吉祥寺駅前に圧巻の地下空間 【戎ビアホール吉祥寺】
2019.07.05
吉祥寺は住んだことがあるのでいまだにホーム意識がある。
しかし住んでいたといっても35年も前のことで、どれほど吉祥寺を知っているかといわれれば、最近のことはちょっと…。ならば住んでいた当時のことには詳しいかというと、一人暮らしの学生の行動パターンなんてたかが知れている。
まあ、いまだに知らないことはたくさんあると。

ゾウのはな子像の横を歩いていると、見覚えのある漢字が目に留まった。
黄色地に黒で入った「戎」の字は、西荻窪の有名焼き鳥店の屋号と同じ。書体も似ている気がする。

興味を引かれて近寄ってみる。
店頭にランチメニューのサンプル。
日替わりランチ、なんと500円。
ほかにも500~600円台のメニューがいくつもある。

ふらふらっと吸い込まれるように階段を下る。
自動ドアをくぐり…
われわれ探検隊はついに前人未踏の巨大地下空間に足を踏み入れた ヽ( ̄0  ̄ヽ) オオッ!!

いや、前人未踏って…。自分自身も前に入ったことはあるんだけどさ…。
なんも覚えてなかったと ( ̄ω ̄;) ソノォ…
ちょっと調べてみると、ここは以前「吉祥寺ビアホール」という店名で、リニューアルしいまの「戎(えびす)ビアホール」になったのは7~8年前のことらしい。
僕が入ったのは少なくとも15年は昔のことで、西荻在住の元同僚NH君と一緒だった(こちらの記事に「吉祥寺で2人で飲んだ」とあるのがココ)。

地下という以外は何も覚えておらず、「戎」系ということも知らなかったし、広い空間に大仰に驚いてみせたのもお芝居というわけではない。
それはちょっとした異空間で、実際、お店の公式Twitterには“吉祥寺最大級の広さ”とある。

半地下のエントランスからホールへはさらに階段を下る。左手にU字形カウンター、それと直角に配置してある右の壁際の席に通される。
背後は個室になっているようだが壁というか仕切りが密閉性のないパーティションで、その向こうの女性団体客の大騒ぎが筒抜け。さらには左右のお客のタバコの煙に、暗い照明効果も相まって五感がまひさせられ、強制的におひとりさまの世界に浸らせられる。こっちのスペースは単独客がかなり多い。

注文は、おすすめランチ:鶏肉・厚揚・玉子の韓国風旨煮580円。
品名どおりの料理で特に説明を要しないが、いかにもご飯がすすむ系のピリ辛ルックスは見て取れると思う。

ご飯にぶっかけたい誘惑にかられる。スプーンが付いてきているので困ることはないはずだが、お行儀を気にして実行に移せないあたり、まだまだ修行が足りない。
ボリューム的にも十分満足でき、コスパは非常に優秀。

ところで、このビアホールは最初「銀座ライオン」だったという。ご存知、業界のパイオニア「銀座ライオン」の歴史を調べてみた。
――1899年(明治32年)8月4日、「惠比壽ビヤホール」が、ヱビスビールのプロモーション店舗として銀座の新橋際に、オープンしました。これが、サッポロライオンの発祥であり、わが国のビヤホールのはじまりです。(㈱サッポロライオンHPより)
ライオンから変遷してきたこの店が、ライオン発祥の店と同じ“えびすビアホール”と称する。
なんとも不思議なめぐり合わせじゃないだろうか。

[DATA]
戎(えびす)ビアホール吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-15-9
http://www.yakitoriebisu.co.jp/
https://twitter.com/yebisu_kichi
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/I2ZWcwy12lk
吉祥寺は住んだことがあるのでいまだにホーム意識がある。
しかし住んでいたといっても35年も前のことで、どれほど吉祥寺を知っているかといわれれば、最近のことはちょっと…。ならば住んでいた当時のことには詳しいかというと、一人暮らしの学生の行動パターンなんてたかが知れている。
まあ、いまだに知らないことはたくさんあると。

ゾウのはな子像の横を歩いていると、見覚えのある漢字が目に留まった。
黄色地に黒で入った「戎」の字は、西荻窪の有名焼き鳥店の屋号と同じ。書体も似ている気がする。

興味を引かれて近寄ってみる。
店頭にランチメニューのサンプル。
日替わりランチ、なんと500円。
ほかにも500~600円台のメニューがいくつもある。

ふらふらっと吸い込まれるように階段を下る。
自動ドアをくぐり…
われわれ探検隊はついに前人未踏の巨大地下空間に足を踏み入れた ヽ( ̄0  ̄ヽ) オオッ!!

いや、前人未踏って…。自分自身も前に入ったことはあるんだけどさ…。
なんも覚えてなかったと ( ̄ω ̄;) ソノォ…
ちょっと調べてみると、ここは以前「吉祥寺ビアホール」という店名で、リニューアルしいまの「戎(えびす)ビアホール」になったのは7~8年前のことらしい。
僕が入ったのは少なくとも15年は昔のことで、西荻在住の元同僚NH君と一緒だった(こちらの記事に「吉祥寺で2人で飲んだ」とあるのがココ)。

地下という以外は何も覚えておらず、「戎」系ということも知らなかったし、広い空間に大仰に驚いてみせたのもお芝居というわけではない。
それはちょっとした異空間で、実際、お店の公式Twitterには“吉祥寺最大級の広さ”とある。

半地下のエントランスからホールへはさらに階段を下る。左手にU字形カウンター、それと直角に配置してある右の壁際の席に通される。
背後は個室になっているようだが壁というか仕切りが密閉性のないパーティションで、その向こうの女性団体客の大騒ぎが筒抜け。さらには左右のお客のタバコの煙に、暗い照明効果も相まって五感がまひさせられ、強制的におひとりさまの世界に浸らせられる。こっちのスペースは単独客がかなり多い。

注文は、おすすめランチ:鶏肉・厚揚・玉子の韓国風旨煮580円。
品名どおりの料理で特に説明を要しないが、いかにもご飯がすすむ系のピリ辛ルックスは見て取れると思う。

ご飯にぶっかけたい誘惑にかられる。スプーンが付いてきているので困ることはないはずだが、お行儀を気にして実行に移せないあたり、まだまだ修行が足りない。
ボリューム的にも十分満足でき、コスパは非常に優秀。

ところで、このビアホールは最初「銀座ライオン」だったという。ご存知、業界のパイオニア「銀座ライオン」の歴史を調べてみた。
――1899年(明治32年)8月4日、「惠比壽ビヤホール」が、ヱビスビールのプロモーション店舗として銀座の新橋際に、オープンしました。これが、サッポロライオンの発祥であり、わが国のビヤホールのはじまりです。(㈱サッポロライオンHPより)
ライオンから変遷してきたこの店が、ライオン発祥の店と同じ“えびすビアホール”と称する。
なんとも不思議なめぐり合わせじゃないだろうか。

[DATA]
戎(えびす)ビアホール吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-15-9
http://www.yakitoriebisu.co.jp/

[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/I2ZWcwy12lk