コスパ最強、穴場のラーメン 【ラーメンタイム】
2017.11.24
多摩湖自転車道の起点は五日市街道の関前五丁目交差点にあたる。ここを自転車道側から直進すれば井ノ頭通り吉祥寺方面だが、左斜めに五日市街道に合流して武蔵野大学方面に向かうことがよくある。
そういうときに道の向かいにくたびれたラーメン屋の看板が見え隠れして、なんかモヤモヤする。とっくに商売をたたんだようなたたずまいであるが、暖簾が出ているように見えるときもある。
五日市街道のこの区間は広い片側2車線道路で、中央分離帯を千川上水が流れ欅並木に視界を遮られるので、めったに通らない反対車線の状況には疎いのである。

小金井公園を走っていたらラーメンが食べたくなり、なぜかその「ラーメンタイム」が思い浮かんだ。
あの外観ではたとえやっていたとしても入るのに勇気が要りそうだが、確認だけでもしておこうと、行ってみることにした。

黄色地にでっかい赤文字の軒先テントは道の向こうからでもよく目立つ。
それとはまったく統一感に欠ける渋いあずき色の暖簾が掛かっている。この色では遠くからは見つけにくいはずだ。
暖簾には細い丸文字系フォントで「たいむ」と白抜き。目立たせる気、皆無。
黄色テント設営時とは正反対のセンスの人が営んでいるとか?
サービスランチの立て看板も出ているが、暖簾の向こうのチープなアルミサッシに入る気をくじかれる。
たまたま側溝工事中で車道も歩道も狭くなっていて、ぐずぐず迷っていたらじゃまになるので、いったん退却。
さて、この先には有名店「支那そば あおば」がある。以前、変な時間に通りかかってのぞいてみると、時間的にすいてはいるが、こういう狭い店で有名らしい店主(というか有名な人の弟子)と向かい合うのはちょっと… とひるみ、敗走した。
そう考えると、同じ入りづらいオーラでもタイムのほうがまだ気楽だ。
そういえばサービスランチのいちばん上に載ってた半チャンラーメン650円って、過去最安じゃね?
ということで、すぐに引き返す。

狭い間口のわりに店内はけっこう広く、カウンター10席以上、奥は小上がりで4人席×2。

店主の容貌に目を奪われる。元 自民党幹事長の伊吹文明氏にそっくりである。
絶対、黄テントじゃなく、あずき暖簾のほう。
すし屋の握り場に立っても「できる」と思わせる面容で、ラーメン屋にしておくのがもったいない。
注文は半チャンラーメン。
なんかよく見てなかったが、気づいたときにはチャーハンは仕上げ段階で、麺をつまんでゆで加減を確かめたりしている。チャーハンは作り置きの炒め直しだとして、麺はいつ投入した? ブンメイ氏は異常に仕事が速い。
ラーメン・チャーハン同時提供まで、注文から約4分。

ラーショを思わせる浅いどんぶりだが、中身は透き通った鶏ガラスープ。
トッピングは意外に現代的。チャーシューは低温調理のようにも見え、ネギは白ネギと小口青ネギの2種がのる。ほかにメンマ、ワカメ、ノリと、まあまあ充実。
やや縮れの細麺は独特のコシというか弾力があって、量はけっこう多い。

チャーハンは具がたっぷりで、半チャンとしてはかなり多め。
作り置きだとしても、これなら何の文句もない。
なにしろこれ、両方合わせて650円なのである。

調べてみたら、今年食べた半チャンラーメンでこれまでいちばん安かったのは700円。
下には下があるものだ。

[DATA]
ラーメンタイム
東京都武蔵野市関前5-9-6
[Today's recommendation]

https://youtu.be/d8_fLu2yrP4


◆ 猫写真はこちら ◆
多摩湖自転車道の起点は五日市街道の関前五丁目交差点にあたる。ここを自転車道側から直進すれば井ノ頭通り吉祥寺方面だが、左斜めに五日市街道に合流して武蔵野大学方面に向かうことがよくある。
そういうときに道の向かいにくたびれたラーメン屋の看板が見え隠れして、なんかモヤモヤする。とっくに商売をたたんだようなたたずまいであるが、暖簾が出ているように見えるときもある。
五日市街道のこの区間は広い片側2車線道路で、中央分離帯を千川上水が流れ欅並木に視界を遮られるので、めったに通らない反対車線の状況には疎いのである。

小金井公園を走っていたらラーメンが食べたくなり、なぜかその「ラーメンタイム」が思い浮かんだ。
あの外観ではたとえやっていたとしても入るのに勇気が要りそうだが、確認だけでもしておこうと、行ってみることにした。

黄色地にでっかい赤文字の軒先テントは道の向こうからでもよく目立つ。
それとはまったく統一感に欠ける渋いあずき色の暖簾が掛かっている。この色では遠くからは見つけにくいはずだ。
暖簾には細い丸文字系フォントで「たいむ」と白抜き。目立たせる気、皆無。
黄色テント設営時とは正反対のセンスの人が営んでいるとか?
サービスランチの立て看板も出ているが、暖簾の向こうのチープなアルミサッシに入る気をくじかれる。
たまたま側溝工事中で車道も歩道も狭くなっていて、ぐずぐず迷っていたらじゃまになるので、いったん退却。
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さて、この先には有名店「支那そば あおば」がある。以前、変な時間に通りかかってのぞいてみると、時間的にすいてはいるが、こういう狭い店で有名らしい店主(というか有名な人の弟子)と向かい合うのはちょっと… とひるみ、敗走した。
そう考えると、同じ入りづらいオーラでもタイムのほうがまだ気楽だ。
そういえばサービスランチのいちばん上に載ってた半チャンラーメン650円って、過去最安じゃね?
ということで、すぐに引き返す。

狭い間口のわりに店内はけっこう広く、カウンター10席以上、奥は小上がりで4人席×2。

店主の容貌に目を奪われる。元 自民党幹事長の伊吹文明氏にそっくりである。
絶対、黄テントじゃなく、あずき暖簾のほう。
すし屋の握り場に立っても「できる」と思わせる面容で、ラーメン屋にしておくのがもったいない。
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注文は半チャンラーメン。
なんかよく見てなかったが、気づいたときにはチャーハンは仕上げ段階で、麺をつまんでゆで加減を確かめたりしている。チャーハンは作り置きの炒め直しだとして、麺はいつ投入した? ブンメイ氏は異常に仕事が速い。
ラーメン・チャーハン同時提供まで、注文から約4分。

ラーショを思わせる浅いどんぶりだが、中身は透き通った鶏ガラスープ。
トッピングは意外に現代的。チャーシューは低温調理のようにも見え、ネギは白ネギと小口青ネギの2種がのる。ほかにメンマ、ワカメ、ノリと、まあまあ充実。
やや縮れの細麺は独特のコシというか弾力があって、量はけっこう多い。

チャーハンは具がたっぷりで、半チャンとしてはかなり多め。
作り置きだとしても、これなら何の文句もない。
なにしろこれ、両方合わせて650円なのである。

調べてみたら、今年食べた半チャンラーメンでこれまでいちばん安かったのは700円。
下には下があるものだ。

[DATA]
ラーメンタイム
東京都武蔵野市関前5-9-6
[Today's recommendation]

https://youtu.be/d8_fLu2yrP4


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