知性派喫茶で意外な展開 【喫茶にじのまど】
2018.08.31
商店街のお店をいくつかオムニバスの写真で紹介している前の記事は、実はイントロダクションの役割を持たせてある。
その商店街とは、東村山の本町商店街。
本町都営住宅(久米川団地)と空堀川の間の低地に形成されたこの商店街のお店をこれまでいろいろ取り上げてきたが、飲食店としては本日紹介するのが最後の未掲載店ということになる(2018年8月末現在、居酒屋・スナックを除く)。
それが「喫茶にじのまど」。

「にじのまど」はおそらく本町商店街の中でもいろんな意味で屈指の優良店ではないかと思うが、それにもかかわらず掲載が遅くなったのはなぜか? 大トリにとっておいたわけではなく、ちゃんとした理由がある。
ごはんの量が少ないという印象があるから。(←ちゃんとした理由… ヽ(; ̄ー ̄)┌ フッ…)
何度か相方に「入ろうか?」と言われたが、そのつど「うーん… ちょっと今日はハラ減ってるから」が続いてしまい…。

そんなスチャラカな理由でいつまでも一つだけ残っているというのも気持ち悪いもので、本日昼ごはんどうしようとなったときに「にじのまど行く?」と言われ、すんなり「そだね」と応じたわけである。

以前、ここでカレーを食べたことがあって、そのときの「少ない」という印象をずっと引きずっている。
しかし、こういう喫茶店では、どうしてもカレーが食べたくなる。

お店の前はよく通るのでランチの看板はよく目にするが、そもそも喫茶店なので食事メニューは多いわけじゃないし、2人で入ったらカレーライスとハンバーグだろうなと決め込んでいた(以前もそうだった)。

お店に入って、実は1種類ではなかったメニュー表の“夏の限定メニュー”が目に留まる。
“五目冷やむぎ(きゅうりの甘酢漬けつき)700円”
いや、その下。
“麺二人前:プラス100円”
量が少ないかも… 問題が一気に解消した。
「喫茶にじのまど」とは…
――本を楽しみながら、いれたてのお茶でゆったりした心安らぐ時間を過ごせる空間を作りたい。そんな思いで出来たのが「喫茶にじのまど」です。(HPより)

お店の入り口やトイレはバリアフリーなつくり。柄の太いスプーンやフォークなどをそろえ、誰でも利用できる店づくりを心掛けているという。
お店の奥には、さまざまな本を3カ月ごとに特集を組んで展示する“本のギャラリー”が設けられている。現在、特集は「天守 ~城のシンボル~」(ブログ「まどのつぶやき」参照)。

本のギャラリー
言ってみれば知性派。
体育会系のノリで物事を推し量ってはいけない。
が…。
冷やむぎ来る。
見た目、重量感がすごい。箸をつけると、もっとすごい。周りの具の浮いた海の下は、全部麺… ( ̄□ ̄;)ガーン!!
伊豆 ・小笠原弧の火山島、たとえば西之島は、4000m級の山体を持つ海底火山の火口縁がわずかに海面上に現れた部分に相当するわけだが、そんな感じ(笑)。

麺は細く、僕の感覚では冷やむぎというより、そうめん。
ちなみに冷やむぎとそうめんの違いはJAS規格で定められており、冷やむぎは長径1.3mm以上1.7mm未満 、そうめんは長径1.3mm未満 。ただしこれは機械製法の場合で、手延べ干しめんでは1.7mm未満はどちらと称してもよい。(全国乾麺協同組合連合会HP)
具は、キュウリ、炒めたニンジン、マイタケと油揚げの煮つけ、モヤシ、ツナ、小口ネギ。
具は味の付いているものが多いので、うすくちの麺つゆとのバランスがよい。
ただ、突出して麺の量のバランスがよくなく…。上品で自然な味付けと具のバリエーションでなんとか食べきれるが、これはさすがに麺一人前が正しい。
乾麺500gくらい使ってるんじゃないだろうか? 冷やむぎにしろ、そうめんにしろ、うどんにしろ、ゆでた乾麺をこれほど食べたのは初めて。
量少ない… を理由に入りそびれていたお店で、最重量級のたべものに遭遇するとは思ってもみなかった。
世の中、何が起きるかわかったもんじゃないな…。
でもまあ、意外性はすごいが、プラス100円でこれはうれしいサービスには違いない。
もう一品はカレーライス。
こちらは知性派な優しい味わいでしたよー。

[DATA]
喫茶にじのまど
東京都東村山市本町4-13-5
http://www.nijimado.jp/
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=Wdqe1CbpqoI


商店街のお店をいくつかオムニバスの写真で紹介している前の記事は、実はイントロダクションの役割を持たせてある。
その商店街とは、東村山の本町商店街。
本町都営住宅(久米川団地)と空堀川の間の低地に形成されたこの商店街のお店をこれまでいろいろ取り上げてきたが、飲食店としては本日紹介するのが最後の未掲載店ということになる(2018年8月末現在、居酒屋・スナックを除く)。
それが「喫茶にじのまど」。

「にじのまど」はおそらく本町商店街の中でもいろんな意味で屈指の優良店ではないかと思うが、それにもかかわらず掲載が遅くなったのはなぜか? 大トリにとっておいたわけではなく、ちゃんとした理由がある。
ごはんの量が少ないという印象があるから。(←ちゃんとした理由… ヽ(; ̄ー ̄)┌ フッ…)
何度か相方に「入ろうか?」と言われたが、そのつど「うーん… ちょっと今日はハラ減ってるから」が続いてしまい…。

そんなスチャラカな理由でいつまでも一つだけ残っているというのも気持ち悪いもので、本日昼ごはんどうしようとなったときに「にじのまど行く?」と言われ、すんなり「そだね」と応じたわけである。

以前、ここでカレーを食べたことがあって、そのときの「少ない」という印象をずっと引きずっている。
しかし、こういう喫茶店では、どうしてもカレーが食べたくなる。

お店の前はよく通るのでランチの看板はよく目にするが、そもそも喫茶店なので食事メニューは多いわけじゃないし、2人で入ったらカレーライスとハンバーグだろうなと決め込んでいた(以前もそうだった)。

お店に入って、実は1種類ではなかったメニュー表の“夏の限定メニュー”が目に留まる。
“五目冷やむぎ(きゅうりの甘酢漬けつき)700円”
いや、その下。
“麺二人前:プラス100円”
量が少ないかも… 問題が一気に解消した。
![]() | ![]() |
「喫茶にじのまど」とは…
――本を楽しみながら、いれたてのお茶でゆったりした心安らぐ時間を過ごせる空間を作りたい。そんな思いで出来たのが「喫茶にじのまど」です。(HPより)

お店の入り口やトイレはバリアフリーなつくり。柄の太いスプーンやフォークなどをそろえ、誰でも利用できる店づくりを心掛けているという。
お店の奥には、さまざまな本を3カ月ごとに特集を組んで展示する“本のギャラリー”が設けられている。現在、特集は「天守 ~城のシンボル~」(ブログ「まどのつぶやき」参照)。

本のギャラリー
言ってみれば知性派。
体育会系のノリで物事を推し量ってはいけない。
が…。
![]() | ![]() |
冷やむぎ来る。
見た目、重量感がすごい。箸をつけると、もっとすごい。周りの具の浮いた海の下は、全部麺… ( ̄□ ̄;)ガーン!!
伊豆 ・小笠原弧の火山島、たとえば西之島は、4000m級の山体を持つ海底火山の火口縁がわずかに海面上に現れた部分に相当するわけだが、そんな感じ(笑)。

麺は細く、僕の感覚では冷やむぎというより、そうめん。
ちなみに冷やむぎとそうめんの違いはJAS規格で定められており、冷やむぎは長径1.3mm以上1.7mm未満 、そうめんは長径1.3mm未満 。ただしこれは機械製法の場合で、手延べ干しめんでは1.7mm未満はどちらと称してもよい。(全国乾麺協同組合連合会HP)
![]() | ![]() |
具は、キュウリ、炒めたニンジン、マイタケと油揚げの煮つけ、モヤシ、ツナ、小口ネギ。
具は味の付いているものが多いので、うすくちの麺つゆとのバランスがよい。
ただ、突出して麺の量のバランスがよくなく…。上品で自然な味付けと具のバリエーションでなんとか食べきれるが、これはさすがに麺一人前が正しい。
乾麺500gくらい使ってるんじゃないだろうか? 冷やむぎにしろ、そうめんにしろ、うどんにしろ、ゆでた乾麺をこれほど食べたのは初めて。
![]() | ![]() |
量少ない… を理由に入りそびれていたお店で、最重量級のたべものに遭遇するとは思ってもみなかった。
世の中、何が起きるかわかったもんじゃないな…。
でもまあ、意外性はすごいが、プラス100円でこれはうれしいサービスには違いない。
もう一品はカレーライス。
こちらは知性派な優しい味わいでしたよー。

[DATA]
喫茶にじのまど
東京都東村山市本町4-13-5
http://www.nijimado.jp/
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=Wdqe1CbpqoI

