老舗中華料理店の名物つゆそば 【翠蘭】
2020.01.19
冬物バーゲンの時期なので、アウターを買いに吉祥寺へ。
まず昼ごはん… のところで滞る。
どこも行列である。
だから休日の吉祥寺なんか来ちゃダメって、何度も思い知らされてるはずなのに、懲りずに繰り返す。

途中、歩き回るのはやめて決め打ちすることにして、熟考。
協議の末、いつもお客さんでいっぱいだが大行列ということにはなっていないだろうという読みで、「翠蘭」に決定。
訪問するのに協議を要するのは、高いから… (; ^_^ A

駅からサンロードに入ってすぐ左手のシュープラザビルの地下。

古い人には三浦屋地下と言ったほうがいまだに通りがいいその場所には、「美とん」「さくらい」そして「翠蘭」と、僕が吉祥寺に住んでいた40年近く前にはすでにあったというお店が3店も残っている。

創業年を調べると、“1981年創業の老舗”という情報と“1978年、ビルの竣工と同時にオープン”という情報がある。一方、不動産情報によると、ビル開業は1969年。

いろいろ情報が錯綜しているが、少なくとも僕が吉祥寺に住み始めた1981年に存在していたことは確か。
ただし、こういうチョイ高級路線なお店に学生の関心が向くはずもなく、初めて入ったのは21世紀になってからである。

これまで4~5回しか入ったことはないが(高いから…)、食べるのはいつも五目つゆそばと決まっている。
これはおそらく当店一番人気の名物メニューで、要はカントンメン的なあんかけ汁そばだが、ちょっと提供スタイルが変わっている。

もう1品、焼きそば好きの相方は五目焼きそばを頼むのが常だが、それだとつゆそばと具が同じになってしまうので、今回は目先を変えて黄ニラと鶏肉の焼きそばに。
五目つゆそば、どう変わっているかというと、素ラーメンと具入りのあんが別容器で出されるのだ。

これを初めて頼んだとき、どう食べるの…? と悩んだ。
つけ麺または釜揚げうどんのように麺をつゆ(あん)につけつつ食べるのか、ラーメンの上にあんをぶちまけるべきか…。


あとで見た口コミか何かによると、まず素ラーメンのスープと麺を味わったのち、つけ麺スタイルを楽しみ、おもむろにあんを全部ぶちまけてあんかけ汁そばを堪能する… と。
それ、やってみましょう d ( ̄▽ ̄)


あんはたっぷりで、これで3分の1くらい
あんかけの具は、ハクサイ、コマツナ、干しシイタケ、タケノコ、ギンナン、エビ、イカ、チャーシュー。
干しシイタケが驚くほど肉厚。チャーシューは食紅で色を付けた縁の赤い本格派。
自家製という卵を使った細麺が独特の優しい味わいである。

黄ニラと鶏肉の焼きそばは、上品なつゆそばとは対照的に荒々しい。
なにしろ黄ニラのほかに青ニラ、長ネギ、玉ネギと、ユリ科ネギ属が4種類も使われている。修行の身には匂いをかぐことすら許されないようなシロモノである。
まあ、それだけに、冬はあったまっていいんだけど。

表の喧騒をよそに、休日でもじっくり落ち着いて食事ができる。
ここには古きよき吉祥寺が残っている。

[DATA]
翠蘭
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 シュープラザビルB1F
http://www.m-biso.co.jp/column/suiran/suiran.html
[Today's recommendation]



https://youtu.be/d2FMGRfGEHg


ペニーレーン
冬物バーゲンの時期なので、アウターを買いに吉祥寺へ。
まず昼ごはん… のところで滞る。
どこも行列である。
だから休日の吉祥寺なんか来ちゃダメって、何度も思い知らされてるはずなのに、懲りずに繰り返す。

途中、歩き回るのはやめて決め打ちすることにして、熟考。
協議の末、いつもお客さんでいっぱいだが大行列ということにはなっていないだろうという読みで、「翠蘭」に決定。
訪問するのに協議を要するのは、高いから… (; ^_^ A

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駅からサンロードに入ってすぐ左手のシュープラザビルの地下。

古い人には三浦屋地下と言ったほうがいまだに通りがいいその場所には、「美とん」「さくらい」そして「翠蘭」と、僕が吉祥寺に住んでいた40年近く前にはすでにあったというお店が3店も残っている。

創業年を調べると、“1981年創業の老舗”という情報と“1978年、ビルの竣工と同時にオープン”という情報がある。一方、不動産情報によると、ビル開業は1969年。

いろいろ情報が錯綜しているが、少なくとも僕が吉祥寺に住み始めた1981年に存在していたことは確か。
ただし、こういうチョイ高級路線なお店に学生の関心が向くはずもなく、初めて入ったのは21世紀になってからである。

これまで4~5回しか入ったことはないが(高いから…)、食べるのはいつも五目つゆそばと決まっている。
これはおそらく当店一番人気の名物メニューで、要はカントンメン的なあんかけ汁そばだが、ちょっと提供スタイルが変わっている。

もう1品、焼きそば好きの相方は五目焼きそばを頼むのが常だが、それだとつゆそばと具が同じになってしまうので、今回は目先を変えて黄ニラと鶏肉の焼きそばに。
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五目つゆそば、どう変わっているかというと、素ラーメンと具入りのあんが別容器で出されるのだ。

これを初めて頼んだとき、どう食べるの…? と悩んだ。
つけ麺または釜揚げうどんのように麺をつゆ(あん)につけつつ食べるのか、ラーメンの上にあんをぶちまけるべきか…。


あとで見た口コミか何かによると、まず素ラーメンのスープと麺を味わったのち、つけ麺スタイルを楽しみ、おもむろにあんを全部ぶちまけてあんかけ汁そばを堪能する… と。
それ、やってみましょう d ( ̄▽ ̄)

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あんはたっぷりで、これで3分の1くらい
あんかけの具は、ハクサイ、コマツナ、干しシイタケ、タケノコ、ギンナン、エビ、イカ、チャーシュー。
干しシイタケが驚くほど肉厚。チャーシューは食紅で色を付けた縁の赤い本格派。
自家製という卵を使った細麺が独特の優しい味わいである。

黄ニラと鶏肉の焼きそばは、上品なつゆそばとは対照的に荒々しい。
なにしろ黄ニラのほかに青ニラ、長ネギ、玉ネギと、ユリ科ネギ属が4種類も使われている。修行の身には匂いをかぐことすら許されないようなシロモノである。
まあ、それだけに、冬はあったまっていいんだけど。

表の喧騒をよそに、休日でもじっくり落ち着いて食事ができる。
ここには古きよき吉祥寺が残っている。

[DATA]
翠蘭
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 シュープラザビルB1F
http://www.m-biso.co.jp/column/suiran/suiran.html
[Today's recommendation]



https://youtu.be/d2FMGRfGEHg


ペニーレーン