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地域きっての… 【ますも庵】

2022.09.17

 東村山市の秋祭り“どんこい祭”が3年ぶりに開催されるというので会場に行ってみた。が、開始時間すぐだったにもかかわらず若者・子どもを中心にすごい人出で、あえなく退散。人混みがキビシイのはコロナ禍と世代間ギャップの相互作用によるもので、オミクロン株による第7波の流行の中心が若い世代と聞けばなおさら。

…というようなことはおいといて、年寄りはオヨビでないのだよ。
いるだけで邪魔くさそうなので、とっとと退散した。


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昼ごはんは東村山駅東口のそば処「ますも庵」。


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十割そばを出す地域きっての名店で、重厚で落ち着きある私のようなシニアにはこのようなお店こそふさわしい。
…とかほざいてるのは、おととい立ち食いそば食べてたこの口か? 🤏ギュー


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店内は11時すぎにしてすでにできあがりつつあるお客がいたりで、けっこうにぎわっている。


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近隣で人気を二分していたであろう「はや川」の閉店という寂しい話があって、それだけにこんな安定感がうれしい。


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注文は、おろしそば(長野の辛味大根おろし)850円と冷やしえび天餅うどん1150円。
「ますも庵」は地域きってのうどんの名店でもあり、そばうどん、どっちも食べたい。


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やはり十割そばの香りとうまさは格別。


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強烈な辛味の大根おろしと、だしの効いた奥深いつゆ。
シンプルなだけに、ひたすらそばのおいしさを味わってる感がある。


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無漂白粉の灰色のうどんは、小麦の甘味が強く、かむほどに鼻から抜ける香りがよい。


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プリプリえび天と香ばしい揚げ餅。


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繰り返すが「ますも庵」は地域きってのうどんの名店であり、ますも庵のうどんを食べずして武蔵野うどんを語るなかれ… と言いたい。
語ったことないけど。


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なぜだか季節の移ろいが感じられたのでありました🍂


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/J3BTsGI2hi8


幸福感いっぱいな♪ 【ますも庵】

2022.02.12

 2週間前に“肘が痛くて…”と書いている。
これが全然よくならず、観念して病院に行くことにした。

歯医者を除き、たぶん6年半ぶりの病院。
前回は身内の仕事で田舎の業者相手にストレスがたまって胃カメラ送り。
同じ病院だが、診療科が整形外科というのはだいぶ気が楽だ。


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「テニス肘ですね」

上のリンク先に書いているようにスマホが原因の“スマホ肘”という自覚があり、ちょっと後ろめたいような気持ちがあった。
「スマホ? あ、ゲームねー」みたいな反応を覚悟するわけで。
ゲームやらないけど。

同じ症状でも”スマホ“と“テニス”では大違いである。
人格まで高級(セレブ)になった気にさせられる。
「いやー、テニス肘やっちゃいまして。はっはっは」
テニスやらないけど。


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「テニス肘ですね」とドクター。
「ん…? テニス♪」
「テニスやる人がかかる、とは限りませんけどねー、はっはっは」


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予約なしでいきなり行ったこともあり、会計が終わった時点で12時近くに。
腹が、減った……

東村山駅前の“志村けん像”の前で待ち合わせて、近くの「ますも庵」へ。


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しばらく食べておらず、ずっと食べたいと思っていたものがあった。そばではないが。
病院行ったご褒美…(笑)。


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そばの名店「ますも庵」は、うどんもおいしい。


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おいしいといっても、うどん“も”そこそこおいしいよ… とかいうんでなく、名店ひしめく東村山あるいは多摩六都さらには所沢… と、広域武蔵野うどん圏にあって、知る限りにおいていちばんおいしい。“知る限り”がかなり限られるけど… ( ̄- ̄;)


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そのうどんの真価が発揮されるのが、あったかいうどんだと思う。
ずっと食べたいと思っていたのは、それ。


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気になっていたカレーうどんシリーズから角煮カレーうどん。
もう1品は鉄鍋うどん。


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角煮カレーうどんはとろみの強い熱々うどん。
ひとくち食べるとカレーの香りにも負けない地粉の香りとうまみが口の中に広がって。
あー、これこれ。
これが「ますも庵」のうどん! と思わず言葉に出てしまう。


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軟らかく煮込まれた玉ねぎの甘味と厚切りの大きな角煮で、なかなかのボリューム。


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鉄鍋うどんは、いわゆる鍋焼きうどん。
鉄鍋でチンチンに熱した状態でやって来る。


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だしの効いた濃いめのつゆに、具はえび天ほか、揚げ餅、卵、かまぼこ、ねぎ、…。


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鉄鍋で煮込んであるのに、うどんにはしっかりした歯応えが残っている。
地粉の香りも強い… というか、温めることによりさらに香りが引き立っている。
このバランス則が絶妙である。


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口福という言葉があるが、まさに幸福感いっぱいな…。


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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https://youtu.be/aLnZ1NQm2uk


常と変わらぬ 【ますも庵】

2021.12.31

 大晦日はおせちを作る日ということになっていて、かまぼこ以外の作れるものは全部作るのでけっこう忙しく、昼ごはんは合間に適当に済ませる。
昼のテレビニュースなどで大わらわなおそば屋さんを中継することがよくあるが、そんな光景を実際に目にすることはない。
ああいう歳時記的なのも悪くないと思う。コロナがなければ。


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うちでは年越しそばは夜に食べることになっていて、地元のお店で生そばを調達するのが恒例。
今年は東村山駅東口の「ますも庵」。


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予約はしてあったが、受け取り時間を12時としたのがいけなかった。
お店、大わらわ (;^_^A


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図らずも年越しそばの現場というものを目の当たりにすることとなったが、去年の「ごろう」も、一昨年の「喜作」も、大晦日は予約分の受け渡しのみで店内営業を行っていなかったので、そういうものと思い込んでいた。


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昨日の「ぼん天」といい、活気が戻っているのは素直にうれしい。
でもちょっと怖い… という複雑な年越し。


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大みそかは第九ではなくマーラーの2番。
夜は鴨鍋とそば。
こんな時代にも常と変わらぬ年越しを迎えられたことに感謝。


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皆さま、よいお年を。


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追記:
目にもおいしいゆで上がり👍


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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https://youtu.be/uB2KMz6Scm0



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夏の休日 【ますも庵】

2021.07.22

 夏にまとまった休みがあると、昔のお盆みたいだ。
同じように思ったのかどうか、次女が泊まりに来た。
帰省というか、里帰りというか。


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ちょうど昼飯時に駅に着くというので、外で食事をすることに。
東村山駅近くのそば店「ますも庵」で待ち合わせる。


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娘のお迎えを兼ねて店まで車で行こうかというくらい暑い。
考えがあってそうしなかったが。


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ほかの人も同じように思ったのかどうか、お店はいつも以上に混んでいた。
久しぶりに家族そろって… みたいな。


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注文は、肉汁うどん(次女)、かき揚げセイロうどん(相方)、海老天もちそば(わし)。


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「ビールって出してます?」と聞いてみる。
「ノンアルコールでしたら」とお店のおばさま。
“考え”というのは“そば屋で昼飲み”であって、あえなく撃沈。


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緊急事態宣言下においては「飲食店に酒提供の一律停止を求める」が原則のもよう。
「20時まで」とかコロコロ変わるから把握しきれない。


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まず僕の海老天もちそば。
しっかり香りパツンパツンと締まった食感の十割そば。かつおだしの効いた濃いめのつゆ。


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天ぷらはビールのアテ要員でもあるので、飲めないならなくてもよかったかも…。
てか、プリプリ海老揚げたて、ビ、ビール…💦


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かき揚げは薄くのばして揚げてあり、カリカリで香ばしいのが2枚。
桜えびたっぷりで、ぜいたく感も。


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「ますも庵」は武蔵野うどんの隠れた名店。
無漂白粉のうどんは小麦の香りがプンプン感じられる。


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子どもたちは帰ってくるとうどんを食べたがる。
うどんといえば肉汁うどん。


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生まれたときから食べ親しんでいるため、僕ら以上にうどん文化が染み付いているのかもしれない。
帰省して地元の食べ物って、やっぱりお盆っぽかったかも。


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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https://youtu.be/nR7y2wrhUtc



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がまんのGWふたたび 【ますも庵】

2021.04.29

 緊急事態宣言下のGW始まる。
「出ないでください」「来ないでください」の大型連休スタート。


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出るな来るなとこれだけ連呼されれば、さすがに身動きとれなくなる。
降ったりやんだりの空模様ということもあり、昼ごはんは近場で。
モヤモヤの募る展開。


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(2回目の)宣言明けに久々にそばを食べ最高の幸福感を味わった「ますも庵」へ。


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実際、そばに含まれる植物性タンパク質は、睡眠ホルモン“メラトニン”や幸せホルモン“セロトニン”の産生を促す働きがあるらしい。幸せホルモンドバドバらしい。


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こちらは10:30開店。
早い時間に行けば密を気にすることなく落ち着いて食事ができる。


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11時すぎの入店で先客ゼロ。


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十割そばと地粉うどんの二枚看板のこちらのお店、僕らはそばとうどんの両方を頼むことが多い。
今回は葉わさびせいろと肉汁うどん。


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葉わさびせいろは去年も食べている。
そばは十割と磯切りから選べ、前回磯切りだったので今回は十割に。


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盛りそばの上に葉わさびを散らした盛り付け。葉わさびはしょうゆ漬け。
葉わさびは大好きでうちでもよくつくるが、辛味・甘味・香りを引き出すための下ごしらえがそう簡単ではなく、今年2回やって1勝1敗。その1敗をここで取り返そうと。


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ツンと鼻に抜ける清冽な香りが素晴らしい。
薬味におろしワサビも添えられ、ツンツン!! Wワサビを愉しむ。
辛味成分アリルイソチオシアネートでコロ助をやっつけろ!(と、毎回書いてるような… (-ω-ゞ


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東村山は武蔵野うどんの聖地であり(4/10放送『出没! アド街ック天国 東村山』で“武蔵野うどん”は4位)、武蔵野うどんといえば肉汁うどん。
意外なことに「ますも庵」で肉汁は初めてかも。


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無漂白粉の灰色のうどんは、小麦の甘味が強く、香りも立つ。


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肉汁は豚肉とネギの黄金コンビ。
薄切り肉とクタクタに煮込んだネギがおいしい。


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市内には人気店が多い関係上大きい声じゃ言えないが、ここのうどんがいちばんおいしいかも…。
モヤモヤ解消には、おいしいものを食べるのがいちばんかも。


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ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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https://youtu.be/UhBc3jw0zX0



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これは気になる(某ラーメンショップ)


十割そばと地粉うどんと… 【ますも庵】

2021.04.02

 東村山駅東口のそばの名店「ますも庵」には去年の節分に入っている。
題目はずばり“節分そば”で、食べたのは葉わさびせいろ。
そのあたりの経緯は記事をご覧いただければと思うが、去年の節分といえばまさに“コロナ前夜”。そういう意識があったかどうか、そこではワサビの辛味成分アリルイソチオシアネートの抗菌効果に言及している。


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もう一つ、葉わさびせいろは2年越しのテーマであり、“店頭にでっかい看板が出ていて、せかされているようで気持ち悪かった”と書いている。


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それが、まもなく店先のいちばん目立つ位置の看板が葉わさびせいろから穴子天そばに変わった。
次はこっち… と、せかされている気がした。
こんなマイナーブログで現実にはそういうことは起こらないのだが、記事をせかされている気がしたのである。


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「ますも庵」は、十割そばと地粉うどんと、本格手打ちそば店には珍しく、そば・うどんの二枚看板である。武蔵野うどんの聖地・東村山ならではといえる。
なので、僕らはそばとうどんの両方を頼むことが多い。


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で、上記“せかされてる感”の穴子天そばと、もう一品はBランチのもつ煮うどんセットに。
もつ煮うどんは“創業以来33年間作り続けたヒットメニュー”と書いてあり、もつ煮好きの相方がかなりの確率で頼むメニューである。セットのミニ丼はイカ天。


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おそばはどんぶりに盛り付けで、天ぷらは一本揚げでなく、穴子天そばは全体に予想を覆す荷姿。
穴子はちょうどよいサイズ感で、フワッとやわらかく揚がっている。


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しかし、十割そばのうまさといったら…。
ラーメンは幸せ感を伴うたべものであるということがよくいわれるが、おいしいそばはそれに劣らないぐらい幸せ。
久々ということもあって、それが強く実感される。


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武蔵野うどんとして入門編にして究極… というのが、「ますも庵」のうどんの位置づけ。


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もつ煮うどんは、武蔵野うどんの豚との相性のよさを突き詰めた一品。
地粉のうどんは、無漂白の灰色がいっそう強まっているように思った。


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そばには旅心を刺激されたりもする。
おいしいそばを食べると、そばを食べた旅先の思い出がよみがえる。長野、群馬、会津…。
あー、旅行行きたい…!


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ますも庵
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https://youtu.be/FbH95mO_o3A



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ジロボウエンゴサク / 淵の森


コロナで、うどん 【ますも庵】

2020.12.01

 11月は“うどん強化月間”となった。右サイドのArchiveを見ると、11月の記事13本中7本がうどんと、5割超えである。
強化月間は計画したわけではなく、結果的にそうなった。
コロナ禍と無関係ではないかもしれない。

もちろんGo Toで京都に行きたいとは思うが、やはりというかそういう状況ではなくなっている。
でも地元のよさをいろいろ再発見できているところはコロナの功罪の功というpositive thinking。

ちょっと前の記事でアグリツーリズモという言葉を使っているが、密の心配なく小旅行気分が味わえる田舎道歩きにハマっている。
狭山の丘を越え武蔵野の里の逍遥の果てにたどり着く旅の宿が、うどん屋である。
コロナ禍で、うどん \(o ̄∇ ̄o)


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ときどき書いているように、うどんはこのあたりの郷土料理である。
このあたりとは狭山丘陵のぐるりを指し、最近入ったお店でいえば、所沢、入間、(うどんじゃないが)瑞穂、武蔵村山、東大和。
地元・東村山は丘陵の東麓に位置し、有名うどん店も少なくない。
が、今回入ったのはうどん専門店ではなく、そば屋。


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「ますも庵」は十割そばを標榜する人気店。
で、もう一つの売りが武蔵野地粉うどんである。


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この間、一度テイクアウトしているが、店内で食べるのは10カ月ぶり。
注文は、鉄鍋うどんとたぬきそば。


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こういうお店でたぬきそばとはちょっと変わった注文かもしれないが、僕も驚いた (:: ̄ェ ̄)


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いつもたぬきうどんを頼んでいる相方だが、このところうどん続きでグルテンが気になると。でもここのタヌキは捨て難いものがあり、結果、たぬきそば。


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普通、天かすをのせるのがタヌキだが、こちらのトッピングは具(ネギ)たっぶりの揚げ玉で、“種抜き(たぬき)”ならぬタヌキなのだ。
ヌクイことで十割そばの香りも立つ。


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鉄鍋うどんの具は、海老天、かまぼこ、卵、干し椎茸、舞茸、ネギ、ニンジン、カイワレ、揚げ餅。


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鉄鍋で煮込んであるのに、うどんにはしっかりした歯応えが残っているところがすごい。弾力というよりみっしり詰まったような硬さ。地粉の香りも強い。
太いうえに強くよじれているのでズズッというわけにはいかず、モソモソ食べるのが武蔵野流。


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うどんどころにあって、ここのうどんがいちばんおいしいんじゃないかと、ときどき思ったりする。


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ますも庵
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https://youtu.be/RfAa7eMWGzk



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玉川上水緑道


テイクアウトでもこのクオリティ! 【ますも庵】

2020.06.01

 緊急事態宣言が解除されたとたん、忙しくなった。正確に言うと、忙しくなりそうな新しい仕事のオファーが入った。
長くやっている仕事が止まっていたりして4~5月の請求額がガタ落ちのところに舞い込んだ話であり、ありがたい限りである。NP社のNS君に感謝。

ところがこの仕事、なかなかキビシイのである。
ここ10年ほどメインでやらせてもらっている2社の仕事はどちらも毎月10日を中心に前後2週間くらいに集中しているが、新しい仕事も、もろこの期間に重なる短期集中型なのだ。
もともと2社がかぶって過密な部分にさらに1社増え、まさに3密の恐怖に恐れおののくワタクシ o( ̄ー ̄;)ゞウーム…

ということで、この期間のブログ更新はいよいよ滞ることになるかも。
その代わりというか、Instagramはほぼ毎日更新しているので、そっちのほうもよろしくです m(_ _)m


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テイクアウト&その情報発信で飲食店を応援しようというSNS上のムーブメント「#東村山エール飯」であるが、楽観ムードが漂うにつれ投稿数も落ちてきているように感じるのは気のせい…?
このまま収束に向かうとは思えないという人もたくさんいるはずで、それは飲食店に元どおり客足が戻るのにまだ時間を要することを意味する。長引くほどダメージが蓄積され、本当に厳しいのはこれから… という見方もできる。いまこそ応援のしどころ、かも。


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東村山駅東口のそば店「ますも庵」の店先にテイクアウトメニューの張り紙を見つけたのは最近のこと。
たぬきうどんと激辛たぬきうどんの温・冷で、すべて税込み500円。わかりにくいポスターではあるが、それ以外に解釈のしようもないし。


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こちらのたぬきうどん、相方が好きでよく食べている。
“たぬき”なのに“種抜き”というわけではなく、ネギやサクラエビなどがふんだんに紛れ込んだ天かすが使われるスペシャルなたぬきである。
それがワンコインで食べられると。


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たぬき(冷)と激辛たぬき(冷)のつもりで電話を入れ、念のためほかにテイクアウトできるものがあるか聞いてみると、そばメニューがあるという。それは耳寄り情報だ。

うどんはテイクアウトにそれほど抵抗ないが、うどんより足が早い(←使い方おかしい)そばはそうはいかない。ずっと食べていないので、そばと聞いたらいても立ってもいられない。
激辛たぬきを天ぷら付きそばに変更。


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受け取りにお店に入ると、そばのお土産のサンプルがある。そば御膳1500円。
そういえばこのメニューは昔からあった。図らずもこんな形で利用することになるとは思わなかった。


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そば御膳の容器には見覚えがある。
去年の年越しそばに調達した「喜作」のそばが入っていたのと同じ容器だ。
こんなときだから、このハレの感じがよい。


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小麦の香りがよく甘みもあって、とてもおいしいうどん。


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東村山はおいしいうどん店が多いが、こちらのうどんは専門店にも勝る粉へのこだわりの感じられるもの。
いつもながら具の混じった揚げ玉もたっぷりでうれしい。


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そば屋のそばを家で食べるのは何十年ぶりだろう。子どものころ以来、出前というものを頼んだ記憶がない。
そばは挽きたて、打ちたて、ゆでたてを食べるもの。


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でも「ますも庵」のそばは、家に持って帰って食べてもやっぱりおいしいそばだった。
たしかに店で食べるより時間がかかった分、水分でやや太くなっているが、食感はしっかりしている。
そばの風味も消えておらず。かむと鼻に抜ける香りの鮮烈なこと。


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自粛期間中、そばといえば乾麺を食べているわけで、十割生そばのありがたさ。
天ぷらは揚げたてでまだあったかい。ぷりぷりの大車海老のぜいたく感!
持ち帰りでもこのクオリティはさすがだと思った。

久々のおいしいそば、無心に一気食いしてしまった。
食べ終えて、満足感いっぱいでありながら、やっぱりお店で食べたいなぁ…。


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ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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https://www.youtube.com/watch?v=4IFQZyxxyyM



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ナルコユリ(所沢市上安松)


節分そばを葉わさびせいろで 【ますも庵】

2020.02.03

 去年の節分に“節分そば”という話になった。
節分も年越しだから、年越しそばをたべたい… と。


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旧暦はご存知のように月の満ち欠けで日付を決める太陰暦である。新月が毎月の1日。
ところが月の満ち欠けの周期は約29.5日で、これを12カ月続けると29.5×12=354で、1年365日とは11日もずれが生じる。10年で約110日で、9月中旬には次のお正月が来てしまう計算だ。
それを調節するシステムとして機能しているのが二十四節気。たとえば立春の定義が“太陽黄経が315度”(春分=0度を起点とする)であるように、二十四節気はれっきとした太陽暦である。
すなわち、(具体的調節法は複雑なので省略するが)旧暦は正確には“太陰太陽暦”と呼ばれるハイブリッドカレンダーなのである。

ところで、旧暦では立春に最も近い新月の日を正月1日(元日)と定める。つまり、暦の上での正月は日付上の便宜的なものであり、実質的には立春が新年という考え方。その名残として、立春前日の節分を“年越し”と呼ぶ地方がいまも残っているのである。


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――と、くどーい説明で恐縮だが、節分そば。
実際に“節分そば”なる古い風習が残っている地方があるらしい。それは出雲、戸隠といった有数のそばどころらしい。
ということで、今年も単独行動的に節分そば。


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「ますも庵」はほぼ1年ぶり。
前回食べようとしたが品書きを見つけられず、結局それから1年たってしまった“葉わさびせいろ”。


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実はこのところずっと店頭にでっかい看板が出ていて、せかされているようで気持ち悪かったんだが、さすがに真冬に食べる気にはならず、感覚的にはようやく時機到来かな… というのがもう一つの来店動機であったりする。


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「葉わさびせいろ」と注文すると、「せいろは十割と磯切りがありますが」とお店のおかあさん。
磯切りは海苔を練り込んだ変わりそばとのこと。
十割はいつも食べているので、せっかくだから“10枚限定 葉わさび磯切り升せいろ”に。


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やって来た葉わさびせいろは、漠然と想像していたような盛り付け。
木枠のせいろにそばを盛り、その上に葉わさびを散らしてある。


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葉わさびはしょうゆ漬け。
みりんか酒の甘味で抑えられ刺激が立ちすぎることはないが、それでもときどきツンと鼻に抜ける清冽な香り。
辛味成分アリルイソチオシアネートは、節分の邪気払いにも効果あり? (-ω-ゞ


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磯切りそばは薄っすらと緑がかり、濃緑の葉わさびとのコントラストが美しい。
目を引く色味に比して風味では海苔の存在感は控えめで、ほのかな磯の香はむしろそばの香りを引き立たせるように感じられた。


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薬味におろしワサビも添えられ、Wワサビを楽しむ


早春の息吹が感じられる節分のお食事。
明日は立春。春は来ぬ。


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/M3nswy0LNsE



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定食屋「かぎしっぽ」で話題になった散歩猫(久米川 ウイング通り商店街)


春は来ぬ? 来ず? 【ますも庵】

2019.02.08

 金曜の昼は西武新宿線沿線駅で相方と落ち合って食事にするのがお決まりになっている。先週は久米川の「あぷれん堂」、先々週は田無の「珈樹苑」、その前は小平の「豚たつ」という具合。

仕事のいま抱えている分は連休前に納品してしまいたい、意地でも…
というのがあって、今日は外食しているヒマなどないはずだが、今週前半そういうのが続いたこともあり、ここは慣例どおりお出掛けしたい。意地でも。


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ということで比較的近場、東村山駅近くのそば処「ますも庵」へ。


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以前よく使っていた「ますも庵」に最近めっきり行かなくなり、家族にぶつくさ言われていた。この際、遠出できない状況を逆手にガス抜きしとこうという狙いが一つ。
もう一つ、毎年タイミングが合わずに時期が過ぎてしまっている気になる季節メニューをいただくちょうどいい機会だとも思った。


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「お店に13時すぎ」とLINEが入り、13:05に入店。相方はすでに席に着いており、すぐ横にお店のおばちゃんが控えている。
思えばその様子を見て少し慌ててしまったのが敗因。
急いでお目当ての季節メニューを探す。


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この店はメニュー帳が10ページほどもあり、ほかにも壁に木札や短冊がびっしりで、言ってみれば品ぞろえは混とんとしている。
慌てているとき、探しているものが絶対に見つからないパターンだ。
「お決まりですか」と進み出るおばちゃんに2度までお下がり願い、探し続けるも見つからず。
とうとう諦めました (-_- ; ウーム……


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注文は、いつものざるそばセットを、いつものミニいか天丼で。こればっか…(笑)。
相方は、ランチメニューのもつ煮うどんセットをミニ穴子天丼で。


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そうは言っても、そばはいつもどおりおいしい。
細切りの香りのよいそば。冷水で締めた凛としたたたずまいがなんともそそられる。
都心の名店といわれる店と遜色ないと思うのだが、それがこの値段で食べられるのはうれしい。


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セットで付くいか天丼はげ、ぞとえんぺらの天ぷら。
夜は飲み屋として繁盛する店だから、いかの胴部分は刺し身で供されるのだろうか。


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うどんは埼玉の地粉を使った武蔵野うどん。温かいつゆで香りが立ち、優しいかみ心地で麺のおいしさを十分に味わう。そば屋だけれど、うどんもお勧め。


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もつ煮うどんは“創業以来30数年作り続けたヒットメニュー”だそうだ。


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食べようと思っていた季節メニューとは、ワサビ葉を使った冷たいそば。
毎年この時期店頭に品書きが張り出される。
さっき入る前に表の張り紙を探したが、季節限定は山菜そば方面しか見当たらない。
お店のおばちゃんに聞くにも品書きを最後に見たのが1年前のことだから記憶があいまいで、うまく説明できそうにない。


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――というようなことを食べながら話しつつふとテーブルの隅に目をやると、七味唐辛子の向こうに小さいメニュースタンドが…


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“葉わさびせいろ880円”
「そうそう、これ。これ探してたの(笑)」

今年も、春は来ず…?


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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https://youtu.be/fYFRaIhj4To


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