怒涛の 1 Coin Week ② ――絶品うどんに天ぷらを付けて… 【手打ちうどん こげら】
2019.08.22
うどんどころ東村山でも屈指の人気店「手打ちうどん こげら」のセットメニューが、たしか500円だった。去年の記事の写真を見ると、
うどん(並)+ 天ぷら+ TKG(卵かけご飯)→600円 ➞ 500円
今回の企画にピッタシではないか。

今回の企画=ワンコインランチシリーズは、昨日突然始まった。てか、昨日の時点ではまだ始まってもいなかった。
今日「昼ごはん、どうすっかな…」となったとき、給料日前の金欠状態に変わりはなかったわけで…。
ま、自然の流れである。

「こげら」は小さいお店ということもあっていつも混んでいる。なので、時間をずらして1時半近くに行ってみると。お客さんは1人。せっかくすいているのでテーブル席に座らせてもらう。

ところが、麺打ち作業中のご主人が「〇〇と〇〇と(←聞いてなかった)セットは、終わりました」と。
ん? セット終わり? ( ̄▽ ̄;) ガーン!!
この店の営業時間は11:00~14:00(麺切れ次第終了)。混む時間を避けようとするとデメリットもあるということ。

しかしそれで企画がポシャッたかというと、そうでもない。
こちらはそもそもが激安で、4段階にサイズ分けしてあるうどんの最高値が大(約420g)の500円。なんと、最高値がワンコインなのである。

僕はそんなに食べないので、ざるうどんの中(約300g)をまず注文。
それだと400円なので、天ぷら(各100円)を1個付けてもまだワンコイン。ちくわ天を追加。

うどんどころ東村山、すなわち武蔵野うどんの中心地にあって、「こげら」は讃岐うどんのお店である。
しかし讃岐うどんと言われてその先入観で食べると、ちょっと違う。
ちょっとというか、ずいぶんおいしい。

讃岐の特徴と思っていた“歯を跳ね返す”または“歯から逃げる”ようなコシとは違って、がっつり硬いがしっかり咀嚼を受け止める食感。かみしめることで、小麦のうま味・甘みがよくわかる。
これまで食べてきた讃岐うどんは何だったのか… という意見が出るのももっともな話で。

一方、この価格設定は、行ったことはないがテレビ等でよく見る本場・香川のうどん文化そのものを感じさせる。

その、うまいのに安い、安いのにうまいが、「こげら」の人気の理由であるのは言うまでもない。
今回食べられなかった“こげらセット”、食べず(撮らず)してその抜群のコストパフォーマンスが伝わればと思うが…。

[DATA]
手打ちうどん こげら
東京都東村山市富士見町2-6-72
https://www.facebook.com/udonkogera?ref
https://twitter.com/oga2414
[Today's recommendation]

◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/bdcfRDqpfEs
うどんどころ東村山でも屈指の人気店「手打ちうどん こげら」のセットメニューが、たしか500円だった。去年の記事の写真を見ると、
うどん(並)+ 天ぷら+ TKG(卵かけご飯)→
今回の企画にピッタシではないか。

今回の企画=ワンコインランチシリーズは、昨日突然始まった。てか、昨日の時点ではまだ始まってもいなかった。
今日「昼ごはん、どうすっかな…」となったとき、給料日前の金欠状態に変わりはなかったわけで…。
ま、自然の流れである。

「こげら」は小さいお店ということもあっていつも混んでいる。なので、時間をずらして1時半近くに行ってみると。お客さんは1人。せっかくすいているのでテーブル席に座らせてもらう。

ところが、麺打ち作業中のご主人が「〇〇と〇〇と(←聞いてなかった)セットは、終わりました」と。
ん? セット終わり? ( ̄▽ ̄;) ガーン!!
この店の営業時間は11:00~14:00(麺切れ次第終了)。混む時間を避けようとするとデメリットもあるということ。

しかしそれで企画がポシャッたかというと、そうでもない。
こちらはそもそもが激安で、4段階にサイズ分けしてあるうどんの最高値が大(約420g)の500円。なんと、最高値がワンコインなのである。

僕はそんなに食べないので、ざるうどんの中(約300g)をまず注文。
それだと400円なので、天ぷら(各100円)を1個付けてもまだワンコイン。ちくわ天を追加。

うどんどころ東村山、すなわち武蔵野うどんの中心地にあって、「こげら」は讃岐うどんのお店である。
しかし讃岐うどんと言われてその先入観で食べると、ちょっと違う。
ちょっとというか、ずいぶんおいしい。

讃岐の特徴と思っていた“歯を跳ね返す”または“歯から逃げる”ようなコシとは違って、がっつり硬いがしっかり咀嚼を受け止める食感。かみしめることで、小麦のうま味・甘みがよくわかる。
これまで食べてきた讃岐うどんは何だったのか… という意見が出るのももっともな話で。

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一方、この価格設定は、行ったことはないがテレビ等でよく見る本場・香川のうどん文化そのものを感じさせる。

その、うまいのに安い、安いのにうまいが、「こげら」の人気の理由であるのは言うまでもない。
今回食べられなかった“こげらセット”、食べず(撮らず)してその抜群のコストパフォーマンスが伝わればと思うが…。

[DATA]
手打ちうどん こげら
東京都東村山市富士見町2-6-72


[Today's recommendation]



https://youtu.be/bdcfRDqpfEs
うどんどころで人気No.1 【手打ちうどん こげら】
2018.09.27
東村山市はうどんどころで、人気店が多い。
食べログで“東村山×うどん”のランキングを見てみると、野口町の「野口製麺所」が3.51点で第1位。
市内人気No.1の座は… と思いきや、思わぬ伏兵が。

1つ戻って、“東大和×うどん”で見てみよう。
第1位は「手打ちうどん こげら」。所在地は東村山市富士見町。
なぜ東大和?
ここは東村山と東大和の境界線上で、生活エリア的にはむしろ東大和圏に入るのである。東村山市の主要駅・久米川駅から約2.6kmなのに対して、東大和市駅からは約1.8km。

お店の住所は東村山市富士見町、のぼりの位置は東大和市清原
得点は3.57で「野口製麺所」を上回る。シーズン終盤に規定打席に達して突如首位打者に踊り出る、みたいな感じで、東村山人気No.1うどん店の座は「こげら」に。
どちらのお店も武蔵野うどんの中心地で讃岐うどんを掲げて人気… というところが興味深い。

Twitterのプロフィールに「野鳥とうどんが好きなので、野鳥の名前のうどん屋を作りました」とある。
コゲラはキツツキ目キツツキ科の野鳥で、日本最小のキツツキ。多摩地区でも普通に見られ親しまれている。
たとえば小平市の市の鳥であり、小平和菓子組合加盟店では名物こげらまんじゅうが買える。
コゲラは仕事場の窓の外にもやって来る。右:こげらまんじゅう110円(「玉川屋」/東京都小平市鈴木町2-175-23)
――今や都市鳥に数えられるコゲラだが、これほど分布を広げたのはごく最近のことで、その理由は都市の緑地化にあるのかもしれない。市街地の公園や街路樹、住宅の木などが成長してきて枯れ木や枯れ枝が増えてきた。コゲラは小さいので固い生木には穴を掘ることはできないが、枯れ枝ならば巣穴を掘ることができる。
と某野鳥図鑑に記してあるが、緑地化というより、里山の荒廃のように都市緑地の手入れ不足が皮肉にもコゲラの分布域を広げたと考えるのが適切かと思う。上の引用部分も実はそのように書いたのだが、編集段階で手直しされて納得がいかず、こんなとこで文句言ってる執筆者。

「手打ちうどん こげら」は人気店だけに、いつも混んでいる印象がある。といっても、ごく小さい店なので、5人も入れば外にまで圧迫感が伝わりそうだ。
本日、お店の前を通るときちらっと横目で見てみると、お客は1人もいない。
僕が人気店に入るのは決まってこういうパターン。

カウンター5席、4席テーブル2脚。
注文は、かけうどん中400円と、ちくわ天100円。

こちらは温・冷が細かく選べ、たとえば“あつあつ”なら麺=温、だし=温。
「あったかいの?」と聞かれ「はい」と答えたので定かでないが、かけうどんの基本は“ひやあつ”らしいのでそうだったのかな?
約4分での提供なので、うどんはゆで置きのもよう。
僕はうどんはゆで上げにこだわらないので、問題なし(そばやラーメンはダメだけど)。
で、極太麺です。これ、ゆで上げだとちょっと咀嚼できないかも…。
天ぷらは目の前で揚げてくれる。ちくわのほかに、ワケギはサービス?
つるつるっという感じではなく、もそもそ。
これはもう、感覚的には武蔵野うどん。

コシはしっかり残っているが、歯を跳ね返すほどではない。かみしめられるので小麦の風味がよくわかる。
つゆもだしが効いていて甘すぎずおいしい。
なんか武蔵野とか讃岐とか、そういうのどうでもいいか…(笑)、という気にさせられた。
1人で切り盛りしているという店主は、きさくで客を安心させる雰囲気を持っている。
繁盛の最後の決め手は、やっぱりそこかな…? なんて考えたりもする。
もちろん、うどんがたいへんおいしいことを大前提として。

[DATA]
手打ちうどん こげら
東京都東村山市富士見町2-6-72
https://www.facebook.com/udonkogera?ref
https://twitter.com/oga2414
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=znPqn878YRU


東村山市はうどんどころで、人気店が多い。
食べログで“東村山×うどん”のランキングを見てみると、野口町の「野口製麺所」が3.51点で第1位。
市内人気No.1の座は… と思いきや、思わぬ伏兵が。

1つ戻って、“東大和×うどん”で見てみよう。
第1位は「手打ちうどん こげら」。所在地は東村山市富士見町。
なぜ東大和?
ここは東村山と東大和の境界線上で、生活エリア的にはむしろ東大和圏に入るのである。東村山市の主要駅・久米川駅から約2.6kmなのに対して、東大和市駅からは約1.8km。

お店の住所は東村山市富士見町、のぼりの位置は東大和市清原
得点は3.57で「野口製麺所」を上回る。シーズン終盤に規定打席に達して突如首位打者に踊り出る、みたいな感じで、東村山人気No.1うどん店の座は「こげら」に。
どちらのお店も武蔵野うどんの中心地で讃岐うどんを掲げて人気… というところが興味深い。

Twitterのプロフィールに「野鳥とうどんが好きなので、野鳥の名前のうどん屋を作りました」とある。
コゲラはキツツキ目キツツキ科の野鳥で、日本最小のキツツキ。多摩地区でも普通に見られ親しまれている。
たとえば小平市の市の鳥であり、小平和菓子組合加盟店では名物こげらまんじゅうが買える。
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――今や都市鳥に数えられるコゲラだが、これほど分布を広げたのはごく最近のことで、その理由は都市の緑地化にあるのかもしれない。市街地の公園や街路樹、住宅の木などが成長してきて枯れ木や枯れ枝が増えてきた。コゲラは小さいので固い生木には穴を掘ることはできないが、枯れ枝ならば巣穴を掘ることができる。
と某野鳥図鑑に記してあるが、緑地化というより、里山の荒廃のように都市緑地の手入れ不足が皮肉にもコゲラの分布域を広げたと考えるのが適切かと思う。上の引用部分も実はそのように書いたのだが、編集段階で手直しされて納得がいかず、こんなとこで文句言ってる執筆者。

「手打ちうどん こげら」は人気店だけに、いつも混んでいる印象がある。といっても、ごく小さい店なので、5人も入れば外にまで圧迫感が伝わりそうだ。
本日、お店の前を通るときちらっと横目で見てみると、お客は1人もいない。
僕が人気店に入るのは決まってこういうパターン。

カウンター5席、4席テーブル2脚。
注文は、かけうどん中400円と、ちくわ天100円。

こちらは温・冷が細かく選べ、たとえば“あつあつ”なら麺=温、だし=温。
「あったかいの?」と聞かれ「はい」と答えたので定かでないが、かけうどんの基本は“ひやあつ”らしいのでそうだったのかな?
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約4分での提供なので、うどんはゆで置きのもよう。
僕はうどんはゆで上げにこだわらないので、問題なし(そばやラーメンはダメだけど)。
で、極太麺です。これ、ゆで上げだとちょっと咀嚼できないかも…。
天ぷらは目の前で揚げてくれる。ちくわのほかに、ワケギはサービス?
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つるつるっという感じではなく、もそもそ。
これはもう、感覚的には武蔵野うどん。

コシはしっかり残っているが、歯を跳ね返すほどではない。かみしめられるので小麦の風味がよくわかる。
つゆもだしが効いていて甘すぎずおいしい。
なんか武蔵野とか讃岐とか、そういうのどうでもいいか…(笑)、という気にさせられた。
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1人で切り盛りしているという店主は、きさくで客を安心させる雰囲気を持っている。
繁盛の最後の決め手は、やっぱりそこかな…? なんて考えたりもする。
もちろん、うどんがたいへんおいしいことを大前提として。

[DATA]
手打ちうどん こげら
東京都東村山市富士見町2-6-72


[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=znPqn878YRU

