fc2ブログ

ごく私的牛タン話 【味の牛たん 喜助 JR仙台駅店】

2022.06.04

 父親が亡くなって服喪7日SNSの更新等チャラついた行動を控えるつもりでいたが、葬儀に続いて初七日ばかりか四十九日、百か日まで繰り上げ法要を行い、これで忌明けというわけでもないが、ともかく荼毘から本葬、納骨まで一日で済ませられてホッとしたのと前日からまともな食事をしていなかったのとで、帰りの乗換駅・仙台で腰を落ち着けて早めの夕食をとることにしたという話。


20220604 kisuke-1120220604 kisuke-12


仙台といえば牛タン。
父親の好物でもあり、供養の食事にはうってつけとも思える。
余裕を見て2時間後の新幹線チケットを買ったうえで、駅構内の“牛たん通り”へ。


20220604 kisuke-1320220604 kisuke-14


通りの6店舗をざっと見て回り、いちばんよさそうな(落ち着けそうな)「味の牛たん 喜助」に決める。
あとで調べると仙台牛タンを代表する老舗であった。


20220604 kisuke-1520220604 kisuke-16


僕の生家は街の会社や学校に通えないほどの僻地で、叔父(父の義兄)の経営する会社の専務だった父は叔父宅に住み込みの単身赴任状態が長く、僻地ゆえの不便を強いられていた。
中学生のころ街へ遊びに行った折など、父によく牛タン屋に連れていってもらった。
半世紀近くも前のこと。


20220604 kisuke-17


「喜助」の創業は1975年。
自分の中のいちばん古い牛タンの記憶と、年代がちょうど一致する。


20220604 kisuke-18


注文は、定番の牛たん炭火焼定食の6枚12切を4人前。
飲み物は、娘たちは地ビール(伊達政宗麦酒)、僕らは生ビール(サッポロ黒)。


20220604 kisuke-1920220604 kisuke-20


12枚切は迫力満点。
この感覚が大事で、牛タン焼きは父に促されるままに際限なく食べ続けるものだった子どものころが思い出される。


20220604 kisuke-2120220604 kisuke-22


仙台牛タンは1948年、焼き鳥店「太助」初代店主・佐野啓四郎氏(故人)が試行錯誤の末牛タン焼きの専門店を開業したことが始まりで、それを“仙台名物”として全国に広めたのが「喜助」とされる。


20220604 kisuke-2320220604 kisuke-24


店名の似たこの2店の関係についてはほとんど情報がなく、ようやく見つかったのがこちらの記事
「太助」の牛たん定食を食べて感動した先代会長が脱サラし「太助」の協力のもと“助”の字をもらって創業したのが「喜助」とある。


20220604 kisuke-3620220604 kisuke-37


記事中、次のような記述がある。

――仙台で「助」が付く牛たん専門店が複数見られるのは、すべて「太助」さんから技術を学んだお店だから。


20220604 kisuke-2720220604 kisuke-28


実際、子どものころよく行ったお店の名前は「福助」。
「太助」直系の牛タン屋は東京にもあって、30年近く前に某印刷会社社長に連れていってもらった水道橋「太助」店主に田舎のその「福助」の話をすると、実によく事情に通じていて、暖簾の絆の強さに驚かされたものだ。


20220604 kisuke-2920220604 kisuke-30


あるいは「喜助」と「福助」の間にも何らかの関係があったかも… と、ふと思った。


20220604 kisuke-3120220604 kisuke-32


[DATA]
味の牛たん 喜助 JR仙台駅店
宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 仙台駅3階牛たん通り
https://www.kisuke.co.jp/





[Today's recommendation]

wachat220604.jpg




https://youtu.be/4iF4Rn2b4T8



20220604 tohoku-1120220604 tohoku-1220220604 tohoku-13
蔵王山

20220604 tohoku-1420220604 tohoku-1520220604 tohoku-16
吾妻山

20220604 tohoku-1720220604 tohoku-1820220604 tohoku-19
あれが阿多多羅山、あの光るのが… 田んぼかな

20220604 tohoku-2020220604 tohoku-2120220604 tohoku-22
那須岳

以上、東北新幹線の車窓から、那須火山帯の山々の暮れゆく表情。


最初の夜はチェーン系牛タン 【利久 石巻山下店】

2019.04.28

 結局28日の東北道は断続渋滞のままで、実家に到着したのは夕方6時ころ。
実家というか、両親が住んでいた家は津波で全壊し、姉とその息子(甥)がより内陸に土地を求めて4世帯住宅を建てた。
僕にはまったくなじみのない土地で、Googleマップのナビさんに周囲をグルッと一周させられての到着。


190428 rikyu-21


そのまま夕ごはんに連れていってもらう。
お店は牛たんの「利久 石巻山下店」。


190428 rikyu-51


最近、牛たんは「利久」で食べることが多いようだ。


190428 rikyu-52190428 rikyu-53
ビールはアサヒ、お通しは牛タンつくだ煮


ど田舎に住んでいた子どものころ、街に単身赴任状態の父親のところに遊びに来るとよく牛たん屋に連れていってもらった。
酒をまったく飲まない(飲めない)父も、単身だったからか夕方は会社の人と食べに(飲みに混じって)行くことが多かったようだ。だから、子どもを連れていくのも飲み屋のようなところが多かった。


190428 rikyu-13
190428 rikyu-54190428 rikyu-55


注文は(姉に)おまかせ。
あとで品書きと比べても、何を注文してもらったのか不明という。


190428 rikyu-56190428 rikyu-57
190428 rikyu-58
↑これでワンセットなんだと思うが…


踏切近くにあったその牛たん屋は、旧市街地中心部に移転し繁盛していたが、不幸があったりして閉店した。
いまは地元の人がソウルフードを食べるのも、こういうチェーン系になる。


190428 rikyu-59


翌日から、利休というより芭蕉の足跡をたどるような旅となったのだが。


190428 rikyu-11


[DATA]
利久 石巻山下店
宮城県石巻市西山町2-13
https://rikyu-ishinomakiyamashita.gorp.jp/





[Today's recommendation]

wachat190428-2-22.jpg




https://youtu.be/t5Sd5c4o9UM


Latest Articles
滝山の土曜の午后1時 【珍来】 Nov 27, 2022
こんなコミュニティ、いいね! 【喫茶庵 うたたね】 Nov 26, 2022
チャチャッと 【IKEA立川 ビストロ&スウェーデンフードマーケット】 Nov 26, 2022
かつおの追憶 ――発酵で旅する東京の森 Nov 24, 2022
洋食の追憶 【ホテルオークラレストラン ゆりの木】 Nov 23, 2022
150年後というか、50年前との邂逅 【東京国立博物館 表慶館】 Nov 21, 2022
一日楽しめる巨大ミュージアム 【東京国立博物館】 Nov 20, 2022
いざ総本山へ! 【永福町大勝軒】 Nov 19, 2022
物見遊山気分で 【永福寺】 Nov 18, 2022
スタミナ or ヘルシー? 【木曽路】 Nov 17, 2022
地元の特権! 【森のキッチン】 Nov 16, 2022
心ざわつくとき 【九州ラーメン いし】 Nov 15, 2022
Ranking
          
          
Category
Category-2