泉岳寺参りからの… 【なか卯 泉岳寺前店】
2020.01.03
山手七福神めぐりを清正公→目黒不動尊でなくその逆順としたのは、清正公の最寄り駅が白金高輪であることからもわかるように一帯は白金台、高輪台といった地名に“台”の付く台地であり、23区内で最も起伏に富んだ地形を持つことが一つ。
江戸東京の坂道歩きというものをやってみたかった。
もう一つの理由は、地図で見ると清正公は泉岳寺に近い。
『吾輩は猫である』に「第一今時泉岳寺などへ参るのはさも東京を知らない、田舎者のようじゃないか」とあるが、田舎者であるワガハイはいまどき泉岳寺へ参ってみたい。
天神坂を上り、二本榎通りを左へ。
高輪皇族邸の向かいの路地に入り、井戸を過ぎて6回曲がったら、いきなり泉岳寺参道の和菓子屋の脇に出た。

山門手前の橋を渡ると、右手に大石内蔵助良雄銅像。
そうです。
この寺は浅野内匠頭と赤穂浪士が葬られていることで知られる。
いま銅像を見て気づいた ( ̄ω ̄;) エートォ
本堂へお参りしたあと、赤穂義士墓地へ。

血染の梅・血染の石、首洗い井戸といった禍々しい名前の付いた見所は、正月であることだしスルーだな…。
墓地は遠目にも線香の煙が立ち込め、名称に地獄または浄土と付く火山地形が連想される。

さて、いろいろお参りしたことだし、待望の昼ごはん。
七福神→泉岳寺コースにしたのは、ここに来れば食べるところがいろいろあると踏んだから。
泉岳寺は、浅草寺も増上寺も寛永寺もそうはなっていない、駅名になっている名刹。門前町が発達しているに違いない、と。

山門から中門経由で伊皿子坂に合流して第一京浜まで… が参道っぽい。
お正月で15時近いとあっては、開いているお店が少ないのもいたしかたないところ。にしても、そもそも飲食店少なすぎ Σ( ̄ε ̄ ; |||
立ち食いそばと、居酒屋と、「なか卯」と、焼き鳥屋と… で、もう突き当りのR15泉岳寺交差点に至る。

向かい側の中華料理店が開いているが、表の品書きは一品料理のみでちょっと高級そうで怖いし(後で調べたら全然そんなことないらしいが…)、第一京浜の庶民的そうな中華屋さんは準備中だし。
僕一人なら立ち食いそばで決まりだが、着物の人に立ち食いは無理やろ…。
逃れようのない一択状態なのであった。

人生初「なか卯」。
牛丼といえば「吉野家」か「養老乃瀧」かという世代である。「松屋」には辛うじて引っかかるが、「すき家」「なか卯」が台頭してきたころすでに牛丼は卒業… みたいな。ちなみに「すき家」には1回入ったことがある。

お得なランチセットから、和風牛丼(並)・はいからうどん(小)セット500円と、親子丼(並)・はいからうどん(小)セット600円をポチッとな。

こういうお店は久しぶりなのでシステムに注意しながら振る舞う必要があるが、とりあえずセルフではないもよう。スタッフが冷たい玄米茶を出して食券を持っていってくれる。


こちらの牛丼は、具がかなり煮詰まってタマネギが小さくなっており、かつそもそもタマネギ混入率が少なく、かなり肉率が高い。
どこの「なか卯」も同じかどうかわからないが、これで単品並380円はかなりお得だと思う。


何より、トータル昨日の食事の半値以下… というバランス感覚は大事。

食事を終え、伊皿子坂を上って魚籃坂を下り、一国を白金高輪駅へ。
目黒駅から、(書いていないがほかにも)いろいろ寄り道して、総距離約10kmという七福神めぐりであった。

[DATA]
なか卯 泉岳寺前店
東京都港区高輪2-16-35
https://www.nakau.co.jp/jp/index.html
[Today's recommendation]



https://youtu.be/ykUCfqvnI9I
山手七福神めぐりを清正公→目黒不動尊でなくその逆順としたのは、清正公の最寄り駅が白金高輪であることからもわかるように一帯は白金台、高輪台といった地名に“台”の付く台地であり、23区内で最も起伏に富んだ地形を持つことが一つ。
江戸東京の坂道歩きというものをやってみたかった。
もう一つの理由は、地図で見ると清正公は泉岳寺に近い。
『吾輩は猫である』に「第一今時泉岳寺などへ参るのはさも東京を知らない、田舎者のようじゃないか」とあるが、田舎者であるワガハイはいまどき泉岳寺へ参ってみたい。
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天神坂を上り、二本榎通りを左へ。
高輪皇族邸の向かいの路地に入り、井戸を過ぎて6回曲がったら、いきなり泉岳寺参道の和菓子屋の脇に出た。

山門手前の橋を渡ると、右手に大石内蔵助良雄銅像。
そうです。
この寺は浅野内匠頭と赤穂浪士が葬られていることで知られる。
いま銅像を見て気づいた ( ̄ω ̄;) エートォ
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本堂へお参りしたあと、赤穂義士墓地へ。

血染の梅・血染の石、首洗い井戸といった禍々しい名前の付いた見所は、正月であることだしスルーだな…。
墓地は遠目にも線香の煙が立ち込め、名称に地獄または浄土と付く火山地形が連想される。

さて、いろいろお参りしたことだし、待望の昼ごはん。
七福神→泉岳寺コースにしたのは、ここに来れば食べるところがいろいろあると踏んだから。
泉岳寺は、浅草寺も増上寺も寛永寺もそうはなっていない、駅名になっている名刹。門前町が発達しているに違いない、と。

山門から中門経由で伊皿子坂に合流して第一京浜まで… が参道っぽい。
お正月で15時近いとあっては、開いているお店が少ないのもいたしかたないところ。にしても、そもそも飲食店少なすぎ Σ( ̄ε ̄ ; |||
立ち食いそばと、居酒屋と、「なか卯」と、焼き鳥屋と… で、もう突き当りのR15泉岳寺交差点に至る。

向かい側の中華料理店が開いているが、表の品書きは一品料理のみでちょっと高級そうで怖いし(後で調べたら全然そんなことないらしいが…)、第一京浜の庶民的そうな中華屋さんは準備中だし。
僕一人なら立ち食いそばで決まりだが、着物の人に立ち食いは無理やろ…。
逃れようのない一択状態なのであった。

人生初「なか卯」。
牛丼といえば「吉野家」か「養老乃瀧」かという世代である。「松屋」には辛うじて引っかかるが、「すき家」「なか卯」が台頭してきたころすでに牛丼は卒業… みたいな。ちなみに「すき家」には1回入ったことがある。

お得なランチセットから、和風牛丼(並)・はいからうどん(小)セット500円と、親子丼(並)・はいからうどん(小)セット600円をポチッとな。

こういうお店は久しぶりなのでシステムに注意しながら振る舞う必要があるが、とりあえずセルフではないもよう。スタッフが冷たい玄米茶を出して食券を持っていってくれる。


こちらの牛丼は、具がかなり煮詰まってタマネギが小さくなっており、かつそもそもタマネギ混入率が少なく、かなり肉率が高い。
どこの「なか卯」も同じかどうかわからないが、これで単品並380円はかなりお得だと思う。


何より、トータル昨日の食事の半値以下… というバランス感覚は大事。

食事を終え、伊皿子坂を上って魚籃坂を下り、一国を白金高輪駅へ。
目黒駅から、(書いていないがほかにも)いろいろ寄り道して、総距離約10kmという七福神めぐりであった。

[DATA]
なか卯 泉岳寺前店
東京都港区高輪2-16-35
https://www.nakau.co.jp/jp/index.html
[Today's recommendation]



https://youtu.be/ykUCfqvnI9I