地元神社めぐりからの… 【お食事処 なごみ】
2021.01.01-01.02
あけましておめでとうございます。
年末は何かと忙しいので遠出ができず、年が明けたら歩きたくてしょうがないんだが、感染拡大止まらず。初詣の分散参拝が呼びかけられたり、不要不急という言葉が再び頻繁に発せられるようになったりもしている。
といって家でじっとしているのもアレだし、恒例の七福神めぐりはさすがに無理としても、やはり“〇〇めぐり”はしたい。
で、元日、起きてから思い付いたのが“近場神社めぐり”。東村山市内の主だった神社を一筆書きで回ってみようというもの。
なにも日にちを分散させるだけが分散参拝の趣旨ではないだろうと、いわば地理的分散の発想である。

①野際神社
東村山駅東口を起点として、秋津、東村山西口方面、久米川方面、恩多方面と、逆のの字・反時計回りにめぐる。

②秋津神社
1社目が久米川町の野際神社で、以前町内に住んでいたのでなじみの神社だが、例年どおり混雑はなく、普通にお参り。2社目が秋津神社。駅に近いこともあってけっこうな人出で、ここは横からそっと手を合わせて速やかに立ち去る。

③秋津氷川神社
…と、こんな具合に、状況に応じてディスタンス優先の行動というところがキモ。

④久米川熊野神社
線路沿いにひっそりたたずむの白山神社のあたり。
腹が、減った……

⑤白山神社
もうこれくらいでいいかぁ… と空腹がテンションをガタ落ちさせる。
そもそも思い付きの行動なので撤収も早いのだ ( ̄ω ̄;) ムム…

⑥諏訪神社
とりあえず東村山駅西口近くの猿田彦神社で終了。
歩いた距離8.9km。

⑦東村山猿田彦神社
続きをやるかどうかは、翌日起きたときの気分しだい… と。

© OpenStreetMap contributors
で、翌日。
続き、やります。今度はちゃんと調べたりもして。

⑧出世弁財天女宮
猿田彦神社から下って前川を越えた弁天池公園の出世弁財天女宮を2日目のスタートに設定。

⑨八坂神社(正福寺内)
廻田町の金山神社から“山越え”で多摩湖町の宅部氷川神社、そこから電車で八坂へワープというダイナミックなコース設定である。

⑩廻田金山神社
山越えの途中、某社会福祉法人の張り紙に反応する相方。
ハンセン病の療養施設・多磨全生園の食事処「なごみ」のぜんざいのメニューをこちらでも食べられるニュアンスかな?
実は前日の計画では八坂神社~萩山の2社~大岱稲荷で終了だったが、今朝思い出して全生園の神社まで延長するかどうか、(距離が大きく延びちゃうから)悩みながら歩いていた。
セレンディピティな予感…。

⑪宅部氷川神社
西武遊園地~八坂間を電車で移動。

⑫東村山八坂神社
八坂神社は市内でいちばん人出の多い神社。府中街道に長い行列ができる例年ほどではないが混雑が激しいので、道の向かいからパチリ。

⑬萩山八幡神社

⑭萩山神社
萩山町~恩多町~青葉町と歩いているうちに正午を回り、空腹もピークに。
なぜか僕にはやっているという確信があったが、もし「なごみ」が閉まっていたら…。

⑮大岱稲荷神社
全生園の中心部の通り、「なごみ」の棟の手前の十字路で左を向くと鳥居が見える。
ちょっと進んで右を向くと… 「なごみ」の幟や看板。営業中のもよう❣

⑯永代神社
心置きなく最後の永代神社を参拝。

石の欄干に昭和12年と掘られている。
その悲しい歴史に思いを馳せつつ、「なごみ」へ。

品書きに年中無休と書いてある。
年末年始限定メニューも用意してある。

限定メニューから、“わんこそば東家の手打ちそば(盛岡市)”と“三代引き継ぐシネマカレー”、そしてさっきよそで張り紙を見た“はっと入り旅する小豆たちぜんざい(宮城県)”を注文。

こちらは河瀨直美監督作品『あん』のロケ地で、その関係もあって前回訪れたとき以上に映画カラーな店づくりが進んでいる。

限定メニューの地域色が映画絡みかどうか、映画に疎い自分には知る由もないが…。
お正月でお屠蘇と甘酒のサービスがあるとのことで、1つずつお願いする。
お屠蘇は熊本の赤酒に屠蘇散を漬け込んだもの、甘酒は豊島屋酒造の酒かす使用と、どちらもただ者ではない。

正月にカレーを食べるとなぜかホッとする昭和世代(笑)。
もったりして甘口の、まさに懐かしのカレー。

おそばもつゆなど施設食堂っぽくはあるが、ゆでたてでコシのしっかりしたそばがおいしい。

“はっと”とは宮城の郷土料理で、すいとんのこと。
たしかに宮城出身の自分には聞き覚えのある響きで、うちではそのものはもっとすいとんっぽいぼってりした形状で、汁物に入っていたような記憶がある。

こちらでは薄く延ばされて上品な仕上がり。
「なごみ」といえば“あん”で、しっかり甘くほっこり温まるぜんざいである。

施設食堂は、いってみれば茶屋のようなもの。
昨秋以来の主要テーマとなっている“田舎歩きから茶屋でごはん”… という展開そのもののようで、うれしくなった。
なるようになる! と。

弁天池公園~西武遊園地駅3.6km、八坂駅~なごみ8.7km。
前日と合わせ2日間の総歩行距離21.2km。

桜の季節の永代神社(2019年3月)
[DATA]
お食事処 なごみ
東京都東村山市青葉町4-1-1
[Today's recommendation]



https://youtu.be/29s3HRFMpRg


追加:八国山の社(諏訪町3丁目)
あけましておめでとうございます。
年末は何かと忙しいので遠出ができず、年が明けたら歩きたくてしょうがないんだが、感染拡大止まらず。初詣の分散参拝が呼びかけられたり、不要不急という言葉が再び頻繁に発せられるようになったりもしている。
といって家でじっとしているのもアレだし、恒例の七福神めぐりはさすがに無理としても、やはり“〇〇めぐり”はしたい。
で、元日、起きてから思い付いたのが“近場神社めぐり”。東村山市内の主だった神社を一筆書きで回ってみようというもの。
なにも日にちを分散させるだけが分散参拝の趣旨ではないだろうと、いわば地理的分散の発想である。

①野際神社
東村山駅東口を起点として、秋津、東村山西口方面、久米川方面、恩多方面と、逆のの字・反時計回りにめぐる。

②秋津神社
1社目が久米川町の野際神社で、以前町内に住んでいたのでなじみの神社だが、例年どおり混雑はなく、普通にお参り。2社目が秋津神社。駅に近いこともあってけっこうな人出で、ここは横からそっと手を合わせて速やかに立ち去る。

③秋津氷川神社
…と、こんな具合に、状況に応じてディスタンス優先の行動というところがキモ。

④久米川熊野神社
線路沿いにひっそりたたずむの白山神社のあたり。
腹が、減った……

⑤白山神社
もうこれくらいでいいかぁ… と空腹がテンションをガタ落ちさせる。
そもそも思い付きの行動なので撤収も早いのだ ( ̄ω ̄;) ムム…

⑥諏訪神社
とりあえず東村山駅西口近くの猿田彦神社で終了。
歩いた距離8.9km。

⑦東村山猿田彦神社
続きをやるかどうかは、翌日起きたときの気分しだい… と。

© OpenStreetMap contributors
で、翌日。
続き、やります。今度はちゃんと調べたりもして。

⑧出世弁財天女宮
猿田彦神社から下って前川を越えた弁天池公園の出世弁財天女宮を2日目のスタートに設定。

⑨八坂神社(正福寺内)
廻田町の金山神社から“山越え”で多摩湖町の宅部氷川神社、そこから電車で八坂へワープというダイナミックなコース設定である。

⑩廻田金山神社
山越えの途中、某社会福祉法人の張り紙に反応する相方。
ハンセン病の療養施設・多磨全生園の食事処「なごみ」のぜんざいのメニューをこちらでも食べられるニュアンスかな?
実は前日の計画では八坂神社~萩山の2社~大岱稲荷で終了だったが、今朝思い出して全生園の神社まで延長するかどうか、(距離が大きく延びちゃうから)悩みながら歩いていた。
セレンディピティな予感…。

⑪宅部氷川神社
西武遊園地~八坂間を電車で移動。

⑫東村山八坂神社
八坂神社は市内でいちばん人出の多い神社。府中街道に長い行列ができる例年ほどではないが混雑が激しいので、道の向かいからパチリ。

⑬萩山八幡神社

⑭萩山神社
萩山町~恩多町~青葉町と歩いているうちに正午を回り、空腹もピークに。
なぜか僕にはやっているという確信があったが、もし「なごみ」が閉まっていたら…。

⑮大岱稲荷神社
全生園の中心部の通り、「なごみ」の棟の手前の十字路で左を向くと鳥居が見える。
ちょっと進んで右を向くと… 「なごみ」の幟や看板。営業中のもよう❣

⑯永代神社
心置きなく最後の永代神社を参拝。

石の欄干に昭和12年と掘られている。
その悲しい歴史に思いを馳せつつ、「なごみ」へ。

品書きに年中無休と書いてある。
年末年始限定メニューも用意してある。

限定メニューから、“わんこそば東家の手打ちそば(盛岡市)”と“三代引き継ぐシネマカレー”、そしてさっきよそで張り紙を見た“はっと入り旅する小豆たちぜんざい(宮城県)”を注文。

こちらは河瀨直美監督作品『あん』のロケ地で、その関係もあって前回訪れたとき以上に映画カラーな店づくりが進んでいる。

限定メニューの地域色が映画絡みかどうか、映画に疎い自分には知る由もないが…。
![]() | ![]() |
お正月でお屠蘇と甘酒のサービスがあるとのことで、1つずつお願いする。
お屠蘇は熊本の赤酒に屠蘇散を漬け込んだもの、甘酒は豊島屋酒造の酒かす使用と、どちらもただ者ではない。

正月にカレーを食べるとなぜかホッとする昭和世代(笑)。
もったりして甘口の、まさに懐かしのカレー。

おそばもつゆなど施設食堂っぽくはあるが、ゆでたてでコシのしっかりしたそばがおいしい。

“はっと”とは宮城の郷土料理で、すいとんのこと。
たしかに宮城出身の自分には聞き覚えのある響きで、うちではそのものはもっとすいとんっぽいぼってりした形状で、汁物に入っていたような記憶がある。

こちらでは薄く延ばされて上品な仕上がり。
「なごみ」といえば“あん”で、しっかり甘くほっこり温まるぜんざいである。

施設食堂は、いってみれば茶屋のようなもの。
昨秋以来の主要テーマとなっている“田舎歩きから茶屋でごはん”… という展開そのもののようで、うれしくなった。
なるようになる! と。

弁天池公園~西武遊園地駅3.6km、八坂駅~なごみ8.7km。
前日と合わせ2日間の総歩行距離21.2km。

桜の季節の永代神社(2019年3月)
[DATA]
お食事処 なごみ
東京都東村山市青葉町4-1-1
[Today's recommendation]



https://youtu.be/29s3HRFMpRg


追加:八国山の社(諏訪町3丁目)
咲き乱れる桜と、どら焼きと… 【お食事処 なごみ】
2019.03.31
「どら焼き、やきにいく」と相方。
多磨全生園で、どら焼き体験のイベントが行われるという。
全生園でどら焼き――そう聞いただけでピンとくる人も多いと思うが、河瀨直美監督作品『あん』にちなんだイベントである。
――映画『あん』に登場する千太郎のどら焼きを自分でつくってみませんか? ホットプレートで皮を焼いてあんこをはさんだら“どら春”のどら焼きが完成します。徳江さんのレシピを再現した極上つぶあんをご用意してお待ちしています。(どら焼きミニminiフェスティバル パンフレットより)

ほぼ映画を見ない自分にはうまく説明できないと思うので、そこいらへんの設定関係は映画『あん』公式HPおよび映画「あん」私設宣伝部を参照していただきたい。

「どら焼きミニminiフェスティバル」は、全生園内の食堂「なごみ」主催のイベント。
「なごみ」は気になる存在なので、この際、昼ごはんとセットで利用してみようと。
会場は「なごみ」隣のスペース。なんかホットプレートの電源が落ちたとかで(笑)、どら焼き体験の待ち時間は見通しが立たないというので、料金(1人300円×2)を払って整理券をもらったうえで園内を散策。

国立ハンセン病資料館裏手は公園風に整備され、意外なことにその先の一角には大勢の花見客。20年ほど前、何も知らずに桜の季節に全生園を訪れ、見事な桜とは対照的に静まり返った独特の空気感がいまだに忘れられない。人にそのことを話すと、ハンセン病ってらい病じゃないの、と驚かれた。仕事柄、病名はいろいろ見聞きするが、そのことを知らなかった。というか、らいが差別の対象であったことをそのとき初めて知った。
和菓子「清水屋」の販売コーナーも。銘菓“東村山塩どら”は、映画『あん』のレシピを再現したものとか
会場に戻り、いよいよどら焼き体験スタート。
材料は、生地、あん、桜の花の塩漬け。
ざっと説明があり、あとは放任主義 (; ^ ー^) …
このへんまでは一見順調。
しかーし…
見事に破綻 Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
まあ、形はどうあれ味は変わらないって係のおねえさんも言ってたし(笑)。
おいしいどら焼きができました。
さて、気を取り直してというか、隣の「なごみ」で昼ごはん。

「なごみ」は『あん』の撮影舞台に使われたお店。
店内は意外に広く、座敷を含め60人ほど収容可能。
本日のおすすめプルコギ丼700円とかつカレー700円を注文。

カウンターで注文すると前払いと言われたが、見ているとテーブルで注文している人もいれば食べ終わって帰りしなに払っている人もいればと、ばらばら。
売り上げが合っているとはとても思えない。
店内には、去年亡くなった樹木希林さんが着た衣裳やサイン入り写真が飾られた『あん』特設コーナーもある。

かつカレーは学食のカレーが思い出される味。

そこからプルコギ丼提供まで20分空く。
桜の季節で混雑していてお店サイドの対応が追いつかなかった感じ。

プルコギ丼はボリュームがあって野菜たっぷりとバランスがよい。
それにしても、気になるのは“森の釜めし”…。

全生園の桜は20年前もいまも変わらずきれいだ。
たぶんもっとずっと前から。

[DATA]
お食事処 なごみ
東京都東村山市青葉町4-1-1
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/K0zPfvvSi0c
「どら焼き、やきにいく」と相方。
多磨全生園で、どら焼き体験のイベントが行われるという。
全生園でどら焼き――そう聞いただけでピンとくる人も多いと思うが、河瀨直美監督作品『あん』にちなんだイベントである。
――映画『あん』に登場する千太郎のどら焼きを自分でつくってみませんか? ホットプレートで皮を焼いてあんこをはさんだら“どら春”のどら焼きが完成します。徳江さんのレシピを再現した極上つぶあんをご用意してお待ちしています。(どら焼きミニminiフェスティバル パンフレットより)

ほぼ映画を見ない自分にはうまく説明できないと思うので、そこいらへんの設定関係は映画『あん』公式HPおよび映画「あん」私設宣伝部を参照していただきたい。

「どら焼きミニminiフェスティバル」は、全生園内の食堂「なごみ」主催のイベント。
「なごみ」は気になる存在なので、この際、昼ごはんとセットで利用してみようと。
会場は「なごみ」隣のスペース。なんかホットプレートの電源が落ちたとかで(笑)、どら焼き体験の待ち時間は見通しが立たないというので、料金(1人300円×2)を払って整理券をもらったうえで園内を散策。

国立ハンセン病資料館裏手は公園風に整備され、意外なことにその先の一角には大勢の花見客。20年ほど前、何も知らずに桜の季節に全生園を訪れ、見事な桜とは対照的に静まり返った独特の空気感がいまだに忘れられない。人にそのことを話すと、ハンセン病ってらい病じゃないの、と驚かれた。仕事柄、病名はいろいろ見聞きするが、そのことを知らなかった。というか、らいが差別の対象であったことをそのとき初めて知った。
![]() | ![]() |
会場に戻り、いよいよどら焼き体験スタート。
![]() | ![]() |
材料は、生地、あん、桜の花の塩漬け。
ざっと説明があり、あとは放任主義 (; ^ ー^) …
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
このへんまでは一見順調。
しかーし…
![]() | ![]() |
見事に破綻 Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
![]() | ![]() | ![]() |
まあ、形はどうあれ味は変わらないって係のおねえさんも言ってたし(笑)。
おいしいどら焼きができました。
![]() | ![]() |
さて、気を取り直してというか、隣の「なごみ」で昼ごはん。

「なごみ」は『あん』の撮影舞台に使われたお店。
![]() | ![]() |
店内は意外に広く、座敷を含め60人ほど収容可能。
本日のおすすめプルコギ丼700円とかつカレー700円を注文。

カウンターで注文すると前払いと言われたが、見ているとテーブルで注文している人もいれば食べ終わって帰りしなに払っている人もいればと、ばらばら。
売り上げが合っているとはとても思えない。
![]() | ![]() |
店内には、去年亡くなった樹木希林さんが着た衣裳やサイン入り写真が飾られた『あん』特設コーナーもある。

かつカレーは学食のカレーが思い出される味。

そこからプルコギ丼提供まで20分空く。
桜の季節で混雑していてお店サイドの対応が追いつかなかった感じ。

プルコギ丼はボリュームがあって野菜たっぷりとバランスがよい。
それにしても、気になるのは“森の釜めし”…。

全生園の桜は20年前もいまも変わらずきれいだ。
たぶんもっとずっと前から。

[DATA]
お食事処 なごみ
東京都東村山市青葉町4-1-1
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/K0zPfvvSi0c