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これも東京ラーメン原風景 【丸福中華そば 西荻店】

2021.12.11

 ブログタイトルに“昭和”とついているくらいだから、ある意味時間が止まっている部分があって、たとえばラーメン。
いまどきの人気店にはさほど興味はないが、往年のビッグネームに弱い。
「丸福」なんて、名前を聞いただけでひれ伏す。


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いまの人にはそのへんの基準がわからないだろうから、お店も混むことはない。
土曜の12時40分で先客2名。
ありがたいことです。


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が、こちらの「丸福」さん、かの「丸福」とはビミョーに系統が違うらしい。


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そのへんの事情について、あるいはそもそも「丸福」とは何か、過去記事を参照していただければと。
なお、“かの「丸福」の謎”に関してはこちらの記事が少し迫ってるかも。


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1・2階の2フロアで、1階はカウンター5席と小さいお店。
いまはコロナ対応で4席に減らしてあり、思いのほかゆったり落ち着ける。


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人気No.2という玉子そばを注文。
昔は代名詞的な品で、1人で入るときはいまだにそれ。
いまのNo.1はワンタン麺で、後客4名の注文は全部そっちだった。


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店員さんは若めの男女で、普通に日本語を話すが知らない言語も聞こえてくるので、中国系の方かな。昔はプライド高そうなおやじがやっていたものだが…。
いまは作り手側にも過去の栄光の記憶は引き継がれていないだろう。


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しかし、ひと口スープをすすって「あ… 丸福だ!」と、味のほうはしっかり継承されているのである。
いいかげんな味覚の人間がごくたまに食べても思い出される味。


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こちらのスープは、千葉県・入正醤油の超特選しょうゆを使い、玉子の煮汁とそぼろを加えることで独特の風味を醸し出している。魚介系は使っていない。
スッと鼻に抜ける香気は、いまなお気高い。


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年の瀬にノスタルジックな感情が高まるのは、自分だけだろうか。


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[DATA]
丸福中華そば 西荻店
東京都杉並区西荻南3-25-7





[Today's recommendation]

wachat211211.jpg




https://youtu.be/Ezqen5-UxlQ



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西荻窪駅はすごい人出


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