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昭和的B級メニュー! 【じゃがいも】

2023.03.16

 地元・東村山の情報が最近少ない… とお思いの地元民の方もいらっしゃるかもしれない。
直近1年ほどをざっと調べてみると、東村山ネタは1割ほどと、たしかに少ない。
なぜなのか、そんな心の内に分け入ってみよう。(←松重豊 調で)

ブログタイトルが示すように、やがて失われるであろう、というかすでに失われつつある古きよき時代の一側面を記録に残す… とかいうおこがましい考えが、当初あったように思う。
ブログ開設から6年。この間も多くの店が看板を下ろした。
柄にもなく送り人のような記事を書いたりもした。
そういう位置取りは精神的にコタエるということが、徐々にわかってきた。

――以上、謎の前フリ終了。


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元久米川町民にとって「ますや」とともに心のよりどころ、洋食&弁当「じゃがいも」。


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最近、不規則な休みが多く、4日前の記事も「じゃがいも」休みからの「ますや」… という流れだった。
行ってみて、常と変わらぬ幟や暖簾のはためく様子に安堵。


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長く使わせてもらっているわりに僕の注文は偏っている。
Instagramに「カツカレーと味噌ラーメンと唐揚げ定食でローテーション」と書いているようでは、さすがによろしくないので、今日は違うものを頼もう。

「ご注文は?」
「えーと、唐揚げ定食」(〃 ̄ω ̄〃ゞ


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断っておくが、こちらは品ぞろえ豊富で何を食べてもちゃんとおいしい。
このような偏食はワタクシ側の事情にほかならない。


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相方の自由な精神は「カレーピラフとチキン」。
これがかなり面白かった。


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カレーピラフに鶏もも肉の丸ごと唐揚げをのせ、上からカレーをかけてある。
ピラフの具には赤ウインナー。付け合せは福神漬け。
意欲的洋食メニューでありながら、決してB級路線を逸脱することがない。


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そんな昭和的メニューが実はいっぱいある。
“一側面を記録に残す”つもりであれば、そういうのを食べないと。


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[DATA]
じゃがいも
東京都東村山市久米川町4-39-26





[Today's recommendation]


https://youtu.be/vDn4tf0-CpI



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東村山市本町


半世紀の時を超え 【ファミリーレストラン 丸広百貨店川越店】

2023.01.08

 しばらく車を動かしていなかったからバッテリーが不安というのもあって、近場に出かけることにした。
いつものように言いだしが遅いので近場といってもごく近場、川越へ。
人気の寺社の多い川越は正月、大混雑となる。
しかし松も明けていることだし、混むといっても大したことはあるまい。

出だしが遅かったので川越到着は11時近くになり、いつも車を止める「あぐれっしゅ川越」横の観光用共同駐車場は満車… どころか入り切らない車であふれており、この時点で不穏な空気が漂っている。
スマホ情報で偶然見つけた駐車場に止め、そこから近い氷川神社にまずお参りしようということになった。

で、行ってみると…。
やはりというか、人も車も混雑を極めていたのでありました ( ̄▽ ̄;)!! ガーン


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川越氷川神社


おそらくどこもこんな感じだろうから、お参りは無理。
もう昼ごはん食べて帰ろう(笑)。
しかしそれだって、ちゃんと食べようと思ったら行列不可避っぽい。
うーん、困った…。


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時の鐘


そこで思い出したのが、歴史の街・川越とはひと味違ったもう一つの川越の顔。

(前フリ終了 (; ̄。 ̄Aフゥ…)


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大正浪漫夢通り


川越の中心街はざっくり、県道15号川越日高線を境に、北の観光地(一番街・喜多院・川越城)エリアと、南の繁華街(クレアモール・川越駅・本川越駅)エリアに分けられる。
観光の中心“大正浪漫夢通り”は繁華街側では“クレアモール”というありきたりなショッピングストリートに姿を変える。
観光地側から普段あまり用事のない繁華街エリアへ“脱出”しようというわけだ。


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クレアモールの中ほどに位置する「丸広百貨店川越店」。
1957年開店の老舗百貨店で、川越市唯一のデパートである。


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こちらの売り… というか知る人ぞ知る名物が、デパート大食堂。
いまやデパート自体が希少な存在になりつつあるが、デパート食堂はまさに絶滅危惧種である。


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6階が飲食店街で、そのいちばん奥にあるのがデパート大食堂「ファミリーレストラン」。
どうです、このネーミングセンス ( ̄▽ ̄)b

差し渡し5メートルはあろうかというショーケース。
そこにはよいこの夢と希望が詰まっている。


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デパート食堂は子どものころ親に連れていってもらった記憶しか残っていない。
せいぜい小学校低学年までで、成長してからは入らなくなった。コッパズカシくて。
実に半世紀ぶり… ということになろうか。


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メニューは和洋中とそろうが、デパート食堂の定番ナポリタンが見当たらないのが、ちょっと残念。

一方、デパート食堂といえばお子様ランチだが、“キッズメニュー〈小学生まで〉小学生までのお客様以外もご注文いただけます(+200円)”とある。
これは気になる… が、さすがに頼む勇気はないなぁ(笑)。


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注文は、無難なところでカツカレーと中華丼。


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広い空間に席がゆったり配置されくつろげる。
窓際の席からは秩父連山が見渡せる。


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カツカレーはお約束のソースポットで♪


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まずその匂いが懐かしい。
おうちのカレーではない“よそ行き”の匂い。
外食といえばよそ行きであり、デパートがよそ行きのワンダーランドだった時代の匂いがする。


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中華丼は具だくさんでボリュームもある。
ハクサイ、ホウレンソウ、ニンジン、サヤエンドウ、グリーンピース、タケノコ、キクラゲ、ベビーコーン、豚肉、エビ、ウズラの卵…。


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母親はよく、フンパツして五目中華そばを食べさせたがった。
山海の具材たっぷりの中華料理は当時、ぜいたくな食べ物だったのだ。


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小江戸&大正浪漫の街・川越のもう一つの魅力。
昭和レトロがあふれてる。


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※許可をいただいて撮影


[DATA]
ファミリーレストラン 丸広百貨店川越店
埼玉県川越市新富町2-6-1 丸広百貨店川越店6F





[Today's recommendation]


https://youtu.be/sfiuaOWjEkI



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築地で洋食 【東都グリル 築地魚河岸店】

2022.12.22

 前記事の続きで、築地場外市場。

数日前のテレビニュースで年の瀬の様子を伝えており、行ってみたくなった。
混雑を避けるためと称して年末詣をしている前記事と真逆のことを書くようだが、年の瀬の賑わいが好きだ。というか、“市”が好き。
べったら市、花園神社の酉の市、歳の市…。
思うに、苦手なのは人混みではなく、行列。


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13時15分、現地で待ち合わせ。
先に着いていた相方から「外人含む観光客だらけでげんなり」とLINE。
実際、そのとおりだった。


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築地場外の位置を正確に把握していなかったが、行ってみると、昔、友人のNWKさんと来たことあったなぁ… と。すし食べたかもしれないなぁ。
あれは何だったんだ? ( ̄∇ ̄; アリャ?


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もともと中央市場周辺の水産物商街という成り立ちから、安くていいものを商っていそうなイメージだが、決して安くない。
食べ物屋にしても、名物? 海鮮丼はどこもバカ高かったり、立ち食い寿司などと形こそやっちゃばスタイルだが扱うネタはマグロとサーモンメインとモノ的にもアレだったり。
外国人と子ども相手の観光地という印象を拭えず、歳の市の要素は希薄なのであった。


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人混みに押し出されるように行き着いたのが「築地魚河岸」。
海産物店などが入居する施設で、すいていたので緊急避難的に逃げ込んだ感じで(笑)。


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ここの3Fはフードコートになっているもよう。


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出かける前にネットでチェックしてあった名前が店舗一覧に並んでいる。
もちろん本店ではない簡易版だろうけど、見るだけ見てみようか。


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※「築地魚河岸」は1Fは撮影禁止、3Fフードコートも店ごとに対応が違っていそうなので、撮影は都度確認したほうがよさそうです


フードコート内も意外にすいている。
奥には“ゆったり席”という個室的な席もある。


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1時半を回っていることだし、もうここでいいかぁ… となったのでありました ( ̄- ̄;)ンー


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築地ですし… は、ありきたりというか、いまひとつ惹かれるものがない。
有名チェーンのおおもとだったりして、イロモノめいた浮薄なイメージもあり。


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築地は東京における西洋レストラン発祥の地といわれ、洋食の歴史も深いらしい。
フードコートではあるが、ここはひとつ通っぽく(笑)洋食ということで、「小田保」と「東都グリル」に二手に分かれて買いに行く。
が、小田保はご飯終了で料理単品のみとのことで、結局東都グリルで2品になった。


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頼んだのはオムライスとミックスフライ定食。


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見た目も大事なオムライス。
ケチャップのかけ方にひと手間かけた感じがあって、いいね👍


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鶏肉は入っていなかったと思うので、チキンライスではなくケチャップライス? にはタマネギとピーマン、ベーコンが少々。
卵はほどよく火が通ったふんわりした仕上がり。


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ミックスフライ定食は、エビ、アジ、ホタテ、マグロ×2。
普通ならヒレカツやメンチカツとなりそうなところ、マグロ・マグロと、さすが築地というオール魚介のラインアップ。


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みそ汁やお新香こそショボいが、メインのフライはさすがに仲買人御用達的な?
ネタの鮮度がよく、フードコートのレベルではないなと感じる。


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タルタルソースや付け合わせのナポリタンもノスタルジックでよい。
1963年創業という本店にも興味が湧くというもの。


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食べ終わって、ふとスマホで調べてみると「東都グリル」本店はすぐ近くのようなので、見に行ってみた。


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地下のお店で店内の様子はわからないが、入り口のショーケースなど、非常にいい雰囲気。
場外の外れというような位置で、もしかしたら昼どきでも並ばずに入れたんじゃないかと、少しもやもやとなった。

(つづく)


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[DATA]
東都グリル 築地魚河岸店
東京都中央区築地6-26-1 築地魚河岸 小田原橋棟3F
https://www.tsukiji.or.jp/shoplist/cat-d/cat-14/531/
https://twitter.com/totogrill2kiji





[Today's recommendation]


https://youtu.be/m-M1AtrxztU



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次号予告


青春探訪シリーズ 【キッチンブン】

2022.12.01

 前記事の続きというか時系列ではこっちが先だが、不定期連載“青春を懐かしがる”シリーズ「花蓮」「大王ラーメン」などを参照ください)

街歩きが好きで都心を歩きたいが、日曜だと人が多くコロナ禍でほとんど出かけられずにいる。平日の午後ならどうか… ということになった。
比較的調整の利く木曜日、地下鉄東西線の早稲田駅で待ち合わせ。


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が、予報が外れて雨がぱらついている。
まず昼ごはんかな。食べてるうちにやむかもしれないし。


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早大正門と大隈講堂の間を通って都電早稲田駅に向かうカギ道の商店街・大隈通り。


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昔から大学の周りは飲食店だらけだったが、人によって出没エリアは決まっており、僕はこの大隈通りが多かった。いまはすっかり寂れ、昔の店も残っていない。


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寂れた商店街で唯一? 順番待ちができている「キッチンブン」(奥左側)


…と思っていたんだが、いちばん多く入った洋食店が残っているらしいことに最近気づいた。


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なぜ最近まで気づかなかったかというと、そもそもめったに行くことのない場所というのもあるが、店舗が建て替えられていたうえ、困ったことに店名を覚えていなかったから r( ̄_ ̄;)


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左の赤い庇テントが「ボンマルシェ」。2006年に閉店しているが店舗はそのまま残っているので、位置関係が把握できる


店名は忘れても有名店「ボンマルシェ」の隣という場所は覚えており、数年前に通りかかったとき、その位置の店に“オープン40周年”みたいな張り紙がしてあった。
その場所で40年なら間違いないのである。


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当時は鉄板焼きみたいなのばかり食べていたような気がするが、ちょっと調べているときに見つけたハンバーグスパゲッティーというものがビジュアル的にあまりにも魅力的で、それを頼む。
もう1品はポークソテー。


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当時のエピソードを一つ――

タモリのマドンナは吉永小百合かもしれないが、僕らの時代は石井めぐみだった。
“トミーとマツ”で人気絶頂の女優 石井めぐみさんをキャンパスで見かけたことがあるが、当時の男子は声をかけるでもなくただ後ろをぞろぞろと(笑)。やがて見失い、「やれやれ、メシでも食いに行くかー」と適当に入ったお店に、彼女はいた。
その店というのが「キッチンブン」。
小さい店なのでさすがに緊張したものだ (・Θ・;)アセ


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ハンバーグスパゲッティーは、ナポリタンの上にハンバーグがのったもの。
カリオストロの例のアレを思わせるビジュアルが、たまりません。


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ナポリタンの麺自体は細めのパスタで、モチモチというよりパツパツ。
ゆで上げかもしれず、喫茶店系B級グルメとは一線を画す感じ。


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しかしソースはしっかり甘いケチャップ味で、ちゃんと昭和してる。
ハンバーグはなんかいろんなことが思い出せそうな懐かしいお味でした。


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ポークソテーは熱々の鉄板にソースがじゅうじゅうになって出てきた。みるみる端から焦げて立ち上る香りがいい。
ナポリタンとは違ってすっきりめのドミグラスソースだ。


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「ずっとここでやられてます?」と、いちおう聞いてみた。
「はい。やってますよ、43年」とお店の奥さん。


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ご近所のおばちゃん風のお客とずっとおしゃべりしてて、“黙食”はどうなった!? と突っ込みたくなるくらい話し好きな方のよう。
学生風にも元学生風にも満遍なく声をかけている。
そんなお店。


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「1980年ごろ、よく入ってました」
「それじゃ、ほんと最初のころね」と奥さん。「あのころはみんな若かったよね」
「はは…」と、なぜかウケてる厨房のご主人。


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そりゃ、そっくり40年分スライドしてきているわけだから。
まだ若いつもりでいてもこういう場所に来るとごまかしが利かないことを思い知らされた、青春探訪。


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結局、しとしと雨は降り続き、散策は諦め神田川から甘泉園・水稲荷神社(前記事)を通って早稲田通りに上り、そのまま高田馬場駅へ


[DATA]
キッチンブン
東京都新宿区西早稲田1-8-20





[Today's recommendation]


https://youtu.be/1A0-2dfil88



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洋食の追憶 【ホテルオークラレストラン ゆりの木】

2022.11.19

 東京国立博物館内にはレストラン2軒、カフェ1軒のほか自販機を備えたラウンジもあり、補給しつつ、広い館内を一日かけて回れるようになっている。

僕らの場合、はじめに「150年後の国宝展」を見て前記事、本館~平成館の展示を見て前々記事、食事をして(本記事)、庭園の散策から法隆寺宝物館へ(前々記事)という感じ(※記事の掲載順とは異なります)
これでも半分も見られていないと思う。


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「カフェ ゆりの木」(左)と「ホテルオークラレストラン ゆりの木」(右)


食事は東洋館内の「ホテルオークラレストラン ゆりの木」で(もう1軒の「ガーデンテラス」は休業中)


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実は「150年後の国宝展」のあとレストランに向かったんだが、途中にある本館をちょっとのぞいてみるつもりが1時間も見学してしまい、「ゆりの木」来店は12時すぎになった。
待ち時間40分。いやー、失敗失敗 (;^_^A


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シンボルのユリノキ(左)


ちなみにレストランの名前の由来となっているのが本館前に立つユリノキの巨木で、1881(明治14)年に植えられたという博物館のシンボルツリーである。
東博は「ユリノキの博物館」とも呼ばれ、公式キャラクターも「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」だ。


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メニューは和洋中とそろうが、店内のつくりやサービススタイルは、(ホテルだけに)洋式である。(ホテルだけに)お高くもある。
上野公園といえば洋食がイメージされるのは、このように文化施設の多いことと関係しているかもしれない。


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大学受験時の198X年2月――
当時“東北の玄関口”と呼ばれた上野駅に降り立った僕と友人HSは、何を思ったか動物園に向かった(←勉強しろよ)。動物園の様子などは記憶にないが、その手前の洋食店で食事したことを覚えている。ほぼ初めてハンバーグというものを食べ、うまいものだなぁ… と思ったものだが、店を出たとたん「まずいハンバーグ…」とHS。えー? ハンバーグのうまいまずいがわかるんだ。さすが街の子は違うな… と、田舎の中の田舎生まれの僕はミョーに感心させられたのだった。
思えば東京での最初の食事である。


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こちらは残念ながらハンバーグはないようだが、上野公園の追憶ということで洋食系のカツカレー ミニサラダ付きに。


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ホテルらしく上品なカレー。
丁寧にこしてあって舌触りが滑らか。しっかりフォンをとりバターと生クリームで仕上げた… というような濃厚な味わいである。


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相方はネギ好き埼玉県民の追憶かどうか、葱とチャーシューの細切りつゆそば。


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こちらもホテルらしく上品な透き通ったスープ。
“つゆそば”のネーミングがいいね。


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ネギとチャーシューのほかにレタスが入っていて、食感のアクセントになっている。
細切りにして絶妙な火加減で仕上げるとネギがこんなに洗練される、さすがホテル中華。


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ところで、ちょっと前の記事に「ラーメンと焼きそばとカレー以外に食べ物を知らんのかーい…!」と、半ば冗談で書いているが、なんと、ホテルレストランでもその枠を出ていない。
もはや冗談とはいえず、文字どおりシャレにならん ( 〃 ̄ω ̄〃ゞ ウーム


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[DATA]
ホテルオークラレストラン ゆりの木
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館東洋館内
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=124





[Today's recommendation]


https://youtu.be/wVvaDWumVIo



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無性に食べたくなる 【じゃがいも】

2022.10.20

 自転車で街なかを走っているとどこからともなくカレーの匂いが漂ってきて、無性にカレーが食べたくなった。

カレー食べたい → カツカレー食べたい → 「じゃがいも」のカツカレー食べたい🍛

ということで、久米川町の洋食弁当「じゃがいも」へ。


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こういう場合、子ども時代の学校帰りを思い出すのか、不思議と“インドカレー食べたい”とはならない。
昔ながらの家庭の延長のようなのが食べたい。


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「じゃがいも」は元お弁当屋さんの洋食店で、いまも弁当と店内飲食半々の営業スタイル。


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元久米川町民としてはうどんの「ますや」と並ぶ心のよりどころで、いまも定期的に利用している。


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…と思っていたが、このブログによると前回入ったのは2021年9月。なんと1年以上も空いてしまってる。
元町民とはいえ、いまの動線から外れるこっち方面はどうしても忘れがち。


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サラダ、スープorみそ汁付き。
カツカレーを目の前にすると、このものへの渇望をずっと心に秘めていたのだなぁ… と。


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誤解のないようにお断りしておくと、こちらのカツカレーが特別においしいというわけではなく、むしろありふれたほか弁屋のB級のそれであり、カレーが業務用っぽかったりカツが揚げ置きだったりで、誰かにおススメしようなどというつもりは毛頭ない。
これはきわめて個人的な事柄である。


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でも食べ物ってそういうとこありますよね。

母親の作るカレーを人さまにおススメしようとは思わない。
でもときどき無性に食べたくなる。
そんなカレー。


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[DATA]
じゃがいも
東京都東村山市久米川町4-39-26





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/4Uuno9glqj4



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とっくに若くなく… 【ニューバーグ】

2021.11.28

 先週、久々に都心を歩いて非常に楽しかった。
味を占めたワタシは今朝、面白そうな散策コースを思い付き、話してみると、「そのコースじゃ、いまから出掛けても遅いんじゃないですか?」と。
たしかにもう9時近かったし、そのコースは4~5時間はかかりそうだ。

すぐに修正の利くワタクシ。
「昔、住んでたあたり、歩いてみる?」

昔住んでいたあたりとは、結婚したばかりのころ1年ちょっと住んでいた丸ノ内線 新中野駅あたり。
西武新宿線の新井薬師前駅から中野経由で新中野へというざっくりした計画で、そのあとどうするかは成り行きで。


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新井薬師 梅照院

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昭和新道 中野駅南口

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昔入ったことがある「中野大勝軒」と「いさわ」(閉店)

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鍋屋横丁(鍋横)。中野通りのちゃんぽん「球磨」は昔、鍋横にあった

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杉並区和田


上の写真の左奥の賃貸マンションに住んでいた。
道を挟んで右側は中野区本町。
相方がよくイシ○のミー○ボールを買っていたマンション斜向かいの「デイリーヤマザキ」は、最近まで残っていたが、今日行ってみると訪問看護ステーションに変わっていた。
そういう業態は35年前は存在しなかったと思う。

それだけに、マンションは名前もそのまま、外壁の様子などもきれいなままに残っているのはすごいことだと思った。


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和田帝釈天

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妙法寺参道入り口


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妙法寺


ここまではだいたい予定のコースだが、この先は白紙である。
時刻は11時45分。
とりあえず、腹が、減った……


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「ホープ軒本舗 杉並店」は環七通り高円寺陸橋近くにあった


せっかくだから昔入ったお店で食べたいが、覚えているのは「ホープ軒」(「ホープ軒本舗 杉並店」)ぐらいで、2017年に閉店している。まあ、残っていたとしても夜のみ営業だったんだけど。
この先は高円寺で、あまり縁のない街。

いや、一つだけ、昔なじみのたべものがある。
イ○イのミート○ールからの連想もあったかもしれない (〃 ̄ω ̄〃ゞ


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セントラルロード


高円寺駅北口から西に伸びる商店街セントラルロードにあるハンバーグ専門店「ニューバーグ」。
1969年創業の老舗洋食店である。


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高円寺のこちらのお店には過去1回しか入ったことがないが、かつて吉祥寺にも出店しており、「ニューバーグ」のハンバーグは学生時代にさんざん食べたたべものなのだ。
体の半分はニューバーグの謎肉でつくられていたと言っても過言ではない。


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12時20分で先客5名ほどと予想外にすいていて、ラッキー❣
…と思っていたら、僕らのあとアッという間に席が埋まって、本当にラッキーだったみたいだ。


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昔そればかり食べていたダブルメキシカンをポチッとな。
もう1品は、Aスタンダードハンバーグ。
これで合わせて1240円と激安である。


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スタンダードハンバーグ(デミグラスソース)


あとで調べてみると前回とまったく同じ注文だったという、よくあるパターンだった。
ただし、値段は前回は1180円。


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ダブルメキシカンハンバーグ


自社工場で作られたパテはお店でいったん油で揚げ置かれ、注文が入ってから電子レンジでチンして熱したプレートにスパゲティ・温野菜と一緒にのせてソースをかけ、最後に目玉焼きを添える… といった感じ。


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ハンバーグというか、やっぱり“ニュー”バーグ。
つなぎの多いねっとりした歯応えで、肉を食べている気がしない。
昔も大豆だコーンスターチだといろいろうわさされていた。


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変わらないハンバーグの味と食感。
モチモチのスパゲティも。
フォークでいただくみそ汁 (〃 ̄∇ ̄)ノ


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それにしても、さすがにもたれた。晩ごはんまで響くくらいに。
前回は「苦には感じなかった」と書いている。「若いころの精神とシンクロすることで身体面でも消化機能が高まった、とか…」

それから4年近くたち、消化機能もその分低下していて当然ということに、いまだ気づいていないらしい。


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[DATA]
ニューバーグ
東京都杉並区高円寺北3-1-14
http://osietesite.com/gourmet/tokyo/yosyoku/niku/newburg





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/IIOJdMdS56k



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本日のゴール


青春を懐かしがる 【ビフテキ家 あづま】

2021.11.23

 22日朝のニュースでラグビー早慶戦の特集をやっていた。
そういえばワールドカップのあと生観戦したくなったが、まもなくコロナが始まってしまったんだった。見たい気持ちは2年たっても変わっていない。
早明戦は何度か見ているが、早慶戦は見たことがなかった。

「今日、ラグビー見に行こうか」
と翌日の朝食のときに切り出したのである。

ところが、チケットの手配をしようとしたら、チケットぴあは予定枚数終了と。
焦っていろいろ当たってみたが、チケット販売はネットのチケットぴあのみで、当日の早慶戦はともかく約2週間先の早明戦も完売。リセールにもワセダ絡みは引っかかりもしないのだった。
えー、ラグビーってそんな人気なの…!?

自分の学生時代はラグビーブームの頂点で、1学年上に本城・吉野・津布久の三羽烏を擁した早稲田は人気の面ではラグビー界のトップに君臨した。早慶戦や早明戦はまさにプラチナチケットだった。
あのころの熱気が戻っているとすれば、ラグビーファンでありチョイ経験者としてはうれしいことではあるが…。

「ラグビーが無理ならイチョウでも見に行こうか」と相方。
神宮外苑のイチョウ並木は秩父宮ラグビー場のすぐ近く。そこに行く気になっていただけに、ナイス提案。


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用事があるという半蔵門まで地下鉄で行き、外苑まで歩くという計画。


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半蔵門→紀尾井坂→真田堀→四ツ谷駅→若葉→鉄砲坂→信濃町駅… というコースで、絵画館に12時ちょうど。


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軟式球場を回り込んで神宮球場の外野席入り口あたりまで来ると、突如ものすごい人並みに。

「え… なにこれ!? ラグビー? 日本シリーズ?」

それはイチョウ見物に訪れたおびただしい人の群れなのでした w( ̄▽ ̄;)w


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そそくさとその場を離れ、昼ごはんを食べに「ホープ軒」へ。が、やっぱりというか長蛇の列。「もうこのあたりはダメ。新宿まで歩こう」 となったのである。

前振りと中身に一貫性がないのはそういう経緯によるもので、ご容赦願えればと。


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「新宿でお店の候補は?」
「えーと、天ぷら、じゅうじゅう焼き、とん丼、…」
「じゅうじゅう焼きかな」

ということで、北西から北へと進路を修正しつつ新宿三丁目方面へ。

「新宿末廣亭」横、じゅうじゅう焼きで有名な「ビフテキ家 あづま」は、近くのデパートでアルバイトをしていた学生時代、バイトの帰りによく入った。
前振りとお店に関連があるとすれば、キーワードは学生時代。
今回のテーマは“青春時代を懐かしがる”かな。


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末廣亭の前から外観写真を撮ろうとスマホを構えたら、お店がない。
え、閉店しちゃった? と目を凝らせば、神田松鯉の幟の向こうに小さいながらも看板はたしかにある。
近寄ってみると、看板の下には地下へ下りる階段。


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かつて1階と地下の2フロアだった「あづま」は地下だけになり、1階には別のお店が入居している。
調べてみると2019年4月にリニューアルしたらしい。


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13:20来店で満席、空き待ちとなったが、僕らのすぐあとから順番待ちはどんどん増えていったのでタイミングはよかったみたいだ。


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注文は、昔そればかり食べていたもち豚のじゅうじゅう焼き(昔“もち”は付いてなかったと思うが…)と、もう1品は店名に敬意を表す意味でビフテキに。


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15年前くらいに家族で入ったときは地下へ通され、煙がすごかったことを覚えているが、いまはもちろん全席禁煙。内装や照明も明るくなった印象で、こういう変化は歓迎である。


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まずオニオンコンソメスープ。
塩気の強い昔風の味付けが食欲を増進させる。


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じゅうじゅう焼きは、豚バラ肉とキャベツが鉄板に盛り付けられた状態で提供され、上から特製オニオンソースをかけて食べるというもの。


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ソースが熱々の鉄板に触れ、ジュージューとものすごい湯気を上げる。豚肉には火が通っているがキャベツは生で、それがいい具合に蒸し焼き状態になるという、シンプルながらよく考えられた料理である。


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ソースは昔ながらの甘みを抑えた味付けで、酢の酸味が効いてごはんがススム。


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ビフテキも熱々の鉄板にのってやって来た。パッと見、厚みもサイズ感も十分。
付け合わせの具なしナポリタンにテンション上がる。


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ナイフを入れると中はミディアムレア状態で、肉汁が多く軟らかい食感。
味は付いているが、フロアマネージャーに勧められるままにじゅうじゅう焼きのソースをかけてみれば、これまたごはんがススムススム。


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あとから入った隣のテーブルの若いカップルの男子のほうは、じゅうじゅう焼きの肉大盛りと。
昔、バイト仲間のHMは必ず肉大盛りで頼み、「HMは肉食だからなー」とからかわれていたものだ。

彼は大学1年のときの下宿仲間で、テレビのなかった僕はその年のラグビー交流試合をHMの部屋で見たことを覚えている。
それは専修大に敗れ大学選手権に進めなかったという衝撃の結末で、早稲田は人気絶頂でも実力が伴っているわけではなかったのだ。


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この日の早慶戦、勝つには勝ったが、かなりハラハラする展開だったみたいだ。
見たかったような、見なくてよかったような…。


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[DATA]
ビフテキ家 あづま
東京都新宿区新宿3-6-12 藤堂ビルB1F
https://azuma-shinjuku.owst.jp/map





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/dx7vNdAb5e4


https://youtu.be/dO6rCGUt2_A



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そろそろ幸先詣の時期かなと


素晴らしく昭和な 【キッチンサン】

2021.09.19

 久々に朝から青空の広がる、まさに秋晴れ。自転車日和である。
午後に松が丘に用事があるので、午前中、所沢方面を自転車でブラブラ。
まず松が丘の先の所沢市山口に一昨年オープンしたというショッピングモール「SAVE AREA」へ。

ところで、ここにSAVE AREAの写真がほしい。記事的にはそのほうが絶対よくなるとわかっていても、現場では気づかない。ブログを始めて3年半、その部分のカイゼンがまったく進んでいないので、今後はそういう行動を心がけようと思う。何でもかんでも撮る、と。

SAVE AREAはモールというよりシェアスペース感覚の想定外にサブカル&アートな空感で、なかなか面白い。機会があったら取り上げてみたい。

昼ごはんのお店を探しに新所沢へ。
大型ショッピングモールの斜陽化にはいろいろ考えさせられるものがあるが、もっとお世話になっている「新所沢パルコ」も2024年2月末をもって営業終了という。
かつての若者文化の発信拠点の面影はなく、たとえば「SAVE AREA」との対比も際立つわけで。


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昭和は遠くなりにけり… も、たべもの屋さんに関してはあくまでも昭和寄りなワタシ。


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パルコ2階、昭和感いっぱいな外観のうどん&喫茶のお店には一度入っておきたいと思っているが、緊急事態宣言で臨時休業。

駅構内を通って東口へ。
駅前商店街の洋食レストラン「キッチンサン」も、ずっと気になっているお店。


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L字カウンターの周囲にテーブル席が配置されているつくりで、僕らが入った時点でテーブル6脚すべて埋まるという感じに賑わっている。家族連れが多い印象。


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カウンター席には、スポーツ新聞を手にゆっくり食後のコーヒー… だったりと、昭和の喫茶店文化を懐かしむかの風情の高齢男性の姿もちらほら。

ランチセットのハンバーグと豚天盛り合わせと、週替わりランチのポークソテーミートソースを注文。


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メニュー表のレイアウトから、ミートソーススパゲティにポークソテーがのってくるものと思い込んでいたが、こうきたかぁ…。


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それにしても、厚めのポークソテー2枚でボリューム満点。
ランチセットのハンバーグも豚天もずっしりと。
どちらも660円とは思えない内容だ。


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甘くないミートソースがいい。
野菜の自然な甘みのみで、ひき肉のうま味とコクが引き立つ。シンプルな昔ながらの味わいで、このソースでぜひスパゲティを食べてみたい。


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ハンバーグと豚天のドゥミグラスソースも同様に昔なつかしの…。
生タマネギがたくさん入った厚みのあるボリュームハンバーグ。


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店内は手入れが行き届き、お客の出入りも激しく、現役そのもの。
だからこそ味わえるタイムスリップ感。
パルコというよりこんなお店のある街がうらやましい。


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[DATA]
キッチンサン
埼玉県所沢市松葉町2-2





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/awtOMzqS9_M



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ツリガネニンジン / 荒幡富士


コロナ禍でも根強い人気 【じゃがいも】

2021.09.11

 散歩はまだ続いている。
が、降ってきてしまった。
雨宿りを兼ねて「コープ東村山秋津町店」で買い物。
えーと、ここから帰る途中、昼ごはん食べるとすると…?


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府中街道沿いの洋風仕出し弁当「じゃがいも」は、利用履歴がおそらくいちばん古いお店である。いまより400m駅寄りにあった「じゃがいも弁当」時代から。
なのでコロナ禍でも弁当利用はコンスタントにあったが、店内で食べるのは、調べたところ1年10カ月ぶりらしい。


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雨の中、開店時間を待つ母子。
と思ったらお弁当のお客さんで、11:30にプレートが“営業中”に引っくり返って最初の客が僕ら。が、次々お客が入ってきて、やがて席はすべて埋まってしまった。


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テーブル3卓、カウンター4席(間引いてある)に、5組11人。
単独客はなく僕らのほか、ガテン系、高齢女性、若い男性、僕ら世代男女… 各2人と、見事に客層がばらけている。
外にお弁当のお客さんも並んでいるし、相変わらず人気の高さがうかがえる。


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注文は日替わり定食(相方)と唐揚げ定食(僕)。
スープとみそ汁で選べるが、どちらもみそ汁に。


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お店の雰囲気が微妙に変わった… と相方が言う。うまくはいえないが、ビミョーに小ぎれいになったと。若い女性スタッフがアレなんじゃないかと。
BGMが変わった… とは思ったけど。ずっとユーミン一筋だったが、ラジオ(FMヨコハマ?)が流れている。その点ではたしかに新機軸を感じなくもない。


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唐揚げ定食は、カツカレー、味噌ラーメンとともに、個人的こちらのベスト3。
というか、その3つでローテーションしていると言っても過言ではない。


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…と思っていたが、唐揚げ定食をお店で食べるのは、調べてみると4年半ぶり。いろいろ感覚が狂っているのである。
大ぶりの唐揚げが5~6個ゴロゴロ。濃いめの味付けにニンニクが効いていて、ご飯がススムススム。


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日替わりは、アジ照り焼きにひれカツ。それで594円と、おそるべきコスパのよさ。
相方が食べているのをてっきりサバだと思って見ていたほど、立派な型のアジである。
アジのいちばんおいしい季節ですねー (≧ω≦)b


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この日歩いた距離9.3kmと、食欲の秋に向け、まあまあな準備運動。


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[DATA]
じゃがいも
東京都東村山市久米川町4-39-26





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/BBml5_3bn6c



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ヤブラン


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