本気度がハンパない超濃厚スープ 【とんこつらーめん いちの屋】
2020.01.16
立川市若葉町のエルロード商店会という、最近あまり見なくなったアーケード商店街のラーメン屋さん「いちの屋」へ。

この商店街はけやき台団地に隣接しており、団地商店街の例に漏れず衰退著しく、昨年末にも「いちの屋」の隣の和菓子屋さんとその3軒先のレストランが相次いで閉店、開いているお店がどんどん減っている。

そんな決して立地条件に恵まれているとはいえない土地に3年前に出店しているわけで、よほどの覚悟があるに違いない。
Twitterホーム画面のプロフィールには「一発でお店にたどり着いたら天才! 陸の孤島とんこつガラパゴスいちの屋!」と。
腹が座っているというか、開き直ってるというか… (; ^_^ A …

券売機で“左上の法則”にのっとって、白とんらーめん700円をポチッとな。
白とん(塩)は、商品説明に“当店のデビュー作”とあるように、博多系のとんこつラーメンの基本。はじめはやっぱココでしょう。

券売機の上に“平日ランチタイム「大盛り無料」”とある。
2時半近かったのでランチタイム的にどうかと思って聞いてみたら大丈夫とのこと。昼の営業時間15時までがランチタイムのようだ。

L字カウンター9席。
カウンターにはゴマ、おろしニンニク、豆板醤、紅ショウガなどが常備され、激辛高菜は“声をかけてください”とある。
博多系とんこつラーメンの基本スタイルである。
さて、ここまで“博多”という用語を2度使っているが、それはこの物件が博多長浜をうたうお店のあとの居抜きという流れもあってそう思い込んでいたのであって、どうもそういうわけでもないらしい。

“やわ”から“ハリがね”までの例の麺のゆで加減と一緒に、“あっさり”から“こってり”までのスープの好みも頼めるらしく、“あっさり”はかつおだし汁割りとある。
オリジナリティの高いとんこつラーメンのようだ。

で、白とんらーめん、驚きの高粘度スープであった。
ひと口飲んで、覚悟が決まっているというか腹が座っているのが伝わってくる味である。
こういう例えが適切かどうか微妙なところだが、天○一○のスープを思わせるザラッという舌触り。もちろん味の系統はまったく異なるが。

麺は思ったより太めのストレート麺。具はチャーシュー、味玉、キクラゲ、ネギで、ビジュアル的になんてことのないバラロールのチャーシューが異常においしい。
濃厚だけれどもクドくないのが不思議で、珍しくスープを飲み干してしまった。
個人的感想として、東大和の「大学ラーメン」に匹敵するおいしさで、大盛り無料の分、こちらが勝っている。

すずかけ通りの760m西にあった「おやじや」閉店以来、この系統のラーメン屋でしっくりくるところが見つけられていなかっただけに、ここはぜひともがんばっていただきたいと切に願うしだいである。

[DATA]
とんこつらーめん いちの屋
東京都立川市若葉町1-9-5
https://twitter.com/ichinoya21
[Today's recommendation]



https://youtu.be/CqM11bt9QvI
立川市若葉町のエルロード商店会という、最近あまり見なくなったアーケード商店街のラーメン屋さん「いちの屋」へ。

この商店街はけやき台団地に隣接しており、団地商店街の例に漏れず衰退著しく、昨年末にも「いちの屋」の隣の和菓子屋さんとその3軒先のレストランが相次いで閉店、開いているお店がどんどん減っている。

そんな決して立地条件に恵まれているとはいえない土地に3年前に出店しているわけで、よほどの覚悟があるに違いない。
Twitterホーム画面のプロフィールには「一発でお店にたどり着いたら天才! 陸の孤島とんこつガラパゴスいちの屋!」と。
腹が座っているというか、開き直ってるというか… (; ^_^ A …

券売機で“左上の法則”にのっとって、白とんらーめん700円をポチッとな。
白とん(塩)は、商品説明に“当店のデビュー作”とあるように、博多系のとんこつラーメンの基本。はじめはやっぱココでしょう。

券売機の上に“平日ランチタイム「大盛り無料」”とある。
2時半近かったのでランチタイム的にどうかと思って聞いてみたら大丈夫とのこと。昼の営業時間15時までがランチタイムのようだ。

L字カウンター9席。
カウンターにはゴマ、おろしニンニク、豆板醤、紅ショウガなどが常備され、激辛高菜は“声をかけてください”とある。
博多系とんこつラーメンの基本スタイルである。
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さて、ここまで“博多”という用語を2度使っているが、それはこの物件が博多長浜をうたうお店のあとの居抜きという流れもあってそう思い込んでいたのであって、どうもそういうわけでもないらしい。

“やわ”から“ハリがね”までの例の麺のゆで加減と一緒に、“あっさり”から“こってり”までのスープの好みも頼めるらしく、“あっさり”はかつおだし汁割りとある。
オリジナリティの高いとんこつラーメンのようだ。

で、白とんらーめん、驚きの高粘度スープであった。
ひと口飲んで、覚悟が決まっているというか腹が座っているのが伝わってくる味である。
こういう例えが適切かどうか微妙なところだが、天○一○のスープを思わせるザラッという舌触り。もちろん味の系統はまったく異なるが。

麺は思ったより太めのストレート麺。具はチャーシュー、味玉、キクラゲ、ネギで、ビジュアル的になんてことのないバラロールのチャーシューが異常においしい。
濃厚だけれどもクドくないのが不思議で、珍しくスープを飲み干してしまった。
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個人的感想として、東大和の「大学ラーメン」に匹敵するおいしさで、大盛り無料の分、こちらが勝っている。

すずかけ通りの760m西にあった「おやじや」閉店以来、この系統のラーメン屋でしっくりくるところが見つけられていなかっただけに、ここはぜひともがんばっていただきたいと切に願うしだいである。

[DATA]
とんこつらーめん いちの屋
東京都立川市若葉町1-9-5

[Today's recommendation]



https://youtu.be/CqM11bt9QvI