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トラウマ→ウマウマな、地域密着中華 【紅龍房】

2019.06.16

 前記事のつづき。

「紅龍房(ころんぼ)」は去年、自転車で狭山丘陵を一周したとき、「さいたま緑の森博物館」案内所のおじさんに教えてもらって入りそうになったお店である。
入りそうになったというか、入った。
入るには入った。すぐ出た。


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大谷戸湿地と西久保湿地の間らへんには、いまも武蔵野の原風景が広がる


そのときのいきさつが、やはりこちらの記事に書いてある。当該箇所を以下に引用する。

古びた中華屋さん、いい感じです。
中はけっこう広く、驚くことにほぼ満席。お客さん20人ぐらいいる。
いちばん奥のテーブル席が空いているが、後客が来たら相席は必至。それに、お店の人が出てきてくれない。ボーっと突っ立っているところに地元客の冷たい視線。
アウェー光線とタバコの煙に追われるように退却しました。


このブログを始める前からこういうディープゾーン突撃昼ごはんみたいなことを続けているわけだが、覚えている限り退却行為はこれ一度きり。トラウマとなってずっとどこかに刺さっていた。


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せっかく昼時にこの土地にいるんだから、ここはひとつ去年の屈辱を晴らしたい。
てか、案内所のおじさんの言うように、ほかにお店がないという消極的選択であることも否定するものではない ヾ( ̄▽ ̄;) ハハ…


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11時ジャストに到着。
「11時半開店だったらアウトだな(笑)」とか言いながら駐車場に入ると、実際入り口には“準備中”のプレート。ガーン…! d( ̄◇ ̄) アウト!


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相方が車を降りて看板を確認。
「11時からってなってるから、ちょっと聞いてくる」と店内へ。
すぐに出てきてOKサイン。
…と、相性というか、なかなかすんなりとは入れてくれないお店なのだ。


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1階もけっこう広いが、2階への階段もあり、宴会場を兼ねた昔の大型中華料理店を思い出させるものがある。
幼少時の体験によれは、エビチリが出てくる系統のお店。


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注文はランチメニューから、フカヒレあんかけ炒飯と半ラーメン980円と、五目焼きそばとデザート700円。


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このレギュラーのランチメニュー以外にデカいホワイトボードに書いてある“日替わりランチ”も充実している。


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その横の“本日のおすすめ”には鹿の背ロースやイノシシ肉の文字。
ステロタイプには測れないものを感じる。


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まずフカヒレあんかけチャーハンのセット。
「熱いのでここでかけちゃいますね」と、ソースポットのアツアツの餡を、アツアツ鉄板にのった炒飯にかける。ジュワワーッという演出。
ホール係の女性は愛想はないがとても親切。料理写真を撮りやすいように配膳のやり方を変えてくれたり(笑)。


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チャーハンの具は卵のみ、餡はフカヒレ、エノキ、キクラゲ。こういう至ってシンプルな中華が僕は好きだ。しょっぱめのチャーハンと甘辛いフカヒレ餡の組み合わせが絶妙。


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半ラーメンは竹打ちのようなピロピロ麺、鶏そばのようなほぐした鶏肉、斜め切りのネギと、セットのラーメンとしてはかなり個性的。


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五目焼きそばも、エビ、イカ、ウズラ… と、お手本のような内容。


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量がものすごい。加えて炒飯がいつまでもアジアジで、汗ダラダラ。
一つ要望として、どちらも甘辛しょうゆ系だっただけに、卓上に常備で酢が欲しい。頼めばもちろん出してくれると思うけど。


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トラウマ解消どころか、いい店やんかー。
すごく気に入ってしまいました。


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[DATA]
中国料理 紅龍房(ころんぼ)
埼玉県入間市宮寺541-1





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/QKMeLFrrUIA


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