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老舗菓匠の復活劇 【匠紀の国屋 東大和店】

2022.08.27

 多摩地域を中心に和菓子店を展開する「紀の国屋」(本社:武蔵村山市)が2022年5月16日に廃業を発表し、地域住民の間に衝撃が走った。5月25日、スイーツのインターネット販売を手がけるアイ・スイーツ㈱(文京区)が、紀の国屋の元従業員20人を雇用し「匠紀の国屋」として和菓子製造販売を開始すると発表、廃業からわずか10日での新ブランド立ち上げ・再始動という急展開に、再び驚きの声が広がった――

一連のニュースは東京ローカルではかなり話題になり、僕も衝撃を受けた1人である。
「紀の国屋」を最初に知ったのは新宿・京王百貨店の店舗で、「銀座千疋屋」などと同じ区画に出店していて超高級ブランドという刷り込みがあったため、そんな会社でも倒産するのか!? …と。

ただし、情報弱者のワタクシがキャッチしたのは冒頭ニュースの前段のみ。
Instagramフォロイーさんの投稿で「紀の国屋」復活を知ったのは、発表2カ月後の7月下旬のこと。


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今日、東大和の中央通りを自転車で走っていて「紀の国屋」の文字を発見。
ここがそうかぁ…
元の「紀の国屋 東大和店」から東にわずか280mという立地である。


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新ブランド「匠紀の国屋」出店第1弾として国分寺店と東大和店が同時オープンしたのは6月3日。


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お話を伺うと、現在自社で製造しているのは、「最中」2種、どら焼き「こじゅう」、「あわ大福」の4品とのこと。
いずれも以前の看板商品を継承するもので、「相国最中」や「おこじゅ」と聞けばピンとくる方も多いと思う。
「かなり再現できていると思います」という自信作だ。


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それぞれ1つずつと、季節商品の「冷やし求肥ぜんざい」を買う。


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食品製造業において事業拡大と地元顧客の支持は相反する関係というイメージもあるが、廃業の発表に際しSNS上には地元ファンの惜しむ声が多数寄せられたという。
再スタートの6月3日には開店前から行列ができた。


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「地域の皆さまに愛されて育てていただきたい、そんなスタンスで運営していきたい」(アイ・スイーツ 稲垣富之社長)


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[DATA]
匠紀の国屋 東大和店
東京都東大和市向原3-2-13
https://twitter.com/tkm_kinokuniya





[Today's recommendation]

wachat220827.jpg




https://youtu.be/yvZwSPhvjts


https://youtu.be/bcrEqIpi6sg



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非公開コメント

Re: No title

ツキさま

いや、腕組みってどうなのよ…? という現場での違和感を思い出させられまして…(笑)
まあ、いろいろ考えさせられ、ありがたかったです。

No title

批判など、とんでもありません (恥汗)
こちらこそ不作法に考えもなく書き込み失礼しました (大反省)

Re: No title

ツキさま

ご批判、耳に痛いです。
世間知らずなので、ときどき考えなしに能天気なこと書いてるんだろうな… と反省させられました。
ありがとうございます。

No title

廃業、実質倒産から短期間での生まれ変わりですから、ほんと、西多摩住人からしてみれば鮮やかな出来事でした。
でもまぁ、、、、ラーメン屋さんの大将みたいな四人の腕組み肖像を店内にというのが、どこかしこから囁き声が聞こえる噂?噂でありますww 苦情では決してないと思います。。爆
また、全く違う経営陣によるリブランドですので仕方のないこともあります。子会社ではなくとも、旧紀の国屋の紙箱で日常業務のほとんどを埋めていた印刷屋さんも路頭に迷う憂き目。どうやら廃業の発表も青天の霹靂であったそうで、前触れもなく荒海に投げ出された小舟の如し。匠〜とは別の有志によりクラファンの動きがあり、製造済みの紙箱を使った化粧箱の販売などに向かっているようです。しかしながら、個人的な視点で見るなら厳しいように思えます。いろいろあるのでしょうが、匠〜のバックボーンである新興会社も、こうしたフォローまでできるのであれば更に共感と信用を物にできるはずなのにと溜息漏らした新展開でありました。
旧店舗や工場の皆さんに救いあれと願う次第です。
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