局地的唐揚げ戦争勃発? 【風の色】
2017.12.19
空前の唐揚げブームらしい。
世の中のことに疎い自分にもビシビシ伝わってくるぐらい、ブームらしい。
身近なところでの直近の動向だけでも――
所沢プロペ通りで長くやっていた「てんや」が唐揚げの店に変わっているのを見て、軽いショックを受けた。
閉店(移転)した八坂の「図南丼丸」のあとに唐揚げ専門店が入った。
そして、唐揚げ戦争が勃発した。
――とんかつ店チェーン「かつや」を展開するアークランドサービスホールディングスは15日、外食大手のすかいらーくに対し、から揚げ専門店の看板などの表記を使わせないよう求める仮処分を東京地裁に申し立てた。(朝日新聞DIGITAL、2017.11.16付)
アークランド側は、すかいらーくが10月に出店を開始した唐揚げ専門店「からよし」の看板が、自社が展開する「からやま」のものと色使いや字体が似ており不正競争防止法などに抵触していると主張。

なぜそれが“身近”かというと、そのすかいらーくの新業態の最初の店がよく通るルートにできたから。
開店前から「こんな店できるんだ…」と見ていたらテレビでニュースが流れ、「開店できるかなぁ…?」と。
申し立て内容の続きを読むと、なんというか…。
看板デザインだけでなく、唐揚げの数を4・5・6個から選べる(約100円ずつ上がる)定食メニューの内容も酷似している、との訴え。
選べるかどうかは別として、世の中の唐揚げ定食の唐揚げの数はたいがい4~6個だ。
定食の構成って、だいたいどこも似たようなものだと思うし。
唐揚げは、ふつう茶色くて丸っこいものだし。カレーは、黄色くて辛くて…。
なんか訴訟社会って、アホくさい。

青梅街道を走っていると、くだんの「から好し」が順調に営業しているもよう。
から揚げ定食590円。
おー、安いな。
しかし、もっと安いの、ある。
すぐそこに。
青梅街道斜め向かいの定食・喫茶「風の色」は、ランチタイムに500円と750円の定食を提供する。
すごいのが、“本日の500円ランチ〇〇”というのでなく(それもあるが)、レギュラーで6品も500円ランチをそろえていること。
その中に鶏肉の唐揚げ、ちゃんとある。

「から好し」の590円を見て、こっちにもともと500円あるし、と勝手に対抗心を燃やしちゃったわけです。
くだらない異議申し立てはどうでもいいけど、ここに唐揚げの局地戦の気配の察知しちゃったわけですね。

「風の色」の鶏肉の唐揚げ定食500円(税込み)は、唐揚げ6個。
ほら見ろ。
敵の590円は3個、しかも税抜き価格だ。6個だと790円(税抜き)になる。
まあ、いちいち比べても仕方ないが、庶民派の優良店への配慮に欠く大資本って何なんだろう、と思ってしまった。

500円の唐揚げ定食の内容は素晴らしい。
付け合わせのキャベツ、注文入ってから刻んでる。
シャクシャクやまいもと青菜とカニカマのあえ物とか、手づくり感いっぱい。
みそ汁もちゃんとだしをとっている。

2時近くでお客さんがけっこう入っているのは救いのようだ。
その理由は安いからだけじゃないと思う。

[DATA]
風の色
東京都小平市小川町2-1290
[Today's recommendation]

https://youtu.be/NoOhnrjdYOc


◆ 猫写真はこちら ◆
空前の唐揚げブームらしい。
世の中のことに疎い自分にもビシビシ伝わってくるぐらい、ブームらしい。
身近なところでの直近の動向だけでも――
所沢プロペ通りで長くやっていた「てんや」が唐揚げの店に変わっているのを見て、軽いショックを受けた。
閉店(移転)した八坂の「図南丼丸」のあとに唐揚げ専門店が入った。
そして、唐揚げ戦争が勃発した。
――とんかつ店チェーン「かつや」を展開するアークランドサービスホールディングスは15日、外食大手のすかいらーくに対し、から揚げ専門店の看板などの表記を使わせないよう求める仮処分を東京地裁に申し立てた。(朝日新聞DIGITAL、2017.11.16付)
アークランド側は、すかいらーくが10月に出店を開始した唐揚げ専門店「からよし」の看板が、自社が展開する「からやま」のものと色使いや字体が似ており不正競争防止法などに抵触していると主張。

なぜそれが“身近”かというと、そのすかいらーくの新業態の最初の店がよく通るルートにできたから。
開店前から「こんな店できるんだ…」と見ていたらテレビでニュースが流れ、「開店できるかなぁ…?」と。
申し立て内容の続きを読むと、なんというか…。
看板デザインだけでなく、唐揚げの数を4・5・6個から選べる(約100円ずつ上がる)定食メニューの内容も酷似している、との訴え。
選べるかどうかは別として、世の中の唐揚げ定食の唐揚げの数はたいがい4~6個だ。
定食の構成って、だいたいどこも似たようなものだと思うし。
唐揚げは、ふつう茶色くて丸っこいものだし。カレーは、黄色くて辛くて…。
なんか訴訟社会って、アホくさい。

青梅街道を走っていると、くだんの「から好し」が順調に営業しているもよう。
から揚げ定食590円。
おー、安いな。
しかし、もっと安いの、ある。
すぐそこに。
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青梅街道斜め向かいの定食・喫茶「風の色」は、ランチタイムに500円と750円の定食を提供する。
すごいのが、“本日の500円ランチ〇〇”というのでなく(それもあるが)、レギュラーで6品も500円ランチをそろえていること。
その中に鶏肉の唐揚げ、ちゃんとある。

「から好し」の590円を見て、こっちにもともと500円あるし、と勝手に対抗心を燃やしちゃったわけです。
くだらない異議申し立てはどうでもいいけど、ここに唐揚げの局地戦の気配の察知しちゃったわけですね。

「風の色」の鶏肉の唐揚げ定食500円(税込み)は、唐揚げ6個。
ほら見ろ。
敵の590円は3個、しかも税抜き価格だ。6個だと790円(税抜き)になる。
まあ、いちいち比べても仕方ないが、庶民派の優良店への配慮に欠く大資本って何なんだろう、と思ってしまった。

500円の唐揚げ定食の内容は素晴らしい。
付け合わせのキャベツ、注文入ってから刻んでる。
シャクシャクやまいもと青菜とカニカマのあえ物とか、手づくり感いっぱい。
みそ汁もちゃんとだしをとっている。

2時近くでお客さんがけっこう入っているのは救いのようだ。
その理由は安いからだけじゃないと思う。

[DATA]
風の色
東京都小平市小川町2-1290
[Today's recommendation]

https://youtu.be/NoOhnrjdYOc


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