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夏の名残を惜しむ 【御菓子司ふくしま】

2022.09.03

 先ごろ東大和「匠紀の国屋」の冷やし求肥ぜんざいなる菓子をいただいて、そういえば今年こういうの食べてないなぁ… となった。
“こういうの”とは、いわゆる四季折々の和菓子。

和菓子は、旬の素材を使うことはもちろん、菓子そのもので季節感や日本人の美意識をも表現する芸術作品といわれる。
夏には夏の風情を表す和菓子が作り出されてきた。

ところが今年のような夏に、そもそも“夏の風情”など見いだすことができるだろうか…?
生きるのにいっぱいいっぱいなくらい暑ければ、風情も何もあったものじゃない。
和菓子ぃ…? 持って帰る間に溶けるわ!!

それではあまりに寂しいので、秋モードに切り替わる前に夏の名残を惜しんでおきたい。


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東大和の古い商店街・富士見通りの古い和菓子店「御菓子司ふくしま」。


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いまや貴重な街の和菓子屋さんで、季節ごとに商品を入れ替えている印象だが、店頭の張り紙で夏の和菓子となると麩まんじゅうと若鮎くらい。
タイミング的に、かろうじて引っかかってる感じ。


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こういうことは“粋”という美意識の世界の話であり、“走り”は喜ばれるがわざわざ“名残”を求めようという人は多くないということ。


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ショーケースには水ようかん、白玉大福、麩まんじゅうと並んでいる。


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1個ずつ頼んだが水ようかんは売り切れ。
あと、どら焼きが看板っぽいので、栗どら焼を追加。


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実はこちらのどら焼き、以前、ウォークラリーの“ひがしやまとスイーツウォーキング”でいただいたことがある。
イベントの無料配布用に特製の小さいどら焼きを大量に用意してあり、いたく感心した… というようなことを話すと、お店のおかあさんはよく覚えていないと。


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調べてみるともう5年も前の話だ。
(ウォーキングイベントとしての)スイーツウォーキングはコロナ禍の2020年以降行われていない。


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生麩のもっちりした食感とさらっとしたこしあんがよく合う。
白玉大福の皮はつるりとしてのど越しがよく、くどさを感じない。
寒い冬の温かいあんこもいいが、暑い日のさらっとした冷たいあんこもまたいい。


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これでお月見団子も心置きなく食べられるというもの。


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[DATA]
御菓子司ふくしま
東京都東大和市南街6-4-2





[Today's recommendation]

wachat220903.jpg




https://youtu.be/vp_h649sZ9A



20220903 fukushima-41
第6回ひがしやまとスイーツウォーキング(2017年)の様子


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Re: 老舗の和菓子屋さん

no nameさま

緑が麩まんじゅうで、白いのは白玉大福というらしいです。
どっちもプルプルもちもち、素朴な味わい。
ぜひ行ってみてください❢

老舗の和菓子屋さん

こちら、凄いです。
これだけの種類の生菓子を販売しているという事。
最後の1枚は手作り感ともちもち感が写真でも
伝わってきました~
麩まんじゅうと、もうひとつの麩まんじゅうでしょうか
触ってみたくなりますね。
貴重な記事をありがとうございます。
東大和、いつの日か訪問してみますね。
貴重な記事に感謝いたします。

Re: No title

ツキさま

そういうお店がなくなっていくのは寂しいことです。
寺社の参道などの衰退著しいのも、やはり小商いが立ち行かなくなっていることの表れ。
いずれ浅草寺の仲見世にもシャトレーゼやコンビニが軒を並べるようになるんでしょうね。

No title

お年寄りの世代交代が進めば、和菓子の市場も大きな工場で作られたものしか残らなくなるかもしれませんね。中村屋や山パンなどは団子やおはぎなどスタンダードなものを店頭に並べ、シャトレーゼなどでも焼き菓子などを工夫して作ってくれています。
ただ、こうした小さいお店は1店舗の軒先だけでの商売になってしまうから、車社会の今では駐車場を擁する施設のテナントには追いつけません。応援したいという気持ちは各々の地元民にあるはずでも、絶対的な数というテーマには敵わずの図がもどかしくも残念です。

自分の街の氏神様の近くにも2軒のお菓子屋さんがありますが、一軒はたぶん廃業。そしてもう一軒も、コロナ以後はシャッター開いたり閉まったりの繰り返し。話好きだけど、どもり口調のオヤジさん。キビキビとした女将さん。奥の工場で動く無口な誰か。お昼時に訪ねれば、店と工場の境に置いたテーブルで食事を囲む人たちの蒸した光景に見る日本の既視感。たまに幾つか買う草餅を土産に賽銭箱の前で挨拶をした後は、神主さんと世間話で菓子を食らう。いつか、店の白い包み紙も見なくなる日が来るのが侘しいです。
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