暑気払いにどぜうをドウゼウ… 【あま利】
2019.06.13
先日、仕事絡みのちょっとした厄介事が持ち上がり、その関係者であるNWKさんに相談したところ、たまたま今週は東京に滞在している(NWK氏は主に東海地方で活動)というので、会うことになった。
厄介事といっても「おいおい、あんなこと言ってるよ」という落語ネタレベルの話で、浅知恵を出し合っても、解決するどころか「おいおい、ますます盛り上がっちゃってるよ」(←いまココ)と、どんどん深みにはまっていく。
もうこの件はほっかむりしてシラを切り通すしかないのである。

NWKさんの東京の拠点・八王子と僕の地元との間をとって、いつもの立川。
ここ数年ほぼ「弁慶」にしか行っていないが、はじめのころ立川で入るお店はもっぱら「あま利」だった。

北口ロータリーから立川郵便局に抜ける路地の出口。
駅前一等地に持ちビルというのは、古くからやっている証しのようだ。

こんな立地にもかかわらず渋く落ち着いた大人ムード & 隠れ家感いっぱいで、最初飛び込みで入ったときは「わしらは鼻が利く」と悦に入ったものだが、一つ問題なのがカウンター席から順次通していくというシステム。

掘りごたつの上がり席があって、2人席があって、「そこ、いいですか?」と聞いても、店主は首を横に振ってカウンターを指差すのである。なぜか、すまなそうに… (・vv・) ハニャ…?
それで少しずつ足が遠のいていった次第。

2つあるカウンターの奥のほう。
4人掛けの隅という、まあまあ落ち着く席を確保。

とりあえず一番搾り(生)中ジョッキでカンパイ。


アテはおしんこ、里芋とごぼうの素揚げ、いかの塩辛。


気がつけばカウンター席はほぼ埋まっている。
このタイミングで入店すれば小上がりに通してもらえるはずだが、なかなかそううまくはいかない。

焼酎梅割り(NWK氏)、焼酎水割り(ワタシ)


第2弾のアテは、牛すじと大根の煮込み、特製玉子焼き
そして、席が埋まっているにもかかわらず、店内は非常に静か。1人客が多いから。
われわれの会話は店内に筒抜けであろうし、ほかの声もよく聞こえてくる。店主は80いくつだなんだと。
当のご主人はカクシャクたるもので、とてもそんなお年には見えないな… と思っていたら、僕らの隣のマダム2人組が「これ、どうしてもお酒の味がしないの…」と、焼酎お湯割りのグラスを差し出す。「確認してみていただけます?」
ニオッたご主人、「入ってませんね…」と。「お湯でお湯を割っちゃいました(笑)」
こっちまで笑かしてもらいました(笑)。

本日のテーマは暑気払いということで、どぜう料理がいただけるこちらを久々に選んだわけである。

柳川なべ登場。
イメージでは、丸のままのどぜう鍋は通向け、料理として洗練度を高めた柳川は万人向けというのがあったが、これはこれで中骨バリバリと、なかなかワイルド。
もう一つのテーマ、厄介払いも、安来節よろしくほっかむりと決め込みましょう。
(つづく)

[DATA]
あま利
東京都立川市曙町2-12-13
[Today's recommendation]



https://youtu.be/fIYglVTo9Fg
先日、仕事絡みのちょっとした厄介事が持ち上がり、その関係者であるNWKさんに相談したところ、たまたま今週は東京に滞在している(NWK氏は主に東海地方で活動)というので、会うことになった。
厄介事といっても「おいおい、あんなこと言ってるよ」という落語ネタレベルの話で、浅知恵を出し合っても、解決するどころか「おいおい、ますます盛り上がっちゃってるよ」(←いまココ)と、どんどん深みにはまっていく。
もうこの件はほっかむりしてシラを切り通すしかないのである。

NWKさんの東京の拠点・八王子と僕の地元との間をとって、いつもの立川。
ここ数年ほぼ「弁慶」にしか行っていないが、はじめのころ立川で入るお店はもっぱら「あま利」だった。

北口ロータリーから立川郵便局に抜ける路地の出口。
駅前一等地に持ちビルというのは、古くからやっている証しのようだ。

こんな立地にもかかわらず渋く落ち着いた大人ムード & 隠れ家感いっぱいで、最初飛び込みで入ったときは「わしらは鼻が利く」と悦に入ったものだが、一つ問題なのがカウンター席から順次通していくというシステム。

掘りごたつの上がり席があって、2人席があって、「そこ、いいですか?」と聞いても、店主は首を横に振ってカウンターを指差すのである。なぜか、すまなそうに… (・vv・) ハニャ…?
それで少しずつ足が遠のいていった次第。

2つあるカウンターの奥のほう。
4人掛けの隅という、まあまあ落ち着く席を確保。

とりあえず一番搾り(生)中ジョッキでカンパイ。


アテはおしんこ、里芋とごぼうの素揚げ、いかの塩辛。



気がつけばカウンター席はほぼ埋まっている。
このタイミングで入店すれば小上がりに通してもらえるはずだが、なかなかそううまくはいかない。


焼酎梅割り(NWK氏)、焼酎水割り(ワタシ)


第2弾のアテは、牛すじと大根の煮込み、特製玉子焼き
そして、席が埋まっているにもかかわらず、店内は非常に静か。1人客が多いから。
われわれの会話は店内に筒抜けであろうし、ほかの声もよく聞こえてくる。店主は80いくつだなんだと。
当のご主人はカクシャクたるもので、とてもそんなお年には見えないな… と思っていたら、僕らの隣のマダム2人組が「これ、どうしてもお酒の味がしないの…」と、焼酎お湯割りのグラスを差し出す。「確認してみていただけます?」
ニオッたご主人、「入ってませんね…」と。「お湯でお湯を割っちゃいました(笑)」
こっちまで笑かしてもらいました(笑)。

本日のテーマは暑気払いということで、どぜう料理がいただけるこちらを久々に選んだわけである。

柳川なべ登場。
イメージでは、丸のままのどぜう鍋は通向け、料理として洗練度を高めた柳川は万人向けというのがあったが、これはこれで中骨バリバリと、なかなかワイルド。
もう一つのテーマ、厄介払いも、安来節よろしくほっかむりと決め込みましょう。
(つづく)

[DATA]
あま利
東京都立川市曙町2-12-13
[Today's recommendation]



https://youtu.be/fIYglVTo9Fg