大山名物 創業明治5年! 【大津屋きゃらぶき本舗】
2022.10.23
大山編4本目。
ここまで書いてきたように、これは過去の大山参りを忠実になぞる旅である。
というか、結果的にそうなってしまってる。
でも観光ってそういうものですよね。

午前
箱根に行けば大涌谷で黒たまご食べるし、日光に行けば東照宮鳴き龍の間で手たたくし、浅草に行けば人力車に乗るし。……乗りますよね?
と、毎回おんなじおんなじ。でも楽しい。
こま参道 雑景
ケーブルカーでこま参道に下り、もう一つなぞらなければならないことがある。
土産物のきゃらぶきである。

午後
前に来たとき、雑誌かガイドブックかの情報があったんだと思うが、「大津屋」できゃらぶきを買った。
おそろしくおいしかった。
ずっと覚えていた。

「大津屋」のきゃらぶきは、“きゃらぶき”と“甘口きゃらぶき”の2種類。
後者は“五代目の味”というキャッチもいまどき風でちょっとアレだが、なにしろ“甘くないつくだ煮”というものを初めて食べて衝撃を受けたのが、こちらのきゃらぶき。
甘口という選択はありえない。

きゃらぶきと葉唐辛子を買う。

そのころ山で採ってきたフキで作ったきゃらぶきはなかなかいい線いっていたと思う。
それからもときどき作るが、最近どうもしっくりこない。
久々に食べて、自分の作るものと理想形との隔たりの大きさを思い知らされる。

さて、お土産も買ったことだし、ようやくちゃんと昼ごはん。
(つづく)

[DATA]
大津屋きゃらぶき本舗
神奈川県伊勢原市大山618
https://www.kyarabuki.com/index.html
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Ibd1-ooK5as
明治5(1872)年作曲


次号予告
大山編4本目。
ここまで書いてきたように、これは過去の大山参りを忠実になぞる旅である。
というか、結果的にそうなってしまってる。
でも観光ってそういうものですよね。

午前
箱根に行けば大涌谷で黒たまご食べるし、日光に行けば東照宮鳴き龍の間で手たたくし、浅草に行けば人力車に乗るし。……乗りますよね?
と、毎回おんなじおんなじ。でも楽しい。
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ケーブルカーでこま参道に下り、もう一つなぞらなければならないことがある。
土産物のきゃらぶきである。

午後
前に来たとき、雑誌かガイドブックかの情報があったんだと思うが、「大津屋」できゃらぶきを買った。
おそろしくおいしかった。
ずっと覚えていた。

「大津屋」のきゃらぶきは、“きゃらぶき”と“甘口きゃらぶき”の2種類。
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後者は“五代目の味”というキャッチもいまどき風でちょっとアレだが、なにしろ“甘くないつくだ煮”というものを初めて食べて衝撃を受けたのが、こちらのきゃらぶき。
甘口という選択はありえない。

きゃらぶきと葉唐辛子を買う。

そのころ山で採ってきたフキで作ったきゃらぶきはなかなかいい線いっていたと思う。
それからもときどき作るが、最近どうもしっくりこない。
久々に食べて、自分の作るものと理想形との隔たりの大きさを思い知らされる。

さて、お土産も買ったことだし、ようやくちゃんと昼ごはん。
(つづく)

[DATA]
大津屋きゃらぶき本舗
神奈川県伊勢原市大山618

[Today's recommendation]



https://youtu.be/Ibd1-ooK5as
明治5(1872)年作曲


次号予告
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Re: No title
ツキさま
たしかに参道の世俗と本社の神世のコントラストの際立つ山なのかもしれません。
とうとう山頂には行けませんでした… という参り方もアリかと思います。
たしかに参道の世俗と本社の神世のコントラストの際立つ山なのかもしれません。
とうとう山頂には行けませんでした… という参り方もアリかと思います。
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No title
決して全てが元気に開店という状況ではないでしょうが、それでも両脇を固める土産物屋さんとか食堂を兼ねた宿とか諸々連ねた軒先が開いているという参道。全国に数多ある商店街と同様、今どき日本の神社の下りでどれほど有るでしょう。小さい規模ながら一軒二軒しかない饅頭屋さんとか茶屋など、それさえ閉まって久しい坂を自分は幾度も見てきました。 大山の参道へはバイクでふらりと厚木平塚あたりを走っていた際に、標識に誘われて立ち寄ったに過ぎぬ所です。駐車場から上がるケーブルの乗り口までの傾斜は当時の自分にさえきつく、今は行こうとさえ考え及ばずです。ただ、私たちに身近な高尾や御岳といった地の利の良い場所よりも、却って生き生きとした空気に心躍らされたことだけは確かです。本社までは程遠い神世の山かもしれませんが、なぜか親しみやすい。そんな気がします。