ここにも、半世紀の生き証人 【日乃出】
2018.09.03
このところちょっと多い“ブロ友さんおススメのお店”シリーズ。
西武多摩湖線一橋学園駅から東へ、小平団地方面へ向かうメイン通り。商店街のプレートには「東中央通り」と書いてある。
その中ほどにある「そば処 日乃出」。
このかいわいの古い貴重な情報を寄せてくださるツキさんオススメのお店だ。

実は昼ごはんのタイミングを外し3時近くになってしまい、もう開いてる店少ないし… とどうしてよいやら途方に暮れていると、前方に風にはためく“ライズ 生そばのれんN-111紺 / 白文字YNLQ501”が… という展開であったわけで。
お店の脇の砂利敷きのスペースに自転車を止め、紺ののれんをくぐる。
こぢんまりしたお店で、テーブル3卓(4人・4人・6人)と小上がり1卓(2人)。
目の前の壁に張ってある中華系の短冊が目に留まる。推薦人の推しは、たしかラーメンやタンメン。
中華部門最高値(いちばん右)の五目中華そば800円を注文。
おススメというより、短冊の達筆に負けた感じ (^ ^ ;)…

いわゆる五目中華はそば屋で食べるのが正しい――ということを以前書いている。
五目中華の一般的な具材といえば、かまぼこ、なると、伊達巻き、干しシイタケ、タケノコ、ホウレンソウ、etc. それをそのままかけそばにのせてみると… なんと江戸の伝統のおかめそばに早変わり。
そば屋でなじみの具材が五目中華の中軸をなす、と。
僕の座った位置の真ん前が厨房で、店主ご夫婦がワサワサとやっているのが見える。
なんかもめてる感じ。かまぼこをめぐって意見が対立しているようだが、それは僕のたべものに関わってくる問題なので、ちょっとハラハラ…。
おとうさんはずっと炒め物をしているが、五目中華に炒め物はイメージ的に結び付かないので、ちょっとドキドキ…。
はたして、ワタクシの思い描いている五目中華そばは出てくるのでしょうか (;^ ^ A ハラハラドキドキ…

やって来ました、五目中華。
炒め物の正体は野菜炒めであった。キャベツ、モヤシ、にんじん、青ネギ、豚肉と、この部分はタンメン的。
ほかの具は、チャーシュー、ゆで卵、ゆで豚肉、かまぼこ、なると、伊達巻き、キクラゲ、タケノコ、ワカメ…。たいへん具だくさんである。
で、僕のイメージする五目中華とは… えーと、こんなもんです \( ̄▽ ̄)V イエーイ!

「お客さん、いい自転車乗ってますね」とおかあさん。見慣れないものにはチェック機構が働くもよう。
隣町の隣町くらいから自転車で来た、この店のことを教えてくれる人がいて、と言ったらえらく感激されてしまった。
「長くやってきてよかったわ」(←大ごと ( ̄  ̄;)ムム…)

どれくらいやっているか聞いてみると、「52年」と返ってきた。
「昔はこのあたりももっとにぎやかだったんじゃないですか?」
「それが、ぜんぜんさびれてたのよ」とおかあさん。「ここの前は畑でその向こうは杉林。道は細くてでこぼこで。開発っていって、どうなるのかと思ったら全部家建っちゃったけど」

こういうお話は、誰かがちゃんと聞いてまとめておくべきなんじゃないか? 市役所とか図書館とか。
どれだけネットで検索しても出てこないような情報がいくらでも聞ける。もったいない。
「またお近くにお越しのときはお寄りくださいね」
はい。きっと。

[DATA]
日乃出
東京都小平市学園東町2-6-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/fd02pGJx0s0


このところちょっと多い“ブロ友さんおススメのお店”シリーズ。
西武多摩湖線一橋学園駅から東へ、小平団地方面へ向かうメイン通り。商店街のプレートには「東中央通り」と書いてある。
その中ほどにある「そば処 日乃出」。
このかいわいの古い貴重な情報を寄せてくださるツキさんオススメのお店だ。

実は昼ごはんのタイミングを外し3時近くになってしまい、もう開いてる店少ないし… とどうしてよいやら途方に暮れていると、前方に風にはためく“ライズ 生そばのれんN-111紺 / 白文字YNLQ501”が… という展開であったわけで。
お店の脇の砂利敷きのスペースに自転車を止め、紺ののれんをくぐる。
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こぢんまりしたお店で、テーブル3卓(4人・4人・6人)と小上がり1卓(2人)。
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目の前の壁に張ってある中華系の短冊が目に留まる。推薦人の推しは、たしかラーメンやタンメン。
中華部門最高値(いちばん右)の五目中華そば800円を注文。
おススメというより、短冊の達筆に負けた感じ (^ ^ ;)…

いわゆる五目中華はそば屋で食べるのが正しい――ということを以前書いている。
五目中華の一般的な具材といえば、かまぼこ、なると、伊達巻き、干しシイタケ、タケノコ、ホウレンソウ、etc. それをそのままかけそばにのせてみると… なんと江戸の伝統のおかめそばに早変わり。
そば屋でなじみの具材が五目中華の中軸をなす、と。
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僕の座った位置の真ん前が厨房で、店主ご夫婦がワサワサとやっているのが見える。
なんかもめてる感じ。かまぼこをめぐって意見が対立しているようだが、それは僕のたべものに関わってくる問題なので、ちょっとハラハラ…。
おとうさんはずっと炒め物をしているが、五目中華に炒め物はイメージ的に結び付かないので、ちょっとドキドキ…。
はたして、ワタクシの思い描いている五目中華そばは出てくるのでしょうか (;^ ^ A ハラハラドキドキ…

やって来ました、五目中華。
炒め物の正体は野菜炒めであった。キャベツ、モヤシ、にんじん、青ネギ、豚肉と、この部分はタンメン的。
ほかの具は、チャーシュー、ゆで卵、ゆで豚肉、かまぼこ、なると、伊達巻き、キクラゲ、タケノコ、ワカメ…。たいへん具だくさんである。
で、僕のイメージする五目中華とは… えーと、こんなもんです \( ̄▽ ̄)V イエーイ!

「お客さん、いい自転車乗ってますね」とおかあさん。見慣れないものにはチェック機構が働くもよう。
隣町の隣町くらいから自転車で来た、この店のことを教えてくれる人がいて、と言ったらえらく感激されてしまった。
「長くやってきてよかったわ」(←大ごと ( ̄  ̄;)ムム…)

どれくらいやっているか聞いてみると、「52年」と返ってきた。
「昔はこのあたりももっとにぎやかだったんじゃないですか?」
「それが、ぜんぜんさびれてたのよ」とおかあさん。「ここの前は畑でその向こうは杉林。道は細くてでこぼこで。開発っていって、どうなるのかと思ったら全部家建っちゃったけど」

こういうお話は、誰かがちゃんと聞いてまとめておくべきなんじゃないか? 市役所とか図書館とか。
どれだけネットで検索しても出てこないような情報がいくらでも聞ける。もったいない。
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「またお近くにお越しのときはお寄りくださいね」
はい。きっと。

[DATA]
日乃出
東京都小平市学園東町2-6-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/fd02pGJx0s0

