実践! 分散初詣 & Go To …? 【茶処 てんてん】
2020.12.13
“朝に思い付いて散策”シリーズ。
今回はテーマが決まっている。初詣である。
三が日の混雑を避けるため政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長は初詣の分散化の要請を行っているが、ならば年明けにこだわらず前倒しがあってもいいのでは?
と調べてみると、各地の神社や県神社庁などで12~3月といった分散参拝を呼び掛けているところも少なくない。
12月中に先取りして初詣をすることを“幸先詣(さいさきもうで)”というらしい。
混雑のニガテな自分には縁のない、おびただしい参拝客が押し寄せる有名どころでも、いまのうちならすいているに違いない… と考えた。
真っ先に思い浮かんだのが、谷保天満宮。
いつもなら15万人の初詣客があるという多摩地区の人気スポットである。


国立駅から大学通りを谷保駅まで
ということで、国立駅を起点とする散策コースを考えた。
コースもなにも、大学通りをひたすら南下するだけなんだが。

谷保天満宮は903(延喜3)年、菅原道真の三男・道武が父を祀る廟を建てたことに始まるとされる。
東日本における天満宮としては最も古く、湯島天満宮、亀戸天神社と並び関東三天神と称される。
――正月の縁起物(生芽の矢)・家内安全・学業成就の御札は12月中旬より3月末まで頒布致します。また正月3が日および1月中の土日祝日は混雑が予想されますので、可能ならば時期をずらしてお詣りくださいますようお願い申し上げます。(公式HP)

行ってみれば、七五三のお参りがちらほら。
拝殿では僕らの前に3組。

COVID-19が収束しますように… (-人-;)
混雑や密とは無縁の“初詣”を済ませた。
谷保天満宮は甲州街道に面した大鳥居より入り石段を下って参拝する“下り宮”という珍しい構造で、石段の左手に梅林がある。天満宮だけに、梅林。
その梅林には、甘茶、お抹茶セットといった幟。

そう、今回は初詣だけでなく“Go To 茶屋”シリーズを兼ねている(←そんなシリーズありました? (- -;) )

「茶処 てんてん」は一昨年春に天満宮を参ったときに見かけて気になっていた物件である。

開店準備中の様子で、「大丈夫ですか?」と尋ねると、「ちょうどお湯が湧いたところです」とお店のおねえさん。
お抹茶セットを1つ注文。
あとで調べてみると、「てんてん」は国立駅近くにあったという粥専門店「かゆや」が出していた茶屋で、本店閉店後もこちらは続けているとのこと。甘酒は「かゆや」の粥ベースだそうだ。
天満宮だけに“合格ゼリー”が名物のもよう。

抹茶はちゃんと点ててある。そしてセットの自家製和菓子が驚くほどおいしい。

店主さんはブログをやられていて、それによれば「ものすごい手がかかっています」と。

たしかに、ういろう風というか羊羹風の菓子の小豆の香りが素晴らしい。
この感じだとたぶん何を食べてもおいしいと思われ、ぜひ梅の季節に訪れたい。
すっかりいい気分で、次の目的地へ。
(つづく)

[DATA]
茶処 てんてん
東京都国立市谷保5209 谷保天満宮梅園
https://twitter.com/tenten_bairin?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
https://www.instagram.com/tenten_bairin/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/LjbAyBKh6hA


次号予告
“朝に思い付いて散策”シリーズ。
今回はテーマが決まっている。初詣である。
三が日の混雑を避けるため政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長は初詣の分散化の要請を行っているが、ならば年明けにこだわらず前倒しがあってもいいのでは?
と調べてみると、各地の神社や県神社庁などで12~3月といった分散参拝を呼び掛けているところも少なくない。
12月中に先取りして初詣をすることを“幸先詣(さいさきもうで)”というらしい。
混雑のニガテな自分には縁のない、おびただしい参拝客が押し寄せる有名どころでも、いまのうちならすいているに違いない… と考えた。
真っ先に思い浮かんだのが、谷保天満宮。
いつもなら15万人の初詣客があるという多摩地区の人気スポットである。

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国立駅から大学通りを谷保駅まで
ということで、国立駅を起点とする散策コースを考えた。
コースもなにも、大学通りをひたすら南下するだけなんだが。

谷保天満宮は903(延喜3)年、菅原道真の三男・道武が父を祀る廟を建てたことに始まるとされる。
東日本における天満宮としては最も古く、湯島天満宮、亀戸天神社と並び関東三天神と称される。
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――正月の縁起物(生芽の矢)・家内安全・学業成就の御札は12月中旬より3月末まで頒布致します。また正月3が日および1月中の土日祝日は混雑が予想されますので、可能ならば時期をずらしてお詣りくださいますようお願い申し上げます。(公式HP)

行ってみれば、七五三のお参りがちらほら。
拝殿では僕らの前に3組。

COVID-19が収束しますように… (-人-;)
混雑や密とは無縁の“初詣”を済ませた。
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谷保天満宮は甲州街道に面した大鳥居より入り石段を下って参拝する“下り宮”という珍しい構造で、石段の左手に梅林がある。天満宮だけに、梅林。
その梅林には、甘茶、お抹茶セットといった幟。

そう、今回は初詣だけでなく“Go To 茶屋”シリーズを兼ねている(←そんなシリーズありました? (- -;) )

「茶処 てんてん」は一昨年春に天満宮を参ったときに見かけて気になっていた物件である。

開店準備中の様子で、「大丈夫ですか?」と尋ねると、「ちょうどお湯が湧いたところです」とお店のおねえさん。
お抹茶セットを1つ注文。
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あとで調べてみると、「てんてん」は国立駅近くにあったという粥専門店「かゆや」が出していた茶屋で、本店閉店後もこちらは続けているとのこと。甘酒は「かゆや」の粥ベースだそうだ。
天満宮だけに“合格ゼリー”が名物のもよう。

抹茶はちゃんと点ててある。そしてセットの自家製和菓子が驚くほどおいしい。

店主さんはブログをやられていて、それによれば「ものすごい手がかかっています」と。

たしかに、ういろう風というか羊羹風の菓子の小豆の香りが素晴らしい。
この感じだとたぶん何を食べてもおいしいと思われ、ぜひ梅の季節に訪れたい。
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すっかりいい気分で、次の目的地へ。
(つづく)

[DATA]
茶処 てんてん
東京都国立市谷保5209 谷保天満宮梅園


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