チャーシューメン、大盛り! 【松屋】
2021.06.07
自転車コースのラーメン屋🍜シリーズ第4弾(4記事前の「峰英軒」を含め)。
前報で“知る人ぞ知る名店”と書いているだけに最新情報を載せておかないと… というわけでもないが、箱根ケ崎の「松屋」。
アップデート最新情報は… ずっとないだろうなぁ。って、それがいいんだけど c( ̄▽ ̄)
でかい地図を張っておきながら使っているのは左下の隅っこだけで、“自転車コースの”というより“瑞穂町の”なんでないの? と言われそうだが、いやいや、これからですから (・`ω´・)
ピンクの線が今回走ったコース © OpenStreetMap contributors
入り口は網戸の夏仕様で、開放感と昭和感にいざなわれる。
1時前で先客がないことを確かめて入店。

食堂の横の部屋が厨房でその奥が茶の間というつくり。
茶の間でおばちゃん3人組が談笑中のところ申し訳ないが、厨房越しに「こんにちわー、チャーシューメン」と申告して席に着く。

店主のおかあさんがおっとりやって来て「チャーシューメンは麺の量は?」と。
要するに僕のような“若い人”は大盛りが標準らしく、毎回これを聞かれる。
3回聞かれて断るのは失礼… と『美味しんぼ』で読んだのを思い出し(笑)、「じゃ、大盛りで」

外に車が止まり、入ってきた明らかに僕より一回りは上というご夫婦が「チャーシューメン大盛り2つ」と。
見るからに常連さんで、ワタシらいつもそれ、という自然体な振る舞い。やっぱりこの店では大盛りがスタンダードなのだ。

おヒヤを持ってきたお手伝い風のおばちゃんにそのご夫婦が前払いで1500円出そうとすると、「え? チャーシューメン大盛りってそんなにするの?」と壁の品書きを確認するお手伝いおばちゃん。
いやいや、ふつうチャーシューメン大盛りはその値段では食べられませんから。

平打ちのピロピロ麺は著しく不ぞろいで、大盛りにするとわかるが、太さによってゆで加減にムラが出る。
って、当たり前か ヾ(・ω・o)

縁の赤いチャーシューが懐かしい。
スープのかえしはチャーシューの煮汁主体とも思えるあっさりやさしい味。
油脂成分が少ないことが高齢者でも大盛りいける要因かも。

軽くひと回りは上と思われる店主さんもお手伝いもお客も、みんな元気。
若い人的には、大盛りくらい軽く食べてみせないと。

[DATA]
松屋
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎258
[Today's recommendation]



https://youtu.be/MIimZRVaJbs
ここにも希少植物
2021.06.07 さいたま緑の森博物館/埼玉県入間市宮寺889-1

最近、腐生ランなど珍しい植物に出会う流れにあるように感じていて、普段通らない狭山湖周回コースを走ってみた。
途中、周回路から大谷戸湿地の谷を下る。
さいたま緑の森博物館案内所の前で、ふと道端に目をやるとヒメザゼンソウのものとおぼしき枯れかかった葉が。根元を見ると花がある。

ヒメザゼンソウは春先の花と思い込んでいて、とっくに咲き終わっちゃってるものと思っていた。ラッキー♪
ヒメザゼンソウは埼玉県ほか多くの地域で絶滅危惧種に指定されている。
ウラギンシジミとヒカゲチョウ
自転車コースのラーメン屋🍜シリーズ第4弾(4記事前の「峰英軒」を含め)。
前報で“知る人ぞ知る名店”と書いているだけに最新情報を載せておかないと… というわけでもないが、箱根ケ崎の「松屋」。
アップデート最新情報は… ずっとないだろうなぁ。って、それがいいんだけど c( ̄▽ ̄)
でかい地図を張っておきながら使っているのは左下の隅っこだけで、“自転車コースの”というより“瑞穂町の”なんでないの? と言われそうだが、いやいや、これからですから (・`ω´・)
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入り口は網戸の夏仕様で、開放感と昭和感にいざなわれる。
1時前で先客がないことを確かめて入店。

食堂の横の部屋が厨房でその奥が茶の間というつくり。
茶の間でおばちゃん3人組が談笑中のところ申し訳ないが、厨房越しに「こんにちわー、チャーシューメン」と申告して席に着く。

店主のおかあさんがおっとりやって来て「チャーシューメンは麺の量は?」と。
要するに僕のような“若い人”は大盛りが標準らしく、毎回これを聞かれる。
3回聞かれて断るのは失礼… と『美味しんぼ』で読んだのを思い出し(笑)、「じゃ、大盛りで」

外に車が止まり、入ってきた明らかに僕より一回りは上というご夫婦が「チャーシューメン大盛り2つ」と。
見るからに常連さんで、ワタシらいつもそれ、という自然体な振る舞い。やっぱりこの店では大盛りがスタンダードなのだ。

おヒヤを持ってきたお手伝い風のおばちゃんにそのご夫婦が前払いで1500円出そうとすると、「え? チャーシューメン大盛りってそんなにするの?」と壁の品書きを確認するお手伝いおばちゃん。
いやいや、ふつうチャーシューメン大盛りはその値段では食べられませんから。

平打ちのピロピロ麺は著しく不ぞろいで、大盛りにするとわかるが、太さによってゆで加減にムラが出る。
って、当たり前か ヾ(・ω・o)

縁の赤いチャーシューが懐かしい。
スープのかえしはチャーシューの煮汁主体とも思えるあっさりやさしい味。
油脂成分が少ないことが高齢者でも大盛りいける要因かも。

軽くひと回りは上と思われる店主さんもお手伝いもお客も、みんな元気。
若い人的には、大盛りくらい軽く食べてみせないと。

[DATA]
松屋
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎258
[Today's recommendation]



https://youtu.be/MIimZRVaJbs

2021.06.07 さいたま緑の森博物館/埼玉県入間市宮寺889-1

最近、腐生ランなど珍しい植物に出会う流れにあるように感じていて、普段通らない狭山湖周回コースを走ってみた。
途中、周回路から大谷戸湿地の谷を下る。
さいたま緑の森博物館案内所の前で、ふと道端に目をやるとヒメザゼンソウのものとおぼしき枯れかかった葉が。根元を見ると花がある。

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ヒメザゼンソウは春先の花と思い込んでいて、とっくに咲き終わっちゃってるものと思っていた。ラッキー♪
ヒメザゼンソウは埼玉県ほか多くの地域で絶滅危惧種に指定されている。
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それでもハラは減るわけで… 【松屋】
2020.11.26
いつもの月なら20日を過ぎればヒマになるところ、今月はずっとキビシイ仕事が続いている。というか、この半年はそれが標準になっている気もするが、忙しすぎて前月のことなど思い出せなかったりする。
久々に仕事のない朝、自転車で早く出て遠出することに。
地図を見て気になっている入間の金子あたりを探索して羽村へ抜け、青梅線沿いに立川回りで帰るというルートを漠然と想定。
しかし郊外はやはり交通量が多いわりに歩道の整っていない道が多く、自転車では危険で、土地勘がないと行きつ戻りつしてぐったり疲れる。金子からそのまま帰ることにした。
この日の空は異常にきれいだった
箱根ケ崎駅から江戸街道というルートを最近よく通る。
入ってすぐ左手にラーメン店「松屋」。
営業日が不安定な印象だが、本日は暖簾が掛かっており、網戸の入り口からのぞくとお客がいない。千載一遇のチャンス!

自転車を止め、鍵をかけようとポケットを探るが… 鍵がない。
ヘンに早く出て普段と感覚が違っていたため持ち忘れたようなのだ。
問題は、自転車の鍵がないということは、車の鍵もなければ自宅の鍵もないということ。キーホルダーごと忘れているわけだから。
さらに問題なのは、本日相方は都心に出社の日で、夕方まで帰らないということ。
いやー、困った (´・ω・`)
まあ、食べてから考えよう…。

こちらは一度入ったことがあるが、そのときのブログの書き出しが…
“箱根ケ崎の「松屋」はオンリーワンなラーメン屋だった”
以来、すきがあればいつでも入りたいと思っている。

店主のおかあさんに「チャーシューメン」と申告。
「普通盛りでいいですか?」と、前回と同じことを聞かれる。

こういうのも地元のうどん屋のおかあさんとのやりとりと一緒で、とにかく“若い”男の人にはいっぱい食べさせたいようなのだ。
この世界では僕レベルでも若い部類かもしれないが、いやいや、普通盛りが適量な年齢ですから。

平打ちのピロピロ麺は著しく不ぞろい、かつよじれていて、小麦の香り・うま味の強いところは武蔵野うどんを連想させる。
ちなみにこちらは元うどん屋で1951年創業という情報がある。
縁の赤い昔ながらのチャーシューは、脂の少ない部位が使われている。
厚みがあってしっかり硬い食感が残り、肉肉した力強い味わい。

スープはチャーシューの煮汁のタレ主体とも思えるあっさり味。
肉汁うどん文化とも共通するような滋味が感じられ、作る様子が思い浮かぶようでもあり、もったいなくて、めったにしないことだがスープを飲み干してしまった。

食べ終えてLINEで相方に状況を伝えたが、やはり帰りは夕方になるとのこと。
時間つぶしに、やっぱり羽村にでも行こうか…(笑)。
(その間、続々と仕事のメールが入っていたのでありました (・_・。)…)

多摩川のオギ原
[DATA]
松屋
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎258
[Today's recommendation]



https://youtu.be/3RHZEzVUBPk
いつもの月なら20日を過ぎればヒマになるところ、今月はずっとキビシイ仕事が続いている。というか、この半年はそれが標準になっている気もするが、忙しすぎて前月のことなど思い出せなかったりする。
久々に仕事のない朝、自転車で早く出て遠出することに。
地図を見て気になっている入間の金子あたりを探索して羽村へ抜け、青梅線沿いに立川回りで帰るというルートを漠然と想定。
しかし郊外はやはり交通量が多いわりに歩道の整っていない道が多く、自転車では危険で、土地勘がないと行きつ戻りつしてぐったり疲れる。金子からそのまま帰ることにした。
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箱根ケ崎駅から江戸街道というルートを最近よく通る。
入ってすぐ左手にラーメン店「松屋」。
営業日が不安定な印象だが、本日は暖簾が掛かっており、網戸の入り口からのぞくとお客がいない。千載一遇のチャンス!

自転車を止め、鍵をかけようとポケットを探るが… 鍵がない。
ヘンに早く出て普段と感覚が違っていたため持ち忘れたようなのだ。
問題は、自転車の鍵がないということは、車の鍵もなければ自宅の鍵もないということ。キーホルダーごと忘れているわけだから。
さらに問題なのは、本日相方は都心に出社の日で、夕方まで帰らないということ。
いやー、困った (´・ω・`)
まあ、食べてから考えよう…。

こちらは一度入ったことがあるが、そのときのブログの書き出しが…
“箱根ケ崎の「松屋」はオンリーワンなラーメン屋だった”
以来、すきがあればいつでも入りたいと思っている。

店主のおかあさんに「チャーシューメン」と申告。
「普通盛りでいいですか?」と、前回と同じことを聞かれる。

こういうのも地元のうどん屋のおかあさんとのやりとりと一緒で、とにかく“若い”男の人にはいっぱい食べさせたいようなのだ。
この世界では僕レベルでも若い部類かもしれないが、いやいや、普通盛りが適量な年齢ですから。

平打ちのピロピロ麺は著しく不ぞろい、かつよじれていて、小麦の香り・うま味の強いところは武蔵野うどんを連想させる。
ちなみにこちらは元うどん屋で1951年創業という情報がある。
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縁の赤い昔ながらのチャーシューは、脂の少ない部位が使われている。
厚みがあってしっかり硬い食感が残り、肉肉した力強い味わい。

スープはチャーシューの煮汁のタレ主体とも思えるあっさり味。
肉汁うどん文化とも共通するような滋味が感じられ、作る様子が思い浮かぶようでもあり、もったいなくて、めったにしないことだがスープを飲み干してしまった。

食べ終えてLINEで相方に状況を伝えたが、やはり帰りは夕方になるとのこと。
時間つぶしに、やっぱり羽村にでも行こうか…(笑)。
(その間、続々と仕事のメールが入っていたのでありました (・_・。)…)

多摩川のオギ原
[DATA]
松屋
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎258
[Today's recommendation]



https://youtu.be/3RHZEzVUBPk
ラーメンに武蔵野のおもかげ残れり 【松屋】
2019.11.19
箱根ケ崎の「松屋」はオンリーワンなラーメン屋だった。
“だった”というのは、知らずに軽い気持ちで入って食べてみたらすごかった、という得した感を伝えたいニュアンスである。

JR八高線・箱根ケ崎駅から180mほどのわりと街なか。
田無の橋場から約18kmの江戸街道終点近くに「松屋」はある。

紺色の暖簾に趣はあっても外観は現代的なごく普通の建物であるが、中に入ると違った印象を受ける。

テーブル3卓のこぢんまりしたホールと奥に広めの座敷というつくりや、ガラス戸や襖のたたずまいが、一昔も二昔も前の感じ。
左手が広い厨房になっていて、これが昔の農家の土間という雰囲気である。

先客は3名。近所のじいさんがたまっているふうで、このあたりでいうと、うどん屋で見かけるような光景。
今年閉店した「宅部うどん」を思い出した。
そのじいさんたちの話の輪に加わっていたおかあさんが、こちらの店主のもよう。
チャーシューメン650円を注文。

チャーシューメンは注文から約3分と速攻で出てきた。
見るからにコンディションのよくないノリを先に食べてしまう。子どものころノリ摘みを手伝わされた海育ちの自分からすると、関東内陸部の人とはこういうところにギャップを感じずにはいられない。これはそのままにしておくと溶けて広がり、スープの味を悪くする。
それ以外は素晴らしい体験と言っても過言ではないので、あえてひと言…。

麺は基本平打ちだが、著しく不ぞろいで、ピロピロ感がさまざま。
知らずに入ったが明らかに自家製・手打ちで、よじれている様子や小麦の香り・うま味の強いところは、まさに武蔵野うどんを連想させる。
スープは雑味のないスッキリした味わいで、しょうゆ自体のうま味をあっさりのだしで補強する感じというか。レンゲが付いていないので持ち上げてごくごく飲んでしまうおいしさ。
チャーシューは食紅で色を付けた縁の赤い昔懐かしのヴィジュアルだ。
脂の少ない部位で、厚みがあってしっかり硬い食感が残り、かみしめると肉の味わいが広がる。

このラーメンは、地粉・肉汁でうどんを食す武蔵野台地の食文化を体現するたべものといえる。
うどん同様、食べて幸せな気持ちになる。
あとで調べてみると、元はうどん屋で1951年創業という情報がある。
なるほど納得…!

[DATA]
松屋
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎258
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Q1w-VzHCeSg?list=PL0B3F82AF250244E7
箱根ケ崎の「松屋」はオンリーワンなラーメン屋だった。
“だった”というのは、知らずに軽い気持ちで入って食べてみたらすごかった、という得した感を伝えたいニュアンスである。

JR八高線・箱根ケ崎駅から180mほどのわりと街なか。
田無の橋場から約18kmの江戸街道終点近くに「松屋」はある。

紺色の暖簾に趣はあっても外観は現代的なごく普通の建物であるが、中に入ると違った印象を受ける。

テーブル3卓のこぢんまりしたホールと奥に広めの座敷というつくりや、ガラス戸や襖のたたずまいが、一昔も二昔も前の感じ。
左手が広い厨房になっていて、これが昔の農家の土間という雰囲気である。

先客は3名。近所のじいさんがたまっているふうで、このあたりでいうと、うどん屋で見かけるような光景。
今年閉店した「宅部うどん」を思い出した。
そのじいさんたちの話の輪に加わっていたおかあさんが、こちらの店主のもよう。
チャーシューメン650円を注文。

チャーシューメンは注文から約3分と速攻で出てきた。
見るからにコンディションのよくないノリを先に食べてしまう。子どものころノリ摘みを手伝わされた海育ちの自分からすると、関東内陸部の人とはこういうところにギャップを感じずにはいられない。これはそのままにしておくと溶けて広がり、スープの味を悪くする。
それ以外は素晴らしい体験と言っても過言ではないので、あえてひと言…。

麺は基本平打ちだが、著しく不ぞろいで、ピロピロ感がさまざま。
知らずに入ったが明らかに自家製・手打ちで、よじれている様子や小麦の香り・うま味の強いところは、まさに武蔵野うどんを連想させる。
![]() | ![]() |
スープは雑味のないスッキリした味わいで、しょうゆ自体のうま味をあっさりのだしで補強する感じというか。レンゲが付いていないので持ち上げてごくごく飲んでしまうおいしさ。
チャーシューは食紅で色を付けた縁の赤い昔懐かしのヴィジュアルだ。
脂の少ない部位で、厚みがあってしっかり硬い食感が残り、かみしめると肉の味わいが広がる。

このラーメンは、地粉・肉汁でうどんを食す武蔵野台地の食文化を体現するたべものといえる。
うどん同様、食べて幸せな気持ちになる。
あとで調べてみると、元はうどん屋で1951年創業という情報がある。
なるほど納得…!

[DATA]
松屋
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎258
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Q1w-VzHCeSg?list=PL0B3F82AF250244E7