昼飲みのメッカ的な…? 【新月】
2018.01.21
今日は玉川上水沿いを散歩。
鷹の台駅前通りから遊歩道へ。

平日は通学ルートになるが、日曜なのにやたら人が多い。
下草を観察したり写真を撮ったりしながらぶらぶら歩いている自分らは、明らかに邪魔くさい。
皆さん速足で一目散に西に向かう。
この人波には学生よりもシニア層の姿が目立つ。
なんとなくついていってみると、人々は武蔵野美術大学に吸い込まれていった。
シニア層は保護者というより卒業生っぽい。何の行事だろうとムサビのHPで調べてみると、該当しそうなのは「卒業制作展トーク&ツアー」というもの。
よくわからないが、そのおかげか、最近開いているのを見たことがない喫茶店「フランソワ」が営業している。
さっき昼ごはんを済ませたことをちょっと後悔。
三軒長屋の隣同士「キャンディ」と「フランソワ」は、昔の洋食屋、喫茶店の風情を残すたいへん魅力的なたたずまいを見せる。
この2店ほど歴史はないと思うが、ほかにもおしゃれっぽいカフェが何軒か。
こういうのに弱いので悶々とする。

話は前後するが、散歩の前に鷹の台駅前でお昼ごはんにした。
シブいたたずまいのそば店「新月」。

ここは店先に焼き鳥テイクアウト用小窓が設置してあり、そば屋としては特異な個性を放つ。
ホワイトボードの“本日のおすすめ定食”には、ラーメン系はあるが、そば・うどんはなし。

焼き鳥からは、飲み屋機能が充実していることが推測される。
なおかつ中華麺も出す(しかも今日は酸辛タンメン!)
フトコロ、深そうである。

意外にお客さんが多く、4人グループ、2人連れ、1人、1人の4組8人。
全員おっさんで、例外なく飲んでる。各組、違うものを飲んでる。
生ビール、サワーの組はまだしも、お銚子手酌の人、焼酎水割りグループは本気飲みだろう。
注文は、天ぷらそば900円と焼肉定食750円。
天ぷらそばは時間かかると言われ、「いいですよ」と答える。
隣の2人組は生中のあとの展開を思案中。ここも本気か…。
「900ミリでどう?」とお店のおかあさん、焼酎ボトルをお勧め。「1升じゃ多いだろうからさ」
2人組の若いほうが苦笑い。おかあさん、かまわず畳みかける。
「720もあるけど、値段一緒だから900でどうかなと」

スタッフは、おかあさんと、娘さんらしきおねえさんの2人体制。
こちらのおかあさん、気さくというか、徹底的に毒舌をかます。
天ぷらを頼んだお客に、「天ぷら? 何をぜいたくな」といった具合。
「これはどこの料理?」「どこも何もないよ。ただの田舎料理!」とか。
おねえさんも技能を継承しているようで、常連さんをクールにいじってる。
常連はみんな母娘にいたぶられてヨロコンデル。
ほとんどドロンジョ様とトンズラー・ボヤッキーの図式 (笑)。
みなしごハッチとボヤッキーの色紙。かつてタツノコプロ鷹の台スタジオが上水新町にあった(~2007 ?)
焼肉定食があっという間に来た。
薄切りの豚肉にタマネギとニラが入る。しょうゆベースの甘辛な味付けでごはんが進む。
手作り感いっぱいのポテトサラダと、濃いめのおふくろの味的みそ汁が付く。

天ぷらそばが来ない。
4人組は焼酎ボトル2本目に突入し、2人組は結局中生をおかわりしてそれも終盤、「次、熱燗いこうか」とか話しているが、僕の天ぷらそばが来ない。
時間かかるとはいっても、ここまで待たされるとは思わなかった。

僕の位置から厨房のおかあさんの持ち場が見えるんだが、タマネギの薄皮をむいて刻み始めたりとかのんびりしていて、天ぷらもそばも取り組んでいる気配がまったくない。
次の客が入ってきて焼肉定食がすぐ供されるに至って、さすがにこれは… と思ったタイミングでいきなり出てきた。
焼肉定食の配膳から実に18分。
でもまあ、常連相手と違って僕らいちげんにはていねいかつフレンドリーな応対なので、不思議と悪感情は湧かないんだが。

この天ぷらそばがまた予想外のシロモノ。
こっちはこの異常な待たされようからして無難なたべものが出てきてくれさえすれば… くらいに思っているが、見た目、上品。
そして予想外にそばがちゃんとしてる。
製麺所の出来合いのものと違って、太さが不ぞろいで、よじれとウェーブがかかる。ねっとりした歯応えからつなぎが少なそうで、ちゃんと香りもある。

ただし、予想外に好きなタイプのそばである反面、予想外に量が少なかった。
天ぷらはエビ2尾とナス、ピーマン。
量は少ないが割高感を感じさせない不思議なそばでもある。

お支払いで、「お待たせしちゃってね」と言われ、
「でも、おそばおいしいね。手打ちなんだ」とお愛想。
「そう。でも冷たかったらもっとおいしいよ」とのこと。
そのあと、
「すごいね、おそばの味わかるんだ。そば通だね」
と、たぶん毒舌くらわされたんだろうな(笑)。

[DATA]
新月
東京都小平市たかの台43-10
[Today's recommendation]

https://youtu.be/L7XOgJHFjSQ


いつものお団子
2018.01.21 つくば(閉店)/東京都東村山市栄町3-16-17

八坂駅近くの和菓子屋さん。
今日はあんドーナツも。
今日は玉川上水沿いを散歩。
鷹の台駅前通りから遊歩道へ。

平日は通学ルートになるが、日曜なのにやたら人が多い。
下草を観察したり写真を撮ったりしながらぶらぶら歩いている自分らは、明らかに邪魔くさい。
皆さん速足で一目散に西に向かう。
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この人波には学生よりもシニア層の姿が目立つ。
なんとなくついていってみると、人々は武蔵野美術大学に吸い込まれていった。
シニア層は保護者というより卒業生っぽい。何の行事だろうとムサビのHPで調べてみると、該当しそうなのは「卒業制作展トーク&ツアー」というもの。
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よくわからないが、そのおかげか、最近開いているのを見たことがない喫茶店「フランソワ」が営業している。
さっき昼ごはんを済ませたことをちょっと後悔。
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三軒長屋の隣同士「キャンディ」と「フランソワ」は、昔の洋食屋、喫茶店の風情を残すたいへん魅力的なたたずまいを見せる。
この2店ほど歴史はないと思うが、ほかにもおしゃれっぽいカフェが何軒か。
こういうのに弱いので悶々とする。

話は前後するが、散歩の前に鷹の台駅前でお昼ごはんにした。
シブいたたずまいのそば店「新月」。

ここは店先に焼き鳥テイクアウト用小窓が設置してあり、そば屋としては特異な個性を放つ。
ホワイトボードの“本日のおすすめ定食”には、ラーメン系はあるが、そば・うどんはなし。

焼き鳥からは、飲み屋機能が充実していることが推測される。
なおかつ中華麺も出す(しかも今日は酸辛タンメン!)
フトコロ、深そうである。

意外にお客さんが多く、4人グループ、2人連れ、1人、1人の4組8人。
全員おっさんで、例外なく飲んでる。各組、違うものを飲んでる。
生ビール、サワーの組はまだしも、お銚子手酌の人、焼酎水割りグループは本気飲みだろう。
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注文は、天ぷらそば900円と焼肉定食750円。
天ぷらそばは時間かかると言われ、「いいですよ」と答える。
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隣の2人組は生中のあとの展開を思案中。ここも本気か…。
「900ミリでどう?」とお店のおかあさん、焼酎ボトルをお勧め。「1升じゃ多いだろうからさ」
2人組の若いほうが苦笑い。おかあさん、かまわず畳みかける。
「720もあるけど、値段一緒だから900でどうかなと」

スタッフは、おかあさんと、娘さんらしきおねえさんの2人体制。
こちらのおかあさん、気さくというか、徹底的に毒舌をかます。
天ぷらを頼んだお客に、「天ぷら? 何をぜいたくな」といった具合。
「これはどこの料理?」「どこも何もないよ。ただの田舎料理!」とか。
おねえさんも技能を継承しているようで、常連さんをクールにいじってる。
常連はみんな母娘にいたぶられてヨロコンデル。
ほとんどドロンジョ様とトンズラー・ボヤッキーの図式 (笑)。
![]() | ![]() |
焼肉定食があっという間に来た。
薄切りの豚肉にタマネギとニラが入る。しょうゆベースの甘辛な味付けでごはんが進む。
手作り感いっぱいのポテトサラダと、濃いめのおふくろの味的みそ汁が付く。

天ぷらそばが来ない。
4人組は焼酎ボトル2本目に突入し、2人組は結局中生をおかわりしてそれも終盤、「次、熱燗いこうか」とか話しているが、僕の天ぷらそばが来ない。
時間かかるとはいっても、ここまで待たされるとは思わなかった。

僕の位置から厨房のおかあさんの持ち場が見えるんだが、タマネギの薄皮をむいて刻み始めたりとかのんびりしていて、天ぷらもそばも取り組んでいる気配がまったくない。
次の客が入ってきて焼肉定食がすぐ供されるに至って、さすがにこれは… と思ったタイミングでいきなり出てきた。
焼肉定食の配膳から実に18分。
でもまあ、常連相手と違って僕らいちげんにはていねいかつフレンドリーな応対なので、不思議と悪感情は湧かないんだが。

この天ぷらそばがまた予想外のシロモノ。
こっちはこの異常な待たされようからして無難なたべものが出てきてくれさえすれば… くらいに思っているが、見た目、上品。
そして予想外にそばがちゃんとしてる。
製麺所の出来合いのものと違って、太さが不ぞろいで、よじれとウェーブがかかる。ねっとりした歯応えからつなぎが少なそうで、ちゃんと香りもある。

ただし、予想外に好きなタイプのそばである反面、予想外に量が少なかった。
天ぷらはエビ2尾とナス、ピーマン。
量は少ないが割高感を感じさせない不思議なそばでもある。

お支払いで、「お待たせしちゃってね」と言われ、
「でも、おそばおいしいね。手打ちなんだ」とお愛想。
「そう。でも冷たかったらもっとおいしいよ」とのこと。
そのあと、
「すごいね、おそばの味わかるんだ。そば通だね」
と、たぶん毒舌くらわされたんだろうな(笑)。

[DATA]
新月
東京都小平市たかの台43-10
[Today's recommendation]

https://youtu.be/L7XOgJHFjSQ



2018.01.21 つくば(閉店)/東京都東村山市栄町3-16-17

八坂駅近くの和菓子屋さん。
今日はあんドーナツも。
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Re: No title
カノッチさま
まさに“蕎麦屋の酒”にぴったりのお店でした。
なんか、おばちゃん粉ワサビねりねりしながら「これで食べてみてー」とか本気飲みのテーブルに。
そんな雰囲気です。
蕎麦屋の酒、やってみてください。
まさに“蕎麦屋の酒”にぴったりのお店でした。
なんか、おばちゃん粉ワサビねりねりしながら「これで食べてみてー」とか本気飲みのテーブルに。
そんな雰囲気です。
蕎麦屋の酒、やってみてください。
No title
踏切を越えたところにありますね新月。今度蕎麦屋の酒をやってみようかな。