茶屋の非日常性とは? 【御休み処】
2020.12.13
谷保天満宮は入り口と社殿の間に段差がある“下り宮”で、それはこの神社が立川崖線という河岸段丘の斜面につくられていることを示している。
多摩川流域には崖線がいくつも走っていて、土地の言葉で“ハケ”や“ママ”と呼ばれるそのような地形には湧水が多く、崖下には水路が形成され、流れに沿って小道が通っている。
ということで前記事の続き。

谷保天満宮の車祓所脇から下ってハケの道に入り、府中方面へ。
先取り初詣“幸先詣(さいさきもうで)”をハシゴしようともくろんでいる。
向かうのは大國魂神社。武蔵国の総社にして、東京五社の一つ。
2つの神社はともに(旧)甲州街道に面し、途中ゆるやかに折れるほぼ直線道路で結ばれている。距離にして3.4km。
車の多い甲州街道は避けて、平行するハケの道へ。清流沿いの小道のほうが気持ちいいに決まってる。新府中街道を過ぎて御猟場道、分梅駐在所交差点より鎌倉街道と歩き、こちらのコースは4.5km。

府中本町駅前を通って新西参道より境内へ。

大國魂神社は初詣参拝者数、東京で4位、全国でも30位前後を誇る。

日曜ということもあってか、さすがに人出が少なくはないが、広い境内で密な感じはまったくない。
拝殿の列はやはり4~5組程度だ。

メジャーどころを余裕で掛け持ちできることが実証されたと思う。
もう初詣は毎年これでいいか…
…というとそうでもなさそうなところも一方では見えてくるのであって…。

欠けているものがあるとすれば、それは非日常性だ。
お正月というハレの日に“人出”は欠かせない要素のようで。

西参道から入ってお参りをして、表参道から帰る。

大鳥居を出て左手、稲荷神社の隣に茶屋がある。
時刻は12時20分、ちょうど昼めし時…。

どうです、この非日常感…!
という強引な展開 ( ;; ̄3 ̄)
「Go To 茶屋」または「そうだ 茶屋、行こう。」キャンペーンは、このような形に帰結するのであった(笑)。

「御休み処」は府中市社会福祉協議会が運営する、ハンディのある人たちが働く小さな甘味処。
2週間前に「うどんやさん」という名前のうどん屋さんに入っているが、こちらは「御休み処」という名前のお休み処だ。

甘味、ドリンク、軽食とメニューが豊富。
きつねうどん、やきそば、おでんを注文。

外でも食べられるとのことで、床几台風ベンチに座っていると、店員さんが小さなテーブルを出してくれた。
屋台の焼きそばのような懐かし味の焼きそばは、こういうシチュエーションにピッタリ👍

お稲荷さんの赤鳥居の下できつねうどんをいただくという、だまし絵感。
違う世界に飛ばされそうだ。

このあと国分寺まで歩いて、総距離11.3km。
格の高い神社2社に茶屋2軒、武蔵野のハケの道という充実の散策コースである。

© OpenStreetMap contributors
[DATA]
御休み処
東京都府中市宮町3-1大國魂神社境内(大鳥居手前右側)
http://www.fsyakyo.or.jp/center/harmony.html
[Today's recommendation]



https://youtu.be/huZfAWkCeTY


国分寺
谷保天満宮は入り口と社殿の間に段差がある“下り宮”で、それはこの神社が立川崖線という河岸段丘の斜面につくられていることを示している。
多摩川流域には崖線がいくつも走っていて、土地の言葉で“ハケ”や“ママ”と呼ばれるそのような地形には湧水が多く、崖下には水路が形成され、流れに沿って小道が通っている。
ということで前記事の続き。

谷保天満宮の車祓所脇から下ってハケの道に入り、府中方面へ。
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先取り初詣“幸先詣(さいさきもうで)”をハシゴしようともくろんでいる。
向かうのは大國魂神社。武蔵国の総社にして、東京五社の一つ。
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2つの神社はともに(旧)甲州街道に面し、途中ゆるやかに折れるほぼ直線道路で結ばれている。距離にして3.4km。
車の多い甲州街道は避けて、平行するハケの道へ。清流沿いの小道のほうが気持ちいいに決まってる。新府中街道を過ぎて御猟場道、分梅駐在所交差点より鎌倉街道と歩き、こちらのコースは4.5km。

府中本町駅前を通って新西参道より境内へ。

大國魂神社は初詣参拝者数、東京で4位、全国でも30位前後を誇る。

日曜ということもあってか、さすがに人出が少なくはないが、広い境内で密な感じはまったくない。
拝殿の列はやはり4~5組程度だ。

メジャーどころを余裕で掛け持ちできることが実証されたと思う。
もう初詣は毎年これでいいか…
…というとそうでもなさそうなところも一方では見えてくるのであって…。

欠けているものがあるとすれば、それは非日常性だ。
お正月というハレの日に“人出”は欠かせない要素のようで。

西参道から入ってお参りをして、表参道から帰る。

大鳥居を出て左手、稲荷神社の隣に茶屋がある。
時刻は12時20分、ちょうど昼めし時…。

どうです、この非日常感…!
という強引な展開 ( ;; ̄3 ̄)
「Go To 茶屋」または「そうだ 茶屋、行こう。」キャンペーンは、このような形に帰結するのであった(笑)。

「御休み処」は府中市社会福祉協議会が運営する、ハンディのある人たちが働く小さな甘味処。
2週間前に「うどんやさん」という名前のうどん屋さんに入っているが、こちらは「御休み処」という名前のお休み処だ。

甘味、ドリンク、軽食とメニューが豊富。
きつねうどん、やきそば、おでんを注文。

外でも食べられるとのことで、床几台風ベンチに座っていると、店員さんが小さなテーブルを出してくれた。
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屋台の焼きそばのような懐かし味の焼きそばは、こういうシチュエーションにピッタリ👍

お稲荷さんの赤鳥居の下できつねうどんをいただくという、だまし絵感。
違う世界に飛ばされそうだ。

このあと国分寺まで歩いて、総距離11.3km。
格の高い神社2社に茶屋2軒、武蔵野のハケの道という充実の散策コースである。

© OpenStreetMap contributors
[DATA]
御休み処
東京都府中市宮町3-1大國魂神社境内(大鳥居手前右側)
http://www.fsyakyo.or.jp/center/harmony.html
[Today's recommendation]



https://youtu.be/huZfAWkCeTY


国分寺