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スタンドカレーの懐かし度は? 【カレーショップC&C キラリナ京王吉祥寺店】

2020.03.19

 井の頭線吉祥寺駅ホーム下の駐輪場に自転車を置きアトレの連絡通路から北口に抜けようとしたら、キラリナ1階に「C&C」を発見。
なるほど、GPS的には同じような位置か。


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かつて「カレーショップC&C 吉祥寺店」は、井の頭線の改札を出て階段を2階まで下りた左手、つまり現在の「C&C」の真上あたりにあった。
ラーメン「おおむら」とその隣の「後楽そば」などと並び南口B級グルメの代表的存在であった。でも調べてみると1980年オープンと、吉祥寺に住み始めのころまだ出来たてだったのね… という意外な事実。
ターミナルエコーというかユザワヤというか京王吉祥寺駅ビルの解体に伴って2010年3月に閉店。2014年4月、キラリナの開業と同時に「カレーショップC&C キラリナ京王吉祥寺店」がオープンした。


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「C&C 吉祥寺店」はケータイショップのあたりにあった


――というようなことはもちろんあとで調べたわけだが、いろいろ懐かしくなってふらっと入ってしまいました。

左手の券売機で三元豚ロースかつカレー690円をポチッとな。
辛さを辛口にチェンジ。


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こんな頻繁に通る場所にあってオープンから6年も気づかずにいたのは、おじさんの視覚を素通りするオシャンティな外観と無関係ではないだろう。
ちなみに「C&C」の経営母体は京王グループのレストラン京王であり、府中駅前もそうだが、このように大規模再開発が行われても、京王電鉄の主要駅の店舗は優先的に存続されることになっている。たぶん。


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提供までに1~2分の超スピード。
昔のカレースタンドのカレーには、みんなこういう脂身がトロッとなった角切りの豚肉が入っていた。
ほかは具なしのサラッとしたカレーソースを想像したが、こちらはタマネギも形状を残しけっこうボディ感がある。


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ひと口食べると…… あ、あまぁ~い!!
タマネギなど野菜の糖分だけでここまで甘くはならんやろ、というキーンと脳天を直撃する甘さ。辛口にしたから辛いことは辛いが、それでも甘味に負ける。
懐かし指数ゼロといっていいかも。というか、いまどきの味といったらそうなんだけど。


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カツはどうか。
か、かたぁ… ヾ(・ε・。) コレコレ

でもまあ、昔のスタンドのカツカレーはこんな感じだったし、こっちは十分懐かしいわけで…。


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そもそもスタンドカレー懐かしいって時点で、こちとらB級でい! ってなもんで、揚げ置きとんかつによるスピード感も気の短いこちとらにはポジティブ要素になる場面もある、と。甘すぎるカレーは苦手だが。
物事の尺度は一つではないのだよ。


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[DATA]
カレーショップC&C キラリナ京王吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-1-25 キラリナ京王吉祥寺1F
http://www.curry-cc.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/LWz0JC7afNQ



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気温が上がれば、さすがに井の頭公園の人出は増える


システムはどうでもいいけど、コスパ抜群、味もよく! 【9秒カレー 所沢店】

2019.12.19

 清瀬付近を東へ移動中、雲行きがあやしいのでアメッシュを見てみると、朝の予報よりも北まで雨雲が広がってきているようだ。
雨を避けるべく北北西に転進。
目的地が決まっていないことがほとんどなため、こういう不規則行動をよくとるワタシ。
小金井街道~練馬所沢線を松郷交差点からそのまま県道126号所沢堀兼狭山線へ。


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ここは新しい道でおもしろいお店は期待できないからあまり通らないが、この先の交差点に「山田うどん」系の食堂が左右に2店、デーンと構えているのは覚えていた。
昼ごはんどうすっかな… と思っていると、背後に新興霊園が控える建設会社の殺風景な建物の一角にインパクトある看板が掛かっている。
「9秒カレー」


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はじめ弁当屋かと思ったが、よく見ると食堂のようだ。
どんなお店かは歴然。看板というか店名…? を見れば、誰もが9秒かからず理解できる。
その店名というかシステム…? の横の文字にビビッとくるものがある。
「500円(大盛無料)」
突発的に入店。


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ネットで調べると、フランチャイズ展開のようだが、詳細までは調べがつかなかった。


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牛丼屋や昔のカレースタンドのようなカウンターだけのつくりを想像したが、テーブル席がゆったり配置されている広めの店内。
もともと何用につくられた物件かわからないが、こういう業態の飲食店のための設計でないことは確か。


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券売機に説明書きがある。
「スタッフが食券を受け取ってから9秒で提供できなければ、お代をお返し致します」


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メニューは9秒カレーとからあげカレー、および各大盛りの4種類のみ。
一方にだけ“9秒”と付いているということは、唐揚げのほうには9秒ルールは適用されないということ…?
そりゃそうですよね? 唐揚げ作り置きとしても、温め直しは必要なわけだし。

で、大いに迷った末、9秒カレー(大盛)をポチッとな。


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受け渡し口でおねえさんに食券を渡す瞬間、ちょっと緊張(笑)。
相手に食券つかませておいてこっちも離さず、「チッチッチッ…、はい9秒!」とかやるオヤジ、いそうだなぁ… (;^_^ A


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(たぶん)9秒以内で提供されたカレーに福神漬けをここでトッピングして席へ。
牛丼屋のようなカレーかな…? と予想したが、はっきり言ってもっとおいしいです。


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辛さは少ないが香りのよいスパイスのバランスで、甘味の強いカレー。
具材はほぼ煮崩れているが肉率は高いようで、トロトロの豚脂身に何度も遭遇。


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量的には… えー、多すぎ ヾ(- -;)
いちおう潜入ルポ的に伝える義務感から(笑) 大盛りにしたが、いい年したおとうさんはおとなしく普通盛りにしましょう。


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帰路、ほかに9秒でいけるメニューにはどういうものがあるか考えてみて、立ち食いスタイルのかけそば・うどん、および牛丼のほかに思い付かなかったんだが、夕方、普段は見ないチャンネルのニュースを流していたら、4秒カツ丼というものをやっていて驚いた。
4秒カツ丼に驚いたというより、同じ日に同じ秒速メニューという偶然の一致に驚いた。


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[DATA]
9秒カレー 所沢店
埼玉県所沢市下新井1405-23





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/o5FPPoLqkCk


貴重な現存カレースタンド 【モンスナック】

2019.03.04

 新宿紀伊國屋書店といえばいまだに庄司薫の『ぼくの大好きな青髭』が思い出される。地方の高校生だった自分はこういう小説を読んでは東京での学生生活へのあこがれを募らせ、それが大学受験の大きなモチベーションとなった。困ったことに僕の読むこのテの小説は、たいてい主人公が東大生(作者が東大卒)であり、東京大学に籍を置いてこそそれらの体験が特別なものに映るのではないかと懐疑的に思うところなきにしもあらずだったが、おかげで高い目標意識につながったことは確かである。まるで自分が東大をめざしたかのような書き方だが(笑)。


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先日、久々に紀伊國屋を外から眺めて驚いた。
両脇のビルが取り壊され、紀伊國屋だけぽつんと取り残された感が漂っているのだ。

紀伊國屋ビルディングは2017年、東京都選定歴史的建造物に選定されている。これは東京都景観条例に基づき知事が選定するもので、規制ではないが“ゆるやかな保存”を基本とする。
一方、このほど発表された“旧耐震基準”に準拠して建設された建造物の耐震性調査結果によると、震度6強~7程度の揺れで倒壊する危険性が高いものは都内で156棟に上り、紀伊國屋ビルもそれに該当する。
景観上の重要性と建物の安全性をはかりにかければ、後者が優先されるべきは明らか。左右が空虚であると、ひとりぽつんと立つ姿はいかにも心もとない。


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紀伊國屋ビルは、書店はもとよりレコード・CDショップ、小劇場演劇のメッカ「紀伊國屋ホール」などを有し、若者の学問・文化・芸術活動を支えた。
そして忘れてならないのが地下飲食店街。

紀伊國屋は地下といわずビル全体、周囲の路地にまでカレーの匂いが漂っている。
地下飲食店街には昔から、(自分の知る限り)カレーショップが2店あり、匂いのもとと目されていた。そのうち「ニューながい」は2011年秋に閉店、あとには「クローブ」というやはりカレーショップが入ったが、昔ながらのカレーを提供するのは「モンスナック」1店のみとなった。


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そのへんの事情に関し、興味深い書き込みを見つけた。
込み入ったことにコメントする立場にないが、一連のツイートによれば、紀伊國屋ビルでいまも残る個人経営の飲食店は「モンスナック」のみ。
お店ホームページによれば「モンスナック」の創業は昭和39年と、紀伊國屋ビル竣工と同年である。


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店内はU字カウンターのみ(13席)。いまやめったに見られないカレースタンドの往年のスタイルを残す。
13時30分で半分ほどの客入り。


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注文は“本日のサービスメニュー”カツカレー900円→800円。
中国系? のおねえさんが「カツー」と、投げやり感たっぷりに奥の厨房に伝達。そしてそのカツカレーが3分ほどで出てくるところがすごい。


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こちらのカレーは“変わらぬ製法にこだわった元祖サラサラカレー”(HP)。
サラサラまたはシャバシャバと表現されるスープのようなカレーだが、いっときはやったスープカレーとは、なんか違う。シャバシャバしてるけどボディ感があるというか。


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甘味に加えて酸味が強いのが特徴。あの時代、カレーといえばポークカレーであり、トロトロの脂身はシャバカレー以上に懐かしい。
カツは厚みがあってスプーンではカットしづらいほど。サクサクの衣がシャバシャバの海を漂ううちにしっとりカレーを吸い取って、いい感じ。


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昭和の食堂めぐりは、年齢を重ねるごとにどこかに置き去りにしてきた大切なものを拾い集める旅のようなもの、かも…。


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――1969年7月20日の午前10時少し過ぎ、開店直後の新宿紀伊国屋のエスカレーター昇り口のわきのところで、ぼくは一体自分が第三者の目にはどんな若者にうつっているのかを初めはちょっと相当に気にしながら、激しい夏の陽ざしの中に突っ立っていた。というのもぼくは、洗いざらしの淡いブルーのダンガリーの上下に薄茶の細縁のサングラスをかけ(これは問題ないわけだ)、この春植木屋が縁の下に置き忘れていった古い麦わら帽子をかぶって素足に木のサンダルをつっかけ、薄鼠色になった古い昆虫網を小脇にかかえて、さらに(ここが重要なのだが)鼻の下にかなり立派な八の字型の髭をつけてあたりを睥睨(へいげい)していたのだ。(庄司薫『ぼくの大好きな青髭』より)


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[DATA]
モンスナック
東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊國屋ビルB1F
http://www.monsnack.com/





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/drvehnpp-94


1970’s~80’sそのままのたたずまいの… 【カレーショップ デリー】

2018.09.01

 西武池袋線秋津駅とJR武蔵野線新秋津駅は、両線の乗り換え利用を中心に、ともに乗降客数の多い駅である。
秋津駅の2017年度の1日平均乗降人員は81309人で、西武鉄道全92駅中9位。東村山市内の主要駅としては、東村山駅(49492人、19位)、久米川駅(32758人、29位)を大きく上回る(駅別乗降人員 2017年度版)。ちなみにJR新秋津駅は38860人で、西武鉄道では26位に相当する数字。
両駅間に連絡通路はなく、乗り換え客は街なかを通る。仮に新秋津駅乗降人員の半数を乗り換え客と見積もったとして、1日約2万人が両駅間約360mの狭い通りを行き来していることになる。それに地元買い物客等を加え、ここは商業激戦区。生き馬の目を抜く出店合戦が繰り広げられている。


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この乗り換え通路となっている商店街は西側が二手に分かれる。距離的に両ルートに変わりはないが、心理的近さ感のある北ルートを多くの人が通り、チェーン系飲食店や地元人気店が並ぶ。


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突き当りで二手に分かれる。左に「デリー」の看板


一方、南ルートは裏道感が漂い、古い個人店が残っていたりする。
その代表が「カレーショップ デリー」。


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「デリー」は秋津の名物的なお店だが、入るのはこれが初めて。


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われわれは一応地元民なのでここはよく通るしお店も普通に見続けてきたつもりだが、あらためて入り口を間近に見て驚かされる。格子ガラス戸の年季の入り方がただ事じゃない。
店内も同様で、古そうだとは思っていたが、予想以上に年季の入り方に趣がある。


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創業は1974年とのこと。
カウンターのみ7席の小さいお店で、年配のご婦人が切り盛りしている様子。


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そこが予想というかイメージと違っていて、僕は高齢のマスター像を勝手に思い描いていた。
そのように視点を変えて店内を眺めてみると、なるほど女性の細やかな感性とメンテナンス意識が、こういう文化財的空間の維持管理には欠かせないようにも思えてくる。
ケイトウの花が美しい。


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注文は、カツカレー950円(僕)、チキンカレー600円(相方)。
おばさまは注文を受けてから目の前のコンロで鍋を温め始める。小型の寸胴を2つ同時に火にかけているから、チキンとカツカレー用で別々のようだ。同時に奥の調理場でカツを揚げているもよう。
前もって福神漬け&ラッキョウのセット、ドレッシングやソース類と、順次用意が整っていく。


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こういったカレーショップは、学生時代はどこにでもあった。西早稲田の西門通りにあった店、新宿サブナードの店、吉祥寺のレンガ館地下なんかによく通った。
店内はまさに1970’s~80’sがそのままタイムカプセルに閉じ込められたかのような趣。
しかしそういった昔のファストフード的カレースタンドよりも、ちょっとていねいに作っている。


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チキンカレーは、S&Bカレーパウダーに少し小麦粉を使いました、というようなぽってり感があって、煮崩れた鶏肉とタマネギが全体に散らばっている。
スパイスの感じも控えめで昭和ナツカシイ味。


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カツカレーはサラダとワンプレートでの提供。
カツは大きなフライヤーを使う専門店式でなく、家庭的というような揚がり具合。カレーはチキンカレーと見た目が違うので、肉なしか…? サラダがフレッシュで好感度アップ!


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帰りしな、ガラス戸の内側の錠が目に留まる。
捻締(ねじしまり)錠というものだ。窓まわりがサッシに取って代わられて、古い家屋でも見かけなくなった。
あまりの懐かしさに写真を撮らせてもらっていると、「おかあさん、大切に使ってきてよかったね(笑)」と常連風のおばさん。
戸は閉めたほうがいいとか看板入れろのと構図の指示が飛んできて、ぎくしゃく。


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結局、どれもこれも逆光でうまく撮れていない(上右写真)。
おばさま方、すみませんでした (*_ _ )人…


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[DATA]
カレーショップ デリー
東京都東村山市秋津町5-12-1



[Today's recommendation]


https://youtu.be/0o4artO8zx8



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◆ 猫写真はこちら その1 その2



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ハギとオオカマキリ(東村山市秋津町)


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