予想をはるかに超える特製麺 【中華料理 味源】
2021.12.23
前記事の続きというか、話は前後するが、ケーキを調達する前に久米川で昼ごはんを食べることにした。
寒いのであったかいものが食べたい… ということで、熱そうで辛そうな銅鍋料理のポスターが壁面にデーンと貼ってある「中華料理 味源」へ。

前にも書いたが、こちらは多摩地区などで地味に展開する某北海道ラーメンチェーンとは(たぶん)無関係の、昨年オープンした華僑系中華料理店。
1枚目の写真のように某餃子チェーンの真上という立地であり、ケンカ売ってんのか…? と取れなくもないが、2店分の幟が並んでいる様子は活気につながる。同じ中華といっても系統はだいぶ違っており、競合というよりすみ分けによるシナジー効果も期待できそうだ。
実際、前に入ったときより客入りはだいぶいい。
もっとも、前回は第4波と第5波のはざまという微妙な時期ではあったが。

昼から鍋にするわけじゃないが、熱そうで辛そうな担々刀削麺というものがランチメニューにあってちょうどいい。
…と思ったが、お店に入ってこちらの売りが羊料理だったことを思い出した。
ラム肉入り麺料理など、あったまりそうでもあるし、ぜひ食べてみたい。
せっかくだから豪華そうな羊排燴面(ラムのスペアリブ入り特製麺)を注文すると、「それはいまはできない」とホール係のおねえさん。
なるほど隣の品は“時価”とか書いてあるし、予約が必要なのかも… と、じゃあ坦々刀削… と言いかけたところに「あ、こっちならできます」と、羊肉燴面(ラム肉入り特製麺)を指さすおねえさん。
それも十分おいしそう。よかったよかった。
もう1品はランチのBホイコーロー。
ホイコーローすぐ来る。
そういうオペレーションのもようだが、スープ、サラダ、デザートが付いて680円と、コスパ超優良である。

油をたっぷり使い、甘いタレとしゃきっとした野菜が本場の中華料理らしさを演出。
日本人には出せない味かも。

羊肉燴面は白湯系のスープに太いビロビロ麺が見え隠れ。
刀削麺のようだ。
刀削麺も食べたかったのでこれはうれしい! と太麺をたぐると、別の麺様のものが一緒に持ち上がる。それも2種類。
なんと、この特製麺、3種の麺の合盛りなのだった。
刀削麺と太めの春雨、もう1種類は白っぽい縮れ麺で、はじめ即席麺のような乾麺かと思ったが風味と食感が麺というより湯葉を思わせる。これはいったい…?
相方が卓上メニュースタンドを見つけた。
“胡辣湯 牛・羊ピリ辛スープ(干し豆腐・春雨・牛・羊)”
この特製麺は、上記スープに刀削麺を加えたものに違いない。この白い縮れ麺は干豆腐か! となったのである。

スープは白湯のあっさり系に見えて、実際けっこう辛い。
基本はシンプルな塩味で、具もラムのスライスのほかキクラゲとパクチーのみ。
羊肉風味のピリ辛スープにパクチーがとてもよく合う。
原材料も太さも食感も違う3種の麺の絡み合いも、おもしろい。
この個性派麺料理、気に入った!
あとで調べると“干豆腐”は豆腐に圧力をかけて水分を抜き乾燥させたもので、細切りにしたものは“豆腐干絲”と呼ばれる中華食材の定番と。
こんな身近な場所で、わずかなランチタイムに、異文化にどっぷり漬かった気分にさせられた。
[DATA]
中華料理 味源
東京都東村山市栄町2-19-17
[Today's recommendation]



https://youtu.be/XI6C7L66zq8


ひつじ雲
前記事の続きというか、話は前後するが、ケーキを調達する前に久米川で昼ごはんを食べることにした。
寒いのであったかいものが食べたい… ということで、熱そうで辛そうな銅鍋料理のポスターが壁面にデーンと貼ってある「中華料理 味源」へ。

前にも書いたが、こちらは多摩地区などで地味に展開する某北海道ラーメンチェーンとは(たぶん)無関係の、昨年オープンした華僑系中華料理店。
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1枚目の写真のように某餃子チェーンの真上という立地であり、ケンカ売ってんのか…? と取れなくもないが、2店分の幟が並んでいる様子は活気につながる。同じ中華といっても系統はだいぶ違っており、競合というよりすみ分けによるシナジー効果も期待できそうだ。
実際、前に入ったときより客入りはだいぶいい。
もっとも、前回は第4波と第5波のはざまという微妙な時期ではあったが。

昼から鍋にするわけじゃないが、熱そうで辛そうな担々刀削麺というものがランチメニューにあってちょうどいい。
…と思ったが、お店に入ってこちらの売りが羊料理だったことを思い出した。
ラム肉入り麺料理など、あったまりそうでもあるし、ぜひ食べてみたい。
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せっかくだから豪華そうな羊排燴面(ラムのスペアリブ入り特製麺)を注文すると、「それはいまはできない」とホール係のおねえさん。
なるほど隣の品は“時価”とか書いてあるし、予約が必要なのかも… と、じゃあ坦々刀削… と言いかけたところに「あ、こっちならできます」と、羊肉燴面(ラム肉入り特製麺)を指さすおねえさん。
それも十分おいしそう。よかったよかった。
もう1品はランチのBホイコーロー。
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ホイコーローすぐ来る。
そういうオペレーションのもようだが、スープ、サラダ、デザートが付いて680円と、コスパ超優良である。

油をたっぷり使い、甘いタレとしゃきっとした野菜が本場の中華料理らしさを演出。
日本人には出せない味かも。

羊肉燴面は白湯系のスープに太いビロビロ麺が見え隠れ。
刀削麺のようだ。
![]() | ![]() |
刀削麺も食べたかったのでこれはうれしい! と太麺をたぐると、別の麺様のものが一緒に持ち上がる。それも2種類。
なんと、この特製麺、3種の麺の合盛りなのだった。
![]() | ![]() |
刀削麺と太めの春雨、もう1種類は白っぽい縮れ麺で、はじめ即席麺のような乾麺かと思ったが風味と食感が麺というより湯葉を思わせる。これはいったい…?
相方が卓上メニュースタンドを見つけた。
“胡辣湯 牛・羊ピリ辛スープ(干し豆腐・春雨・牛・羊)”
この特製麺は、上記スープに刀削麺を加えたものに違いない。この白い縮れ麺は干豆腐か! となったのである。

スープは白湯のあっさり系に見えて、実際けっこう辛い。
基本はシンプルな塩味で、具もラムのスライスのほかキクラゲとパクチーのみ。
羊肉風味のピリ辛スープにパクチーがとてもよく合う。
原材料も太さも食感も違う3種の麺の絡み合いも、おもしろい。
この個性派麺料理、気に入った!
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あとで調べると“干豆腐”は豆腐に圧力をかけて水分を抜き乾燥させたもので、細切りにしたものは“豆腐干絲”と呼ばれる中華食材の定番と。
こんな身近な場所で、わずかなランチタイムに、異文化にどっぷり漬かった気分にさせられた。
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[DATA]
中華料理 味源
東京都東村山市栄町2-19-17
[Today's recommendation]



https://youtu.be/XI6C7L66zq8


ひつじ雲
冷やし中華はじめました 【中華料理 味源】
2021.06.10
今日も暑い (ヾ; ̄▽ ̄)ヾ
昨日おあずけとなった冷やし中華を食べに、今日も久米川へ。
お店は去年オープンの「味源」。

店頭POPの雰囲気から明らかなように、某ラーメンチェーンとは関係ありません(たぶん)。
という店名や、某餃子チェーンの真上という位置取りから、やたら強気な出店計画と一部で話題になった(笑)。

このやたら情報量の多い販促物からも察しがつくように、こちらは中国系スタッフ運営店。

東村山市内ではいわゆる街中華が減少するのに反比例するようにこういった本場系が数を伸ばしている。
分類上“街中華”などと区別するため、こういうグループを“镇中華(チンチュウカ)”と呼ぶことを提唱したい(镇 ⇄ 町(Google翻訳))。
浸透しないだろうな…(笑)
(というか中国的用字まちがってたらご教示ください ( ̄ω ̄;) )
こういう品数の多いお店は迷ったら深みにはまってしまうので、今日のところは冷やし中華一点勝負と決めている。
一点といっても2人なのでバリエーションがあるといいな… という期待どおり、冷麺系は4種類。
黒坦々冷麺とゴマ冷麺を注文。

店内は広く、テーブル席が4人掛け×8卓、6人掛け×3卓、ゆったりと配置されている。
BGMはジャズ風やカンツォーネ風やクラシックギター風やとごちゃごちゃで、どういうUSENチャンネルなんだろうと首をひねるが、いわゆるイージーリスニング的な? そういえば『JET STREAM』を思い出した。聴いたことないけど。

ゴマ冷麺は具材もタレの味付けも和式冷やし中華のレシピにのっとったもの。
ゴマだれのベースはゴマペーストと甘酢である。

錦糸卵に加えて味玉もトッピングしてありオトク感がある。すごく肉厚のクラゲの食感が楽しい。

黒坦々冷麺は予想に反して甘くなく、同じゴマベースでもゴマ冷麺とはコンセプトから違っているようだ。

醤系? のうま味、黒ゴマのコク味、ラー油の辛味のバランスよいタレ、具のほとんどが千切り大根で出しゃばらず、料理としての一体感がある。B級冷やし中華の軽食感覚とは一線を画すおいしい麺料理だと思う。

サービスでスープが出てきた
こちらは羊料理が売りのようで、ラム肉入り特製麺などものすごく気になるラインアップ。
中国のどこの料理なのか聞いてみると、河南省という答え。
河南省といえば、黄河、洛陽、鄭州、龍門石窟、少林寺…

海外旅行が一般的でなかった1970年代、音楽を聴いて遠い異国の空に思いを馳せた。移動自粛の世相がそうさせるのか、あのころを思い出させる店内BGM。
――ではまた明日、午前零時にお会いいたしましょう。

[DATA]
中華料理 味源
東京都東村山市栄町2-19-17
https://localplace.jp/t100523854/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/cYHzrQdUPAQ


オウゴンオニユリ
今日も暑い (ヾ; ̄▽ ̄)ヾ
昨日おあずけとなった冷やし中華を食べに、今日も久米川へ。
お店は去年オープンの「味源」。

店頭POPの雰囲気から明らかなように、某ラーメンチェーンとは関係ありません(たぶん)。
という店名や、某餃子チェーンの真上という位置取りから、やたら強気な出店計画と一部で話題になった(笑)。

このやたら情報量の多い販促物からも察しがつくように、こちらは中国系スタッフ運営店。

東村山市内ではいわゆる街中華が減少するのに反比例するようにこういった本場系が数を伸ばしている。
分類上“街中華”などと区別するため、こういうグループを“镇中華(チンチュウカ)”と呼ぶことを提唱したい(镇 ⇄ 町(Google翻訳))。
浸透しないだろうな…(笑)
(というか中国的用字まちがってたらご教示ください ( ̄ω ̄;) )
![]() | ![]() |
こういう品数の多いお店は迷ったら深みにはまってしまうので、今日のところは冷やし中華一点勝負と決めている。
一点といっても2人なのでバリエーションがあるといいな… という期待どおり、冷麺系は4種類。
![]() | ![]() |
黒坦々冷麺とゴマ冷麺を注文。

店内は広く、テーブル席が4人掛け×8卓、6人掛け×3卓、ゆったりと配置されている。
BGMはジャズ風やカンツォーネ風やクラシックギター風やとごちゃごちゃで、どういうUSENチャンネルなんだろうと首をひねるが、いわゆるイージーリスニング的な? そういえば『JET STREAM』を思い出した。聴いたことないけど。

ゴマ冷麺は具材もタレの味付けも和式冷やし中華のレシピにのっとったもの。
ゴマだれのベースはゴマペーストと甘酢である。

錦糸卵に加えて味玉もトッピングしてありオトク感がある。すごく肉厚のクラゲの食感が楽しい。

黒坦々冷麺は予想に反して甘くなく、同じゴマベースでもゴマ冷麺とはコンセプトから違っているようだ。

醤系? のうま味、黒ゴマのコク味、ラー油の辛味のバランスよいタレ、具のほとんどが千切り大根で出しゃばらず、料理としての一体感がある。B級冷やし中華の軽食感覚とは一線を画すおいしい麺料理だと思う。

サービスでスープが出てきた
こちらは羊料理が売りのようで、ラム肉入り特製麺などものすごく気になるラインアップ。
中国のどこの料理なのか聞いてみると、河南省という答え。
河南省といえば、黄河、洛陽、鄭州、龍門石窟、少林寺…

海外旅行が一般的でなかった1970年代、音楽を聴いて遠い異国の空に思いを馳せた。移動自粛の世相がそうさせるのか、あのころを思い出させる店内BGM。
――ではまた明日、午前零時にお会いいたしましょう。

[DATA]
中華料理 味源
東京都東村山市栄町2-19-17
https://localplace.jp/t100523854/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/cYHzrQdUPAQ


オウゴンオニユリ