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新宿郊外に残る 【山田屋】

2024.01.18

 前記事に“初台・幡ヶ谷エリアのラーメン店が気になる”と書いているが、気になったのは屋号。
「山田屋」というラーメン店はかつて新宿中心部に知る限り2店あった。
1店は「末廣亭」近くのいわゆる要町、もう1店は大塚家具裏手の現「大勝軒まるいち」の物件。
10年くらい前だったか、立て続けに閉店している。

後者はときどき入っており、場外馬券売場に近い場所柄、土曜日曜はいわゆる耳に赤鉛筆的おっさんであふれ、ラーメンもおいしかったがその雰囲気もなんかよかった。
閉店を非常に残念に思っていただけに、インスタに「山田屋」の文字を見つけビビッと反応したわけである。


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投稿のあった「山田屋」の所在地は西新宿4丁目。
さっそくネットで調べてみたが、途中ミョーな違和感…? というか、あっちのサイトとこっちのサイトで情報が微妙にかみ合わないのだ。
なんと、西新宿4丁目に「山田屋」は2店あった!


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さらに調べるうちに行き着いたのがこちらのブログだが、かつて“山田屋のれん会”なるものがあったこと、西新宿4丁目の2店はその最後の生き残りであるらしいことを知った。


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入ったのは「山田屋(水道道路)」(もう1店は「山田屋(十二社)」)
前記事に書いているように12時台はけっこうな行列で、時間をずらして入店。
14時近くになるとだいぶ落ち着いた感じで、テーブル席に通される。


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テーブル3卓とカウンター6~7席のこぢんまりしたお店。


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注文はタンメン。
店員さんは4人ほどだが、家族経営かな、皆さん接客が非常に丁寧で気持ちよい。


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タンメン来る。


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ドンッ! という感じで、重量感がある。
実際、重量級であった。


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量がすごい。麺も具の野菜も。
ハクサイ、キャベツ、コマツナ、モヤシ、ニンジン、キクラゲ、豚肉…。


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野菜は比較的細かく刻まれており、多いうえにこのカットサイズが食べにくいというかハカがいかない。
食べても食べてもなくならず、気がつけば客は僕1人でアセッた💦

アッサリ系の味付けをシッカリ付けてある… みたいな、昔なつかしのタンメン。


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こういうお店に昼どきけっこうな行列というのは、ニッポン社会もまだまだ捨てたものじゃないかも… と思いました。


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新宿中央公園


[DATA]
山田屋
東京都新宿区西新宿4-35-19





[Today's recommendation]


https://youtu.be/jWGLvOTq10I?si=cA84VXpcINBLwZFy



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タンメンかくあるべし! 【十八番】

2023.10.28

 前記事に続き自転車乗り回してラーメン食べるシリーズ。
自転車で軽く37kmほど走って環七通り「十八番(おはこ)」へ。


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見るからにうまそうなラーメン写真がときどきインスタに上がっていて、気になっていた存在。


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インスタすなわちビジュアル的に完璧! と主観的に感じるラーメンがときどきあって、こちらなんかがまさにそうだが、茶色いラーメンのみならず白いタンメンも、ビジュアル的に「カ・ン・ペ・キ!」


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断言は避けるが茶色いたべもの断絶… 的生活習慣改善の目標を掲げようかというワタクシ。
注文はタンメン。


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奥行きがなく横に広い物件で、入ったところが厨房に対面したカウンター席(4卓)で、右手奥にテーブル席がいくつか。


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創業1963年。
ということは1990年前後のいわゆる“環七戦争”前から存在しており、激動の時代を生き抜いた貴重な存在といえる。


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タンメンかくあるべし…! というビジュアルの、うわさにたがわぬタンメン的なタンメン。
前記事の“タンメン”と比較して、ワタクシ的には圧倒的に「これぞタンメン!」


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具はハクサイ、キャベツ、モヤシ、豚肉。
しかしこちらの特徴は何といっても麺。
街中華には珍しい太めのびろびろ麺は、孟宗竹を使っての手打ちという。
弾力というより詰まった感じのコシや小麦の香り。
ラーメン的にはなかなか得難い魅力と思う。


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なんだかんだいってラーメンどうのこうのはやっぱ麺に尽きる… と思わされる、究極のクオリティ。


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[DATA]
十八番(おはこ)
東京都中野区大和町2-2-2





[Today's recommendation]


https://youtu.be/4xPze3VGZIg



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謎のガレージ物件、潜入! 【漢珍亭】

2022.08.26

 このところ近場でも閉業するお店が相次いでいる。
猛暑でもコロナでもロシアのせいでもなく、僕の入るようなお店の閉店理由、それは、トシ…。

あまり意識したことなかったが、僕は自分より年かさの(と思われる)人のやっているお店を選ぶ傾向がある。
自分が厄年だなんだと言ってるくらいだから、その年かさといったら世間一般的にはほぼ定年後。
店を畳んでも不思議でも何でもない。

となると、気になるが入っていないというお店が、いよいよ気になるようになった。
思い余って入ってしまったという実例が、先月の「豊島屋」
そんなシリーズの第2弾。


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一見、ごく普通の中華屋さんだが…


練馬区石神井台――
東西に富士街道と新青梅街道、南北に関町庚申通りと上石神井通りに囲まれた住宅街の一角に、忽然と中華料理店の看板が出現する。
ただし出現するのは看板のみで、お店の実体を把握できない。
どういうことか?

言葉では説明しづらいので写真をご覧いただきたい。


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何もない住宅街だけに、よく目立つ袖看板とスタンド看板

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しかし通りに面した壁面はすべてシャッターに閉ざされている

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両側シャッター物件の中央はガレージかな?

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ん…? なにやら奥に気配が…


意を決して踏み込んでみると、なんと、左奥の物件に“中華料理”のピカピカの暖簾が!!
…という究極の隠れ家レストランなのであった。


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コロナ禍に発見したこの「漢珍亭」、気になりつつも、これは入りづらい… (;^_^A


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テーブル2卓、カウンター5席ほどの小さいお店。
厨房内のご主人のこなれた接客に、一気に緊張がゆるむ。
こちら、荻窪で名店といわれた街中華が移転してきたという情報がある。


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普通の街中華のワンランク上な感じのお献立表。


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それより壁の短冊が気になって眺めているうちに目に留まったのが、“おすすめメニュー”のホワイトボードにある“半カレーチャーハン+ラーメン”のセット。
カレーチャーハンは、街の中華屋さんというものと同じくらいの絶滅危惧種である。


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やって来たセットのトレー。
スタイリッシュともいえるビジュアルは、やはりただ者ではない。


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ラーメンは、チャーシュー、メンマ、ノリ、ネギという基本の具に、糸唐辛子の飾りが、スタイリッシュ。

混濁系スープのしょうゆラーメンが懐かしい。
どこだったか昔食べたラーメン(新宿「山田屋」とか…?)が思い出される。


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麺は中太縮れ。
かつて味わったことのないシャキシャキな食感のメンマ、しっかり味が入り、かつ繊維がほぐれるチャーシュー。


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半カレーチャーハンは、セットの半とは思えないきれいな盛り付けである。
具もたっぷりで、チャーシューも卵もごろごろ。
やはり味の濃いチャーシューが決め手で、絶妙なカレー風味がじわじわ生きてくる。


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隣の昼飲みじいさんの餃子がすごくおいしそうだ。
1回では伝えきれない、文字どおり隠れた名店なんだと思った。


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[DATA]
漢珍亭
東京都練馬区石神井台5-3-3





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/RzO7IGWGxu8



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こちらもずっと気になっているお店


青春を懐かしがるシリーズ 【花蓮】

2022.04.16

 昨日で今月分の仕事が全部終わった。
いつもなら「終わったー!! ヾ(*>∀<)ノ ヒャッホー!!」となるところ、ダメージが大きくはしゃぐ気も起きない。
今年に入って仕事の状況が変わり、キャパオーバー気味である。
さすがにきつくなってきたが、来月以降どうなるだろう…。

一夜明ければ心配事も忘れて開放感いっぱいに。
久々に自転車で都心方面に出かける。


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はじめ新宿に向かっていたが、土曜日の新宿は人多すぎるだろうとなって、高田馬場に行き先を修正。
土曜日の学生街であり、(コロナ禍におけるオンライン授業の影響もあって?)人出は多くない。
馬場~早稲田は学生時代のホームタウンで、懐かし系のお店がけっこうある。
早稲田通り西早稲田交差点近くの中華料理店「花蓮(ファーレン)」もその一つ。


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このあたりはかつて神保町と並び称される古本街であったが、通り沿いはビル化してすっかり様相が変わった。
「花蓮」は(たしか)一軒家店舗だったが、マンション造成に伴いその1階に入居している。
何年か前に通りかかったときに、(姿は変わっても)まだ残ってるんだ…! と驚いた。


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ちなみにこちらには(たぶん)1回しか入ったことがない。
にもかかわらず懐かしいと感じるのは、このへんに住んでいて毎日のように看板を目にしていたから。
大学1年のときの下宿から、直線距離にして55m(笑)。


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あと店名。
こう書いてそう読むのか… と、インパクトが強かった。


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(たぶん)1回入ったときに食べたのが、広東麺のような麺料理だったと、かすかに記憶している。


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店頭のショーケースに“特製花蓮麺”というのがあり、料理写真を見ると具だくさんな感じだし、店名が付いているしで、昔食べたのはこんな感じだったかも… とそれを注文。


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席は窓際で、外にはためく暖簾の“創業昭和四十五年”の文字が目に入る。
過去に入ったのはたぶん1980年で、ということはあの時点でまだ10年しかたっていなかったのか…。

いまのスタッフはホール係のおねえさんも厨房のおにいさんも若く、2代目(or more)であろう。


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特製花蓮麺は野菜たっぷりピリ辛麺。
ハクサイ、長ネギ、ニンジン、モヤシ、ピーマン、赤ピーマン、タケノコ、キクラゲ、鷹の爪、豚こま…。


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まあ、40年前にピリ辛というジャンルはなかっただろうし、昔こういうものを食べたとは思えないが、懐かしいという意味で強いて挙げれば中華鍋で炒めた香ばしさが懐かしい。


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意外にすっきりしたスープに、野菜の配合バランスがよく、たいへんおいしい麺料理であった。


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でも懐かしいかというと、やっぱり懐かしくない。
そりゃ店舗自体も人の代もかわってるんだから。


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40年前、お店の脇の路地を入ったあたりに転がっていたゴムボールを癖で蹴り上げてそのへんの民家の敷地に落ちた、そのボールをいま探せば見つかるんじゃないかというくらい、一歩脇に入ればこのあたりは何も変わっていないという、そっちのほうが感慨深かったりする。


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下宿仲間とよくキャッチボールをしていた甘泉園


[DATA]
花蓮(ファーレン)
東京都新宿区西早稲田2-5-12





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nZrRS261Edw



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帰りに偶然通りかかった


創業66年の関西系老舗ギョーザ 【珉珉 光が丘店】

2019.10.27

 天候不順な印象しか残っていない10月だが、久々にすっきり晴れた最終日曜日、自転車で遠出がしたくなった。
細かいルートは省略するが、気がつけば光が丘。距離にして約22km。


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中心部のショッピングセンターIMAの横でトイレマークを見つけ、ちょうど駐輪機もあることだしお借りしようとSCに踏み込んで、いきなり「珉珉」という中華料理店に遭遇。


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この字ヅラはネットやテレビではよく見るが、実際のお店を発見したのは初めて。
22kmこぎ続け、降りたところでバッタリ出合ったものだから、何かセレンディピティのようなビビッとくるものを感じてしまった。


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僕にとってミンミンとは吉祥寺の「みんみん」であり、ひらがなの人であるところの自分からすれば「珉珉」は畏怖の対象であり、小学1年生が中学生を… いや“珉”は表外だから高校生かもっと上の人を見つめるようなマナザシで眺めていたわけである。

それに加えて、「珉珉」または「みんみん」には有名店が多いらしいということが、しばらく前のつかりこさんの「ゆらゆら草」の記事を読んでインプットされていた。


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入ってみれば典型的なチェーン店のオペレーションである。
そりゃそうだ。ニュータウンのSC内のテナントなんだから。


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あとで調べたところ、HPに「昭和28年に大阪千日前で1号店をオープンして今年で66年目を迎えました」とあるように関西系のお店で、関東エリアには9店舗を展開している。そのほとんどが都心で多摩地区には1店もないので、自分とは縁がなかったわけだ。


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ミンミンといえば西も東も北関東も、餃子なのである。
おすすめミンミンセットから、無難なところで炒飯と焼餃子810円を注文。


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やはりウリの餃子がどうのこうのという話だと思うが、どうだろう。まず薄皮で小ぶりというのは、かなり意外な感じ。


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その独特のコシのある薄皮とか上品な焼き上がりとか、いろいろこだわりは感じるので、そのあたりはHPをご覧いただければと思う。
炒飯は、昔ながらのホッとする味わい。


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光が丘ってすごいな、と来るたびに思う。
そのスケール感もそうだが、昔の団地ってこういう感じだったのかな… というくらい、老若男女、人であふれている。
近隣の空洞化団地あるいは衰退商店街との違いは何だろう…。

で、炒飯&餃子のセット。
きわめてフツウって感じでしょうか。


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[DATA]
珉珉 光が丘店
東京都練馬区光が丘5-1-1 光が丘IMA 2F
https://www.minminhonten.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/5qrIKoRrhgI


渋谷といえば! な老舗台湾料理店 【麗郷 渋谷店】

2019.07.28

 今日は夕方に渋谷に用事。
その前に昼ごはんを渋谷でとることにした。


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渋谷に来ると、「まずは『麗郷』」となる。
“まずは”とはtop priorityという意味で、「渋谷といったら、やっぱ『麗郷』でしょ」みたいな。

“まずは”のあとは当然、“次は”となるはずだが、それがない。
お店候補はいくらでもあるが、そもそも渋谷に来る機会がない。

思い返すと、渋谷に来たのはたぶん4年ぶり。4年たって「じゃ、次はどこそこね」とはならない。
やっぱ「まずは『麗郷』」からやり直し。


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「麗郷」は道玄坂小路にある台湾料理店。1955(昭和30)年創業の老舗である。
以前、渋谷圏の東横線沿線に住んでいたころ、当然渋谷で飲むことが多く、そんなときに入ったりしていた。昼より夜に使う店という印象。


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行列覚悟で行ってみると、フロアマネージャー風のおじさんが往来を眺めたりとお手すきの様子。すぐに円卓の隅に席をとることができた。
そのあとたちまち順番待ちが発生しているので、ちょうどはざまで運がよかったもよう。


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「麗郷」といえばシジミ。メニュー表にただ“海蜆 シジミ”と書いてある、まあシジミのニンニク炒めみたいなやつ。
ほとんどの席にシジミの皿が運ばれていく。
あとは腸詰と野菜炒め的なものに、ビールか中国酒… というのがお決まりのコースだ。


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日曜ということもあり昼からビールのお客も多いが、僕らは用事があるので、水。
注文は、五目そば900円、やきビーフン800円、水餃子800円。
ビールがないので、シジミも腸詰も頼まない。


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5分とかからずビーフン来る。


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これもシジミと同じくらいよく出る皿で、作るほうも見込みでどんどん作っていると思われる。
具は豚肉、モヤシ、ニラなどシンプルで、たっぷりの干しエビが味の決め手。


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これがあっさりしているようで、実はかなりオイリー。
たちまち窮地に陥る。
(ビ、ビール…) (*゚Д゚人) ハアハア…


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そこへ水餃子の追い撃ち。
「ビ……」 (>ω<) クッ…

な、なんとかこらえました。ハアハア…。


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五目そばはボソッとした太麺が特徴的。日本のラーメン文化にはないタイプの麺である。硬いけれどもしなやかなコシはない、焼きそば用の蒸し麺のような。
実際、ここの五目やきそばは、汁のありなし以外はほぼ同じ内容である。


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この麺が、五目のあんかけに実によく合う。どんどん汁気を吸い、餡とも絡んで一体化していく。
麺の優劣はコシのありなしだけじゃないんだ… と昔、蒙を啓かれる思いがしたのである。


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いつも五目そば+五目入りやきそばと頼むことが多く、芸がない感じだったので変化をつけてみたが、やきビーフンとの組み合わせは正解だった。
これプラス、シジミと腸詰にビールときたら言うことなし!
昼からちょっと裕福な華僑気分が味わえそうだ。


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[DATA]
麗郷 渋谷店
東京都渋谷区道玄坂2-25-18





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/rhmP47TPoh4


“カレーの街”の選手層の厚さ 【ラーメンハウスたなか】

2019.02.14

 石神井公園駅周辺はカレーの街だそうだ。
毎年文化の日を挟んで「パークロード石神井カレーDay」が開催される(since 2014 ?)

カレーの街を名乗るからには何か根拠があるはず。
たとえば単純にカレー店が多いというだけでも要件を満たすと思うので、とりあえず食べログで調べてみた。カレーといってもさまざまであり、基準をそろえるためインド系・タイ系に絞って沿線の大泉学園、ひばりヶ丘と比較した。結果、3駅とも5店。石神井公園が特に多いわけではない。

なぜカレーの街か?
石神井公園には、カレーという検索ワードには引っかからないカレー人気のお店が多い。つまり、いまや主流のインドカレーやおしゃれなカフェカレー以外の部分が突出しており、それだけでカレーの街といううたい文句に十分な説得力を与える。
たとえば公園通りの大衆食堂「ほかり食堂」「辰巳軒」は、ともに“坂口安吾ライスカレー100人前事件”に関係するといわれ、いまもカレーは人気メニュー。石神井川のほとりのそば・とんかつのお店「たつみ庵」はジャンボかつカレーが有名。石神井公園内の茶屋「豊島屋」は『孤独のグルメ』(原作)登場店で、五郎さんはカレー丼を食べている。


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そんな“味のある”カレーのお店がもう1店。
銀座通りいちばん奥の二股に位置する「ラーメンハウスたなか」。


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外観は典型的な街の中華食堂だが、通るたびに目に付いて強く印象付けられているメニューがチキンカツカレー。
“特別サービス品”600円と激安である。


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予想と違ってこぎれい、そして広い店内。
座敷席がメインで、見える範囲で座卓が6卓ある。テーブル席は4×2、2×1。カウンターは9席。
注文は予定どおりチキンカツカレー600円。


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またこれも予想外にアクティブな営業姿勢が感じられ、たとえば店先に出ている“本日のサービス品”(本日はタンメンととんかつ定食)が店内にも張り出してある。これを毎日と考えたら、けっこう手間だと思う。ともかくいろいろ人手をかけていることは確か。

そのスタッフだが、さっきまでもっとたくさんいたようだが、2時を過ぎているためか、気が付けば店主ご夫婦? くらいしか見当たらない。


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チキンかつカレーは値段から想像していたよりずっとボリューミーだ。


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皿の半分にご飯、もう半分には千切りキャベツが敷かれその上にカツ、カツの上からカレーという構成。
カレーはポークカレーで、肉がけっこうごろごろしてる。ほかの具はほぼ煮崩れておりマイルドな味わいだが、甘すぎることはなく好みの真ん中に近い味。
中華食堂だけにスープがラーメンスープというのがうれしい。


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支払いのとき、おかみさんの姿も見当たらずご主人が対応。
600円ちょうど差し出そうとすると、「600円と消費税で、615円になります」と、すまなそうにご主人。「3%いただいてまして」
消費税が3%から5%に上がったのは1997年のことなので、20年以上据え置きということ(しかも端数切り捨て)。こっちがすまない気持ちになる。
615円ちょうど払うと、「はい、これ」と何かくれる。見ればキットカットだ。


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「ん…? バレンタイン?」
「あ、そうそう(笑)」
今年唯一のチョコを親のようなおやじさんに手渡されることになろうとは、世の中何が起きるかわかったもんじゃない。


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[DATA]
ラーメンハウスたなか
東京都練馬区石神井町6-9-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/OY2A3scN2QQ


海馬を刺激する甘辛麻婆とVnソナタ 【秀永】

2018.12.01

 「さくらい」「中野大勝軒」に続く青春探訪シリーズ第3弾。
「懐かしい…」と思い出されるのは1980年代の出来事が多いが、これらのお店に通っていた年代も「さくらい」が80年代前半、「中野大勝軒」が後半。
今回取り上げる「秀永」は80年代初頭と、これまででいちばん遠い記憶となる。
ただし、高田馬場のこの店にはたぶん1~2回しか入っていない。僕がもっぱら使っていたのは早稲田にあった店。


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地下鉄早稲田駅前交差点。左端の緑の店のあたりに「秀永 早稲田本店」があったように思う。奥の木立は穴八幡宮


地下鉄早稲田駅2番出口を出て、大学に向かう人波と反対方向に進んですぐ。夏目坂の上り口に「秀永 早稲田店」はあった。
この“人波と反対方向”というところがポイントで、駅チカなのに隠れ家感がある。学生のたまり場的雰囲気も薄く、1人のときにコソコソ利用した。
意外だったのは、こっちが本店だったらしいこと。ずっと馬場のお店の早稲田支店だと思っていた。2010年に閉店したらしい。


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ということで、現存の「秀永 高田馬場店」へ。
早稲田通り沿い、早稲田松竹の向かい。
ラーメン激戦区・高田馬場にあって最古参の部類じゃないかと思われる。


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とりめし、ほんこん飯という“のっけライス”がこの店の人気筋だが、学生時代、僕はそれとは違うもの一点勝負だった。
それが麻婆麺。

田舎から上京してきたばかりの少年は、ラーメンと麻婆豆腐という好きなものどうしを合体させたメニューに出会い、東京って素晴らしい! と感激したという w ( ̄△ ̄;) w オオッ…


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店頭のサンプルケースにそういう品は見当たらなかったので、ちょっとドキドキしながらメニュー表で探す。
ありました。麻婆らーめん700円。


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先客3組4人、後客3組6人、客層は幅広く、活気がある。
炒飯やほんこん飯、おすすめの定食… と、オーダーもけっこう幅広い。


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さて、麻婆らーめん。
第一印象は、器でかいな…。昔、こんなに大きかったか…?


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でもこのシンプルなルックスには見覚えがある。ほぼ茶色。
そりゃそうだ。
木綿豆腐以外に、具はひき肉のみ。ネギやシイタケの青みや黒みはなく、唐辛子片の赤がちらつく程度で、ほぼ茶色。


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とろみは緩めで、しょうゆベースのスープと餡がすぐになじむ。麺は中くらいの太さのほぼストレートで、モチッというかみ応え。
ラー油と豆板醤の辛みはけっこう強いが、花椒のしびれ感はない昔の和式マーボーである。


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甘さが懐かしい。
覚えていたのではなく、思い出した。


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この街にはいろいろ思い出がある。
卒業式をさぼって時間つぶしに入った早稲田松竹で、コンタクトレンズを入れてなくて『明日に向って撃て!』の字幕が読めなかったこと、その隣の名曲喫茶「らんぶる」ではセザール・フランクのヴァイオリンソナタをかけてもらったこと…。
今日のように、これから先も、もうちょっと思い出すことがあるかもしれない。


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[DATA]
秀永
東京都新宿区高田馬場2-8-5





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/VXF_gnEwEvQ

ちなみにアンネ=ゾフィ・ムターは前記事のアンドレ・プレヴィンの元奥さま。年の差、実に34歳!


学生街の昭和中華の二面性? 【中華料理 二葉】

2018.11.17

 石神井公園駅から上石神井駅へ向かうルートで、新青梅街道の上石神井交差点から斜めに入り、途中ふと左に折れてみた。
そこは通ったことのない商店街で、北口東通りというらしい。
居酒屋、新しそうなパン屋、古い肉屋、ビストロ… と、衰退と再生のはざまのフェーズにある昔の商店街といった趣。
こういうスポットには比較的高い確率で古い中華料理店が残っている。


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通りの中ほどに、ありました。
中華屋さんにしては看板の色合いがおとなしいが、店構えにどっしり感がある「中華料理 二葉」。


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初めて通る道なので当然、知らないお店である。でもちょうど“なんてことない”普通のラーメンが食べたい気分だったので、あまり抵抗感を覚えることもなく入店。


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店内ではカウンター席の松葉杖のおじいさんとお店のおとうさん・おかあさんが談笑中。
その話の輪からいちばん遠い左隅のテーブル席に着く。
席数は4人掛けテーブル3脚、カウンター6席と、物置状態の小上がり席もある。


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表でセットメニューがそろっていることを確認しているが、その中からやはり基本のセット、半チャーハン・ラーメン850円を注文。


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ちょっと意外だったのは、チャーハン担当がおかあさんだったこと。ガコガコと小気味よい音を立て、じっくり炒めている。
おとうさんは麺の面倒を見てるのかな。
5分後にやって来たお盆は、見るからにボリューミーであった。


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“なんてことない”ラーメンといっても、香味野菜や鶏油の風味を無意識のうちに求めているものだと思うから、このラーメンはひと口目はちょっと物足りない。うま味は強いがキレがないというか。中太やや縮れの麺も鈍重な印象。


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ただ、見た通りボリュームがあって、チャーシューの厚みもなかなかだったりする。
食べ進むうちに、こんなクセのない感じも悪くないのかも… と少しナットクの味とでもいうか。


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チャーハンは、基本のチャーシュー、卵、ネギ、ナルトのほか、ピーマンが入る。
僕はチャーハンの具は基本3~4種以外が入るのに少し抵抗があって、この場合アクの強いピーマンだけに、はじめ違和感が強く感じられた。
でもこれは徐々にクセがなじんでいく味。このピーマンチャーハンの力強い味わい、はっきり言ってアリです。


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途中、おとうさんが「早稲田大学行ってくる」と言って出ていった。出前の食器の回収だ。
そうだ、ここは早大高等学院に近い。これはお店を出たあと知らない道を通って気づいたことだが、高等学院裏手には早大ゴルフ部の練習場というものもあった。
ということは、このお店は東伏見の「上海菜館」みたいな早大生御用達な存在なのかもしれない。だから量がものすごいのかな… (; ̄ー ̄A アセアセ…


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先客のおじいさんは客(わし)が来たのを潮時と出ていって、しばらく自分1人だったが、食べ終わるころに若い女性2人組、男子高校生2人組、女子大生(たぶん)2人組と、1時半近くにして立て続けに来客。
たちまち昔の学生街の食堂のような活気に包まれ、その鮮やかな場面転換に驚かされたのだった。


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[DATA]
中華料理 二葉
東京都練馬区上石神井2-21-10





[Today's recommendation]


https://youtu.be/QrWfWNK2bjs



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意外性あるUpdate系ラーメン 【明華】

2018.10.09

 ちょっと時間を見つけてはがむしゃらに自転車で行けるとこまで行く日々が続いている。
午前中、急ぎの仕事が立て込んで1時近くまでかかってしまった。
それから自転車でひたすら東へ。

ここはどこ…?

住居表示によれば、埼玉県新座市道場1丁目。黒目川まで下って、市場坂橋を上って大泉学園町の商店街へ行ってみる。そのまま北園の交差点まで南下…。

――腹が、減った……


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もう2時半回ってる。腹も減るわな…。

保谷街道に中華屋があったことを思い出す。以前、食べログで調べたことがあって、チャーハンがおいしそうだったのだ。
チャーハン、いいんじゃない?


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保谷街道は歩道も確保されないくらい狭いので、自転車ではあまり通らない。古い記憶で脇道から出ると、ちょっと先に目的のお店。「明華」でした、ハイ。
14:45でやっているところが貴重。


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チャーハン一択と決めて入店。
しかーし…
メニューの“ミニチャーハンセット:お好みの麺類+320円”の文字に、気持ちがぐらつく。


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そもそも自転車我武者羅の目的は体重コントロールである。
ところがこれには落とし穴がある。
――腹が、減った……

「えーと… このミニチャーハンセット、麺はラーメンで」

おじゃん:物事が途中で駄目になること。「計画がおじゃんになる」などと使われる。(語源由来辞典)


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席数は、2人掛けテーブル3卓、カウンター10席。
お店は比較的若い男性と高齢の女性で回されているもよう。親子だろうか。


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チャーハンはパラパラ系だが、好み的にはパラパラすぎかなぁ…。


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チャーハンは、お米一粒一粒ちゃんと油をまとったうえで強火で油分が飛んでパラパラ… が理想なんじゃないかと思うが、ここのは油分が少ないパラパラ。
ヘルシー志向というお店の心遣いかもしれないが、昭和のオトーサンには物足りないかも。


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ラーメンスープをひと口。
おっ…!
古そうな中華屋では、だいたい鶏ガラベースの中華そばを期待するが、こちらは意外なことに魚介系。
見ると、スープには魚粉が浮いている。


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想像だが、この若めの店主さんが、いまどきのラーメンなどの研究をしていて行き着いた味では…、と。
たとえばチャーシューは絶品で、繊維がほぐれしっかり味が入るくらい煮込まれている。
ほかに、メンマ、ナルト、コマツナ、モヤシ、コーン、ネギ… と、530円とは思えない具だくさんである。


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チャーハン単品にしていたらわからなかった、ラーメンのおいしさ。
カロリーコントロールは… 明日からかな(笑)。


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[DATA]
明華
東京都練馬区南大泉5-18-17





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=IKJqecxswCA



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