fc2ブログ

昔かたぎの「すし」と「のり巻」 【丸長鮨】

2017.03.25

 秋津のカレー店「デリー」の角を南へ。
志木街道を突っ切ってそのまま進むと、右手に「丸長」の大きな文字。
目立つことは目立つのだが、地元の人しか通らない道だからひっそりとたたずんでいる感じ。


marucho53.jpg


ランチメニューの提供を知ったのは最近だ。しかも土日もやっているからありがたい。
土曜日に妻、長女と行ってみた。


marucho54.jpg


入って右手に5席のカウンター、左手が4人掛け2卓の小上がり。
かなり以前からあるのは知っていたが、無垢材なんかは思った以上に年季が入っている。床はタイル張り、黒の150mm角タイル2段分の巾木を巡らしてあり、清潔感が漂う。
店の真ん中に神棚。一輪挿しにはスイセンとコデマリ。


marucho52.jpg


こちらの大将は紺ベースの半纏をビシッと着こなす。
写楽の絵に火消し意匠の壁掛けと、江戸の粋を好むようだ。


marucho55.jpg


妻と長女がちらし、私がにぎりを注文すると、大将は「ちらし2、すし1ですね」と訂正。この店ではにぎりではなく「すし」なのだ。
正確には、この一式には巻きずしも含まれるのでにぎりとだけするのはおかしい、という律儀な表現なんだろうけど、そういえば昔、にぎりという言葉はそれほど使われていなかった気がする。
すし食いねぇ、と言うが、にぎり食いねぇとは言わない。そうかそうか。『ど根性ガエル』の梅さんも、にぎりなんて言ってなかった、ような気がする。


marucho56.jpg


それからこの店ではかんぴょう巻きをかんぴょう巻きとは呼ばず「のり巻」と称する。そうだそうだ、確かに昔はそうだった。のり巻きといえばかんぴょう巻き。
「そうかそうか」と「そうだそうだ」でいろいろ考察しつつタイムトリップ感覚を味わう。


marucho57.jpg


ニギリ7貫と、かんぴょう… もとい「のり巻」3個。
いまどき珍しくちゃんとタコの味がするタコ、サーモン嫌いのわしもおいしくいただいたサーモン、マグロはビンチョウ。かんぴょうと玉子はしっかり甘く、これも昔風。
なんだかわけもなくうれしくなるすし。


marucho30.jpg


ちらしにもたっぷりのかんぴょうのほか、ほうれんそうのおひたしが添えてある。


marucho51.jpg


使い込まれたお椀は、子どものころたまに連れていってもらった割烹や旅館を思い出させる。
デザートはグミ。


marucho58.jpgmarucho59.jpg


大将は格好も決まっているが所作も折り目正しく生真面目だ。しゃきしゃき握って、てきぱき配膳して、ころあいをみてそつなくお椀を提供する。あがりの交換もぬかりない。
ひと仕事終え、テレビのヌクミズさんを見つめるまなざしも真剣そのものだ。


marucho60.jpg


[DATA]
丸長鮨
東京都東村山市秋津町1-27-23





[Today's recommendation]


https://youtu.be/S3C4w43sdTM


Latest Articles
増量サービス中!?😅 【忠豊】 May 22, 2024
近場旅行の醍醐味 【JA女性部 さとやま工房】 May 21, 2024
おもてなしの味 【すきふね】 May 20, 2024
ブレない王道? スタイル 【壱発ラーメン 福生店】 May 18, 2024
歌舞伎町のご長寿食堂 【つるかめ食堂 歌舞伎町店】 May 17, 2024
The 名演! 【NHKホール】 May 15, 2024
いわゆる奥渋にて 【増田屋】 May 14, 2024
結局、いつもいつもの… 【杜の都寿司田 仙台駅ビル店】 May 13, 2024
〽ひろせがわ~ 【仙台城跡】 May 13, 2024
5月4日は植物園の日 【神代植物公園】 May 11, 2024
深大寺といえば… 【一福茶屋】 May 10, 2024
東京を代表する古刹 【深大寺】 May 09, 2024
Ranking
          
          
Category
Category-2