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往時の繁栄を伝える 【旧ヤマジュウ田村家住宅】

2022.05.28

 土曜日は基本的に動けないことになっているが、突然ポッカリ空いた。
貴重な機会なので有効に使いたい。
つまり日曜日にできないこと。


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JR福生駅


先々週日曜に羽村取水堰から拝島まで玉川上水沿いを歩いたとき、メインスポットと考えていた「田村酒造場」は日曜定休で入れなかった。
外から眺めるだけでも立派な蔵で、ぜひ見学したいが日曜定休では見通しが立たないなぁ… と思案していただけに、またとないチャンスである。


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宿橋通り。後述の絵図に記載のある「運動具店」「清水園」の看板が見える


暑くなる予報なので歩きより蔵優先で、最寄り駅の福生駅から「田村酒造場」に向かう。
新奥多摩街道を過ぎて右斜め、宿橋通りへ。
最短距離を選んだだけだが、ここは福生の歴史を伝える重要な通りだった。


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玉川上水の手前に古いお屋敷。
「国登録有形文化財 旧ヤマジュウ田村家住宅」とある。ここも田村だ。
一般に開放しているようなので、せっかくだから見学することに。


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ヤマジュウ(仐)田村家は「田村酒造場」を営む田村家の分家で、主屋は1902(明治35)年建造。


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逓信業(郵便事業)をなりわいとし、1911(明治44)年に福生で最初の郵便局「福生郵便局」を自宅敷地内に開設するなど、旧福生村の発展に尽力した。


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建物は平屋の六間取りで、周囲を廊下がめぐるなど江戸時代以来の建築様式に加え、風呂・手洗いが建物内に設置されるなど近代住宅に見られる特徴も備える。
明治期の様子を伝える貴重な建造物だそうだ。


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主屋後ろには2つの土蔵が並ぶ。


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東土蔵では「宿橋通り家並絵図」が展示されていた。


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通りの南側と北側の絵図がそれぞれ左右の展示ケースに収められている


絵図からは銀行、郵便局、百貨店、旅館、割烹、饅頭店…… と、閑静な住宅街といった現在の様子からは想像もつかないかつての街の繁栄ぶりがうかがえる。


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長い絵図で写真にはとても収まりきらないが、同じものが宿橋通りに観光案内板として掲示されていた。


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――宿橋通りの歴史は古く、江戸時代の福生村の絵図には下江戸街道を経て日光街道に通じる道として記載されています。明治時代に青梅鉄道が開通すると、宿橋通りは五日市方面から多摩川を福生の渡し場で渡って福生駅に向かう道筋となり、渡し場と駅を結ぶ重要な通りとして発展しました。(宿橋通り案内板より)


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右が旧田村家主屋、左は1916(大正5)年に新設された郵便局舎を利用した純福音福生教会


往時をしのびつつ、宿橋を渡り通りの南へ。

(つづく)


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宿橋から見る玉川上水


[DATA]
旧ヤマジュウ田村家住宅
東京都福生市福生1158
https://www.museum.fussa.tokyo.jp/yamaju





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/LX6VadePQDQ



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次号予告


約14ha! 広大な野外博物館 ――府中市郷土の森博物館

2022.05.22

 仕事でつらかった2週間も過ぎ、身軽になって、久々に“観光”したくなった。

朝起きて、「今日、自転車で行ったほうが府中の街に寄るにしても手軽でいいような気がするんだけど」と話すと、「府中? 結局そっち行くことになったの?」と相方。
そっちのほかにどっちかあるのか?

今日の行き先を昨夜相談して、てっきり「府中市郷土の森博物館」に決まったものと思っていたが、そのあと話が大きく展開して三鷹の天文台に行くことになったらしい。酔っ払っていて覚えていないが、たしかにその案も魅力的だ。

「天文台だったら昼ごはんは深大寺にそば食べに行く。郷土の森だったら中の古民家カフェみたいなの。どっちがいい?」
「古民家かな。深大寺混みそうだし」
結局、混みそうな企画は日曜にはキビシイ。


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ということで、やっぱり「郷土の森博物館」へ。
こちらは江戸中期から昭和初期の府中市域の建築物が移築復元されていたりと、入場料300円で盛りだくさんらしい。


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ここには先月も来ているが、その日は雨で、広い野外博物館を見て回るには条件が悪く入館を断念。
宿題が残った形になっていた施設である。


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「企画展 多摩の観光」というのにひかれ、まず本館へ。


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こういうポスター類が多数展示されていて、観光好きにはたまらない企画展


企画展会場のパネルには“本日は数ある観光スポットの中から当館を選んでいただき、ありがとうございます”と書いてある。
わが意を得たり…! と、うれしくなる。

普段あまり見ることのないスライド上映も大國魂神社の“くらやみ祭り”という興味深い内容。
主目的は古民家だが、園内の古民家を見て回る前から充実度高し。
ちなみに、僕らは入ってないが、本館には目玉施設のプラネタリウムも併設されている。


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入り口スロープを挟んで本館の向かいという位置にある「旧府中尋常高等小学校」から見学。


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旧府中尋常高等小学校(左)と旧田中家住宅(右)

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旧府中尋常高等小学校

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旧田中家住宅

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梅欅庵(茶室)

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旧島田家住宅

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旧府中町役場


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旧府中郵便取扱所


近代の建築物はここまで。
同様の“古民家の博物館”小金井公園「江戸東京たてもの園」に比べ棟数は少ないがゆったり配置され緑も多く、空間自体のリラクゼーション効果の高さを感じる。人が少ないのもいい。

この先、驚くことに地形がダイナミックに変化。
いわば“地学・自然・民族”エリアとなる。

(つづく)


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右は旧田中家住宅、左は手前から旧島田家住宅、旧府中町役場、旧府中郵便取扱所


[DATA]
府中市郷土の森博物館
東京都府中市南町6-32
http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JZF1xUrD_Fg



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次号予告


思いがけぬ地誌探訪 【福生加美上水公園ビジターセンター】

2022.05.05

 朝起きてアイデアが浮かんだ。
――羽村駅まで電車で行き、羽村の堰を見たあと、酒蔵を2つ見学しつつ拝島駅まで歩く。

こういうのは天啓が降りるみたいなもので(笑)、たいがい事はうまく運ぶことになっているが、念のため調べてみると…
「田村酒造、今日やってない」

福生の酒蔵のうち「石川酒造」には去年行っており、今回はもう一方の「田村酒造場」がメイン。
いいアイデアだと思ったが、メインが消えてしまっては…。

が、降りてきたからには何かあるに違いないと、行くだけ行ってみることに。


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羽村駅

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五ノ神まいまいず井戸

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羽村稲荷神社からの眺め。正面の緑は多摩川対岸の森

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羽村取水堰。玉川上水の起点である

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玉川上水開削の功労者・玉川兄弟の像(羽村草花丘陵自然公園)


羽村草花丘陵自然公園から玉川上水沿いに歩いてみることに。

道はやがて鬱蒼たる雑木林の中へ。
1kmほどで上り坂になり、玉川上水の水面と道との高低差が大きくなる。
どうやって河岸段丘の上まで水路を通すのか、先日『ブラタモリ』でやっていたが、ちゃんと見ておけばよかった…。


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右手に古びた建物が現れる。
一帯は福生加美上水公園にあたり、建物には“ビジターセンター”の木の看板が掛けられている。
見学できるようなので、風情ある建築に興味をひかれ、中へ入ってみた。


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案内のおじさんが「どうぞ、まずは体験してみてください」と、いきなり石臼を挽かされるはめに。
しょっぱなから相手のペースに乗せられ、言われるがままに施設内を見学&体験することとなった。

こちらは「福生加美上水公園ビジターセンター」として、(基本)土日祝日のみオープン。


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「いったん外に出て、正面に回り込んでください」
われわれは勝手口から土間の作業場のようなところに入っていたらしく、あらためて正面から入場。


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1927(昭和2)年築の古民家で、最近まで「東海居」と称する尼寺として使われていたそうだ。
駆け込み寺としても機能していた… という話を裏付けるように、母屋の後ろに居住用の離れがある。
建物を覆い隠すように正面に木々が植えてあるのもそのためらしい。


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平屋ながらいくつも部屋があり、次々にガイドさんの説明を受ける。
昔の日本家屋らしいこじんまりとした空間でありながら、戸のかんぬきや雨戸のストッパーの精巧さに感心することしきり。


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庵主の居室として使われていたという部屋には茶道具が置かれ、風炉のしつらえになっている。
聞けば、コロナ前には地元の趣味の会でお茶会に使われることもあったらしい。


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柱時計が12時を告げた。
すっかり夢中になって時間を忘れていた。


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こちらではコーヒーと紅茶のサービスがある。
食事はできないが、はちみつ紅茶で空腹をしのごうと思っていたら、ガイドのおじさんが先回りで玄米茶(無料)を用意してくれていた。


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至れり尽くせりの館内ガイドであるが、この尼寺跡地だけでなく公園一帯の管理も含めボランティアで行っているそうだ。
善意と熱意のあるスタッフに守られ、いつまでも残ってほしい施設である。


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左は金毘羅大権現


[DATA]
福生加美上水公園ビジターセンター(旧 東海居)
東京都福生市福生1773





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/gN3S2LMF6Oc



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田村酒造場はまた日を改めて


大正時代へタイムスリップ 【旧石川組製糸西洋館】

2022.04.24

 コロナ禍で注目されるマイクロツーリズム… つまり近場観光だが、これがなかなか奥が深い。“観光”と肩肘張っていないから現場の意思決定が柔軟で、思いもよらぬ方向に展開したりする。

先日、狭山市の稲荷山公園に向かう途中、信号待ちの交差点でふと横を見ると外国風なオシャレな街並み。ひと目でピンとくるものがあった。
「ジョンソンタウン、こんなとこにあるんだ…」

という経緯で課題となっていた入間市のジョンソンタウン(米軍住居地域跡地)に行ってみることに。


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彩の森 入間公園


近くの「彩の森 入間公園」の駐車場に車を止めてぶらぶら歩いて行って、9時半すぎにジョンソンタウンへ。
まだ時間が早く、ひと気もなければ開いている店もない。
おかげでじっくり街並みを観察できたが、10時を回っても街が動きだす気配はない。
「困ったね…」


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ジョンソンタウン


実は出かける前に調べておいたことがある。
いつだったかテレビニュースで入間の洋館というものをやっていて、ジョンソンタウンから近いならそっちも見に行こうと考えた。“入間_洋館”で簡単にヒットするが、地図上では歩くには微妙な距離で、ちょっと無理かな… と。

ところがいま、時間はたっぷり余っている。
「行くだけ行ってみる?」


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駅側(後ろ側)の外観


朝にざっと見た地図の記憶では、洋館の場所は入間市駅の向こうの国道16号沿い。駅舎を通り抜けていくことに。
駅の階段下にポスターが張ってある。

旧石川組製糸西洋館(そういう名前だったのね…)
駅から徒歩7分(思ったより近い!)
4月の一般公開開催日は…(ん? 常設じゃないの?)
9日、10日 、23日 、24日(なに? たったそれだけ!? てか、今日は何日…?)

えーと、本日は4月24日。
セ、セーフ…。


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ということで、結果オーライ的に「旧石川組製糸西洋館」入場。
(ホント、いつも出たとこ勝負で… (・Θ・;)


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別館(内部は非公開)


――旧石川組製糸西洋館は、大正から昭和の初めにかけて全国有数の製糸会社であった石川組製糸により外国商人を招くための迎賓館として、いまから約100年前に建てられた洋風木造建築です。入間市HPより)

2001年に国の登録有形文化財となり、03年に入間市に寄贈され現在に至る。

ちなみに上記ジョンソンタウンはかつて、石川組製糸の工場で働く大人数の従業員の食料を生産する農場だったそうだ。


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以下、順路に沿って館内を見ていく。


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1階控えの間~応接室

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吹き抜けの階段と客室

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2階大広間

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大広間のステンドグラス

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20220424 ishikawagumi-30西和室床の間

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大広間横の階段を下りると広い食堂に出た。


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こんな部屋で食事してみたい… と見回していると、“喫茶コーナー試営業中!!”のプレートを見つけ、思わずニンマリ。


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ホットコーヒーをお願いする。
スタッフの方は一般公開していない“キッチン”へ。


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飲食は人間の基本的な営みであり、家は人間の営みの場だ。
飲み食いをすることで単なる見学対象からリアルな“家”へと劇的に変化する。


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1杯の珈琲の香りが、大正浪漫の世界へといざなう。

(つづく)


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[DATA]
旧石川組製糸西洋館
埼玉県入間市河原町13-13
https://www.alit.city.iruma.saitama.jp/irumashiseiyoukan/
https://www.facebook.com/irumashiseiyoukan/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/sI4yCdNeikY



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次号予告


自転車圏の観光地 ――江戸東京たてもの園

2022.04.09

 コロナ禍で見聞きするようになった言葉にマイクロツーリズムというのがある。

――マイクロツーリズムとは、自宅から1時間から2時間圏内の地元または近隣への宿泊観光や日帰り観光を指す。(Wikipedia)

都県をまたぐ移動自粛うんぬんといったざっくりした対策とは異なる、自然な人流に従ったよりきめ細かい商圏を考慮した、感染拡大防止と地域経済を両立させる観光を推進――といった提言である。

「あったりまえのこと決めるのに、もたもたしてるな~」
という感じで、そんな言葉が使われる前から近隣の里山や茶畑や寺社仏閣などを自転車や徒歩で巡り歩き、ワクチン接種後はさらに車で1~2時間圏に足を延ばしもっと観光っぽいこともやってきた。


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この2年間で近場の名所をだいぶ回ったつもりでいたが、先日ハタと気づいた。
いちばん近くにある観光地を見逃してる!
それが「江戸東京たてもの園」。


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「江戸東京たてもの園」は“現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承する”HPより)ことを目的に1993年、東京都により開設された野外博物館。
約7haの敷地内に、江戸時代から昭和初期までの約30棟の建造物が展示されている。


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小金井公園内の有料エリアである。
公園自体にはよく行くが、そういうものにお金を払うのはちょっと… と。古民家や古い商業施設などには興味はあるが、復元展示はありのままの姿とはいえない。

それが最近、考えが変わった。考えというか、欲求?
ベタな観光がしたくてしょうがない。

見逃していた… と上に書いているが、実は入りたくても入れなかった。
コロナ禍でずっと休園で、先の重点措置解除後、ようやく入れるようになった。


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自転車で小金井公園へ。
正面のビジターセンター(旧光華殿)で受け付けを済ませ入園。
園内は西・センター・東の3つのゾーンに分かれる。
センター~東ゾーンから見て回ることに。


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まず現れる重厚な日本家屋は高橋是清邸。


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高橋是清は二・二六事件で暗殺された政治家(第20代内閣総理大臣、事件当時は大蔵大臣)。

――軍事予算を抑制しようとしたことが軍部の恨みを買い、二・二六事件において、赤坂の自宅二階で反乱軍の青年将校らに胸を6発銃撃され、暗殺された。(Wikipedia)


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↑高橋是清はこの2階寝室で殺害された


この建物は港区赤坂7丁目にあった邸宅を移築・復元したもので、まさに二・二六事件の現場である。
厳粛な気持ちにさせられるが、2階から見下ろす日本庭園はあまりに美しい。


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東ゾーンへ。

一転して猥雑な雰囲気。
ここは“下町中通り”という商店街風に展示されている。


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土曜の昼すぎということもあって、だいぶ人出も増えてきた。
観光気分、一気に高まる c( ̄▽ ̄)


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以下、商店街の様子をランダムに貼付。


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商店街正面にどーんと構えるのは「子宝湯」という銭湯だ。


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――東京の銭湯を代表する建物です。神社仏閣を思わせる大型の唐破風(からはふ)や、玄関上の七福神の彫刻、脱衣所の折上格天井など贅(ぜい)をつくした造りとなっています。HPより)


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銭湯はバエるらしく大人気。
おねえちゃんたちが湯船につかったり大鏡の前でお化粧したりの“ポーズ”で写真撮ってる。
こっちは男湯だっつーの ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


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さて、ひとっ風呂あびたことだし…(笑)。
腹が、減った……

(つづく)


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[DATA]
江戸東京たてもの園
東京都小金井市桜町3-7-1
https://www.tatemonoen.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/N3MHeNt6Yjs


https://youtu.be/SjoWYfG0U_c




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小金井公園 たてもの園前広場


ふらっと大内宿 ――前編 【大内宿】

2019.09.22

 22日は朝早くに実家を出て、「さて、どうしよう…」となった。
事前には漠然と帰路の途中の温泉(那須あたり)に1泊とイメージしていたが、3連休でいまから宿がとれるとも思えない。
結局、そのまま帰るということになったが、せっかく遠出していることだし、まだ時間も早いのでもう1カ所くらい観光がしたい。

ずっと行ってみたかったという大内宿を相方さんが提案。
一瞬わからなかったが、あ…! あのネギでそばを食べる?
うん、そこ行ってみよう。


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R118沿道の風景


東北自動車道・郡山南ICで下り、福島県道47号郡山長沼線を西へ。
ちょっと寄り道… という相方の言葉に反し、大内宿はインターから60km近い道のりで、後半は山道だ。
最後、阿賀川の谷あいから上り、目的地は峠の向こうかと思ったら分水嶺の手前の山の上に集落が広がるという、まさしく隠れ里。


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大内宿入り口

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――福島県南会津【大内宿】は、江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えました。現在も江戸時代の面影そのままに茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、昭和56年には国選定重要伝統的建造物郡保存地区に指定されています。大内宿観光協会HPより)


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宿の西にある高倉神社へ。
参道沿いは高地とは思えない広々とした田園風景が広がる。

――高倉神社は平清盛の全盛期に反平氏の挙兵をした高倉宮(後白河法皇第二皇子)が戦いに敗れて潜行したと伝えられています。毎年7月2日、古式豊かに行われる「大内半夏まつり」は高倉宮ゆかりの祭りです。(大内宿観光協会発行マップより)


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休耕田はそば畑に転作されている

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高倉神社

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そばの花


宿のいちばん奥、湯殿山にある大内宿見晴台へ。
江戸時代にタイムスリップしたような大内宿の全景を見晴らすことができる。


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見晴台にある子安観音

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見晴台より大内宿全景を見下ろす


時刻は11時45分。
腹が、減った。。。

昼ごはんは、やっぱアレでしょう。

(つづく)


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[DATA]
大内宿
福島県南会津郡下郷町大字大内





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 ねぎみそのオリジナルきんつば
2019.09.22 本家 玉屋/福島県南会津郡下郷町大内山本3 http://tamaya-honke.sub.jp/

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きんつばとあるが、これは大判焼きかな…。
あんことねぎみそが入って香ばしく、素朴な味わい。食べ歩きにちょうどよいサイズ。


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 十念(じゅうねん)の大福
2019.09.22 大和屋/福島県南会津郡下郷町大内山本6  http://negisoba.com/index.html

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じゅうねんとはエゴマのこと。「食べると10年も長生きする」といわれる健康食材である。
擦ったエゴマが全体に練り込んであり、やさしいベージュ色をしている。留守を頼んだ家族のお土産に買いました。


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みちのく行き当たりバッタリ (._・)ノ ――その⑪ 【旧致道館】

2019.05.01

 車中泊からそのまま一日中運転し、立ち寄った場所場所で雨に打たれ、当地に着いて温泉につかり、酒を飲んで…。にもかかわらず「スーパーホテル山形・鶴岡」ではよく眠れなかった。これがずっと旅行をしていなかった理由の一つ。枕が変わると… というやつだ(笑)。
次の宿泊地まで400km近い。気合入れていかないと。

その前に鶴ヶ岡城址公園(鶴岡公園)に立ち寄る。
昨日、鶴岡駅周辺を散策して、あまりに殺風景な様子に疑問を抱いた相方が調べたところ、鶴岡の中心街は駅より1.5kmほど南であるらしいことがわかった。近くには歴史的建造物も多い。一宿一飯にあずかったからには町の顔も見ておかないと。


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旧致道博物館内の西田川郡役所(右)と旧鶴岡警察署(左)

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旧鶴岡警察署

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大正天皇即位を記念して1915(大正4)年に建てられた大寶館


公園内はメーデーと新元号祝賀が同居するという、ある意味非常に日本的な平和な光景が繰り広げられている。
(そうです、ブログ時間でようやく5月に突入 Congratulations_〆(・_・。) カキカキッ


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旧致道館 表御門と聖廟


致道博物館(有料)の建物を外から見て、お濠越しに大寶館を眺め、旧致道館(無料)へ。
これだけでも鶴岡の歴史的・文化的風土に触れた思いがする。駅前だけではネガティブな印象しか残らなかったかもしれない。


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孔子を祀る聖廟


致道館は文化2(1805)年、庄内藩9代目藩主・酒井忠徳によって創設された学問所で、東北地方に現存する唯一の藩校建造物。
その名称は論語の一節「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」に由来し、徂徠学を教学とする。
現存する表御門、聖廟、講堂、御入間などの建物と敷地一帯は国指定史跡として一般に公開されている。


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講堂


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御入間


――当初は現在の鶴岡駅前通りにありましたが、政教一致の趣旨から文化13年(1816)10代忠器によって鶴ヶ岡城三の丸内に位置する現在地へ移されました。約1万5千平方メートルの広大な敷地には、現存する建物のほかに神庫や養老堂、句読所をはじめ舎生の寄宿する本舎などの学舎が建てられ、武術稽古所さらには矢場や馬場までありました。明治6年(1873)の廃校に至るまでのおよそ70年間、致道館は荻生徂徠の学風を伝承し、且つ孝悌忠信を重んじて武土道を体得し、互いに切礎琢磨して多くの人材を輩出しました。庄内藩校「致道館」HPより)


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荘内神社より鶴岡中心街、羽黒山方面を望む


[DATA]
旧致道館
山形県鶴岡市馬場町11-45
https://www.chido.jp/chidokan/





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みちのく行き当たりバッタリ ヽ(_ _ヽ) ――その⑦ 【角館武家屋敷】

2019.04.30

 紫波SAを6時前に出て、北上JCTより秋田自動車道へ。
秋田道は片側1車線道路だが、朝早いと車がほとんどないので快適。


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横手ICで高速を下り、角館に向かう。
漠然と、桜の時期かも… と思って来てみれば、どんぴしゃり“桜まつり”が行われていた(4/20~5/5)。


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桧木内川堤のソメイヨシノ


角館には高校のときに一度来ている。
僕の高校は学生自治の盛んな時代に制服と修学旅行を廃し、代わりに2年時にクラス単位の移動ホームルームと称する2泊3日の旅行をする。それが角館~田沢湖~乳頭温泉~小岩井農場みたいなルートで、途中、角館の武家屋敷あたりで1人バスに乗っていないと大騒ぎになったんだが、それが誰だったか聞こうにも仲のよかったKEとKKはそれぞれ別の罪状(酒とバイク)で停学中だった気がするから聞きようがないなぁ。代わりに行動を共にしたSAはやたら歯磨きがていねいで驚かされたが、のちに東北大学歯学部を出て歯医者になったなぁ。…とか、いろいろ思い出される。


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角館城址


町営? の駐車場に止め、桧木内川堤、武家屋敷を散策。
この武家屋敷群の表通りは国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け(仙北市角館伝統的建造物群保存地区)、文化財として保護されている。


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武家屋敷通りのシダレザクラ


――かつての中・下級武士の侍屋敷である旧家が建ち並び、黒板塀とシダレザクラの木立が大きな特徴となっている通りである。仙北市角館町東勝楽丁-角館町表町上丁の0.8km区間が、日本の道100選の選定を受けている。春のシダレザクラは見事で、花の時期には特に多くの観光客で賑わい、桧木内川堤のソメイヨシノとともに日本さくら名所100選に選定されている。(Wikipediaより)


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角館に到着したのが朝7時半で、人が少なく気持ちいいがお店もほとんど開いていない。
盛岡でじゃじゃ麺食べたからここでは稲庭うどん食べたいな、高速パーキングの朝ごはんが早かったから食えないこともないな… とか考えながら武家屋敷を歩き、実際何軒も稲庭うどんのお店はあるが、みな開店前。
雨も降ってきて、角館城址などに足を延ばして時間をつぶすこともできなくなった。
早めに切り上げて次の目的地へ。


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[DATA]
角館武家屋敷
秋田県仙北市角館町





 生もろこしとは?
2019.04.30 唐土庵(もろこしあん)武家屋敷店/秋田県仙北市角館町表町下丁17 https://www.morokosian.jp/

もう一つ、われわれの知る(というか相方の好物の)秋田名物“もろこし(諸越)”のお店を発見。
それも“生もろこし”と、地元ならではな感じ。


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あとで調べると「唐土庵」は角館に4店舗を展開している人気店のようだ。
生もろこし3種の試食ができる。


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伝統打菓子もろこしは、小豆の粉を炒って砂糖と混ぜ合わせ押し固めて焼いたもの。素朴だが秋田らしい品のよさを感じる銘菓だ。
乾燥と焼き目を入れずに独自の工夫で仕上げたという“生もろこし”。やわらかくほろりとくずれる感じがいまの時代に合っているのかも。
うす焼もろこし540円と茶菓仙(さかせん)590円を購入。


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ねりきりとお点前と、チャサンポー 【一欅庵】

2018.06.02

 今日、西荻窪にやって来た目的は2つあるらしい。

一つは西荻茶散歩(ニシオギチャサンポー)というイベントに参加すること。
――“西荻茶散歩”は西荻窪の101のお店が中心となり開催するイベントで、今年で10回目を迎えました。79の「チャサンポー店」では無料のお茶を、22の「チャサンポー飲食&サービス店」ではうれしい特典が楽しめます。体験型ワークショップや展覧会、お得なセールなど、各お店の趣向を凝らしたイベントが町中で行われ……西荻茶散歩実行委員会HP


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もう一つは“和菓子体験”。
上記イベントの一環であるが、チャサンポー店の一つ「一欅庵」で、ねりきりづくりを体験できる。

冒頭に「らしい」と書いているのは、こういった事情を僕は当日現地で知らされるから。相方に言わせれば、「ずっと前から何度も言ってるのに、聞いちゃいない」。


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「一欅庵」は五日市街道から少し入った場所にある。
昭和8年に宮大工によって建てられたとされる、大正・昭和初期に流行した2階建ての洋館付き和風住宅。


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その貴重な建造物を維持するには活用することが大事と考えた現当主が建物の貸し出しを始め、いまは作家の作品展や教室などの会場として利用されている。


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一欅庵の名前は、門の傍らにある大きな欅の木と、家を建てた当主の祖父の名から一字とって名付けられたそうだ。


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和菓子体験受付の和装女性に「見学でも大丈夫ですか?」と聞いてみる。
「一緒にやったらいいじゃん」と相方。
「そうですよ、せっかくですから」と受付のおねえさん。
「いや、それはちょっと…」


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受付のすぐ後ろの茶の間的なところでいままさに体験教室が開かれている。茶の間だから超オープンスペース。
今日はチャサンポーに合わせて一欅庵も入邸自由なので、けっこう人が入っている。そのほとんどが女性。


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たくさんの女の人の好奇の目にさらされてやったこともない和菓子づくりなんて、考えただけで冷や汗ものだ。
だいいち主催者サイドに立てば、絵づくり的に、ヘンなおやじが混じっていて好ましかろうはずがない。

「順番になったらお声をかけますの、どうぞ邸内をご覧になってください」と受付嬢。


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1階応接間と2階書斎が洋室。子ども部屋の横は女中部屋。
2階でチャサンポーに合わせて企画された戌年展示「犬筥(いぬばこ)」を見ていると、くだんの和装女性が呼びに来た。


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和菓子体験は1人500円。2種のねりきりから選べる。
「お二人で2種類同じものか別々か、どうなさいますか?」と。
え? お二人…? さてはたばかったな(笑)。


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僕のお題は「紫陽花の花」。もうおひとかた、年配の女性と2人での受講となる。
受講仲間はたいへんフレンドリーで、女学生がそのままお年を召したようなチャーミングな女性。先に「紫陽花きんとん」をつくって楽しかったので、追加でもうひと品に申し込んだと。


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講師のあさ貴さん登場。クールな笑みをたたえていらっしゃる。
この先生、繊細な作品をこしらえる方との印象を覆すあっけらかんなオトコマエキャラで、放任主義というか放置プレイというか… そんな気配なきにしもあらず。甘えは許されそうにない。
30年ぶりぐらいに本気出しました。じゃないと、置いてかれる(笑)。

それにしても…
ナゼボクハ コンナトコロデ アンコ コネテルンダロウ…?


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受講仲間のおばさまが「このあと、私はお茶室でいただいていくんですけど、ご一緒にどうですか?」と。
珍しく固辞する相方の態度をいぶかしく思ったが、「え? いいんじゃないの?」と僕。
「ほんとにいいのね?」と相方は茶室の申し込みに行く。


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そのあと相方の「紫陽花きんとん」の会をぼう然と眺めていると、奥の茶室からぞろぞろと客が出てきた。客ではない和装の男性の姿も。
係の女性が「次の会は7人ですけど大丈夫ですか?」と和装男性に確認している。
なんかイヤな予感…。


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で、通されたお部屋、床の間に掛け軸の掛かる、まさに茶室。
先ほどの男性によるお点前なのであった。


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僕はてっきり、テーブルがあって、緑茶が出てきて、自分の作ったお菓子をいただいて… というお気軽なシステムを思い描いていた。
しかも7人の客、僕を除けば全員オンナ…。

ナゼボクハ コンナトコロデ…


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「紫陽花の花」(ワタクシ作)、「紫陽花きんとん」(相方作)

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お茶菓子はあさ貴さんによる干菓子。カエルは一欅庵のイメージキャラクター

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茶室からの眺め

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お土産に買った手ぬぐい。受付の和装美人は手ぬぐい作家さんであった。ここにもカエルが

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一欅庵のシンボルツリーの欅


いやー。今日は何度も冷や汗かいた。
一欅庵を出て、チャサンポー店を巡ってふるまいのお茶を飲みまくりました(笑)。


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それぞれのお店が趣向を凝らしていて、これはこれでおもしろい。
特に気に入ったのが、古本バル「月よみ堂」の甘茶入りミントティーと、木や植物・動物にまつわるもののお店「もりのこと」のレモングラスほうじ茶。


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西荻窪の街はいま、中央線沿線でいちばんおもしろい。
(一欅庵の和菓子体験の様子はあさ貴さんのブログで)


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[DATA]
一欅庵(いっきょあん)
東京都杉並区松庵2-8-20
http://ikkyoraku.blog.fc2.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/uY58uPtAM68



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