中華屋のカレーが食べたくなるのは…? 【東洋軒】
2019.06.19
以前、カレーを軽く論じてみたことがあるが、カレーは日本標準産業分類における「宿泊業、飲食サービス業」のあらゆる業態で取り扱っている可能性がある、というようなことを述べた。
カレーが意外にいろんな食品と相性がよいということもあるが、そもそも何とでも合わせてみたい衝動にかられるのは、創造性を高める作用があるとされる脳内麻薬の一種セロトニンの分泌指令にカレー成分が効果的であることと関わりがあるに違いない。
創造性の高められたカレー好きの人々によって、カツカレー、カレーうどん、カレーパンといった定番メニューが生み出されていった。

ところで、そば・うどん店で一番人気のカレーメニューはおそらくカレー(南蛮)うどんだと思うが、ならばラーメン・中華系はカレーラーメンかというと、そうはなっていない。
いろいろ理由は考えられるが、一つには、そば屋のつゆ(節系+しょうゆ)とカレー(獣鶏系+油脂)の組み合わせの妙。ラーメンとカレーの場合、(獣鶏系+油脂)2乗で、シナジー効果は生まれない。
ちょっと待て。世の中には煮干し系という根強い人気のラーメンジャンルがあるぞ… という考察は、また別の機会に。

中華系ではカレーラーメンよりカレーライスを扱うお店のほうが断然多いんじゃないだろうか? 数年前には“中華屋のカレー”がちょっとしたブームにもなった。
中華屋のカレーは中華ならではの特徴があるというより、むしろ家庭的な和式カレーであることが多く、そのB級要素も人気の理由だと思う。

府中街道の恋ヶ窪交差点から国分寺市本多方面に向かう連雀通りにある中華料理店「東洋軒」にはラーメンとカレーのセットがあるという調べがついており、中華屋のカレーが食べたくなったときに入る候補としてチェックしてある。

では中華屋のカレーが食べたくなるのはどんなときかというと、それはものすごくおなかがすいたとき。
理屈じゃなく。
ここまでのリクツは何だったのか ヾ(・ω・o) マッタク…

外観は、街中華というより昔の大型ロードサイド店。
実際そこそこ広い店内、お約束の円卓を中心にテーブル席4×3、2×1、小上がり8席、カウンター4席という配置。
スタッフは年配のおとうさんとおかあさん。
壁に張ってある短冊類のほかに品書きが見当たらず、さっきちらっと見た記憶をもとに「Cセット? カレーとラーメンの」と注文。

で、やって来たCセット、ラーメンもカレーもフルサイズか? というほどのボリューム。
ね? ものすごくおなかのすいたときじゃないと食べきれないでしょ?
理にかなってる ゞ( ̄∇ ̄;) ヲイヲイ

ラーメンはすっきり澄んだスープであっさりしていそうで、かなりオイリー。
チャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、ミズナ、ネギと、けっこう具だくさん。

カレーはやはり家庭的な甘いカレーで、ややトマトっぽい酸味を感じる。
具は主にジャガイモで、エッジが残っているので都度都度加えるというていねいな仕事をしているようだ。ほかには煮崩れた豚肉片やニンジン片を散見。

インド・ネパール系の本格カレー全盛の世の中。
チマタでB級の和式カレーが食べられなくなる日も遠くないかもしれない。
理屈じゃなく…

[DATA]
東洋軒
東京都国分寺市東恋ケ窪2-31-3
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/_OUwJbhY5Es
以前、カレーを軽く論じてみたことがあるが、カレーは日本標準産業分類における「宿泊業、飲食サービス業」のあらゆる業態で取り扱っている可能性がある、というようなことを述べた。
カレーが意外にいろんな食品と相性がよいということもあるが、そもそも何とでも合わせてみたい衝動にかられるのは、創造性を高める作用があるとされる脳内麻薬の一種セロトニンの分泌指令にカレー成分が効果的であることと関わりがあるに違いない。
創造性の高められたカレー好きの人々によって、カツカレー、カレーうどん、カレーパンといった定番メニューが生み出されていった。

ところで、そば・うどん店で一番人気のカレーメニューはおそらくカレー(南蛮)うどんだと思うが、ならばラーメン・中華系はカレーラーメンかというと、そうはなっていない。
いろいろ理由は考えられるが、一つには、そば屋のつゆ(節系+しょうゆ)とカレー(獣鶏系+油脂)の組み合わせの妙。ラーメンとカレーの場合、(獣鶏系+油脂)2乗で、シナジー効果は生まれない。
ちょっと待て。世の中には煮干し系という根強い人気のラーメンジャンルがあるぞ… という考察は、また別の機会に。

中華系ではカレーラーメンよりカレーライスを扱うお店のほうが断然多いんじゃないだろうか? 数年前には“中華屋のカレー”がちょっとしたブームにもなった。
中華屋のカレーは中華ならではの特徴があるというより、むしろ家庭的な和式カレーであることが多く、そのB級要素も人気の理由だと思う。

府中街道の恋ヶ窪交差点から国分寺市本多方面に向かう連雀通りにある中華料理店「東洋軒」にはラーメンとカレーのセットがあるという調べがついており、中華屋のカレーが食べたくなったときに入る候補としてチェックしてある。

では中華屋のカレーが食べたくなるのはどんなときかというと、それはものすごくおなかがすいたとき。
理屈じゃなく。
ここまでのリクツは何だったのか ヾ(・ω・o) マッタク…

外観は、街中華というより昔の大型ロードサイド店。
実際そこそこ広い店内、お約束の円卓を中心にテーブル席4×3、2×1、小上がり8席、カウンター4席という配置。
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スタッフは年配のおとうさんとおかあさん。
壁に張ってある短冊類のほかに品書きが見当たらず、さっきちらっと見た記憶をもとに「Cセット? カレーとラーメンの」と注文。

で、やって来たCセット、ラーメンもカレーもフルサイズか? というほどのボリューム。
ね? ものすごくおなかのすいたときじゃないと食べきれないでしょ?
理にかなってる ゞ( ̄∇ ̄;) ヲイヲイ

ラーメンはすっきり澄んだスープであっさりしていそうで、かなりオイリー。
チャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、ミズナ、ネギと、けっこう具だくさん。

カレーはやはり家庭的な甘いカレーで、ややトマトっぽい酸味を感じる。
具は主にジャガイモで、エッジが残っているので都度都度加えるというていねいな仕事をしているようだ。ほかには煮崩れた豚肉片やニンジン片を散見。

インド・ネパール系の本格カレー全盛の世の中。
チマタでB級の和式カレーが食べられなくなる日も遠くないかもしれない。
理屈じゃなく…

[DATA]
東洋軒
東京都国分寺市東恋ケ窪2-31-3
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/_OUwJbhY5Es