いことからもわかるように夜も定食メイン。
一方、ランチビール(250円)のサービスがあって昼飲みもでき、いろいろ使い勝手がよさそう。

狭い間口に対して奥のほうが広くなっているので、店先の印象より店内はゆったりしている。4人掛けテーブル×2、2人掛けテーブル×4、カウンター2席。
僕が入った時点でお客さんは4人組と単独客2人というまあまあの入りだったが、そのあともぽつぽつ入ってきて、最後はカウンターも含め満席となってしまった(計11人)。

注文は、〈本日の揚げ物〉ミックスフライ(コロッケ、とりから)定食720円(+税)。
こちらの定食は、メインも副菜も手づくり感いっぱいで、品数が多いのもうれしい。
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揚げ物はアツアツの揚げたて。大きめのコロッケは、ほくほくジャガイモのつぶしが粗かったり、成形がややいびつだったりと家庭料理的。とりからは表面サクサクで中はジューシー。付け合わせはキャベツ千切りではなくレタス、水菜、にんじんなどのミックス野菜と手が込んでいる。
小鉢は2つ、卵入りマカロニサラダと春雨サラダ。お新香は大根、きゅうりのぬか漬け、みそ汁は豆腐と小松菜。

意外な混みようで、お店のおねえさんが忙しそうなので、手がすくまでしばらく待って会計に立つ。
「ブログ、書かれてますよね?」とおねえさん。
えっ…!?
「なぜそれを…?」とうろたえるワタクシ。
「いえ、なんとなく前にいらしたときに…」
ブログ記事の内容から、あの人がそうかな? と思い当たったという。
こういうことは初めて。
「勝手なことしてスイマセン…」と一応詫びを入れ、気恥ずかしいが、なんかうれしい。
それにしても、前というのは去年の8月。1年近くも前に1度入ったきりの客の顔を覚えていたということ。
客商売の鑑というか、ものすごい能力と言わざるを得ない。
遠目には相変わらず素人くさくギクシャクした接客のように映るが、一人一人には親密に相対していた気がする。
今日の混みようは偶然ではないのかもしれない。

前の記事には、ランチビールがやばいだの、夜も来ないわけにはいかないだのと書いておきながら、こんなに空いてしまってる。やばいやばい。
これからはちょくちょく伺いますから、今度行ったときにはとりあえず店名の由来を教えてください(笑)。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/nCBASt507WA


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Re: No title
ジャムさま
そば・うどんの定食というのも、安くておいしそうでした。
カレーもいいかも。
素敵なおねえさんのいる、家庭的ないいお店です。
そば・うどんの定食というのも、安くておいしそうでした。
カレーもいいかも。
素敵なおねえさんのいる、家庭的ないいお店です。
No title
おいしそうなコロッケやからあげなど
どれも魅力的ですねえ(^_^)
家庭的な味わい、堪能できたことと思います。
どれも魅力的ですねえ(^_^)
家庭的な味わい、堪能できたことと思います。