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望郷の名物カツ丼 【滝乃家】

2017.02.05

 去年の秋からずっと出前のみの営業だった「滝乃家」。書き入れ時の大みそかも休業でちょっと心配していたが、最近復活しているのを確認。
家族で昼ご飯を食べに行くということになったので、それならばと。
子どもたちに地元の良店を伝える義務があると最近考えるようになり、長女がこちらに来たことがなかったからちょうどいい機会だ。


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「ふるさと福井名物ソースカツ丼」が滝乃家の名物である。
望郷の念から生まれた人気メニューというわけだ。


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この年代の地方出身者というと、私はどうしても集団就職に思いを巡らす。
福井から上京して、はじめ工場勤めだったがいろいろあってそば屋に丁稚奉公し、独立してこの街に店を構え、その後長らく近隣住民の食を支えてきた… というような人生物語を勝手に想像してしまう。
あくまでも想像ですから、念のため。


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ミニソースカツセット(温かいたぬきそば)900円/長女


カツ丼好きの長女に、ソースカツ方面を強く勧める。
長女は久米川界隈のカツ丼をけっこう制覇していて、聞いただけでも「キッチン若松」「はま好」「巴屋」「狩勝」「しなの」と、若い女性とは思えないディープなラインアップだ。1人で入ることもあるらしい。
目下、私は「かつ秀」と「寳来屋」、そして「八海食堂」のタレカツ丼を推している。


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鴨せいろそば850円/次女


考えてみればこの店ではちゃんとそばを食べたことがないような気もするが、次女が頼んだ鴨せいろはなかなかそそられるビジュアルなのだった。


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ソースカツ丼800円/わし


僕はソースカツ丼。
この日、大量の出前が入ったのか厨房はしっちゃかめっちゃかだったので、違うものを頼みたいところだったが少しでも手間が省けるよう、あえて長女とダブらせた。
この店では昼時、「いまちょうど出ましたから」という、いわゆる“そば屋の出前”と称される昭和的電話対応の実演を見ることができる。


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カレーライス700円/妻


妻のカレーも調理の手間要らずのオーダーだ。
この日いちばんの収穫は、ちょっと食べさせてもらったこのカレーがわしのストライクゾーンの真ん中付近に来たことかな。

次回はミニカツカレーセットでいこうと思う。


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[DATA]
滝乃家
東京都東村山市青葉町2-1-3







https://www.youtube.com/watch?v=8FImBAEHx5s


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