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197X年の… 【蝦夷】

2018.07.03

 サッポロラーメンというものに対して、一つのカテゴリーとして取り組んでいる。
どう取り組んでいるかというと、ただ食べるだけなんだが(笑)。

“サッポロ”とは、そう名乗って1970~80年代に全国を席巻した某ラーメンチェーンおよびその傍流の生き残りのことで、北海道札幌市のラーメンシーンを探るといったまともな方向性ではない。
もちろん東京あるいは全国のトレンドなどともまったく関連性はないので、間違っていまどきのラーメンマニアの方の目に留まったら、なぜそのようなお店が取り上げられるのか不思議に思われるだろう。


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でも僕はラーメンというものにトレンドや求道や究極や至高を求めないし、新しい味に出会うより、昔食べておいしかったラーメンがそのまま残っていることのほうがありがたい。
言い換えれば個人的追憶だったりただの懐古趣味だったりするので、ラーメン情報として無価値と考えていただいて差し支えない。


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これまで取り上げたサッポロカテゴリーのお店は、蝦夷えぞえぞ菊えぞふじニューコタンピリカピリカ元祖札幌や
このうち2店がすでに閉店していることからも、製品ライフサイクル理論(PLC)における位置づけが理解できるというもの。
だからこそ、焦りもする。


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と、辛気くさい話はおいといて、ちょっと昼ごはんの時間が遅くなってしまったので清瀬駅前の「蝦夷」へ。
こちらは24時間営業なので、当然午後の中休みもない。


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ん? PLC衰退期の業態で、24時間営業?
そう。こちらはラーメン屋というより昼飲み・朝飲みのできる店として一定のニーズがあるようなのだ。


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2時半の来店で、お客さんはなし。お店はおばちゃん2人体制。優しそうなおばちゃんと、怖そうな台湾出身のおばちゃん。
注文は、いつも変わらず味噌らーめん600円。


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優しそうなおばちゃんはまもなく上がり、調理担当は怖そうなおばちゃんで、若干不安がよぎる。この人は何かと動作が荒っぽい。
麺を投入して、中華鍋の火口に火を入れる。流しのザルのキャベツとモヤシをぶちまけ、続いてカウンター後ろにくくりつけられた3つの容器からブラインドタッチで千切りニンジンをピックアップし、スープを注ぐ。みそを溶いて、白い粉投入(粉、ちょっと多くね…?)。最後にニンジンの隣の容器からやはり手探りでニラを摘み入れ、器の麺の上に盛る。
この間3~4分。

雑というより、ある種の名人芸だ。
3つの容器のうち誤ってタマネギに指を突っ込んだおばちゃんシステムが瞬時にエマストしたシーンを見たことがある。


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味噌らーめんは、1970年代の味というのかな。
こういうラーメンを食べ続けられるだけで僕は満足だが、それが簡単ではない局面にあることは、前半に書いたとおり。


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怖そうなおばちゃんが「サッカー見た?」と。
朝方のベルギーvs日本のことだが、敗戦を悔しがる様子は一般の日本人と変わらず、強いシンパシーも感じる。この人怖くないな。
「でも、私は褒めてあげるの」と、こういうタイプの外国出身の方が、なぜかみんな飲み屋のママさんノリになるのはナゾではある。


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[DATA]
蝦夷
東京都清瀬市松山1-4-33





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=dLB56lFYlBI



chat180703.jpg
◆ 猫写真はこちら


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Re: こんばんはー

つかりこさま

若いころ、家の近くに普通の味噌ラーメンがフツーにおいしいお店が必ずありました。
あったというより、引っ越すたびに探索してたんだと思います。
でないと安心できない。
そば屋のおいしい味噌ラーメンを執念で見つけ出したこともあります。
そのころの感覚ですかね…。

リンクを張ったお店の中では、たしかにこの「蝦夷」は西所沢の「えぞ」とともに味噌の色合いが白っぽく、味も穏やかでごく普通な感じですかね。普通が懐かしい。

いまは東京とか札幌とかの都会より、地方都市や旧道ロードサイドのうらぶれたロケーションで生き残ってる気がします。
喫茶店以上に絶滅危惧ですね。

こんばんはー

目からウロコがパラパラ。
そう言えば、こういうフツーの味噌ラーメンって、
あまり見かけないですよね?
かつて人気を博したサッポロラーメンチェーンの衰退とセットで、
絶滅系なのかもしれませんね、こういう仙台味噌というか
信州味噌というかの色のいわゆる味噌ラーメン。
サッポロといえば、味噌のことのはずですが、
近年のサッポロ味噌ラーメンって、『すみれ』とか、『純連』とか、
あの仙台味噌と赤だし味噌と、とんがらしとゴマ油とニンニクを混ぜて
熟成させたとかいう濃厚なやつが顔になっちゃっていますよね。
フツーの味噌ラーメン、現在調査不能ですが、本場の札幌あたりでも
あまり見かけないのかなあ?

Re: No title

carmencさま

女の人のそういう母親目線だったり、ときどきいい女でいたかったりするような部分って、マニュアルがんじがらめのチェーン店で働いていては解放できませんよね。
そういうのは資本主義社会の非人間的側面の典型的局面じゃないかと思うんです。

だから怖そうなおばちゃんにいきなり「サッカー見た?」とか話しかけられると、うれしくなっちゃうんですよね。
ひげ面の店主に「よろしかったら」と味玉サービスされるのも同じ。
非マニュアルっていいですよね。

駅前の路地にあって中国語が飛び交う中華屋というと、たとえば個人的になじみのある中央線沿線でいえば国分寺の「新中華」とか国立の「香来」とかのイメージでしょうかね…。

No title

アハハ…
飲み屋のママさんノリの謎
面白い
私もラーメン屋のカウンターに入る人になったら
多分その謎のノリになってるかも
黙ってモクモク作るより目の前の人と会話したい方です
女はつい母親目線、母性で接してしまう、それとプラス女…
時々いい女でいたい心…かな
怖そうなオバちゃんは案外やさしいのです^^

ラーメンってそれぞれの経験、育ちに影響されていて
衝撃的な出会いやホッコリした経験などを引きずって
好みのラーメンが出来るのかも
好きな味は何種類かありますね
サッポッラーメンの本場の味は知りませんが
東京には札幌ラーメンと書いてる看板がいっぱいありました
バターとかコーンを入れて増やしてもらったり
阿佐ヶ谷だったかなあ
バターを入れてもらったお店が久々の札幌系でした
意外においしかったのかマズかったのか
記憶は薄れてますが…
ウチの町には駅前の路地の中に中国語が飛び交う中華屋さんがあり
昼飲み出来ます!!


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