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小京都の酒蔵と衰退商店街と 【晴雲酒造】

2022.09.19

 小京都というと、“古い町並みや風情が京都に似ている、日本各地にある街の愛称・別称”Wikipediaというイメージで、“似ている”というあいまいな理由に基づく自称・他称が各地に自然発生しているものと思っていた。
実は小京都、認定制度によるブランディングだったらしい。

1985年、小京都と呼ばれる自治体の連携組織「全国京都会議」が結成され、以降、会議に加盟する自治体のみ“公式に”小京都を名乗ることができるようになっているらしい。

――ということを知ったのは“小京都・栃木”観光でもらってきた『小京都と京都ゆかりのまち』(発行:全国京都会議)というパンフレットを見て。
もちろん知財ではないので非加盟の“自称・小京都”も排除されるものではないが、パチもん扱いを免れないかもしれない。


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全国京都会議には現在(2022年4月現在)、全国40市町、関東では古河(茨城県)、足利・栃木・佐野(栃木県)、嵐山・小川(埼玉県)の6市町が加盟している。

意外だったのが埼玉県小川町。秩父圏の比較的近場エリアである。
――1300年の歴史を誇る小川和紙をはじめ、酒造、建具、裏絹などの伝統産業で古くから栄え「武蔵の小京都」と呼ばれています。(『小京都と京都ゆかりのまち』より)

驚くことに酒蔵が3つも残っているという。
酒蔵めぐり好きでもあるし、白昼の死角的小京都・小川町、行ってみるしかないでしょう。


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3つの酒蔵のうち今回選んだのは「晴雲酒造」。
併設の食事処「自然処 玉井屋」が偶然にも“行ってみたいお店リスト”に入っていたという。


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「晴雲酒造」はメインストリート風の古い商店街(熊谷小川秩父線)沿いの街の中心部に位置する。


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広い駐車場に車を止め、まず売店をのぞいてみる。


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仕込み水の湧水井戸や試飲機のある凝ったつくりの店内。


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うれしいことに試飲は無料で、相方は3種類試飲させてもらっていた。
もちろんお車の人は試飲できないが… (T_T) シクシク


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買い物は決まったが要冷蔵の酒なので買うのは帰り際ということにして、先に「自然処 玉井屋」で食事をすることに次回掲載


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「おがわの自然酒 生酒」と9月9日発売の「晴雲ひやおろし」を買う


蔵の前の通りのひなびた様子が気になって、食事のあと少し歩いてみた。


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ずっと立派な構えの店舗(遺構)が続き、繁栄の跡が見て取れ、正直言ってこれまでほとんど意識に上らなかった田舎町にいかなる歴史的背景があるのか、いやがうえにも気になった。
こういったところが“小京都”ゆえんか…。


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熊谷小川秩父線

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駅前通り(花水木通り)

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3蔵の一つ「武蔵鶴酒造」

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インテリアに名産品・細川紙(小川和紙)が使われているという小川町立図書館

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小京都・小川の主要産業であった紙商の店舗


途中、道沿いの家の方と思われるメリヤス姿のおじいさんが「どちらから?」と。
観光客風とみて声をかけてきたようで、この街について語りたいことがあるようだ。

「いまはこんななっちゃったけど、昔はこの通り全部がお店だったんですよ。残ったのは『しまむら』と『ヤオコー』だけ(笑)」

そんな切ない記憶を追体験できる街並みが続くのである。

(つづく)


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[DATA]
晴雲酒造
埼玉県比企郡小川町大字大塚178-2
http://www.kumagaya.or.jp/~seiun/index.htm
https://www.facebook.com/seiun1902/






[Today's recommendation]

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https://youtu.be/GP408ILt8cs



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次号予告


多摩の幻の酒造へ 【田村酒造場】

2022.05.28

 前記事の続きで、玉川上水に架かる宿橋を渡って多摩川方面へ。
崖線を下ったあたりから木立の向こうに見え隠れする風格ある建築。
敷地を通ってきた玉川上水の分水(田村分水)は細いながら流量豊かで、ひと目で水利に恵まれた土地であることがわかる。


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宿橋通りから右に入りさらに右に折れて酒造場入り口まで120m続く黒塀。
切妻造・黒釉薬塗り桟瓦で葺いた土蔵建築群。
1822(文政5)年の創業からちょうど200年を迎えた「田村酒造場」である。


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実は入れるのか確信を持てないままやって来た。
HPには“2022年6月以降の少人数蔵見学再開”とある。
蔵見学はできなくとも売店で買い物や試飲はできる… と、以前調べたときどこかで見たような気がするんだが…。


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門のところからおそるおそるのぞき込むと、奥の蔵のあたりに自転車ライダーが2人。
OKみたいだ c( ̄▽ ̄)


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こちらは1830(文政13)年築の前蔵。
切妻造・桟瓦葺の2階建て土蔵建築で、現在はお酒を展示販売するギャラリーとして使用されている。


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中は無人でオロオロしているわしら。
すぐに事務所のほうから係のおじさんがやって来て、いろいろ丁寧に説明してくださったのであった。


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試飲マシン的なものを目ざとく見つけたワタシ。

「こ、これはっ♪」
「はい。こんな立派な試飲器を作ったんですが、まだ使ってないんですねー」
「は…?」
「マスクを外して飲んでいただく状況というのは、まだちょっと…」


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それはわかるが、わざわざ電車でやって来たのはひとえに試飲のため… とショックを隠せないワタシ。
でも車で来ていたら前記事の偶然の発見はなかったわけで、世の中ちゃんと収支バランスがとれるようになっている。


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展示銘柄のうち、「純米吟醸 本まぐろ」と「嘉泉 純米 白麹使用」について詳しく説明していただいた。

前者は面白い名前だが商標登録してあり、ズバリお刺し身に合う酒。
精米歩合50%の吟醸酒だが、ときに刺し身の繊細な風味の邪魔になる吟醸香を抑えた酒とのこと。

後者は80%と逆に精白率の低い酒で、酸味の強い自然酒のような味わいだが、燗をつけることによって癖が消え“ひれ酒のようなうま味”を増す、と。
「ぜひ、冷と熱燗、飲み比べてみてください」とおじさん。


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説明が上手だから買わずにはいられない。
購入は商品カードを持って向かいの棟の事務所へ。


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ちょうど酒かすサービス期間で、いくらでもくれると。
その場に出ていた2袋、ありがたく頂戴した。


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帰りしな、あっちのほうで作業していたさっきのおじさんがわれわれを見つけて声をかけてきてくれた。
「ヒヤとアツカンでー!」


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[DATA]
田村酒造場
東京都福生市福生626
https://www.seishu-kasen.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/K5wjuHKZJjI
1822(文政5)年作曲



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福生駅前


名にし負う 【豊島屋酒造 KAMOSHInoBA】

2021.12.16

 仙台の友人KE君から牡蠣が送られてきた。名にし負う松島かきである。
あとで聞いたところ、シーズン初めから毎週のように食べ、おいしくなってきた頃合いで送ってくれたと。
ありがたいね ♪(o ̄∇ ̄)/


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牡蠣が来たので酒を買いに豊島屋酒造の売店スペース「KAMOSHInoBA(醸しの場)」へ。


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前記事同様、ちょうど1年前に訪れており、年間のサイクルのようで安心・安定な行動といえる。


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※許可をいただいて撮影


KAMOSHInoBA Limited Editionすなわち醸しの場限定酒“NEONシリーズ”から、“NEON GREEN 特別純米無濾過生原酒”を購入。


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夜は蒸し牡蠣と酢牡蠣に。
たらふく食べてもまだ3分の1程度で、あとは翌日に。


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蒸し牡蠣。これじゃさっぱりわからんが、酔っ払ってるのでスイマセン


お返しに酒を送るのに、2日続けて「KAMOSHInoBA」へ。


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1本は前日飲んだ“GREEN”で、上品な甘味のある芳醇な味わいの酒。
もう1本、“NEON BLUE 21 純米吟醸無濾過生原酒”は、限定酒リピ-ト率No.1で、爽やかなかんきつ系の香りに心地よい微発泡感あるスッキリ辛口であると。


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こちらは、名にし負う江戸の草分。


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[DATA]
豊島屋酒造 KAMOSHInoBA(醸しの場)
東京都東村山市久米川町3-14-10
http://toshimayasyuzou.co.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/00WCEbKM_SE





 松島かき!

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松島湾磯崎の牡蠣。
殻付きの焼き(蒸し)用と生食用チューブ。


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毎年送ってもらっているが、今年もうまいぞ!


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お酒好き要チェックのテーマパーク―1 【石川酒造直売店 酒世羅】

2021.06.27

 とあるメールマガジンで石川酒造のイベント情報を見つけた。
毎月4週目週末は感謝Dayとのことで直売所などでさまざまなサービスが用意されているが、特にこのタイミングで目を引くのが送料無料キャンペーン。お中元が送料無料になるのはかなりうれしい。酒蔵見学も兼ねるので観光要素のポイントも高い。
27日(日)に出かけることにした。


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普通、車で行くような距離感だが、目的地は酒蔵である。車で出かけて後悔するシーンが多々予想されるわけで(試飲とか…)。車でラクするのと試飲とどっちを選ぶかと聞かれれば、迷わず「試飲!」と答えるワタシ。


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当日、台風と梅雨前線の影響で予報は雨だが、朝降っていないので酒飲みの本能の赴くままに電車で出かける。乗り換え1回・片道20分強と、実は電車の便も悪くないのだ。


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西武拝島線拝島駅から徒歩20分。


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福生市熊川の石川酒造は創業150余年。東京に残る数少ない酒蔵の一つである。


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銘酒「多満自慢」で知られるが、明治期にはビールづくりにも挑んでおり、1998年に「多摩の恵」の名で111年ぶりにビール醸造を復活させている。


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敷地内には国指定登録有形文化財の建造物が6棟あり、和の食事処、ビアレストラン、直売所などを併設。
“酒飲みのテーマパーク”をコンセプトに常設の観光施設として開放されている。


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長屋門(国登録有形文化財)

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雑蔵(右、国登録有形文化財)

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「福生のビール小屋」

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麦酒釜の館


直売所「酒世羅」へ。
“さけせら”と読み、英語で“Sake Cellar”と表記する。


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「多満自慢」の各定番ブランドや季節限定品、クラフトビール「多摩の恵」「TOKYO BLUES」がズラッと並び、壮観。
酒器や小袋、酒粕クッキー・あめ、酒粕石けん・入浴剤… と品ぞろえも豊富で、見ているだけで楽しくなる。


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が、“試飲中止のお知らせ”の掲示。
がーん ( ̄▽ ̄;)!! ガーン


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許可をいただいて撮影


多満自慢の人気銘柄「雄町」純米吟醸生原酒四合瓶とビール4本(「TOKYO BLUES」3種+「多摩の恵 明治復刻地ビール」)を詰め合わせにしてもらって仙台の友人に送る。
家飲み用にも同じ「雄町」とビールを2本購入。


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外では感謝Dayの一環として限定ビール&樽酒の量り売りが行われていた。
「多摩の恵」ヴァイツェンを買って敷地内の井戸裏スペースへ。


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井戸とは昭和30年代まで使われていた仕込み水の井戸で、樹齢700年超の御神木に守られ、横には明治期に使われていたというビール醸造用の大釜も展示。
その裏が井戸枠や大がめをテーブル代わりに使った休憩所になっている。


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苔むした木々に囲まれ堀を流れる清らかな水音を聞きながら飲む蔵出しの一杯。
こたえられません。


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時刻は11:20。
ビールが呼び水となリ、一気に空腹感が…

(つづく)


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[DATA]
石川酒造 直売店 酒世羅
東京都福生市熊川1
https://www.tamajiman.co.jp/
https://www.facebook.com/tamajiman/
https://twitter.com/tamaji_man
https://www.instagram.com/ishikawabrewery/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/cGnZHIY_hoQ


東村山生まれの銘酒たち 【本多屋酒店】

2021.05.03

 東村山市民の自慢の一つが、日本酒醸造所とビール醸造所の両方が市内にあること。

「豊島屋酒造」は1596(慶長元)年創業の老舗酒造で、近年“屋守(おくのかみ)”ブランドで全国的に知名度が高まっている。

「Distant Shores Brewing(DSB)」は2017年に設立されたクラフトビール工場。
コロナ禍の昨年、ボトリング商品の販売を開始しており、それまで市内では週1~2回開かれるテイスティングルームでしか飲むことができなかっただけにファンを喜ばせた。“コロナの功罪”の功の部分といえる。


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意外なことに東村山市内に屋守やDSBのボトルを扱っている販売店はほとんどない。
DSB商品は工場向かいの「セブンイレブン東村山秋津町3丁目店」と栄町の「本多屋酒店」の2店、屋守特約店は唯一「本多屋酒店」があるのみ。


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本多屋酒店は東村山生まれのお酒を両方とも買える唯一の酒屋さんである。
GWの自宅飲み用に両方まとめて買いに行った。


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いずれも最新入荷品的な、“桜Paw ハードセルツァー”と“屋守 純米中取り 直汲み生”。


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“桜Paw ハードセルツァー”は、DSBや本多屋酒店のインスタ投稿にあって気になっていた。
「ラズベリーとレモンを加えたさわやかな香りと果実感のある酸味が特徴的」とある。


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ハードセルツァーとはフルーツフレーバーの炭酸アルコール飲料のことで、アメリカで大人気なのだそうだ。
スピリッツを割るカクテルや酎ハイとは異なり、サトウキビや大麦を原料とする発酵飲料である。


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一方、屋守の“純米中取り 直汲み生”。


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こちらもピリッとくる微発泡タイプで、ダイレクトに瓶詰めする直汲みならではのお酒。
甘さが残るが、ベタつかない自然な米の甘味にうっとりさせられる。


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酒やビールを地産地消って、得難いぜいたくだと思う。


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[DATA]
本多屋酒店
東京都東村山市栄町3-32-7
https://www.hondaya-saketen.com/
https://www.facebook.com/hondayasaketen
https://twitter.com/yasakanosakaya
https://www.instagram.com/hondayasaketen/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/L9sHfcCwTYA


いまに伝える江戸の粋 【豊島屋酒造 KAMOSHInoBA】

2021.02.10

 立春を迎えて最初の楽しみ事は、豊島屋酒造の白酒。
雛飾りは娘が生まれその健やかな成長を願って始めた習慣ではあるが、2人ともとっくに立派に育って家を出ているいまとなってもやめるつもりはない。
年中行事を大事にしたいというのもあるが、この場合、白酒そのものがポイントである。


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“豊島屋_白酒”で検索するとたくさんヒットする。
豊島屋のルーツは初代豊島屋十右衛門が神田鎌倉河岸で始めた酒屋兼居酒屋で、1596(慶長元)年創業。寛政年間には“江戸商人十傑”に名を連ねるほど栄え、特に白酒は「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」と詠われるほど名高かったという。


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『江戸名所図会』


「江戸の草分 豊島屋の白酒」は、そんなお江戸名物がいまに伝わる貴重な品。
現在、白酒を造っている酒蔵は全国でも数少ないそうだ。



https://youtu.be/EJCemUJQyKA


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――江戸時代からの伝統に基づいて、昔ながらの製法にこだわった、本年の「江戸の草分 豊島屋の白酒」が出来上がりました。江戸時代の古文書『江戸名所図会』にも描かれ、お雛祭にお供えする白酒の元祖と云われる優美な甘さが特徴のお酒です。豊島屋本店HP


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以前は確実に買えるところが少なく入手に苦労したが、酒蔵併設売店「KAMOSHInoBA(醸しの場)」ができて地元民にはありがたい限り。
店内にはたくさんのつるし雛が飾られ、華やかな雰囲気。


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今週末泊まりに来る娘に持たせる用と合わせて2本。


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大安の明日、うちもお雛さまを飾ろう。


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[DATA]
豊島屋酒造 KAMOSHInoBA(醸しの場)
東京都東村山市久米川町3-14-10
http://toshimayasyuzou.co.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/zqQjgMUngHM



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桃… ではありません


巣ごもり年越しに地元の銘酒を 【豊島屋酒造 KAMOSHInoBA】

2020.12.29

 お正月の酒をどうするか…? という話になった。
いつもの年であれば早稲田の穴八幡宮に「一陽来復御守」を授かりに行った流れで馬場下交差点の酒屋で一陽来復ラベルの酒をなんとなく買っていたところ、異常事態の今年はそういうのもちゃんと考えないといけない。


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「豊島屋はもうやっていないだろうか…?」
「えーと…」とググる相方。「いやだ、お父さん豊島屋のインスタ投稿にイイねしてるじゃない」
つまり情報にアクセスしておきながら把握していないと。


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忙しいとなかなか… あとでちゃんと見ようと思っている投稿を見失ったりするわけで、インスタほぼ初心者ママの人間はそこで保存機能というものを教えてもらったりと。
「年末は31日までやってるって」


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ということで、豊島屋酒造の酒蔵併設売店「醸しの場」へ。


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インスタに投稿してあったのが年末年始限定販売の告知で、「金婚 樽生原酒」という銘柄。
ちなみに「金婚」は豊島屋酒造の昔ながらのメインブランドで、年配の方には、いま人気の「屋守」や「十右衛門」よりこっちのほうがなじみがあるかもしれない。


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注文ごとにその場で樽から瓶詰めしてくれる。
樽酒独特の芳香が漂う。


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帰って開栓… はしていないので、まだ味わってはいない。
だって、いま開けたら年明けまでもたないだろう ( ̄。 ̄)


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12月31日17時まで営業しているとのこと。
巣ごもり年越しに対応してくれていてうれしいね👍


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[DATA]
豊島屋酒造 KAMOSHInoBA(醸しの場)
東京都東村山市久米川町3-14-10
http://toshimayasyuzou.co.jp/





[Today's recommendation]

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話せば長くなるが、某公園(左)閉鎖に伴っていただいてきた猫像にビビって半日メシもノドを通らなかった先住の茶白(しっぽ太いし)




https://youtu.be/09p2C8ffP-w


気ままにふらっとクラフトビール 【Distant Shores Brewing】

2018.09.09

 昼に食べた「ミノールマルシェ」のピザが期待以上のおいしさだっただけに、もやもやするものがある。
ノンアルコールビール、残念すぎ… ε~( ̄д ̄ ;)ゞ ハァー…

かたき討ちじゃないが、おいしいビールを飲みに行くことにした。


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日曜日は「Distant Shores Brewing(DSB)」のテイスティングルーム営業日。
夕方、ぶらぶら歩いて向かう。


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DSBは去年11月に東村山市秋津町に設立されたビールブルワリーで、毎日曜午後(1 PM- 6 PM)にテイスティングルームをオープンしている。

DSBは、いわゆるクラフトビールの醸造所。
クラフトビールとは何か。


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――アメリカ合衆国における小規模なビール醸造所(マイクロブルワリー)の業界団体であるブルワーズ・アソシエーションは、クラフト・ブルワリー(craft brewery)を“小規模、独立、伝統的(small, independent and traditional)と定義している。(Wikipedia)

日本でも全国地ビール醸造者協議会(JBA)が「クラフトビール(地ビール)」の定義をしており、同様に「独立・小規模・伝統的」を要件としている。

つまり、四大メーカー以外の地域密着型の小規模醸造所で造られるビールと考えればわかりやすい。
品質が重視され、大手メーカーに比べ種類が豊富で、個性あふれる多様なビールを手掛けることが特徴とされる。


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テイスティングルームでは新作が2品出ている。
せっかくなのでその新作、Sunset Wheat AleとMärzen(Oktoberfest)を頼む。


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ビールを受け取るとき写真を撮らせてもらっていると、スタッフのおねえさんが絵づくりに泡を足してくれた。


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たしかに、こちらのつぎ方は泡にあまり頓着しないように感じられるところが、個人的にはちょっと残念。
ブルワーはバーテンダーじゃないので… と割り切って考えていたが、改善ポイントはスタッフがいちばん認識しているということ。


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Märzenはジャーマンラガーとある。
DSBの製品は、ペールエール、IPA、スタウト、ウィートエールなどエールビールが主体だと思うので、ラガーは珍しいかも。
長く日本のビールを飲んできた人間にはなじみのある苦みを感じる。クラフトビールらしい複雑なコクがうれしい。うまみがじんわりやって来る。

Sunset Wheat Aleは名前からして小麦のビールだと思うが、とろみを感じるやさしい味わい。
酵母という文字をあらためて考える。こんなにおいしいものをつくり出す、母は偉大なんだなぁ。


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発酵&貯酒タンクの棟の窓が開いていて、中から音楽が漏れている。
日本酒の発酵を促進させるためとかでクラシック音楽を流している蔵があるという話を聞いたことがあるが、こちらはUKロック。
芯の通ったエールビールが醸し出されそうだ。

日曜の夕方、クラフトビールのお店に歩いてふらっと出かけられるぜいたく。


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[DATA]
[DATA]
Distant Shores Brewing(ディスタント・ショアーズ・ブルーイング)
東京都東村山市秋津町3-14-2
https://distantshoresbrewing.com/
https://ja-jp.facebook.com/dsbrewteam/





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=1lyu1KKwC74



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地元ブルワリーにキッチンカー参戦! ――その1 【Distant Shores Brewing】

2018.07.15

 ずいぶん前に『小商いのすすめ』を読んでから、相方は地元を意識するようになったらしい。
生協の集まりに顔を出すようになったし、インスタのフォローも近所が好き。
そもそもここに越してきたのは、都心へのアクセスがいいわりに自然が豊かでのんびりしているから。お互いに田舎の育ちなもので、都会暮らしは性に合わなかった。


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「Distant Shores Brewing(DSB)」は去年11月、東村山市秋津町に設立されたビールブルワリー。今年3月にはテイスティングルームがオープンし、毎日曜午後(1 PM- 6 PM)に営業している。
今回はタイ料理のキッチンカーがやって来るという。


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この暑さ続きにタイ料理はいいね! とばかりに、出かけたのは午後4時。日は傾き風が出ていても30℃近い。ビールにもってこいだと思ったが、案外人出は少な目。
駐車場に遠慮がちに緑のフードトラックが止まっている。


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いそいそとビールを注文。
今回は“コンニチワマイケルデス! ver.2”と“Juice竜巻”。


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ここのビールは本当においしい。発酵食品とか菌活とかがはやってるけど、そんな理屈を通り越して、体が素直に喜ぶような味。市販のビールが清潔で安定していてクリアなら、このクラフトビールは優しくて豊かで複雑…。


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マイケルのほうは定番だけあってビールの王道をいく味と香り。
竜巻のほうは、マンゴーとかんきつ系の香りが感じられるフルーティな味わい。6.2%と度数も高く、なかなかのつわもの。


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――全ての工程でHOPを大量に加えることで、豊かな風味を醸し出しています。苦すぎず、とてもジューシーなこのビール、もしあなたがHOPが好きなら、このビールはあなたのためにあるようなビールです! P.S.ちなみにジュースは入っていませんよ (Instagramより)

ジュースを使わずこの香り?
不思議だ。

――その2へつづく


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[DATA]
Distant Shores Brewing(ディスタント・ショアーズ・ブルーイング)
東京都東村山市秋津町3-14-2
https://distantshoresbrewing.com/
https://ja-jp.facebook.com/dsbrewteam/





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=y-ViaFIjhGM



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酒蔵の町にできたブルワリー 【Distant Shores Brewing】

2018.03.25

 東村山にビール醸造所があることをご存じだろうか。
場所は、山崎製パンの埼玉第二東村山工場から所沢街道を柳瀬川に下る途中。コヤマドライビングスクールに取り囲まれる形の角地に位置する。


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僕がその存在を知ったのは、3月17日に行われたイベント「のみむら」。
これは「都内有数の酒蔵『豊島屋酒造』で醸されたお酒を通じて、人と人のつながりを生み出し、まち全体の活性化および地域経済の振興を目的とした日本酒のバルイベント」(東村山市HP)で、第1部:久米川駅周辺の参加店の食べ飲み歩き、第2部:八坂神社境内でのライブの2部構成
その第2部の出店者のインスタ発信に、この新しいビールブルワリー「Distant Shores Brewing(DSB)」を見つけた。


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最初の情報は、またもや相方からもたらされた。
茶道教室のインスタをフォローしていたところ、なぜか東村山市長のインスタにアクセスしてしまい、そこにビールグラスを掲げる満面の笑みの市長とガイジンのpicを発見、と。それがDSB。

調べてみると、工場併設のテイスティングルームがのみむら当日の3月17日にオープン、週末に営業するという。
以降、3月の営業日は25日と31日。

「豊島屋」の町・東村山にビール工場ができたと考えただけでワクワクする。
2度目の営業日にのぞいてみることにした。


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南のセブンイレブン駐車場から見て左が工場、右の小屋がテイスティングルーム。
14:02――外に人があふれている。
簡易テーブルセットが設置してあるが、立ったまま飲んでいる人もいる。
テイスティングルームに入ると、テーブル3卓はいっぱい。


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6種類のビールからイギリスペールエールとラズベリースタウトを選ぶ。

どちらも苦味がしっかり、濃厚な味わい。
立ったまま飲んでいたら、ふた口で酔いが回るくらいガツンときた。
クラフトビールが流行なのは知ってたけど、地元でこんなに簡単に飲めるのはすごくうれしい。


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朝から天気が良く、気温はすでに15℃を超えている。
ビールをついでくれた、たぶんウィリアムスに「ビール日和ですね」と話しかけると、
「ビール… biyori ?」
「ビールにぴったりの日!」
「アリガト、ゴザイマス」


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一般向け本稼働は今年3月から。
にもかかわらず、すっかり街に溶け込んでいる感じが、いまの若者気質なのかな。

今年の夏は暑いらしいですね。
(以上、ルポ部分は相方記す)


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4月の営業日は8日(日)、14日(土)、22日(日)、28日(土)。
所沢駅、新秋津駅より約1.6km、東村山駅より約2km。
グリーンバス久米川町循環 二柳橋南から徒歩0分、西武バス グランド入口から徒歩4分。
おつまみ持ち込み可。「セブンイレブン大もうけじゃん」と相方。


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[DATA]
Distant Shores Brewing(ディスタント・ショアーズ・ブルーイング)
東京都東村山市秋津町3-14-2
https://distantshoresbrewing.com/
https://ja-jp.facebook.com/dsbrewteam/





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?hl=ja&gl=SN&client=mv-google&v=6hzrDeceEKc&p=65D0DF666166DF28&app=desktop



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