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日本一 ○○い! 【花園万頭 新宿本店】

2023.02.17

 街に出かけたらお土産を考えるようになった。
最近では新宿「時屋」のどら焼き、池袋「三原堂」の最中がそれ。

「遊んでばかりいないで、ちゃんと仕事しなさーい!!」
という小言を回避するためというわけではなく、単純にお土産(のお菓子)を探すのが好き。
忘れていたが、昔からそうだった。

出入りの会社が神田・日本橋方面に多かったころは、「壽堂」の黄金芋、「柳屋」のたい焼き、「竹むら」の揚げまんじゅう…。
「近江屋」のケーキということもあったかな。

いまはどうかというと、仕事先に出向くことはほぼなく、街に出かけるすなわち自転車で遊びに行くことであり、地理的にも行き先は山手線西側の池袋~渋谷あたりに限られる。
そしてそのエリアは和菓子の層が薄いのである。

新宿で和菓子といえば?
えーと、「追分だんご」と「花園万頭」と…。
そんな感じです。


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花園神社の大鳥居の並びに「花園万頭 新宿本店」。かつての本店の向かいに位置する


前記事の「花園神社」からの流れで、お土産は必然的に「花園万頭」。
新宿を代表する和菓子店だが、実は破産していたらしい w( ̄△ ̄;)w


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「花園万頭」の始まりは1834(天保5)年に金沢で創業した「石川屋本舗」で、1906(明治39)年に東京進出。
1930(昭和5)年、新宿三光町(現 新宿5丁目)に移転し、近くの花園神社にあやかり「花園万頭」と屋号を改める。

2018年、破産(経緯はこちらを参照ください)
「パティスリー銀座千疋屋」が設立した「株式会社花園万頭」(新社)へ事業譲渡、現在に至る。


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そういった情報は少し前にたまたま調べて知っていたが、実際に「本店」に行ってみて、間口の小ささと飾り気のなさに戸惑いを隠せないワタシ。
お赤飯とか売っている街の和菓子屋さんのような店構えである (・Θ・;)

おそるおそる入店。


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許可をいただいてショーケースを撮影。
その間、買うものを吟味するわけだが、それが定まらない。
とにかく高いのである。


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覚悟を決めて聞いてみた。

「花園万頭って、単品で買えます?」
「はい」
「えーと、おいくらくらいで…」
「1個378円になります」

むぅ… ( ̄- ̄;) ムー


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知らなかったが、“日本一高い 日本一うまい”がキャッチフレーズだったらしい。
この質素な店構えとのギャップ甚だしく、知らない客はビックリするがな…。


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まあ、“高い”にはワケがある。


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皮にヤマイモ使用のいわゆる薯蕷まんじゅう。
こし餡には四国和三盆糖。
上品ですっきりした甘さの餡と大和芋のしっとり感が生きた外皮がよく合う。


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しかし、3個も買えば1000円を大幅に超過するわけで…。

「に… 2個ください💦」


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[DATA]
花園万頭 新宿本店
東京都新宿区新宿5-17-2 YMビル1F
https://www.tokyo-hanaman.co.jp/
https://www.instagram.com/hanazonomanjyu/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/dfnCAmr569k



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Re: No title

日が沈む~(略)さま

たしかに、和三盆使用の干菓子なんかおそろしく高いですもんね。
和菓子は安いのが当たり前で、買うほうはうれしいけど、この世の中お店は立ち行かなくなって… というケースがすごく多そうで、それでは元も子もない… というのは次号予告だったりもします。

「近江屋」は、はい、その近江屋です。
古きよき洋菓子店という風情ですごく好きなお店です。
淡路町・須田町かいわいは、いいお店がごっそり残る奇跡のエリアですよね。

No title

こちらの万頭、ちょっとお高い気がしますが、
和三盆使用ならば、仕方ないのかもしれませんね。
一橋学園『なにや』でも、和三盆を販売していますが、目が飛び出るような価格ですし。

「近江屋のケーキ」、というのは、御茶ノ水駅からも近い『近江屋洋菓子店』のことでしょうか。
イートインとテイクアウトの双方で、何度か利用しましたが、老舗なのにお手頃価格で、雰囲気もいいお店でしたね。
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