2020 祝開店!!――おしゃれなパスタ屋さん 【パスタ食堂】
2020.03.25
晴れて、晴れの日、晴れ姿、晴れの門出…
入学や卒業、入社、結婚といった人生の新しいスタートを祝う言葉が“晴れ”。
しかしこの春、新たな門出はどしゃ降りとなった。
今春、市内でも何店もの飲食店が新規オープンしているが、不運にも最悪のタイミングのスタートと言わざるを得ない。新型コロナウイルスの感染拡大は悪化の一途をたどり、東京のロックダウン(都市封鎖)までも現実味を帯びてきている。
すでに多くの飲食店に少なからぬ影響を及ぼしつつあるなか、認知度も固定客もない新規店はいっそう厳しい状況に置かれているものと推察される。

食べ物ブログをやっていてこの状況に手をこまねいていていいものか… との思いから、勝手連的に(1人だけど…)新規店を応援させていただくことにしたという新シリーズ。
今後できるだけ多くのお店を取り上げられればと思う。

ということで、久米川駅南口に2月12日にオープンした「パスタ食堂」。
居酒屋「むらやま」の後ろ(同じビル)、昨年末に閉店した洋風居酒屋「いろはにほ」あとの物件である。

表にはランチとディナーのメニュー看板。
大きい透明ガラスの窓から店内の様子をうかがえるので、入りにくさはそれほど感じない。

客席は26席(カウンター6席、テーブル20席)。
センスの光る内装で、シンプルかつ潔い。

メニュー構成もシンプルで、品数を絞り込むことで仕入れ(&フードロス)対策がとられているという印象。
SNS映え重視からエコやサステイナビリティへ、食の提供側の意識変化を表しているようにも映る。

スタッフは若い男女。
全部のテーブルでフォークとスプーンがカトラリーレストにセットされていて、一見スタイリッシュなように見えて、意外と堅苦しくなくフレンドリーな接客。
BGMはフレンチポップス~ボッサとおしゃれ系。

注文は、ランチメニューのパスタランチからB.ベーコン・ブロッコリーのリガトーニ(クリームソース)と、もう1品は自家製ラザニア。しばらくラザニアを食べていないので、この際だからと。

サラダはシンプルにサニーレタス&フレンチドレッシング。

リガトーニは筒状のショートパスタで、アルデンテではあるがもちもち感がありクリームソースになじんでいる。

仕上げにかけたチーズの香りがよく、良質なものを使っているように思う。
クリームだけに、しっかりお腹にたまる。

ラザニアは熱々、グツグツしたままやって来た。

ひき肉たっぷりのトマトソースを挟み、上からベシャメルソースをかけてオーブンで焼いてある。ダブルソースが濃厚でおいしい。

フォカッチャが付くが、ソースがおいしいと拭うパンが欲しくなるので、このセットはうれしい。

食後のコーヒーでほっとひと息。

変則的な路地に面しているので、ほぼ駅前ロータリーという立地を感じさせない隠れ家感があってくつろげる。
僕らのほかに卒業祝い風のご家族、年配のご婦人と、この時点ですでに客層は幅広いが、さまざまなシーンで利用できるお店だと思う。

[DATA]
パスタ食堂
東京都東村山市栄町2-9-5 東晃ビル1F
https://www.facebook.com/Pasta.Shokudou/
https://www.instagram.com/pasta_shokudou/?hl=ja
[Today's recommendation]



https://youtu.be/kJbXw0tL7Rk


晴れて、晴れの日、晴れ姿、晴れの門出…
入学や卒業、入社、結婚といった人生の新しいスタートを祝う言葉が“晴れ”。
しかしこの春、新たな門出はどしゃ降りとなった。
今春、市内でも何店もの飲食店が新規オープンしているが、不運にも最悪のタイミングのスタートと言わざるを得ない。新型コロナウイルスの感染拡大は悪化の一途をたどり、東京のロックダウン(都市封鎖)までも現実味を帯びてきている。
すでに多くの飲食店に少なからぬ影響を及ぼしつつあるなか、認知度も固定客もない新規店はいっそう厳しい状況に置かれているものと推察される。

食べ物ブログをやっていてこの状況に手をこまねいていていいものか… との思いから、勝手連的に(1人だけど…)新規店を応援させていただくことにしたという新シリーズ。
今後できるだけ多くのお店を取り上げられればと思う。

ということで、久米川駅南口に2月12日にオープンした「パスタ食堂」。
居酒屋「むらやま」の後ろ(同じビル)、昨年末に閉店した洋風居酒屋「いろはにほ」あとの物件である。

表にはランチとディナーのメニュー看板。
大きい透明ガラスの窓から店内の様子をうかがえるので、入りにくさはそれほど感じない。

客席は26席(カウンター6席、テーブル20席)。
センスの光る内装で、シンプルかつ潔い。

メニュー構成もシンプルで、品数を絞り込むことで仕入れ(&フードロス)対策がとられているという印象。
SNS映え重視からエコやサステイナビリティへ、食の提供側の意識変化を表しているようにも映る。

スタッフは若い男女。
全部のテーブルでフォークとスプーンがカトラリーレストにセットされていて、一見スタイリッシュなように見えて、意外と堅苦しくなくフレンドリーな接客。
BGMはフレンチポップス~ボッサとおしゃれ系。

注文は、ランチメニューのパスタランチからB.ベーコン・ブロッコリーのリガトーニ(クリームソース)と、もう1品は自家製ラザニア。しばらくラザニアを食べていないので、この際だからと。

サラダはシンプルにサニーレタス&フレンチドレッシング。

リガトーニは筒状のショートパスタで、アルデンテではあるがもちもち感がありクリームソースになじんでいる。

仕上げにかけたチーズの香りがよく、良質なものを使っているように思う。
クリームだけに、しっかりお腹にたまる。

ラザニアは熱々、グツグツしたままやって来た。

ひき肉たっぷりのトマトソースを挟み、上からベシャメルソースをかけてオーブンで焼いてある。ダブルソースが濃厚でおいしい。

フォカッチャが付くが、ソースがおいしいと拭うパンが欲しくなるので、このセットはうれしい。

食後のコーヒーでほっとひと息。

変則的な路地に面しているので、ほぼ駅前ロータリーという立地を感じさせない隠れ家感があってくつろげる。
僕らのほかに卒業祝い風のご家族、年配のご婦人と、この時点ですでに客層は幅広いが、さまざまなシーンで利用できるお店だと思う。

[DATA]
パスタ食堂
東京都東村山市栄町2-9-5 東晃ビル1F


[Today's recommendation]



https://youtu.be/kJbXw0tL7Rk


勝負の世界で異種ファイトメシ…? 【スパゲッティPiaPia ウィンズ立川店】
2020.01.21
立川のウィンズ周辺のお店、よりピンポイントにはウィンズ施設そのものに入居している飲食店が妙に魅力的に映るのは、そこが大人の世界だから。
言い換えれば、ひと昔前の世界で、決して古いわけではないJRAの建物そのものを昭和任侠伝の世界に変えてしまうその後ろ向きのプリミティブパワーとはいったい何か、というのが今回のテーマ… か?

「必勝ラーメン」、うどん・そばの「勝庵」といったベタなネーミングのお店に一度は入ってみたいと思っている。
ただし、レース開催日以外に… (;^_^ A …
というくらいのギャンブル音痴である。
一昨年のジャパンカップの日にたまたま通りかかってせっかくだからひと口買ってみようとウィンズに入ったがマークシートの記入の仕方からわからず投票コンシェルジュのおねえさん2人がかりで指導を受けたにもかかわらず、買うときやっぱり間違えもう1人の手を煩わせた… というくらいにオンチである。
というくらいコドモ的だから、ここが大人の世界に映るのである。

この界隈には古本屋や中古CDショップが何店かあるので昔からよく来る場所で、そんな勝負の殿堂を横目に眺めていたわけだが、ちょっと異質なお店があることに最近気づいた。

近寄って確かめてみると、スパゲッティ専門店らしい。
パスタではなくスパゲッティ。

「スパゲッティPiaPia (ピアピア)」は2016年8月オープン。八王子の有名店の支店とのこと。
ショーケースにいろいろ並んでいるように見えて、その半分以上がミートソースとナポリタンのバリエーションであり、そっち方面に特化しているもよう。
そっち方面とは、つまり焼きスパゲッティ、いわゆる“ロメスパ”である。

サンプルケース右下(上の写真では左下)が、総重量2.5kgという“元帥”
カウンターが3面に計10席ほど、もう1面にはマンガの棚、中央にテーブル席2×3という店内。
麺の量は並盛りで300gである。以降、中盛り450g、大盛り600g、特盛り750g、大将1200g、元帥1800gと上がっていく。フードファイトのお店でもあるのだね。。。

券売機で基本メニューのミートソース(並盛り)640円を購入。
店員さんに食券を渡して、席に荷物を置き、セルフのウォーターサーバーに行くと調理場が見える。
さっそく炒めてます ( ̄m ̄) フフ…

焼き色の付いたスパゲッティの麺なんて、いまどきの人は見たこともないかもしれないが、これが昭和の標準。

喫茶店でアルバイトをしていた自分の経験から言うと、ゆでた麺にバターを絡めて冷蔵庫で一晩寝かせる(このお店は違うかもしれないけど)。それをフライパンで炒めると、ところどころ焦げたりして独特のもちっとした食感になるのだ。

ミートソースはひき肉たっぷり。並盛りでもガッツリ系の片鱗が垣間見えるという ( ̄ε ̄ ;
味付けは甘め濃いめで、いかにも男子向けという感じ。
おじさん的にはこの基本形で十分満足できる内容である。
平日ランチタイム(11:00~15:30)ドリンクバー無料(左)。謎の液体“ヤバスコ”は、ニンニクと酢でできたオリジナル調味料(右)。ラベルには“MADE IN PiaPia”と、芸が細かい
ちなみに立川でスパゲッティといえば、いまはなき第一デパートの「サンモリノ」を思い浮かべる人も多いと思うが、このお店、あながち無関係でもないようだ(こちらの記事参照)。

競馬という大人の世界にスパゲッティという子ども子どもした食べ物の組み合わせは、一見ミスマッチのようでもあるが、“昭和+男子”という根っこのところで深く結び付いていると感じたわけで…。

[DATA]
スパゲッティPiaPia ウィンズ立川店(ピアピア)
東京都立川市錦町1-3-6 ウィンズ立川A館1F
https://ameblo.jp/piapiahati/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Kz_H8cMjBQM
競馬のファンファーレとしても? 有名な‘Final’は11'16"~


武蔵野橋より
立川のウィンズ周辺のお店、よりピンポイントにはウィンズ施設そのものに入居している飲食店が妙に魅力的に映るのは、そこが大人の世界だから。
言い換えれば、ひと昔前の世界で、決して古いわけではないJRAの建物そのものを昭和任侠伝の世界に変えてしまうその後ろ向きのプリミティブパワーとはいったい何か、というのが今回のテーマ… か?

「必勝ラーメン」、うどん・そばの「勝庵」といったベタなネーミングのお店に一度は入ってみたいと思っている。
ただし、レース開催日以外に… (;^_^ A …
というくらいのギャンブル音痴である。
一昨年のジャパンカップの日にたまたま通りかかってせっかくだからひと口買ってみようとウィンズに入ったがマークシートの記入の仕方からわからず投票コンシェルジュのおねえさん2人がかりで指導を受けたにもかかわらず、買うときやっぱり間違えもう1人の手を煩わせた… というくらいにオンチである。
というくらいコドモ的だから、ここが大人の世界に映るのである。

この界隈には古本屋や中古CDショップが何店かあるので昔からよく来る場所で、そんな勝負の殿堂を横目に眺めていたわけだが、ちょっと異質なお店があることに最近気づいた。

近寄って確かめてみると、スパゲッティ専門店らしい。
パスタではなくスパゲッティ。

「スパゲッティPiaPia (ピアピア)」は2016年8月オープン。八王子の有名店の支店とのこと。
ショーケースにいろいろ並んでいるように見えて、その半分以上がミートソースとナポリタンのバリエーションであり、そっち方面に特化しているもよう。
そっち方面とは、つまり焼きスパゲッティ、いわゆる“ロメスパ”である。

サンプルケース右下(上の写真では左下)が、総重量2.5kgという“元帥”
カウンターが3面に計10席ほど、もう1面にはマンガの棚、中央にテーブル席2×3という店内。
麺の量は並盛りで300gである。以降、中盛り450g、大盛り600g、特盛り750g、大将1200g、元帥1800gと上がっていく。フードファイトのお店でもあるのだね。。。

券売機で基本メニューのミートソース(並盛り)640円を購入。
店員さんに食券を渡して、席に荷物を置き、セルフのウォーターサーバーに行くと調理場が見える。
さっそく炒めてます ( ̄m ̄) フフ…

焼き色の付いたスパゲッティの麺なんて、いまどきの人は見たこともないかもしれないが、これが昭和の標準。

喫茶店でアルバイトをしていた自分の経験から言うと、ゆでた麺にバターを絡めて冷蔵庫で一晩寝かせる(このお店は違うかもしれないけど)。それをフライパンで炒めると、ところどころ焦げたりして独特のもちっとした食感になるのだ。

ミートソースはひき肉たっぷり。並盛りでもガッツリ系の片鱗が垣間見えるという ( ̄ε ̄ ;
味付けは甘め濃いめで、いかにも男子向けという感じ。
おじさん的にはこの基本形で十分満足できる内容である。
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ちなみに立川でスパゲッティといえば、いまはなき第一デパートの「サンモリノ」を思い浮かべる人も多いと思うが、このお店、あながち無関係でもないようだ(こちらの記事参照)。

競馬という大人の世界にスパゲッティという子ども子どもした食べ物の組み合わせは、一見ミスマッチのようでもあるが、“昭和+男子”という根っこのところで深く結び付いていると感じたわけで…。

[DATA]
スパゲッティPiaPia ウィンズ立川店(ピアピア)
東京都立川市錦町1-3-6 ウィンズ立川A館1F
https://ameblo.jp/piapiahati/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Kz_H8cMjBQM
競馬のファンファーレとしても? 有名な‘Final’は11'16"~


武蔵野橋より
ご当地野菜の焼きたてピザ 【ミノールマルシェ】
2018.09.09
1カ月前の記事に「めぐりん小平」という小平市主催のスタンプラリーのことを書いてそれきりになっているが、実際、それっきりスタンプ1個も増えていない。
そりゃ、あの猛暑ですから。町めぐりなんて、下手したら命に関わる。
このイベントは11月4日までと長丁場なので、気候がよくなってからぼちぼち… と、悠長に構えているわけで。
さすがに涼しくなってきたので久々に歩こうかと話していたら、この週末、またまた暑いのだ。
歩きはやめて自転車でちょこっとめぐってみたが、結果的に熱中症寸前だった気がする。相方が…。
2日ほど調子崩してるし… (o ̄∇ ̄)o!! ガーン

気を取り直して…
自転車で走っているときに見つけて気になっていたピザ店「ミノールマルシェ」へ。
五日市街道の小金井橋と茜屋橋の間は玉川上水との並走区間で開発が進まず、商業施設がほとんどない。
その上水の側道を走っているとき、道の向かいに垂れ幕。
“2015年 第4回小平ご当地グルメコンテスト優勝”
ピザ店のものらしい。周りに店がないだけに、けっこう目に付く。
小平でピザという意外性、しかもこの立地で。
気になっていた、というのはそういった事情による。
例の垂れ幕やリヤカー屋台、ソフトクリームと店先はにぎやかだが,人けがない。
通りに面して窓口があり、どうやらテイクアウトがメインのようだ。
ここで食べられないのか…? と見て回ったところ、右手がオープンデッキになっていて、そちらがイートインコーナーのもよう。
窓口に戻って注文。
対応したのは、制服姿だが農家のおかあさん風がにじみ出ている、気のよさそうなおばさま。
“人気”のバジルトマトと“大人気”のミノールピザ。焼き時間はそれぞれ、25分、20~25分。サイズを聞くと、「男の人でSでちょうどいいくらい?」とおばさま。
ということで、各S、700円と750円を注文。

ドリンクは、相方はアイスコーヒー、僕は… コロナと言いたいところを自転車なのでグッとこらえてKIRINゼロイチ。

このオープンデッキが実に気持ちいい。
五日市街道に面していて交通量は多いが、それが全然気にならない。
道の向こうの玉川上水の並木とこちら側の農家の宅地林に囲まれている感じ。
まだまだ暑いが、目に秋を感じさせる空の高さ。
夏の名残の蚊取り線香。

ノンアルコールビール… (ノ_ _)ノ ガクッ
コロナにすればよかった… と、心底。

デッキの風が気持ちよく、25分の待ち時間はあっという間。
チーズたっぷりのピザが運ばれてきた。
チーズののびがよく熱々で、口の中にやけどをつくる。
上質なオリーブオイルを垂らすとさらに風味が増した。
数少ない通行人と信号待ちの車から不思議そうな視線。
こんなにおいしいのに、あまり知られていないと…?
ピザは家で作るものになっているから、外で食べたのは何年ぶりだろう。
家庭のオーブンでは出せない高温で一気に焼き上げた香ばしさがうれしい。
農家だけあって野菜がたっぷりなのもぜいたく。

スタンプ帳を見せて、ラリーで訪れたことを告げると、おばさまはうれしそうにスタンプを持ってきてくれた。
記録ずくめのこの夏のまだまだ続きのような強い日差しが照り付ける。
ちょっと無理をして訪れたピザ屋さんは、思いがけないおいしさだった。

[DATA]
ミノールマルシェ
東京都小平市回田町385-15
https://ameblo.jp/minor-marche/
https://twitter.com/minor_marche?lang=ja
[Today's recommendation]

https://youtu.be/zBFSI-x2ETY


1カ月前の記事に「めぐりん小平」という小平市主催のスタンプラリーのことを書いてそれきりになっているが、実際、それっきりスタンプ1個も増えていない。
そりゃ、あの猛暑ですから。町めぐりなんて、下手したら命に関わる。
このイベントは11月4日までと長丁場なので、気候がよくなってからぼちぼち… と、悠長に構えているわけで。
さすがに涼しくなってきたので久々に歩こうかと話していたら、この週末、またまた暑いのだ。
歩きはやめて自転車でちょこっとめぐってみたが、結果的に熱中症寸前だった気がする。相方が…。
2日ほど調子崩してるし… (o ̄∇ ̄)o!! ガーン

気を取り直して…
自転車で走っているときに見つけて気になっていたピザ店「ミノールマルシェ」へ。
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五日市街道の小金井橋と茜屋橋の間は玉川上水との並走区間で開発が進まず、商業施設がほとんどない。
その上水の側道を走っているとき、道の向かいに垂れ幕。
![]() | ![]() | ![]() |
“2015年 第4回小平ご当地グルメコンテスト優勝”
ピザ店のものらしい。周りに店がないだけに、けっこう目に付く。
小平でピザという意外性、しかもこの立地で。
気になっていた、というのはそういった事情による。
![]() | ![]() |
例の垂れ幕やリヤカー屋台、ソフトクリームと店先はにぎやかだが,人けがない。
通りに面して窓口があり、どうやらテイクアウトがメインのようだ。
ここで食べられないのか…? と見て回ったところ、右手がオープンデッキになっていて、そちらがイートインコーナーのもよう。
![]() | ![]() |
窓口に戻って注文。
対応したのは、制服姿だが農家のおかあさん風がにじみ出ている、気のよさそうなおばさま。
![]() | ![]() |
“人気”のバジルトマトと“大人気”のミノールピザ。焼き時間はそれぞれ、25分、20~25分。サイズを聞くと、「男の人でSでちょうどいいくらい?」とおばさま。
ということで、各S、700円と750円を注文。

ドリンクは、相方はアイスコーヒー、僕は… コロナと言いたいところを自転車なのでグッとこらえてKIRINゼロイチ。

このオープンデッキが実に気持ちいい。
五日市街道に面していて交通量は多いが、それが全然気にならない。
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道の向こうの玉川上水の並木とこちら側の農家の宅地林に囲まれている感じ。
まだまだ暑いが、目に秋を感じさせる空の高さ。
夏の名残の蚊取り線香。

ノンアルコールビール… (ノ_ _)ノ ガクッ
コロナにすればよかった… と、心底。

デッキの風が気持ちよく、25分の待ち時間はあっという間。
チーズたっぷりのピザが運ばれてきた。
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![]() | ![]() |
チーズののびがよく熱々で、口の中にやけどをつくる。
上質なオリーブオイルを垂らすとさらに風味が増した。
![]() | ![]() |
数少ない通行人と信号待ちの車から不思議そうな視線。
こんなにおいしいのに、あまり知られていないと…?
![]() | ![]() |
ピザは家で作るものになっているから、外で食べたのは何年ぶりだろう。
家庭のオーブンでは出せない高温で一気に焼き上げた香ばしさがうれしい。
農家だけあって野菜がたっぷりなのもぜいたく。

スタンプ帳を見せて、ラリーで訪れたことを告げると、おばさまはうれしそうにスタンプを持ってきてくれた。
記録ずくめのこの夏のまだまだ続きのような強い日差しが照り付ける。
ちょっと無理をして訪れたピザ屋さんは、思いがけないおいしさだった。

[DATA]
ミノールマルシェ
東京都小平市回田町385-15


[Today's recommendation]

https://youtu.be/zBFSI-x2ETY

