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“ラーメンの鬼”の系譜 【支那そば あおば】

2019.02.21

 昼ごはんに出る時間が連日1時間ほど遅くなっていることにようやく気づいた。
どうりでお店の午後の休憩時間に当たることが多いわけだ。
忙しい時期の後遺症で体内時計的なものに支障をきたしているらしいと思い至った。

「ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅前店」の行列を尻目に大泉方面へ向かう。
途中、久しぶりに「保谷大勝軒」のラーメンが食べたくなり、行ってみれば定休日(第3木曜)。
これが迷走の始まりであり、帰結点への伏線であった。

下井草の「御天」は昼は2時までということを知っており、もう間に合わない。
路線変更して、とんかつ激戦区、武蔵関へ。すでに2時を過ぎ、3軒すべて“準備中”。
青梅街道のラーメン「いごっそう」へ。入り口のプレートは“OPEN”だが、ドアを開けると「すみません、2時半までなんです」。時刻は14時46分。


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千川上水沿いに五日市街道へ。
「支那そば あおば」。
15:02で、やってました。


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そして先客ゼロ。
これ、やっているかいないか以上に大事なポイント。そうじゃなかったら入らない。
こういうラーメン通の集まっていそうな店ではほかのお客と同席するのがなんか怖そう。怖そうというか、めんどくさそうというか。


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で、お客がいないので「やれやれ…」と入ってみると、カウンターの向こうの店主、怖そう ヽ(ヽ ̄∇ ̄)!!l ヒィー…


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ラーメン好きの方はお気づきかと思うが、走行コースが人気ラーメン店めぐりになっている。はじめにそういう流れができていたらしい。
「支那そば あおば」は、“ラーメンの鬼”と呼ばれた故 佐野実氏の「支那そばや」出身の店主によるお店。そのあたりが“怖そう”という先入観を生んでいる。


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注文はラーメン800円。


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カウンター6席のみの小さいお店。
1998年創業。僕がこのお店を見つけたのは一昨年のことで、店主の出自はネットで調べてあったが、いまこれを書き始めるにあたってより詳しく調べるまで、ここは一昨年開店だと思い込んでいた。そのわりに店内はやけに年季が入っているとは思ったが ヾ(ー ー ) ォィ…!


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色は濃いが澄んだスープに油膜が張る。うま味の強いスープで、だしは丸鶏とげんこつベースらしいが少し魚介の香りを感じる。麺は細いがしなやかなコシがあり、かみ応えがあって小麦のよい香りがする。チャーシューは大ぶりの肩ロース。
全体にワンランク上のおいしさ… という感じ。


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食べているうちに1人2人とお客が入ってきて、食べ終わるころには6席すべて埋まった。
15時20分にして客足が絶えない。人気店、おそるべし。
っていうか、それってこういうお店の特徴のような気がする。時間に関係なく混む(←客、不規則人間多い?)
それが人気ラーメン店に入る機会が少ない理由の一つでもある。

ちなみにこちらのご主人は無口なだけで全然怖くない(ようだ)と思った。支払いのとき。


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[DATA]
支那そば あおば
東京都武蔵野市関前4-16-6





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/KIYiGA_rIls


https://youtu.be/VUooh0lnLek


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