パワースポットからの花の名所は… 【高麗神社】
2020.09.20
4連休があることを5日前まで知らなかったワタシです (^ ^;)ゞ
連休2日目の日曜日は本格的に天気が崩れるというので、自転車は諦めて車で出かけるということに前もって決めてあった。
行き先は、朝起きて考える。
“埼玉_寺社仏閣”で検索。
日帰りの小旅行というと、あるイメージがあった。去年訪れた雷電神社のように、観光地化していないが格と歴史を感じる寺社をめぐるというもの。
しかしネット検索では川越・秩父・さいたま市のメジャーどころしかヒットしない。Googleさんのメジャー誘導戦略はますます深化している様子。
「だいたい雷電神社すらヒットしないんだぜ」
「そりゃそうだ」と相方。「だってあれ、群馬だもん」
「あ、なーるほど」
雷電神社には相方の実家の帰りに立ち寄っており、実家は埼玉だからそう思い込んでいた。実家はほぼ群馬な(ほぼ茨城な)埼玉なのだった。

といういきさつがあって、メジャーそうではあるが自分は知らなかった長瀞の寳登山神社を最終目的地に設定し、ルート上にあって聞き覚えのある高麗神社にまず立ち寄ってみることに。

9時すぎに出て高麗神社に到着したのが11時。
混みそうな所沢入間バイパスは避けて渋滞はほぼなかったが、それぐらいはかかるのか。

高麗神社は716年創設。
参拝後総理大臣になった政治家が多くいることから“出世明神”と呼ばれ、パワースポットとして知られる。

拝殿でお参りしたあと、裏手の高麗家住宅に行ってみる。

神職を務めた高麗家の住居として慶長年間に建造された国指定重要文化財。
茅葺き・入母屋造りの古い形を残す、東日本の民家としてはきわめて貴重な例だそうだ。

運よく屋内解放期間(9月22~29日)で土間まで入ることができた。

このブログでは意外に古民家ネタが多く、古民家好きと思われているかもしれないが、偶然です。
たしかに古民家はかなり好きだが、事前にリサーチしてまで訪れることは…。

というか、意識したことはないが自分にはセレンディピティを重んじる傾向があるように思う。

高麗神社駐車場でナビに長瀞と入力したら3時間と出た。
それだとちょっと大ごとっぽいので、行き先を近くの巾着田に変更。実際、例年この季節は定番コースらしく、神社と巾着田の間でシャトルバスが運行されるとのこと。
巾着田は曼珠沙華(マンジュシャゲ=ヒガンバナ)群生地として有名なスポットだ。

巾着田曼殊沙華公園の駐車場入り口には“曼殊沙華まつり開催中止”“曼殊沙華は咲いていません”等の張り紙。
車を止めて群生地に入ると衝撃の光景が…。

あたり一面、刈り倒されたおびただしい数のヒガンバナの花径が散乱している。
開花したものも少し混じるが、多くはつぼみの段階。
日高市・曼珠沙華の里「巾着田」公式HPをググる。
――適切な感染防止に支障があるとの判断により、「曼珠沙華まつりの開催中止」と同様に大変苦渋の決断ではありますが、曼珠沙華を開花前に刈り込むこととしました。
それはコロナ禍の今年を象徴する悲しい光景。

巾着田は大きく蛇行する高麗川に囲まれた巾着のような地形の平地。ヒガンバナの群生地は河原沿いの林下に広がっている。
高麗神社参拝のころまで降っていた雨も上がり、散策するのに非常に気持ちいいスポットだ。

例年どおりだったとしたらどうだろう。人混みの苦手な僕らには、いい印象は残らなかったかもしれない。
花こそなかったが、巾着田の本当のよさに触れられる、偶然の、またとない機会だったかもしれない。

ところで、巾着田の前に食事をしているが、偶然といえばそのお店では思いもよらぬ偶然の出会いが…。
(つづく)

“一面の”とはいかないが、ときどき出会う刈り込みを免れた“一輪の”花の美しさ
[DATA]
〈高麗神社〉
埼玉県日高市大字新堀833
https://komajinja.or.jp/
〈巾着田管理事務所〉
埼玉県日高市高麗本郷125-2
http://kinchakuda.com/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/ZgXNVA9ngx8
4連休があることを5日前まで知らなかったワタシです (^ ^;)ゞ
連休2日目の日曜日は本格的に天気が崩れるというので、自転車は諦めて車で出かけるということに前もって決めてあった。
行き先は、朝起きて考える。
“埼玉_寺社仏閣”で検索。
日帰りの小旅行というと、あるイメージがあった。去年訪れた雷電神社のように、観光地化していないが格と歴史を感じる寺社をめぐるというもの。
しかしネット検索では川越・秩父・さいたま市のメジャーどころしかヒットしない。Googleさんのメジャー誘導戦略はますます深化している様子。
「だいたい雷電神社すらヒットしないんだぜ」
「そりゃそうだ」と相方。「だってあれ、群馬だもん」
「あ、なーるほど」
雷電神社には相方の実家の帰りに立ち寄っており、実家は埼玉だからそう思い込んでいた。実家はほぼ群馬な(ほぼ茨城な)埼玉なのだった。

といういきさつがあって、メジャーそうではあるが自分は知らなかった長瀞の寳登山神社を最終目的地に設定し、ルート上にあって聞き覚えのある高麗神社にまず立ち寄ってみることに。

9時すぎに出て高麗神社に到着したのが11時。
混みそうな所沢入間バイパスは避けて渋滞はほぼなかったが、それぐらいはかかるのか。

高麗神社は716年創設。
参拝後総理大臣になった政治家が多くいることから“出世明神”と呼ばれ、パワースポットとして知られる。

拝殿でお参りしたあと、裏手の高麗家住宅に行ってみる。

神職を務めた高麗家の住居として慶長年間に建造された国指定重要文化財。
茅葺き・入母屋造りの古い形を残す、東日本の民家としてはきわめて貴重な例だそうだ。

運よく屋内解放期間(9月22~29日)で土間まで入ることができた。

このブログでは意外に古民家ネタが多く、古民家好きと思われているかもしれないが、偶然です。
たしかに古民家はかなり好きだが、事前にリサーチしてまで訪れることは…。

というか、意識したことはないが自分にはセレンディピティを重んじる傾向があるように思う。

高麗神社駐車場でナビに長瀞と入力したら3時間と出た。
それだとちょっと大ごとっぽいので、行き先を近くの巾着田に変更。実際、例年この季節は定番コースらしく、神社と巾着田の間でシャトルバスが運行されるとのこと。
巾着田は曼珠沙華(マンジュシャゲ=ヒガンバナ)群生地として有名なスポットだ。

巾着田曼殊沙華公園の駐車場入り口には“曼殊沙華まつり開催中止”“曼殊沙華は咲いていません”等の張り紙。
車を止めて群生地に入ると衝撃の光景が…。

あたり一面、刈り倒されたおびただしい数のヒガンバナの花径が散乱している。
開花したものも少し混じるが、多くはつぼみの段階。
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日高市・曼珠沙華の里「巾着田」公式HPをググる。
――適切な感染防止に支障があるとの判断により、「曼珠沙華まつりの開催中止」と同様に大変苦渋の決断ではありますが、曼珠沙華を開花前に刈り込むこととしました。
それはコロナ禍の今年を象徴する悲しい光景。

巾着田は大きく蛇行する高麗川に囲まれた巾着のような地形の平地。ヒガンバナの群生地は河原沿いの林下に広がっている。
高麗神社参拝のころまで降っていた雨も上がり、散策するのに非常に気持ちいいスポットだ。

例年どおりだったとしたらどうだろう。人混みの苦手な僕らには、いい印象は残らなかったかもしれない。
花こそなかったが、巾着田の本当のよさに触れられる、偶然の、またとない機会だったかもしれない。

ところで、巾着田の前に食事をしているが、偶然といえばそのお店では思いもよらぬ偶然の出会いが…。
(つづく)

“一面の”とはいかないが、ときどき出会う刈り込みを免れた“一輪の”花の美しさ
[DATA]
〈高麗神社〉
埼玉県日高市大字新堀833
https://komajinja.or.jp/
〈巾着田管理事務所〉
埼玉県日高市高麗本郷125-2
http://kinchakuda.com/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/ZgXNVA9ngx8