下町の実力派洋食店 【キッチン藤】
2019.01.20
先々月のここの記事にラフマニノフの2番についてちょこっと書いたら、「〇〇先生のオーケストラ、今度の演奏会ラフマニノフの2番だって。聴きに行く?」と相方。
と2カ月近く前に決まっていたことなので、多少忙しくとも決行。

昨年8月の第45回に続く同オーケストラの定期演奏会で、会場は錦糸町の「すみだトリフォニーホール」。
けっこう遠いので時間に余裕をもって家を出たつもりが、西武新宿線の事故遅延に巻き込まれるというデジャヴな展開に。それでもダイヤの乱れは前回ほどひどくなかったので、現地では余裕で行動できた。

プログラム(同フィル 第46回定期演奏会):
ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調作品27、リャードフ 8つのロシア民謡作品58、ショスタコーヴィチ 祝典序曲作品96
指揮 新田ユリ/日立フィルハーモニー管弦楽団

すみだトリフォニーについてひと言。
ここの大ホール、怖すぎ… ヽ(ヽ ̄□ ̄))))) ヒィィ…!
3階席のいちばん前の通路は高さ10mはあろうかという崖っぷちにもかかわらず、柵が腰の高さほどしかない。高所恐怖症の自分には通行不能なレベルである。
入るときは人の流れのままになんとか席にへたり込んだが、帰りにどうやってあの“神々のトラヴァース”を通過したものかと、気になって音楽が上の空だったし…(* v . v)。ハズイ…

“ラフ2”はさすがに有名。
第3楽章が始まるや、周りはいっせいにパンフレットを開く。

話は前後するが、お昼ごはん。
錦糸町駅で降りるのは初めてで何一つ予備知識がないので、全面的にネットが頼り。食べログで見つけたのが駅近くの洋食店「キッチン藤」。
前回の池袋のときも老舗洋食店であり、同じ行動をとるのは偶然か心理学的現象か。

人気店らしく席は埋まっており、少し待って案内されたが相席。昔、相席は絶対ダメだったけど、いまはどうでもよくなってる。ちょっとは成長したかなぁ…。

事前調査の結果、外せないのが生姜焼き。
となると自然、もう1品は揚げ物という組み立てになり、洋食の華カニクリームコロッケを選ぶ。
池袋の「キッチンチェック」は3~4人の料理人が分業制で回していたが、こちらはシェフ1人体制だ。歩兵のキッチンタイマー4台を巧みにコントロールしつつ複数の料理を同時並行でこなす。
だから客の回転が驚くほど速い。僕らがいる間にも入れ代わり立ち代わりお客が入ってきて、全18席中最大15席まで埋まっていた。

生姜焼きの材料構成は豚バラ薄切りのみ。しょうゆベースに酸味が感じられるソースがおいしい。香り付けはショウガ強め、ニンニク控えめ。肉もご飯もすごいボリュームだが、濃いめでシンプルな味付けがツボで、ご飯が進む進む。

箸で持ち上げるのが難しいほど重量感のあるカニクリームコロッケ。
しかも、×2個。

じっくりからっと揚げてあり、さっくり衣を割ると芯温までアツアツ。
ぼってりとした濃厚なクリームがたっぷりで、口内のやけどに要注意。

ぜひリピートしたいと、かなり真剣に考えてしまうお店で、下町の実力を思い知らされる。
ただ、錦糸町に用事があるかどうか…。
唯一機会がありそうな、すみだトリフォニーがあれではなぁ…。

[DATA]
キッチン藤
東京都墨田区江東橋3-12-8 O・T・Kビル1F
[Today's recommendation]



https://youtu.be/zQtoOWqZ_J4
先々月のここの記事にラフマニノフの2番についてちょこっと書いたら、「〇〇先生のオーケストラ、今度の演奏会ラフマニノフの2番だって。聴きに行く?」と相方。
と2カ月近く前に決まっていたことなので、多少忙しくとも決行。

昨年8月の第45回に続く同オーケストラの定期演奏会で、会場は錦糸町の「すみだトリフォニーホール」。
けっこう遠いので時間に余裕をもって家を出たつもりが、西武新宿線の事故遅延に巻き込まれるというデジャヴな展開に。それでもダイヤの乱れは前回ほどひどくなかったので、現地では余裕で行動できた。

プログラム(同フィル 第46回定期演奏会):
ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調作品27、リャードフ 8つのロシア民謡作品58、ショスタコーヴィチ 祝典序曲作品96
指揮 新田ユリ/日立フィルハーモニー管弦楽団

すみだトリフォニーについてひと言。
ここの大ホール、怖すぎ… ヽ(ヽ ̄□ ̄))))) ヒィィ…!
3階席のいちばん前の通路は高さ10mはあろうかという崖っぷちにもかかわらず、柵が腰の高さほどしかない。高所恐怖症の自分には通行不能なレベルである。
入るときは人の流れのままになんとか席にへたり込んだが、帰りにどうやってあの“神々のトラヴァース”を通過したものかと、気になって音楽が上の空だったし…(* v . v)。ハズイ…

“ラフ2”はさすがに有名。
第3楽章が始まるや、周りはいっせいにパンフレットを開く。

話は前後するが、お昼ごはん。
錦糸町駅で降りるのは初めてで何一つ予備知識がないので、全面的にネットが頼り。食べログで見つけたのが駅近くの洋食店「キッチン藤」。
前回の池袋のときも老舗洋食店であり、同じ行動をとるのは偶然か心理学的現象か。

人気店らしく席は埋まっており、少し待って案内されたが相席。昔、相席は絶対ダメだったけど、いまはどうでもよくなってる。ちょっとは成長したかなぁ…。

事前調査の結果、外せないのが生姜焼き。
となると自然、もう1品は揚げ物という組み立てになり、洋食の華カニクリームコロッケを選ぶ。
![]() | ![]() |
池袋の「キッチンチェック」は3~4人の料理人が分業制で回していたが、こちらはシェフ1人体制だ。歩兵のキッチンタイマー4台を巧みにコントロールしつつ複数の料理を同時並行でこなす。
だから客の回転が驚くほど速い。僕らがいる間にも入れ代わり立ち代わりお客が入ってきて、全18席中最大15席まで埋まっていた。

生姜焼きの材料構成は豚バラ薄切りのみ。しょうゆベースに酸味が感じられるソースがおいしい。香り付けはショウガ強め、ニンニク控えめ。肉もご飯もすごいボリュームだが、濃いめでシンプルな味付けがツボで、ご飯が進む進む。

箸で持ち上げるのが難しいほど重量感のあるカニクリームコロッケ。
しかも、×2個。

じっくりからっと揚げてあり、さっくり衣を割ると芯温までアツアツ。
ぼってりとした濃厚なクリームがたっぷりで、口内のやけどに要注意。

ぜひリピートしたいと、かなり真剣に考えてしまうお店で、下町の実力を思い知らされる。
ただ、錦糸町に用事があるかどうか…。
唯一機会がありそうな、すみだトリフォニーがあれではなぁ…。

[DATA]
キッチン藤
東京都墨田区江東橋3-12-8 O・T・Kビル1F
[Today's recommendation]



https://youtu.be/zQtoOWqZ_J4