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暑い夏に💦 【ホープ軒本舗】

2023.07.15

 自転車に乗ってふらふらしてたなと思うと、いつの間にか吉祥寺の街をさまよってるワタシ。
昔住んでいたので帰巣本能が働くのか、暑さ回避に冷房の効いた逃げ場の多そうな繁華街に引き寄せられるのか。


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気がつけば「ホープ軒」でラーメン食べてる。


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毎週のように繰り返されるパターン。
この記事はここ1カ月くらいのまとめであり、すべて最新の写真ではないことをお断りしておく。


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注文は毎回同じで、“ラーメン750円”と“大盛り無料”をポチッと。


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大盛り無料システムは最近導入された。
もともとデフォルトで量が多いため大盛りという注文を受け付けていなかったが、逆に量が多すぎるので少なめにしてくれという声も多かったと思われ、そっちに対応した… と推測している。

あるときホープ軒のラーメンをいつになくあっけなく食べ終え、こ、これは…!? と、そのへんの推理を働かせたのであった。


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多いのがデフォの古い客は“大盛り無料”をポツッとする。


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今日初めて気づいたんだが、隣のお客とその向こうのお客と、「替え玉」コールしてる。
大盛りよりそっちのほうが麺の状態はいいのかもしれないが、大盛り無料に対し替え玉+100円。
貧乏性の自分はそれを選択することはないであろう。


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クソ暑いときに食べたくなる食べ物の一つが、とんこつラーメン。
なぜかセットで館山の海が思い出される。


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食べ物の指向性に後天的要因の及ぼす影響は大きいと思うが、これなどはその一例。
生まれ育った東北の街にとんこつラーメンは存在しなかった。


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いま言ってることすべてが青春時代から進歩を見なかったりもする。
ラーメンは、そんな食べ物。


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[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]


https://youtu.be/u2bigf337aU?si=jz3J_pldRebLSuxp



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この困難な時代に… 【ホープ軒本舗】

2023.01.05

 今年最初のラーメンが「ホープ軒」で、2杯目も「ホープ軒」。
もちろん偶然だが、年のはじめの願掛けみたいになってるなぁ… と思いました。
新しい年に希望を託したい。


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千駄ヶ谷「ホープ軒」はスポーツイベントなど特別なときしか入ることはないが、吉祥寺「ホープ軒本舗」はごく日常の世界。
正月も5日ともなれば日常復帰モードで、入る動機も違ってくる。


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「ホープ軒本舗」は1935年創業。
戦後、貸し屋台業も始め、その中から独立したお店の一つが「千駄ヶ谷ホープ軒」である。


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券売機で中華そば(850円)をポチッとな。
ついでに大盛り(無料)をポチッと。

無料なら食券いらないのでは…? と思ってしまうが、これには深いワケが…?


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こちらはもともとデフォルトで大盛りレベルの量で、“もともと多いので大盛りはございません”というスタンスだった。
しかし年配女性ファンも多かったりで、「麺少なめ」と頼む客も少なくなかった。
そこで、少なめをデフォとして、以前どおりの量を食べたい人に申告してもらうシステムにしてみてはどうか、原材料価格の高騰もあることだし… となった。
そこで、あえて“大盛り”というボタンをつくって注意を促すことにした。

以上、推測だが。


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そんなに食べられないという人にも入りやすく、昔どおりガッツリ食べたい人には無料で配慮し、お店サイドとしては原材料費を抑えられ、社会的にはフードロス削減につながる。
三方一両損ならぬ、四方得。
この困難な時代、目からウロコ的な改革といえよう。


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前回その変化に気づかず、「ん? 量減った?」となったワタクシ。
ホープ軒の量はあれくらいと刷り込まれているわけで、物足りなさが残った。
で、“大盛り 無料”をポチッと。


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ホープ軒のラーメンの麺量はやはりこれくらい。
黄金比だと思いました。


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[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]


https://youtu.be/IPXIgEAGe4U



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逆境のもと… 【ホープ軒本舗】

2022.07.06

 前記事の続きじゃないが、新小金井街道を越えてしばらく走ると…

という書き出しだと1日に2杯も3杯もラーメン食べたような錯覚に陥って面白いから、続けます(笑)。

…新小金井街道を越えてしばらく走ると武蔵野市に入る。
猛暑でなまった身体をしばく目的の自転車乗りで、最初の目標設定が武蔵野市吉祥寺。


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夜間、台風4号崩れの低気圧による雨が予想されていたが、低気圧の進路が予想より南にずれ関東陸地にまとまった雨雲はかからなかったため、降雨による冷却効果が得られず、異常に蒸し暑いまま。
ちょっと日が差しただけで暑さマックスで、自転車で出かけていることを後悔させられたりもする。


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吉祥寺にも人気ラーメン店はいろいろあるが、ざっと見た感じ、どちらも客入りがよろしくないようで。
人出も普段より少なく、ストレートに猛暑の影響と思われるが…。


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吉祥寺といえば「ホープ軒」。


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中華そば750円をポチッとな。


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で、いつものように食べて、食べ終わって、なんかあっけない。
麺の量、減った…?


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あとでメニュー看板を見ると“大盛り無料”というのがある。
以前は、“もともと量が多いので大盛りはありません”というスタンスだったので、デフォルトの量を減らしたものと思われる。


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あっけないと書いたが、逆にいえば毎回けっこう苦労していて、そこまで要らないのでこれくらいの量でちょうどいいかも。
小麦価格の高騰などと無関係ではないと思うが、食品ロス削減のためにも大事な取り組みだと思う。
伸びやすい麺でもあるので、よい状態のまま食べ終われて、むしろ好印象とも。


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ときに、12:45という普通は混んでいて入れないような時間帯。
たまたますいているから入ったが、食べている間にさらにお客が引けていき、最後は自分1人という信じ難い状況に。
これもおそらく猛暑の影響。


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異常気象はたまたまだが、それにしてもコロナ以降のこの悪循環は何なんだろう。


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たぶん初めて目にする客ゼロの「ホープ軒本舗」


[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/EaCHGqyD45E



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ノカンゾウ / 玉川上水


3度目の春に… 【ホープ軒本舗】

2022.03.01

 3週間前に新調したばかりの眼鏡のフレームが妙な形にゆがんでいる。
落としたりぶつけたりした覚えはないが、いろいろ考えてみると思い当たるフシがある。
明け方、猫たちが布団の周りを走り回るようになった。枕元に置いてある眼鏡をけっとばしていてもおかしくない。

調整してもらいに出かけた眼鏡屋さんのある吉祥寺の街はたいへんな人出だった。
平日だからと油断していたが、大学生はとっくに春休みに入っている。いつにもまして若い人が多い印象。


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猫も若者も春の訪れを感じている。
いまからこんな感じで、花見の時期に抑えが利くだろうか?

弱毒株オミクロンの感染拡大で集団免疫が獲得されパンデミックが収束するという楽観論が世界中で広まっている。実際、オミクロン感染でつくられた抗体がデルタ株に対しても有効である可能性があるとする研究結果が発表されていたりもする。
しかし次にどんな変異株が出現するか誰にもわからない。
楽観論はまだ早い、とは思うが…。


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昼ごはんは「ホープ軒本舗」。
こっちの抑えはとっくに利いていないという。自分的に。
コロナ禍2度目のホープ軒。


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思った以上に混んでいたが、タイミングよく端っこの席が空いた。
券売機で中華そばをポチッとな。


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ご存知“背脂豚骨醤油の始祖”。
いまの基準ではあっさり系とんこつとなるだろうか、マイルドなスープが懐かしうまい。


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やわめの縮れ麺に、硬めでかみしめると肉のよい香りが広がる昔風のチャーシュー。


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途中で唐辛子調味料「唐華」を投入して味を変える。


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ラーメン食べただけで浮ついた気持ちになるのは陽気のせいもあるだろう。
コロナ禍3度目の春。
はたして、抑えが利くだろうか…? (ー‘`ー; )


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[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/YzIICDPf_VU


吉祥寺解禁? 【ホープ軒本舗】

2021.09.27

 観光コンサートも解禁の方向で動いている。
繁華街もいいのではないかと。
なにも新宿や渋谷に遊びに行こうというわけじゃない。吉祥寺にごはん食べに行くだけだ。


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たかが吉祥寺。武蔵野市吉祥寺。
都下ですよ、都下。
わしら東村山あたりの仲間だ。(←迷惑だろうなぁ、吉祥寺的には (^▽^;)


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新しい生活様式におけるいろんな新展開はポジティブに捉えているが、以前の生活で取り戻したい部分も多々あるわけで。


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ときどき書いているが、学生時代に吉祥寺に住んでいて、いまだにホーム意識がある。
思い出深いお店で最近(ブログ開始後)入れていないところも少なくなく、ぼちぼち訪問していきたいと考えていた矢先のコロナだったりする。


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で、吉祥寺解禁となれば、しょっぱなはやっぱり「ホープ軒本舗」。
1938年創業の吉祥寺の象徴的存在である。


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吉祥寺の老舗というだけでなく、こちらは“東京背脂豚骨醤油の始祖”を標榜する。
この系統のおおもとなのだ。


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調べてみると2018年12月以来。
コロナの空白が1年半あるとしても、ずいぶん空いたものだと自分でもびっくり。


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いつものとおり中華そばをポチッとな。


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というか、こちらは中華そばとチャーシューメンしかない昔かたぎの専門店。
…と思っていたら、“期間限定まぜそば”のボタンが。これにはびっくり。
やっぱりコロナの影響による新機軸とか…?


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昔からこんなスープだったので疑問に思ったこともないが、背脂豚骨醤油の始祖というわりには背脂感は強くない。
いまどきの基準なら、あっさりとんこつということになるだろうか。


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量が多いわりにもたもたしてるとすぐへたる、考えなし感の強い細縮れ麺が懐かしい。

「ホープ軒」に“懐かしい”という感想に、またまたびっくり。
いっときは月イチペースで食べていたんだから。


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少しずつ日常を取り戻していければ…。


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[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/SZFza__l-5s



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アップグレードを続ける吉祥寺最古参 【ホープ軒本舗】

2018.12.13

 このところ2本ほど掲載している青春探訪シリーズとやらじゃないが、吉祥寺の「ホープ軒本舗」も相当古い付き合いになる。
最初に入ったのが1982~83年ころ。現在地に移転する前のことで、いまより70~80m駅寄り、再開発でバスターミナルになった一帯の三菱UFJ銀行と駅の間あたりに店舗があった。
そこにはおそらく2~3回しか入っていないので、おぼろげな記憶しか残っていない。


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移転後初めて入ったのは、たしか中野に住んでいた1986~87年のこと。
その後、神奈川県民時代の10年ほどの空白を経て、いまの土地に移り住んでから頻繁に通うようになった。
そこから数えても20年以上ということになる。


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今回、調べてみると11カ月ぶり。
またずいぶん空いてしまったが、来てみると驚くべき変化が起きていた。
入り口左手に券売機が置いてあるではないか ∑( ̄Д ̄;) ナ、ナント…!!


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吉祥寺ホープ軒といえば前金制。注文と同時に(あるいは、ややあって)、自主的に(あるいは促されて)カウンター内の最寄りの店員さんにキャッシュで支払うシステムだった。
長く続いた産業革命以前の時代から一足飛びのオートメーション化は、IoT×AI革命に匹敵するインパクトがある… σ( ̄、 ̄=) ワケナイカ…


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券売機が苦手な僕にも、この店はバリエーションが少ないので問題なし。
売れ筋商品の大きいボタンが4つ、トッピングなど小さいボタンが12しかない。


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食券制に移行して値上げを心配したが、少なくとも2年くらい前と変わっていない。
中華そば650円ともやし100円をポチッとな。


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店員の若いおねえさんはこの店では異色なタイプだが、もうだいぶ長いし、見れば調理担当に出世しているではないか。
マイルド系とんこつラーメンの味は変わらない… かというとそうでもなく、この20年の間にも微妙な変化を続けているような気がする。


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途中、唐辛子調味料「唐華」を投入するのが鉄則。
そういえば唐華の容器も最近、スプーンですくう式から振りかけ式に変わっている。


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この店はここ5年ほどでずいぶん変わった。
5年前まで入り口に戸すら立っていなかった。
1938年創業の最古参も、老舗にあぐらをかいていては、生き馬の目を抜く吉祥寺を生き抜くことはできない。


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[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]

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Now tell mi something. Mistah government. Tell mi something.
https://www.youtube.com/watch?v=WtVkLVOP9cU


豚骨しょうゆの元祖的な 【ホープ軒本舗】

2018.01.15

 吉祥寺の老舗ラーメン店「ホープ軒本舗」は、われわれの世代にとっては東京を代表するラーメン店の一つ。
東京とんこつしょうゆラーメンの元祖であり、各ホープ軒はじめ、恵比寿の「らーめん香月」、堀切菖蒲園「らーめん弁慶」、環七「土佐っ子ラーメン」など伝説のツワモノたちの総本山的存在だ。


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一部のサイトに、(前身のホームラン軒撤退後)1978年にホープ軒本舗として“いまの場所で”営業再開という情報があるが、それは間違い。
僕自身、1980年代前半に、いまとは違う場所で営業していたホープ軒で何度か食べている。

その証拠に、こちらのサイトに1982(昭和57)年のホープ軒の写真が載っている。
82年といえばまさに自分が吉祥寺に住んでいた時期と重なる。おっちゃんの後ろ歩いてるの、オレじゃね?(笑)
👇 これと比べれば、明らかに違う場所であることがわかる。


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当時はサンロード入り口を挟んでハモニカ横丁の反対側にも闇市の名残が広がっていて、ホープ軒はそこで営業していた。
いまの三菱東京UFJ銀行と駅の間。1986年に完成した駅前広場整備事業に伴い、ホープ軒は現在地に移転した。
上のサイトの82年の写真は、いまであれば 👇 このアングルが近いんじゃないかな。


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僕らはその後しばらく縁遠くなったが、20年ほど前にいまの町に引っ越してきてまた吉祥寺に行きやすくなり、昔なじみの店を巡り始めた。ホープ軒には一時、月イチペースで通っていた。


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ところがブログなどで去年の動向をチェックしてみると、1回しか行っていない。
不義理はよくないな。
ただし、一度意識に上れば、この系統は中毒性が強いので食べずには収まらない、という因果のめぐりになっている。


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2時ちょうどの来店。
この時間ならそれほど混まない。混む時間帯でも回転が速いので、入りにくいイメージはない。
「もやし」と注文。
中華そば650円+もやし増量100円という意味。
昔と比べて味が濃くなってる気がしていて、大量のもやしで薄まることで個人的にはちょうどいい味になるということで、この組み合わせがいちばん多い。
前金システムなので、このタイミングでお支払い。


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しばらく来ない間に唐辛子調味料「唐華」の容器が変わった。スプーンですくう式から振りかけ式に変わっているが、僕はトシのせいかよく手が震えるので(笑)使いやすくなった。


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それと、軟めの縮れ麺、こんなに細かったかな…?
チャーシューは変わらず、しっかりした歯応えで、かみしめると肉のよい香りが広がる昔のチャーシューの味。


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近年、上書きを重ねているので、懐かしいという感じはしない。
でも、共通理解的に古くさく昭和的であることには違いない。


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[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]


https://youtu.be/omYKI8RJaIg



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ホープといえば吉祥寺 【ホープ軒本舗】

2017.04.04

 吉祥寺の「ホープ軒」はかつていちばん頻繁に通っていたラーメン屋だ。
運動不足解消と称して用もないのに自転車で吉祥寺あたりまでフラフラ出かけ、それが昼時だったらそのへんで食事を済ませる。
そのころホープ軒は月イチくらいの頻度で行っていたと思う。


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昼にホープ軒だと、夜、必ず妻に当てられた。
「ホープ軒食べたでしょう」
ここのスープは思っている以上にニンニクが効いているらしい。

それを指摘されるようになってから、ホープ軒には、用事を全部済ませてもう帰るだけという段になって入るようにしている。吉祥寺のショップなんぞでとんこつニンニク臭まき散らした日には通報されかねない。

そうすると今度は「ダンディゾン」の袋を抱えてとんこつラーメンをすするというようなちぐはぐな姿になる。こうみえてもおじさん、パンには少しうるさい。


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まあ、そういうミスマッチも吉祥寺っぽいといえばそうなんだが。
実際、この店にはバリバリのキャリアOL風が1人で食べに来てたりする。そういう人は僕より食べるのが速かったりする。いかにも才気煥発そうで、思わずあとずさる。


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中華そば650円。
年をとったら味が濃く感じられるようになり、ちょっと薄まるモヤシ増がちょうどよくなった。ただ、モヤシの量がすごくて食べ疲れするので、このところまた中華そば単独に戻っている。今日、あとから隣に座ったわしより年いってそうなおっさんが「味濃いめ」って、なんだかな…。
昔の風味のチャーシューが好きだ。途中で唐華(唐辛子)を入れて味の変化を楽しむのが鉄則。


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ずいぶん久々だと思ってあとで手帳を見たら、実に10カ月ぶりなのであった。
最近、行く店の数が急激に増え、そうすると必然的に遠方ほど機会が減ってしまう。何か自分が薄情者みたいであまりいい気はしない。
その一方で、近場の良店をたくさん知ると、こういう古いなじみでも前とは違った顔に見えてくる。桜の季節は何とはなしに気持ちがざわつく。


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[DATA]
ホープ軒本舗
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-12





[Today's recommendation]


https://youtu.be/81IcfKPp97M


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