田舎道に忽然と出現した… 【うどんやさん】
2020.11.29
日曜の恒例行事化している田舎道歩き。自転車も入れれば4週連続となる。
今回も当日朝に思い付いた。思い付いたが逡巡もあって出遅れた。それがプラスに働いた。(←楽天家)
コースは八高線金子駅~西武池袋線入間市駅。
ざっと入間川支流の霞川沿いとなる。

© OpenStreetMap contributors
家を出たのが10時前。東村山→小川→拝島→金子と、最初の電車の行程で乗り換え2回というのがちょっと気になりはしたが…。
小川で乗り継いだのが玉川上水止まりの電車で、玉川上水駅で次の拝島行きまでの待ち時間が15分ほどもある。
小川の待ち時間と合わせれば20分近くにもなり、この日曜昼の拝島線の不便さは誤算だった。
乗り換えの八高線にはまったく縁がないので知らなかったが、こちらは1時間に2本しかない。
幸い待ち時間は5分ほどで、やれやれと。
で、あとで考えてみると、仮に拝島線の乗り継ぎがスムーズにいって20分早く拝島駅に着いたとして、八高線の前の電車は5分前に出発している。
結局、乗るのは同じ電車で、拝島駅での待ち時間が25分に延びるだけだったわけだ。
本筋に関係なさそうな鉄道の旅をくどくどと説明したのはどういうことかというと、出発地点の金子駅に到着したのが11時15分。
歩く前にハラが減ってしまっていた… と ( ̄ー ̄;

いつも行き当たりばったりだが、今回はまったく土地勘のない土地なのでちょっと準備をしてきた。コースの地図を何枚かスクリーンショットで保存したiPadを持参。ちなみにうちのiPadは契約していないのでモバイルデータ通信は使えない。

その数枚の地図に近場で1店だけ飲食店がポイントされている。
「手打うどんさわだ」

川沿いを歩いて入間の街なかで食事にする予定だったが、高台コースに変更、うどん屋をめざすことに。

このタブレットのスクショ作戦はスマホより画面が大きいので有効だが、ひとんちの庭先をかすめるようなコースどりでは地図から目を離したら現在地を見失いそうで、景色や雰囲気を味わう余裕がないのが難点だ。
で、「さわだ」まで約4km。
えーと、閉まってました ( ̄▽ ̄;)!!ガーン
経験上そういうケースも十分予想していたはが、そもそも外観に現役感が感じられず、このお店は本当にやってるんだろうかと近寄ってみると、「すみませんね。日曜休みにしてるんです」と車の陰から声をかけられた。「さわだ」の店主のおじさんのようだ。「コロナが終わったら日曜も開けようと思ってるんですけどね…」
とても感じのいいおじさんで、「手打うどんさわだ」、次はぜひこちらで。

それにしても困った。これはやはり入間の商店街まで歩かないとたべもの屋はないかもしれない。
「地図に載ってないうどん屋でもないものかねぇ…」と言った途端、忽然と「うどんやさん」の置き看板。

いやー、声に出してみるものだな(笑)。

「うどんやさん」という店名のうどん屋さんらしい。
正確に言うと、末尾の地図を見ていただけばわかるように、このお店もちゃんと地図に載っている。撮ったスクショのサイズでは地図情報から消えてしまっていたのだ。

デタラメに歩いていたらいきなり出現するという非常に印象深い体験となったわけで、結果的にむしろよかったと思っている。(←オプチミスト)

間口の印象より広い店内。座敷のみで座卓が6つ。
注文は肉汁つけ麺と鴨せいろ。

年配の店主1人で切り盛りしているもようで、お茶はセルフ。
茶どころだけあって、お茶がうまい。

けっこう長く待たされる。
〽冬空や 根岸の里の わび住まい (笑)


提供までに約20分。

うどんは武蔵野うどんとしては細めの縮れ麺。
太さは比較的そろっているが、長さが著しく不ぞろいだ。
色は白っぽく無漂白ではないと思うが、香りは強い。
つゆはうま味は程よく甘さのない上品な味で、個人的にかなり好みだ。

こういう何もない田舎道に突然うどん屋が出現するあたりは、さすが“隠れうどん県”。
でもなんで、せいろにラップ… ( ̄ー ̄?)…??

ちゃんとした旅ができないから田舎歩きで代替しているわけだが、僕らはこれで十分楽しい。
なんとも安上がりだし、緊急事態に影響されることもないのである。
総距離約9km。

[DATA]
うどんやさん
埼玉県入間市小谷田100-2
[Today's recommendation]



https://youtu.be/ygNMJFaYvNo
日曜の恒例行事化している田舎道歩き。自転車も入れれば4週連続となる。
今回も当日朝に思い付いた。思い付いたが逡巡もあって出遅れた。それがプラスに働いた。(←楽天家)
コースは八高線金子駅~西武池袋線入間市駅。
ざっと入間川支流の霞川沿いとなる。

© OpenStreetMap contributors
家を出たのが10時前。東村山→小川→拝島→金子と、最初の電車の行程で乗り換え2回というのがちょっと気になりはしたが…。
小川で乗り継いだのが玉川上水止まりの電車で、玉川上水駅で次の拝島行きまでの待ち時間が15分ほどもある。
小川の待ち時間と合わせれば20分近くにもなり、この日曜昼の拝島線の不便さは誤算だった。
乗り換えの八高線にはまったく縁がないので知らなかったが、こちらは1時間に2本しかない。
幸い待ち時間は5分ほどで、やれやれと。
![]() | ![]() |
で、あとで考えてみると、仮に拝島線の乗り継ぎがスムーズにいって20分早く拝島駅に着いたとして、八高線の前の電車は5分前に出発している。
結局、乗るのは同じ電車で、拝島駅での待ち時間が25分に延びるだけだったわけだ。
![]() | ![]() |
本筋に関係なさそうな鉄道の旅をくどくどと説明したのはどういうことかというと、出発地点の金子駅に到着したのが11時15分。
歩く前にハラが減ってしまっていた… と ( ̄ー ̄;

いつも行き当たりばったりだが、今回はまったく土地勘のない土地なのでちょっと準備をしてきた。コースの地図を何枚かスクリーンショットで保存したiPadを持参。ちなみにうちのiPadは契約していないのでモバイルデータ通信は使えない。

その数枚の地図に近場で1店だけ飲食店がポイントされている。
「手打うどんさわだ」

川沿いを歩いて入間の街なかで食事にする予定だったが、高台コースに変更、うどん屋をめざすことに。

このタブレットのスクショ作戦はスマホより画面が大きいので有効だが、ひとんちの庭先をかすめるようなコースどりでは地図から目を離したら現在地を見失いそうで、景色や雰囲気を味わう余裕がないのが難点だ。
![]() | ![]() | ![]() |
で、「さわだ」まで約4km。
えーと、閉まってました ( ̄▽ ̄;)!!ガーン
![]() | ![]() |
経験上そういうケースも十分予想していたはが、そもそも外観に現役感が感じられず、このお店は本当にやってるんだろうかと近寄ってみると、「すみませんね。日曜休みにしてるんです」と車の陰から声をかけられた。「さわだ」の店主のおじさんのようだ。「コロナが終わったら日曜も開けようと思ってるんですけどね…」
とても感じのいいおじさんで、「手打うどんさわだ」、次はぜひこちらで。

それにしても困った。これはやはり入間の商店街まで歩かないとたべもの屋はないかもしれない。
「地図に載ってないうどん屋でもないものかねぇ…」と言った途端、忽然と「うどんやさん」の置き看板。

いやー、声に出してみるものだな(笑)。

「うどんやさん」という店名のうどん屋さんらしい。
正確に言うと、末尾の地図を見ていただけばわかるように、このお店もちゃんと地図に載っている。撮ったスクショのサイズでは地図情報から消えてしまっていたのだ。

デタラメに歩いていたらいきなり出現するという非常に印象深い体験となったわけで、結果的にむしろよかったと思っている。(←オプチミスト)

間口の印象より広い店内。座敷のみで座卓が6つ。
注文は肉汁つけ麺と鴨せいろ。

年配の店主1人で切り盛りしているもようで、お茶はセルフ。
茶どころだけあって、お茶がうまい。

けっこう長く待たされる。
〽冬空や 根岸の里の わび住まい (笑)


提供までに約20分。

うどんは武蔵野うどんとしては細めの縮れ麺。
太さは比較的そろっているが、長さが著しく不ぞろいだ。
![]() | ![]() |
色は白っぽく無漂白ではないと思うが、香りは強い。
つゆはうま味は程よく甘さのない上品な味で、個人的にかなり好みだ。

こういう何もない田舎道に突然うどん屋が出現するあたりは、さすが“隠れうどん県”。
でもなんで、せいろにラップ… ( ̄ー ̄?)…??

![]() | ![]() |
ちゃんとした旅ができないから田舎歩きで代替しているわけだが、僕らはこれで十分楽しい。
なんとも安上がりだし、緊急事態に影響されることもないのである。
![]() | ![]() |
総距離約9km。

[DATA]
うどんやさん
埼玉県入間市小谷田100-2
[Today's recommendation]



https://youtu.be/ygNMJFaYvNo